JPH0414395B2 - - Google Patents

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JPH0414395B2
JPH0414395B2 JP1548384A JP1548384A JPH0414395B2 JP H0414395 B2 JPH0414395 B2 JP H0414395B2 JP 1548384 A JP1548384 A JP 1548384A JP 1548384 A JP1548384 A JP 1548384A JP H0414395 B2 JPH0414395 B2 JP H0414395B2
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Yasushi Ozaki
Shinsuke Tamura
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は取引装置と中央処理装置(センタ)
とが回線を介して接続されている取引システムに
関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
最近、金融機関における自動取引装置では、デ
ータの安全性のために、記憶されているデータを
容易に読取ることができないICチツプを有する
ICデータが用いられている。
しかしながら、このようなICカードを用いて
センタと交信を行う場合、このカードの正当性は
センタより乱数Eを取引装置側へ供給する。する
と、取引装置のICカード内のCPUは乱数E、記
憶している特定のデータたとえばカード番号Iお
よび所定のアルゴリズムPにより演算し、この演
算結果R1とカード番号Iとを取引装置からセン
タへ供給する。これにより、センタは供給される
カード番号I、上記取引装置側と同一の乱数Eお
よびアルゴリズムPにより演算を行い、この演算
結果R2と供給される演算結果R1とを比較し、一
致すれば取引装置側で使用されたカードが正しい
と判断する。
上記のような方法では、ICカードで演算した
演算結果R1が取引装置および回線上にあらわれ
るため、演算のアルゴリズムPが容易に類推され
易いという欠点がある。
〔発明の目的〕
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、取引装置と中央処理装
置とが回線を介して接続されているものにおい
て、回線の盗聴等によりアルゴリズムが解析され
ることを防止でき、信頼性高く取引装置側のIC
カードの正当性を判断できる取引システムを提供
することにある。
〔発明の概要〕
この発明は、取引装置と中央処理装置とが回線
を介して接続されている取引システムにおいて、
上記取引装置で、上記中央処理装置から回線を介
して供給される乱数を第1の受信手段で受信し、
演算アルゴリズムとカード番号とを記憶している
第1のメモリに記憶されているカード番号と上記
第1の受信手段で受信した乱数とを、上記第1の
メモリに記憶されている演算アルゴリズムで演算
し、この演算結果と上記第1のメモリに記憶され
ているカード番号とを出力するICカードを用い、
このICカードから演算結果とカード番号とを、
日付が設定される設定手段からの日付と上記第1
の受信手段で受信した乱数とを暗号キーとして暗
号化を行い、この暗号化データを上記回線を介し
て送信し、上記中央処理装置で、上記取引装置か
ら回線を介して供給される暗号化データを第2の
受信手段で受信し、この受信した暗号化データ
を、ホストコンピユータからの乱数と日付とを暗
号キーとして復号化して演算結果とカード番号と
を復号化手段で出力し、上記第1のICカードと
同じ演算アルゴリズムを記憶している第2のメモ
リの演算アルゴリズムを用いて、上記復号化手段
からのカード番号と上記ホストコンピユータから
の乱数とで演算し、この演算結果を出力する第2
のICカードを用い、この第2のICカードからの
演算結果と上記復号化手段からの演算結果とが一
致するか否かで上記取引装置での第1のICカー
ドの正当性を判断するようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図はこの発明に係わる通貨自動取引装置
(取引装置)たとえば自動預出金機を示すもので
ある。すなわち、筺体1の前面側に接客部2が形
成されている。この接客部2は筺体1の上下方向
ほぼ中央部に形成された水平操作盤2aおよびこ
の水平操作盤2aの後端縁に沿つて立上る垂直操
作盤2bを有した形状となつている。
上記水平操作盤2aには返却口兼用の入金口
3、CRT表示部4、およびキーボード5,6が、
また、垂直操作盤2bにはカード挿入口7、伝票
送出口8、通帳挿入口9、封筒挿入口10および
現金取出口11がそれぞれ配置されている。
また、筺体1内には上記カード挿入口7から挿
入されたICカード(第1のICカード)21の情
報を読取つたり書込むICカード読取書込装置1
2および取引内容を印字した伝票を必要に応じて
伝票送出口8に払出す伝票発行装置を組込んだユ
ニツト(図示しない)、通帳挿入口9から挿入さ
れた通帳の印字状態を検知するとともに、通帳に
取引内容を記憶する通帳読取印字装置(図示しな
い)、封筒挿入口10から挿入された封筒に所定
の印字を付与して取込む封筒処理装置(図示しな
い)、入金口3に投入された紙幣P…の入金処理
を行う入金機構(図示しない)、および現金取出
口11に指定された金額の紙幣P…を払出す出金
機構(図示しない)が収容されている。
上記ICカード21は第2図に示すように、IC
チツプ23が設けられている。上記ICチツプ2
3は、第3図に示すように、制御用のCPU(第1
の演算手段、第1の出力手段)24、制御プログ
ラム、演算アルゴリズム、暗証番号、カード番号
などを記憶している書替え可能なE2PROM(第1
のメモリ)25、データ記憶用のRAM26およ
びコネクト部27によつて構成されている。上記
CPU24は、後述する主制御部50から供給さ
れる投入された暗証番号とE2PROM25に記憶
されている暗証番号とが一致するか否か比較し、
この比較結果に応じて一致信号、不一致信号を主
制御部50へ出力するものである。
上記CPU24は主制御部50から供給される
乱数EとE2PROM25から読出したカード番号
Iとを所定のアルゴリズムPにより演算し、この
演算結果R1を主制御部50へ出力するものであ
る。なお、上記CUP24には、不一致の回数を
カウントすることにより、不正に暗証番号を試す
ことができないようにプログラムされている。
第4図は上記ICカード読取装置12を示すも
のである。すなわち、カード挿入口7から挿入さ
れたICカード21を搬送する搬送パス31が設
けられている。この搬送パス31にはカードを搬
送する際にこれを上下から挟むように位置し、回
転可能な搬送ローラ32が対になつて複数個備え
られている。対になつて備えられている各搬送ロ
ーラ32は搬送パス32に沿つて互いに等間隔に
設けられている。これらの各搬送ローラの搬送方
向に設けられた間隔は1個の搬送ローラ32の中
心から隣り合う搬送ローラ32の中心までの距離
がカードの搬送方向における幅の寸法を有してい
る。それゆえ、カードは搬送パス31上を滑らか
に移動することができる。この搬送パス31は、
搬送ガイド33によつて規定されている。
また、上記搬送ガイド33上にはICカード2
1上のICチツプ23のデータを読取るICチツプ
読取書込部35が配設されている。このICチツ
プ読取書込部35はICチツプ23のコネクト部
27と電気的に接続することにより、そのICチ
ツプ23内のROM25の内容を読取つたりする
ものである。
第5図は電気回路を概略的に示すものである。
すなわち、主制御部50は全体を制御するもので
ある。メインメモリ51はたとえばROM(リー
ド・オンリ・メモリ)で構成され制御プログラム
などが記憶されるようになつている。上記主制御
部50は、前記キーボード5,6からの信号、カ
ート読取装置12からの信号、入金機構52から
の信号、出金機構53からの信号および通帳読取
印字装置54からの各種信号に応じて入出金処理
を行うものである。上記主制御部50はキーボー
ド5,6からの取引データに応じて入金あるいは
出金などの取引処理を行うものである。また、上
記主制御部50は印字データに応じて通帳読取印
字装置54内の印字機構(図示しない)を駆動す
るとともに、伝票発行装置55の印字部(図示し
ない)を駆動するものである。さらにまた、主制
御部50はオンライン時、暗・復号化回路(暗号
化手段、第1の受信手段、第1の送信手段)5
6、回線62を介して中央処理装置57とデータ
伝送を行うようになつている。
上記暗・復号化回路56はICカード21から
主制御部50を介して供給される演算結果R1
よびカード番号Iを主制御部50から供給される
日付と中央処理装置57からの乱数Eとを暗号キ
ーとして暗号化を行うものである。上記中央処理
装置57は回線63からの供給される暗号化デー
タをホストコンピユータ59から供給される乱数
Eと日付とを暗号キーとして復号化を行う暗・復
号化回路(暗号化手段、第2の受信手段、第2の
送信手段)58、データ処理を制御するホストコ
ンピユータ(判断手段)59、前記ICカード2
1と同様にCPU(第2の演算手段、第2の出力手
段)24やE2PROM(第2のメモリ)25等によ
り構成されるICカード(第2のICカード)64
の情報を読取つたり、あるいは情報を書込むIC
カード読取書込装置61および取引情報をフアイ
ルする取引情報フアイル60によつて構成されて
いる。上記ICカード読取書込装置61はICカー
ド読取書込装置12と同じように構成され、IC
チツプ読取書込部62が設けられている。ただ
し、ICチツプ読取書込部61内のCPU24はホ
ストコンピスータ59からの供給される乱数Eと
カード番号とを前記ICカード21におけるアル
ゴリズムと同一のアルゴリズムPにより演算し、
この演算結果R2をホストコンピユータ59へ出
力するものである。上記ホストコンピユータ59
は暗・復号化回路58から供給されるICカード
21による演算結果R1とICカード64からの演
算結果R2とが一致するか否か判断し、一致する
ときのみ前記取引装置に挿入されたICカード2
1が正当であると判断するものである。
次に、このような構成において動作を説明す
る。たとえば今、利用客はこの装置に前に立ち、
カード挿入口7にICカード21を挿入する。す
ると、そのICカード21はカード読取装置12
に取込まれ、ICチツプ23のコレクト部27と
ICチツプ読取書込部35とが電気的に接続され
る。ついで、主制御部50は「暗証番号をボタン
で押して下さい。」という案内をCRT表示部4で
表示せしめる。ついで、利用客は案内にしたがつ
てキーボード6により暗証番号を投入する。この
暗証番号の投入により、主制御部50はその暗証
番号をICチツプ読取書込部35を介してCPU2
4に供給する。すると、CPU24は供給される
キーボード6により入力された暗証番号と
E2PROM25から読出し暗証番号との一致チエ
ツクを行い、一致しない場合、図示しないカウン
タをカウントアツプするとともに、不一致信号を
ICチツプ読取書込部35を介して主制御部50
へ出力する。この場合、主制御部50はエラー表
示を行う。また、上記一致チエツク時、CPU2
4は一致した場合、一致信号をICチツプ読取書
込部35を介して主制御部50へ出力する。これ
により、主制御部50は暗証の一致と判断し、中
央処理装置57からの乱数EをICチツプ読取書
込部35を介してCPU24へ出力する。すると、
CPU24は上記乱数EとE2PROM25から読出
したカード番号1とを特定のアルゴリズムPによ
り演算し、この演算結果R1とカード番号1とを
ICチツプ読取書込部35および主制御部50を
介して暗・復号化回路56へ出力する。ついで、
暗・復号化回路56は供給される演算結果R1
カード番号Iを主制御部50から供給される日付
と中央処理装置57から供給される乱数Eとを暗
号キーとして暗号化を行い、回線63を介して
暗・復号化回路58へ伝送する。すると、暗・復
号化回路58は回線63から供給される暗号化デ
ータをホストコンピユータ59から供給される乱
数Eと日付とを暗号キーとして復号化することに
より、演算結果R1とカード番号Iを復号化し、
ホストコンピユータ59へ出力する。これによ
り、ホストコンピユータ59は乱数Eと暗・復号
化回路58からのカード番号IとをICチツプ読
取書込部62を介してICカード64のCPU24
へ出力する。ついで、CPU24は乱数Eとカー
ド番号IとをE2PROM25からの読出した特定
のアルゴリズムPにより演算し、この演算結果
R2をICチツプ読取書込部62を介してホストコ
ンピユータ59へ出力する。すると、ホストコン
ピユータ59はICカード64からの演算結果R2
とICカード21からの演算結果R1とが一致する
か否かチエツクし、一致するときのみICカード
21が正当であると判断し、この判断結果を暗・
復号化回路58、回線63、および暗・復号化回
路56を介して主制御部50へ出力する。これに
より、主制御部50はICカード21が正当でな
い旨の信号が中央処理装置57から供給されたと
き、そのエラー表示を行う。また、正当である旨
の信号が供給されたとき、主制御部50は、「取
引データをボタンで押して下さい」という案内を
CRT表示部4で表示せしめる。ついで、利用客
は案内にしたがつて、キーボード5,6により取
引データを投入する。この取引データと前記取引
口座番号とに応じて主制御部50は入金機構5
2、出金機構53などを制御して入金処理あるい
は出金処理などの取引処理を行う。なお、上記動
作の要部におけるデータの授受を説明するための
概略図は第6図に示すようになつている。
上記したように、自動預出金機側のICカード
内でカード番号等を暗号キーとして所定のアルゴ
リズムで演算処理が行われ、この演算結果とカー
ド番号とを暗号化したデータが回線を介して中央
処理装置側へ送信され、中央処理装置側でその暗
号化データを復号化することにより得られるカー
ド番号等を暗号キーとして上記ICカードと同じ
アルゴリズムを有するICカード内で演算処理が
行われ、この演算結果と上記自動預出金機側から
の演算結果との一致チエツクを行うことにより、
上記自動預出金機側のICカードの正当性を判断
するようにしたものである。これにより、回線の
盗聴等によりアルゴリズムが解析されることを防
止でき、信頼性高くICカードの正当性を判断で
きる。
なお、前記実施例ではアルゴリズムの入力とし
て乱数Eとカード暗号Iの2種類のデータを用い
たが、これに限らずたとえば他のデータを追加し
て3種以上としても良い。また、暗号キーとして
乱数Eおよび日付を用いたが、これに限らず銀行
番号、時間など他のものを用いても良い。さら
に、暗・復号化を暗・復号化回路を用いて行つた
が、これに限らず取引装置側、中央処理装置側の
ソフトウエアにより暗・復号化を実施するように
しても良い。
〔発明の効果〕
以上詳述したようにこの発明によれば、取引装
置と中央処理装置とが回線を介して接続されてい
るものにおいて、回線の盗聴等によりアルゴリズ
ムが解析されることを防止でき、信頼性高く取引
装置側のICカードの正当性を判断できる取引シ
ステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1
図は自動入出金装置の外観を示す斜視図、第2図
はICカードの構成を示す平面図、第3図はICチ
ツプの概略構成図、第4図はカード読取装置の概
略構成を示す断面図、第5図は自動入出金装置の
概略構成を示すブロツク図、第6図は動作の要部
におけるデータの授受を説明するための図であ
る。 5,6……キーボード、12……ICカード読
取書込装置、21……ICカード、23……ICチ
ツプ、24……CPU、25……E2PROM(メモ
リ)、26……RAM、27……コネクト部、3
5……ICチツプ読取書込部、50……主制御部、
56,58……暗・復号化回路、57……中央処
理装置、59……ホストコンピユータ、60……
取引情報フアイル、61……ICカード読取書込
装置、62……ICチツプ読取書込部、63……
回線、64……ICカード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 取引装置と中央処理装置とが回線を介して接
    続されている取引システムにおいて、 上記取引装置に、 上記中央処理装置から回線を介して供給される
    乱数を受信する第1の受信手段と、 演算アルゴリズムとカード番号とを記憶してい
    る第1のメモリと、この第1の第1のメモリに記
    憶されているカード番号と上記第1の受信手段で
    受信した乱数とを、上記第1のメモリに記憶され
    ている演算アルゴリズムで演算する第1の演算手
    段と、この第1の演算手段の演算結果と上記第1
    のメモリに記憶されているカード番号とを出力す
    る第1の出力手段とから構成されるICカードと、 日付が設定される設定手段と、 このICカードの第1の出力手段から演算結果
    とカード番号とを、上記設定手段からの日付と上
    記第1の受信手段で受信した乱数とを暗号キーと
    して暗号化を行う暗号化手段と、 この暗号化手段による暗号化データを上記回線
    を介して送信する第1の送信手段とを設け、 上記中央処理装置に、 上記取引装置から回線を介して供給される暗号
    化データを受信する第2の受信手段と、 乱数と日付を出力するホストコンピユータと、 上記第2の受信手段で受信した暗号化データ
    を、上記ホストコンピユータからの乱数と日付と
    を暗号キーとして復号化して演算結果とカード番
    号とを出力する復号化手段と、 上記第1のICカードと同じ演算アルゴリズム
    を記憶している第2のメモリと、上記復号化手段
    からのカード番号と上記ホストコンピユータから
    の乱数とを、上記第2のメモリに記憶されている
    演算アルゴリズムで演算する第2の演算手段と、
    この第2の演算手段の演算結果を出力する第2の
    出力手段とから構成される第2のICカードと、 この第2のICカードの第2の出力手段からの
    演算結果と上記復号化手段からの演算結果とが一
    致するか否かで上記取引装置での第1のICカー
    ドの正当性を判断する判断手段と、 上記ホストコンピユータからの乱数を上記回線
    を介して送信する第2の送信手段と、 を設けたことを特徴とする取引システム。
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