JPH04143704A - カラーフイルターの作成方法 - Google Patents

カラーフイルターの作成方法

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JPH04143704A
JPH04143704A JP2267435A JP26743590A JPH04143704A JP H04143704 A JPH04143704 A JP H04143704A JP 2267435 A JP2267435 A JP 2267435A JP 26743590 A JP26743590 A JP 26743590A JP H04143704 A JPH04143704 A JP H04143704A
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JP
Japan
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adhesive layer
photosensitive resin
image
layer
colored
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Pending
Application number
JP2267435A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Fujikura
藤倉 貞雄
Masayuki Iwasaki
政幸 岩崎
Hideaki Ito
英明 伊藤
Fumiaki Shinozaki
文明 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04143704A publication Critical patent/JPH04143704A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は液晶カラーデイスプレー等に使用されるカラー
フィルターやその他のカラー表示板等の基板上の多色の
着色画像の製造方法に関する。
[従来の技術] 液晶カラーデイスプレーは、一般的にはガラス等の透明
基板上にカラーフィルター、保護膜、マトリックス状の
パターンをもつ透明電極、絶縁膜、配向膜をこの順に有
する第一の多層構造体とガラス等の透明基板上に全面ま
たはストライプ状の透明電極、絶縁膜、配向膜をこの順
に有する第二の多層構造体を、それぞれの配向膜面を内
側にして対向させ、その間にスペーサーを介して張り合
わせたセル中に液晶を封入したものを2枚の偏光板の間
に挾んだ構造をもつ。また、第一の多層構造体において
、マトリックス状のパターンをもつ透明電極がカラーフ
ィルターの下で透明基板の上にある時もある。
カラーフィルターは透明基板上に、赤色、青色及び緑色
のストライプ状画像又はドツト状画像をそれぞれ配置し
、場合によりそれぞれの境界をブラックマトリックスで
区分した構造である。
基板上にこのような着色画像を形成する優れた方法の1
つが特願平2−82262号明細書に開示されている。
この方法では、着色された感光性樹脂層を紫外線透過性
の仮支持体上に設けた画像形成材料の該感光性樹脂層を
、支持体上に設けられた接着剤層に密着させ、該仮支持
体を通して該感光性樹脂層にパターン露光し、該仮支持
体を剥離した後現像してパターンを形成し、必要に応じ
て該パターンを該接着剤層に埋め込んだ後、1色目と異
なる色を有する画像形成材料を密着させて露光・現像を
繰り返すことにより、多色着色画像を得る。次いで、不
要の接着層部分を除去する必要がある。この方法として
は、通常の写真法により、接着層を画像露光したのち現
像する方法が記載されている。
しかし、この様な方法で作成した接着剤層の縁には急激
な段差があるため、接着剤層の上に設ける透明電極に断
線を生じ易い。
この問題点を解決するための手段として、特開平2−1
93181号明細書に乳剤の縁の濃度を連続的に又は段
階的に変化させたフォトマスクを用いることが提案され
ている。
しかし、この方法においてもこの様なフォトマスクを作
成することが非常に困難なこと、このフォトマスクを用
いて作成した接着剤層の縁の傾斜は一定しており、必要
に応じて自由に縁の傾斜を変化させることができないと
いう点で柔軟性に欠けることもあり、未だ実用的とは言
えないものであった。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明の目的は、カラーフィルター等の支持体上の多色
着色画像を高いスルーブツトで製造する方法を提供する
こと、画像の境界ににじみがなく、明瞭な着色画像パタ
ーンを有するより精細度の高い多色着色画像を製造する
方法を提供すること、各色の位置合わせ精度を向上させ
ること、各色の位置合わせが容易な多色着色画像の製造
方法を提供すること、より簡単な製造工程で安価に多色
着色画像を得ることのできる製造方法を提供すること、
および、ガラス等の支持体上に設けられた接着剤層を容
易に精度良く、かつ任意の傾斜をもたせてパターン形成
できる方法を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の目的は、着色された感光性樹脂組成物層を仮支
持体上に設けた画像形成材料の、該感光性樹脂組成物層
を、支持体上に設けられた接着剤層に密着させ、フォト
マスクを介して露光し、現像して着色画像を形成した後
、フォトマスクを介して該接着剤層に露光し、現像して
所望の形状を有する接着層を有するカラーフィルターを
作成する方法において、該フォトマスクの乳剤面と該接
着剤層との間隔が10μm以上であることを特徴とする
カラーフィルターの作成方法により達成された。
本発明の作成方法によれば、 ■あらかじめ均一な塗布膜厚の画像形成材料を用いるの
で、露光・現像特性が安定であり、色濃度および膜厚の
管理が容易である。
■各色のパターンの位置合わせが容易である。
■先に作成されたパターンが接着剤層に実賀的に埋め込
まれているので平面性が良く、全体としてパターンの支
持体への密着性、パターンの精細度の優れた多色の着色
画像が得られる。
■着色画像の耐久性が高い。
■着色層・接着層の形で感光材料が供給されるので、塗
布液の安定性等、塗布に関連する問題が無い。
■ガラス基板に接着剤層があるので、画像の密着性が良
好であり、画像形成後の後加熱や後露光等の処理が不要
である。
■接着層が感光性なので、露光・現像により精度良く接
着層のパターン形成ができる。
■接着層の縁の傾斜を容易に形成することができる。
■接着層の縁が滑らかな傾斜を有するので、この上に設
ける透明電極の断線による故障が低減する。
0接着層の縁の傾斜の形状を自由に変えることができる
等の、数々の利点がある。
次に、本発明に使用する材料について詳細に説明する。
本発明で用いる着色した感光性樹脂組成物層(以下、感
光性樹脂層と称する)のための仮支持体としでは、可撓
性を有し、好ましくは紫外線透過性で、加圧、もしくは
加圧及び加熱下においても著しい変形、収縮もしくは伸
びを生じないものが望ましい。そのような支持体の例と
しては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、トリ酢
酸セルローズフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカ
ーボネートフィルムを挙げることができる。二軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルムが特に好ましい。
該仮支持体の上には、着色した感光性樹脂層を直接、も
しくは光透過性を有する剥離層を介して、設ける。
直接設ける場合には、該仮支持体は該感光性樹脂層を硬
化させるのに十分な光透過性を有することが必要である
が、剥離層を介して設ける場合には、該仮支持体を剥離
後に露光を行うことも可能なので、光透過性は必須では
ない。
更に、このような感光性樹脂層は紫外線に感度を有する
ものが多いので、紫外線透過性を有することが望ましい
剥離層は、着色した感光性樹脂層を支持体に密着した後
で、仮支持体を容易に剥離するために設ける。剥離は、
画像露光の前後いずれでも可能だが、画像の解像力を上
げるためには露光前に剥離する事が好ましい。
この場合には、剥離層は、画像露光するに際し、着色し
た感光性樹脂層中での光硬化反応を阻害する空気中から
の酸素の拡散を防止するため、仮支持体とは適度な接着
性をもって剥離可能であると共に、着色した感光性樹脂
層からは機械的に剥離することができないようにし、か
つ酸素の遮断能を有することが好ましい。
このような剥離層はポリマーの溶液を仮支持体上に塗布
することにより形成される。適当なポリマーとして、特
公昭46−32714号及び特公昭56−40824号
の各公報に記載されているポリビニルアルコール、水溶
性のポリビニルアルコール部分エステル、同部分エーテ
ル、同部分アセタール、88〜99%加水分解したポリ
酢酸ビニル、ゼラチン、アラビアゴム、メチルビニルエ
ーテル/無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリド
ン、100000〜3000000の平均分子量をもつ
高分子量水溶性エチレンオキシド重合体及びこれらの重
合体の混合物を挙げることができる。
剥離層は、上記ポリマーの水溶液または水と有機溶剤と
の混合物中での溶液を用いて、前記仮支持体上に塗布さ
れる。さらにこの溶液中に界面活性剤を添加するとより
均一な下塗層を得ることができる。下塗層の厚みは0.
2〜10.0μmが好ましく、より好ましくは0. 5
〜5.0μmである。0.2μm以下では酸素遮断効果
が得られず、10μmを越えると現像液への溶解に時間
がかかり好ましくない。
前記の界面活性剤としては、陰イオン性、陽イオン性及
び非イオン性界面活性剤、例えば12〜18個の炭素原
子をもつアル牛ル硫酸ナトリウム、またはアル牛ルスル
ホン酸ナトリウム(ドデシル硫酸ナトリウム、オクタデ
シルスルホン酸ナトリウム等)やN−セチルベタイン、
C−セチルベタイン、アルキルアミノカルボン酸塩及び
アルキルアミノジカルボン酸塩、平均分子量400以下
のポリエチレングリコールが用いられる。
該仮支持体もしくは剥離層の上に設けられる着色した感
光性樹脂層および接着剤層は、いわゆるネガ型感光性樹
脂組成物により形成する。
ここで用いることのできるネガ型感光性樹脂組成物とし
ては、例えば次の四種類に大別できる。
〔1コネガ型感光性ジアゾ樹脂とバインダーとからなる
感光性樹脂組成物 ネガ型感光性ジアゾ樹脂としては、米国特許第2063
631号及び同第2667415号の各明細書に記載の
ジアゾニウム塩と、ホルムアルデヒドのような反応性カ
ルボニル基を含有する有機縮合剤との反応生成物が好ま
しい。特に好ましくはジアゾジフェニルアミン−p−ジ
アゾニウム塩とホルムアルデヒドの縮合生成物が挙げら
れる。
この他の有用なネガ型感光性樹脂としては、特公昭49
−48001号、同49−45322号、同49−45
323号の各公報に記載されたちのが挙げられる。
これらのネガ型感光性ジアゾ樹脂は水溶性であり、従っ
て感光性樹脂層を形成するのに水溶液として塗布するこ
とができる。また、これらの水溶性ジアゾ樹脂を特公昭
47−1167号明細書に記載の方法により、分子中に
1個またはそれ以上のフェノール性水酸基またはスルホ
ン酸基またはその両者を有する芳香族または脂肪族化合
物と反応することにより得られる、実質的に水不溶性の
有機溶剤可溶性の感光性ジアゾ樹脂を使用することもで
きる。好ましいフェノール性水酸基を有する化合物とし
ては、ヒドロキシベンゾフェノン類である4−ヒドロキ
シベンゾフェノン、2.4ジヒドロキシベンゾフエノン
、2−ヒドロキシ4−メトキシベンゾフェノン、2. 
2’ −ジヒドロ牛シー4,4′−ジメトキシベンゾフ
ェノン、2、 2’、  4. 4’ −テトラヒドロ
キシベンゾフェノンが挙げられ、さらに4,4−ビス(
4’ヒドロキシフエニル)ペンタン酸、レゾルシノール
、およびこれらのベンゼン環にアルキル基またはアルコ
キシ基のような置換基を有するものも挙げることができ
る。好ましいスルホン酸としては、例えば、ベンゼン、
トルエン、キシレン、ナフタレン、フェノール、ナフト
ール及びベンゾフェノン等のスルホン酸等のような芳香
族スルホン酸、またはそれらの可溶性塩類、例えばアン
モニウム及びアルカリ金属塩を挙げられる。スルホン酸
基含有化合物は、低級アルキル、ニトロ基、ハロゲン基
で置換されていてもよい。好ましいスルホン酸基含有化
合物の具体例としては、ベンゼンスルホン酸、トルエン
スルホン酸、ナフタレンスルホン酸、2.5−ジメチル
ベンゼンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ナフタレン−2−スルホン酸、1−ナフトール−2−ス
ルホン酸、1−ナフトール−4−スルホン酸、2,4−
ジニトロ−1−ナフトール−7−スルホン酸、ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、o
−トルイジン−m−スルホン酸及びエタンスルホン酸を
挙げられる。
これらの実質的に水不溶性感光性ジアゾ樹脂の製造法と
しては、水溶性の感光性ジアゾ樹脂と、前記のフェノー
ル化合物あるいはスルホン酸化合物の水溶液を好ましく
はジアゾニウム基とフェノール基またはスルホン酸基が
ほぼ等モルとなるように混合することにより沈澱として
単離することができる。また英国特許第1312925
号明細書に記載の感光性ジアゾ樹脂も好ましい。最も好
適な感光性ジアゾ樹脂はp−ジアゾジフェニルアミンと
ホルムアルデヒドとの縮合物の2−メトキシ−4−ヒド
ロキシ−5−ベンゾイルベンゼンスルホン酸塩である。
感光性ジアゾ樹脂の感光性樹脂層中の含有量は、5〜5
0重量%が好ましい。感光性ジアゾ樹脂の含有量が少な
いと感光性は良化するが、経時的な安定性が低下する。
特に好ましい感光性ジアゾ樹脂の含有量は8〜20重量
%である。
本発明におけるバインダーとしては、種々の高分子化合
物が使用できるが、分子中にカルボン酸基、ヒドロキシ
基、アミン基、カルボン酸アミド基、スルホン酸アミド
基、活性メチレン基、チオアルコール基、エポキシ基を
含むものが好ましい。
水溶性感光性樹脂組成物としては前記の水溶性感光性ジ
アゾ樹脂と水溶性のバインダーとの組合せが用いられる
。水溶性のバインダーとして代表的なものはポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、ヒドロキシメチルセルローズ、ゼラチン等を挙げる
ことができる。
また経時的な安定性の点でより好ましい水不溶性の感光
性樹脂組成物に使用するのに好ましいバインダーには、
英国特許第1350521号明細書に記載されているシ
ェラツク、英国特許第1460978号及び米国特許第
4123276号の各明細書に記載されているようなヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート単位を主な繰り返
し単位として含むポリマー、米国特許第3751257
号明細書に記載されているポリアミド樹脂、英国特許第
1074392号明細書に記載されているフェノール樹
脂及び例えばポリビニルホルマール樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂のようなポリとニルアセタール樹脂、米国
特許第3660097号明細書に記載されている線状ポ
リウレタン樹脂、ポリビニルアルコールフタレート樹脂
、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンの重縮合物で
あるエポキシ樹脂、ポリアミノスチレンやポリアルキル
アミノ(メタ)アクリレートのようなアミノ基含有ポリ
マー、酢酸セルローズ、セルローズアルキルエーテル、
セルローズアセテートフタレート等のセルローズ誘導体
、水溶性のポリビニルアルコール等が挙げられる。
バインダーの感光性樹脂層中の含有量は、50〜95重
童%が好ましい。感光性ジアゾ樹脂の含有量が少ないと
感光性は良化するが、経時的な安定性が低下する。特に
好ましい感光性ジアゾ樹脂の含有量は80〜92重量%
である。
[2]光重合性組成物 本発明に使用可能な光重合性組成物は、付加重合性不飽
和モノマー、光重合開始剤及びバインダーを基本的な構
成要素として含む。付加重合性不飽和モノマーは分子中
に少なくとも1個の付加重合可能なエチレン性不飽和基
をもち沸点が常圧で100°C以上の化合物である。例
えばポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート
、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート
、フェノキシエチル(メタ)アクリレートなどの単官能
アクリレートや単官能メタクリレート。ポリプロレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタント
リアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパンジアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ (メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールへ牛す(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(アクリロイルオ牛ンプロビル)エーテル、トリ(ア
クリロイルオキシエチル)インシアヌレート、トリ(ア
クリロイルオキシエチル)シアヌレート、グリセリント
リ(メタ)アクリレート、 トリメチロールプロパンや
グリセリン等の多官能アルコールにエチレンオキシドよ
プロピレンオキシドを付加反応した後で(メタ)アクリ
レート化したもの。特公昭4841708号、特公昭5
0−6034号、特開昭51−37193号の各公報に
記載されているウレタンアクリレート類。特開昭48−
64183号、特公昭49−43191号、特公昭52
−30490号の各公報に記載されているポリエステル
アクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸の
反応生成物であるエポキシアクリレート類等の多官能ア
クリレートやメタクリレートを挙げることができる。よ
り好ましくはトリメチロールフロパントリ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レートを挙げることができる。
付加重合性不飽和モノマーの光重合性組成物中の含有量
は5〜50重量%で、より好ましくは1O〜40重置%
である。5重置%未満では光感度や画像の強度が低く、
50重量%を越えると感光性樹脂層の粘着性が過剰にな
り好ましくない。
光重合開始剤としては、米国特許第2367660号明
細書に開示されているビシナルポリケタルドニル化合物
、米国特許系2448828号明細書に記載されている
アシロインエーテル化合物、米国特許第2722512
号明細書に記載のα−炭化水素で置換された芳香族アシ
ロイン化合物、米国特許第3046127号及び同第2
951758号の各明細書に記載の多核キノン化合物、
米国特許第3549367号明細書に記載のトリアリー
ルイミダゾールニ量体とp−アミノケトンの組合せ、特
公昭51−48516号公報に記載のベンゾチアゾール
化合物とトリハロメチル−5−トリアジン化合物、米国
特許第4239850号明細書に記載されているトリハ
ロメチル−3−トリアジン化合物、米国特許第4212
976号明細書に記載されているトリハロメチルオキサ
ジアゾール化合物等が挙げられる。特に好ましくはトリ
ハロメチルーS−)リアジン、トリハロメチルオキサジ
アゾール、トリアリールイミダゾール二量体である。
光重合開始剤の光重合性組成物中の含有量は0゜5〜2
0重量%で、より好ましくは2〜15重量%である。0
.5重量%未満では光感度や画像の強度が低く、20重
量%を越えても性能への良好な効果が認められない。
バインダーとしては、付加重合性不飽和モノマーと相溶
性のある、線状有機高分子で、有機溶剤に可溶性であり
、弱アルカリ水溶液に可溶性であるか少なくとも膨潤す
るものが好ましい。このような線状有機高分子としては
、側鎖にカルボン酸基を有するポリマー、例えば、特開
昭59−44615号、特公昭54−34327号、特
公昭58−12577号、特公昭54−25957号、
特開昭59−53836号、特開昭59−71048号
の各明細書に記載されているようなメタクリル酸共重合
体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロト
ン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マ
レイン酸共重合体等があり、また側鎖にカルボン酸基を
有するセルローズ誘導体が挙げられる。こ−の他に水酸
基を有するポリマーに環状酸無水物を付加したものも有
用である。特に好ましくは米国特許第4139391号
明細書に記載のベンジル(メタ)アクリレートと(メタ
)アクリル酸の共重合体やベンジル(メタ)アクリレー
トと(メタ)アクリル酸と他のモノマーとの多元共重合
体を挙げることができる。
以上のものは水不溶性のバインダーを挙げたが、水溶性
ポリマーとして、ポリビニルピロリドンやポリエチレン
オキシド、ポリビニルアルコール等を挙げることができ
る。
以上の他に、種々の性能、例えば硬化膜の強度を改良す
るために、現像性等に悪影響を与えない範囲でアルカリ
不溶のポリマーを添加することができる。これらのポリ
マーとしてはアルコール可溶性ナイロンあるいはエポキ
シ樹脂が挙げられる。
バインダーの光重合性組成物中の含有量は50〜95重
量%で、より好ましくは60〜90重量%である。50
重量%未満では感光性樹脂層の粘着性が高すぎ、95重
■%を越えると形成される画像の強度及び光感度の点で
劣る。
以上の構成成分の他に、更に熱重合防止剤を添加するこ
とが好ましい。その例としては、ハイドロ牛ノン、p−
メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール
、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾ牛ノン
、4.4’ −チオビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2.2′−メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、2−メルカプトベンズイ
ミダゾール、フェノチアジン等が挙げられる。
[3コアシト化合物とバインダーとから成る感光性樹脂
組成物 好ましいものとして、例えば、英国特許第123528
1号、同第1495861号の各明細書及び特開昭51
−32331号、特開昭51−36128号の各公報な
どに記載されているアジド化合物と水溶性またはアルカ
リ水溶液可溶性高分子バインダーから成る感光性樹脂組
成物の他、特開昭50−5102号、特開昭50−84
302号、特開昭53−12984号の各公報などに記
載されているアジド基を含むポリマーとバインダーとし
ての高分子化合物からなる感光性樹脂組成物が含まれる
[4]桂皮酸型感光性樹脂 好ましいものとして、例えば、特開昭52−96696
号に開示されている感光性ポリエステル類、英国特許第
1112277号、同第1313390号、同第134
1004号、同第1377747号の各明細書に記載の
ポリビニルシンナフト類などが含まれる。
顔料または染料とネガ型感光性樹脂組成物とから着色し
た感光性樹脂層を形成するには、ネガ型感光性樹脂組成
物を適当な溶媒に溶解し、単一または2種以上の混合の
顔料を分散するが、または染料を溶解することにより、
1つの色相の着色感光性樹脂塗布液を調製し、この塗布
液をスピナーホワイラー ローラーコーター カーテン
コータナイフコーター ワイヤーパーコーター エクス
トルーダー等を用いて、前記仮支持体上に塗布する。
カラーフィルター用には、赤色、緑色、青色、黒色の顔
料が用いられるが、これらの好ましい具体例としては、
カーミン6B(C,1,12490)、フタロンアニン
グリーン(1:、1. 74260)、フタロシアニン
ブルー(C,1,74160)、三菱カーボンブランク
MA−100を挙げることができる。
自動車用のメーターパネルなどの表示板用にはイエロー
 マゼンタ、シアン、黒色の顔料または染料が用いられ
るが、この他金属粉、白色顔料、蛍光顔料なども用いら
れる。これらの好ましい具体例を以下に示す。顔料とし
ては、#1201リオノールイエロー(C,1,210
90)、リオノールイエローGRO(C,1,2109
0)、シムラーファーストイエロー8GF(C,L  
21105)、ベンジジンイエロー4T−564D(C
,121095)、シムラーファーストレノド4015
 (C,L  12355)、リオノールレ、ドアB4
401 (C,1,15850)、ファーストゲンブル
ーTGR−L (C,1,74160)、リオノールブ
ルーSM(C,1,26150)、三菱カーボンブラッ
クMA−100、三菱カーボンブラック#40を挙げる
ことができる。染料としては、ビクトリアビニアブルー
(C。
r、42595)、オーラミンO(C,1,41000
)、カロチンブリリアントフラビン(C。
■、ベーンツク13)、ローダミン6GCP(C。
L  45160)、ローダミンB(C,1,4517
0)、サフラニン0K70:  100 (C,I。
50240)、エリオグラウシンX(C,1,4208
0)、ファーストブラックHB(C,I。
26150)を挙げることができる。
着色された感光性樹脂層中の顔料もしくは染料の含有量
は1〜30重量%であることが好ましい。
より好ましくは5〜20重量%である。
好ましい溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン
、シクロへ牛サン、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート、プロピレングリフールモノメチル
エーテルアセテート、プロピレングリフールモノエチル
エーテルアセテート、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、乳酸メチ
ル、乳酸エチル、メタノール、エタノール、l−プロパ
ツール、2−プロパツール、ブタノール、  5ee−
ブタノール、t−ブタノール、N−メチルピロリドン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、γ−ブ
チロラクトン、ε−カプロラクタム、ジメチルスルホキ
シド、ヘキサメチルホスホルアミド、水を挙げることが
できる。これらは単独で、または二種以上の混合物とし
て使用することができる。
塗布液の固形分濃度は、1〜50重量%の範囲が好まし
いが、より好ましくは、5〜40重量%である。着色し
た感光性樹脂層の乾燥膜厚は0゜3〜10μmが好まし
く、より好ましくは0. 5〜5μmである。
接着剤層を有する支持体としては、場合により紫外線透
過性で、加圧もしくは加圧及び加熱下において著しい変
形、収縮もしくは伸びを生じないことが望ましい。その
ような支持体の例としては、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、トリ酢酸セルロースフィルム、ポリスチレ
ンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ガラス板を挙
げることができる。2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフイルム、ガラス板が特に好ましい。
最終着色画像をカラーフィルターとして用いる場合には
、支持体は実質的に透明なことが必要で、上記のポリマ
ーフィルムもしくはガラス板が用いられる。マトリック
ス状に透明電極を設けた透明支持体を用いてもよい。
最終着色画像をカラー表示板とて用いる場合に好適な支
持体としては、透明、半透明、もしくは不透明のプラス
チックフィルムや板もしくはガラス板等が挙げられる。
具体的には、不透明の無機充填剤を含有するかもしくは
含有しないポリカーボネート板が好ましい。
これらの支持体上には、接着剤層が設けられる該接着剤
層は、その上に前記の着色した感光性樹脂層を密着した
時に良好な接着性を得る必要があり、更に、着色感光性
樹脂層の画像露光、現像により得られる着色画像が埋め
込まれて十分な密着を得る必要がある。
このためには、該接着層が室温下で軟質であるかもしく
は加熱により軟化し得るものが好ましくガラス軟化点が
10℃〜140℃の範囲にあるものが特に好ましい。
着色された感光性樹脂層にパターン露光をする際に該接
着剤層が硬化することを避ける必要がある。このために
は、接着剤層の光感度を、着色された感光性樹脂層の光
感度より低くするか、もしくは感光波長の異なる光重合
開始剤を使用する。
接着剤層の膜厚は、画像形成後の着色画像が埋め込まれ
るのに十分な厚さがあれば良く、1〜100μmが好ま
しく、5〜30μmが特に好ましい。1μm未満では着
色画像の埋め込みが不十分で第二の着色画像以降の密着
性が劣り、100μmを越えると、接着剤層を冑するシ
ートの保存上の問題を生じる。
現像液は、浴液としても、あるいは噴霧液としても用い
ることができる。着色した感光性樹脂層から未露光の部
分を除去するには、刷毛でこすること、湿潤スポンジで
こすること、摩擦その他の公知の方法によって有利に行
うことができる。
露光後の着色した感光性樹脂層を現像するのに用いられ
る媒質は、水性媒質すなわち大部分が水から構成されて
いる媒質である。また、この現像液にはアルカリ性物質
および必要があれば水と混和性の有機溶剤を添加するの
が好ましい。
適当なアルカリ性物質はアルカリ金属水酸化物(水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム)、アルカリ金属炭酸塩(
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム)、アルカリ金属重炭酸
塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム)、アルカ
リ金属ケイ酸塩(ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム)
、アルカリ金属メタケイ酸塩(メタケイ酸ナトリウム、
メタケイ酸カリウム)、トリエタノールアミン、ジェタ
ノールアミン、モノエタノールアミン、モルホリン、ト
リアルキルアンモニウムヒドロ牛シト、または燐酸三ナ
トリウムである。
適当な有機溶剤は、メタノール、エタノール、2−プロ
パツール、1−プロパツール、ブタノール、ジアセトン
アルコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノ−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコール
、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、
ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、へ牛サメチルホス
ホルアミドである。
この現像液にはまた、湿潤剤を加えてもよい。
湿潤剤としては発泡性の低いアルキルナフタレンスルホ
ン酸塩が特に好ましい。特に好ましい現像液としては、
エチレングリコールモノn−ブチルエーテルと炭酸ナト
リウムの水溶液やベンジルアルコールと炭酸ナトリウム
と水酸化ナトリウム及びブチルナフタレンスルホン酸ナ
トリウムの水溶液である。
接着剤層の現像液としては、上述のアルカリ性水溶液(
必要に応じて少量の水と混和性のある有機溶剤を含む)
が好ましい。ただし、接着剤層は、接着剤層の上に設け
られた着色感光性樹脂層の現像液によって現像されない
ことが必要である。
そのため、着色感光性樹脂層の現像に用いるアルカリ性
水溶液は、接着層現像用のアルカリ性水溶液よりも低い
pHのものを用いる必要があり、前者のpHが8〜11
,5、後者は前者のpHよりも2以上大きいことが好ま
しい。この様な現像液の組み合わせの例として、前者に
は1〜5重量%のアルカリ金属炭酸塩を主成分とする現
像液、後者には0.05〜10重量%のアルカリ金属水
酸化物を主成分とする現像液を挙げることができる。
本発明の方法においては、接着剤層の上に赤、緑、青の
3色、もしくは更に黒の4色の着色画像を形成した後、
接着剤層及び着色画像のいずれよりも表面エネルギーの
小さい材料を介して全面を加圧し、着色画像を接着剤層
の中に埋め込むことが好ましい。
このような材料としては、シリコン樹脂やフッ素樹脂を
挙げることができる。加圧の方法としては、表面エネル
ギーの小さい材料製のローラーを使用するか、もしくは
これらの表面エネルギーの小さい材料製のフィルムまた
は小さい表面エネルギーの材料を可撓性の合成高分子フ
ィルムの表面に塗布したものを前記接着剤層上の着色画
像とゴム製のローラーの間に挟むことにより有利に行う
ことができる。この場合、表面エネルギーの小さい材料
のフィルムの好ましい厚みは5〜200μmであり、特
に好ましくは7〜100μmである。
埋め込み処理の好ましい条件としては、圧力は1〜3K
g1crd、処理速度は0.1〜3m/minであり、
特に好ましくは圧力は1. 5〜2.5Kg/crrf
、 処理速度は0.2〜2m/minである。
この処理の際、加圧と同時に加熱することが好ましい。
加熱には内部に発熱体を有するローラーを用いるのが簡
便であり、ローラー表面の温度は50〜160°C1好
ましくは80〜120℃である。
接着剤層の縁に適度の傾斜をもたせるためには、接着剤
層とフォトマスクの乳剤面との距離を10μm以上1c
m以下にする事が必要である。
そのための具体的な方法としては、 010μm以上、接着剤層とフォトマスクの乳剤面との
間を離して露光する、図1゜ 010μm以上の厚みを有する透明な板を接着剤層とフ
ォトマスクの乳剤面との間に挟んで露光する、図2゜ 010μm以上の厚みを有するフォトマスクを用い、フ
ォトマスクの乳剤面を接着剤層から遠い側に来るように
設置して露光する、図3゜010μm以上の厚みを有す
る透明な支持体(特にガラス)上に接着層を設け、支持
体側から露光する、図4、図4′ などの方法を用いることができる。
このとき10μm未満では満足な傾斜が得られないため
、本発明の目的には適さない。1cm以上では縁の形状
が著しく不規則となるため、好ましくない。
以下に、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
「実施例」 実施例1 以下に示した素材を混合して均一な溶液を調製した。
メチルエチルケトン        2600gダイヤ
ナールER−77(アクリル樹脂、三菱レーヨン■社製
)           168gダイヤナールBR−
64(アクリル樹脂、三菱レーヨン■社製)     
       168gオキシラック5H−101(ス
チレン・マレイン酸モノプロピルエステル共重合体、日
本触媒化学■社製)              59
gペンタエリスリトールテトラアクリレート(新中村化
学工業銖社製 A−TMMT)  216部ベンジルジ
メチルケタール(チバガイギー社製、イルガキュア65
1)          15部メガファノクF−17
7P (弗素系界面活性剤、大日本インキ化学工業■社
製〉      4部ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル  0.5部KBM−603 (シランカップリング
剤、信越シリコーン■社製)            
2.5g上で調製した溶液をバーツーターを用いて厚さ
100μmのポリエチレンテレフタレート仮支持体上に
塗布し、100℃で2分間乾燥して、厚み約10μmの
接着剤層を有するシートを得た。これをガラス上にラミ
ネーター(ファーストラミネーター8B−550−80
、大成商事(株)社製)を用いて圧力2kg/d、  
ローラー温度105℃、ラミネート速度0.9m/mi
nの条件でラミネートを行った。
一方、着色感光性樹脂層形成用の塗布液として、黒色(
遮光層用)、赤色(R層用)、緑色(G層用)及び青色
(8層用)の4色の感光性溶液を下記第1表に示す組成
となるようにそれぞれ調製した。
仮支持体であるポリエチレンテレフタレートフィルム(
厚み=20μm)上にこれら4色の感光性溶液をそれぞ
れ均一に塗布乾燥して、乾燥膜厚が0.5μmの着色感
光性樹脂層を設けた。
各色の着色感光性樹脂層上に保護フィルムとして30μ
m厚のポリエチレンフィルムを室温下ラミネートした。
このようにして、順に仮支持体、着色感光性樹脂層およ
び保護フィルムから成る着色感光性樹脂シート(ネガ型
着色感光性樹脂シート)4種を製造した。
赤色の感光性樹脂シートから保護フィルムを剥離し、保
護フィルムを除去した接着剤層の上に該感光性樹脂層が
、ガラス板上の接着剤層に接するように重ね合わせた後
、接着剤層と同様の条件でラミネートした。その後赤色
の感光性樹脂シートの仮支持体を剥す事により、赤色の
感光性樹脂層を接着剤層を介してガラス板上に転写した
ついで、この接着剤層上の赤色の感光性樹脂層側から1
辺が120μmのマトリックス状のパターンを有するフ
ォトマスクと重ね合わせ、フォトマスクの側から2Kw
の超高圧水銀灯で400nm以下をカットするフィルタ
ーを重ね、50cmの距離から露光を行った。露光済み
の赤色感光性樹脂層を下記組成の現像液を用いて35℃
の温度で20秒間現像した。引き続く水洗、乾燥により
接着剤層上に赤色の画像が得られた。
現像液 炭酸ナトリウム           15g水   
                     985 
gこの接着剤層上の赤色画像とローラーの間に表面をシ
リコーン離型性処理した20μmの厚みのポリエチレン
テレフタレートフィルムをその離型処理した面を赤色画
像のある面に向けて挟み、ローラー表面温度105℃で
、2.0Kg/cm2の圧力でaio、5m/minの
速度でローラーの間を通すことにより、赤色画像を接着
剤層中に埋め込んだ。
この接着剤層の上に同様な方法で緑色の感光性樹脂層を
転写した。次いでこの感光性樹脂層の上にマトリックス
状のフォトマスクを赤色の画(1に隣接するように重ね
合わせ、400nm以下をカットしたUV光により露光
を行い、前述と同様にして現像し、 緑色画像をローラーにより埋め込み処理した。
接着剤層上に赤色画像と隣合う緑色の画像が得られた。
この緑色画像は優れた密着性を持っており、画像の欠落
や形状の欠陥などが認められなかった。
次に、青色の画像についても同様の操作を繰り返し、接
着剤層上に3色の画像を有するガラス板を得た。
次に、黒色の遮光性の画像を前述と同様に形成した。但
し今回はストライプパターンを持つフォトマスクを通し
て画像露光した。
こうして、遮光パターン(ブラックストライプ)を有す
る赤、緑、青のパターンの画像を有するガラス板が得ら
れた。いずれの画像形状にも欠陥がなく、またピンホー
ルも認められなかった。
この様にして得られた赤、緑、青の画像とブラックスト
ライプがパターン状に形成されたサンプルの接着層部分
は、赤、緑、青およびブラ・ツクストライプパターン形
成のための現像液に浸漬されているにも関わらず、その
表面には何ら変化はなかった。
次ぎに、画像のないところだけを遮蔽するフォトマスク
を用い、接着剤層との間に100μmのポリエチレンテ
レフタレートの透明フィルムを図2のように設置して、
400nm以下をカットするフィルターを通さずにフォ
トマスク側から露光したのち、1. 1. 1−トリク
ロロエタンを用いて室温で30秒間現像した。その結果
、画素には何ら影響を与えることなく図5に示すように
滑らかな傾斜を有する接着剤層を形成することができた
実施例2 接着剤層の露光時に20μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを用いた以外は実施例1と同様の処理を行
った。その結果、滑らかな傾斜を有する接着剤層を形成
することができた。
実施例3 実施例1で用いた接着剤層露光用のフォトマスク(厚さ
190μm)を用いて、図3に示した方法で接着剤層を
露光した以外は、実施例1と同様の処理を行った。その
結果、滑らかな傾斜を宵する接着剤層を形成することが
できた。
実施例4 接着剤層の露光を図4の様にガラス基板(1゜1mm厚
)側から露光した以外は、実施例1と同様の処理を行っ
た。その結果、滑らかな傾斜を有する接着剤層を形成す
ることができた。
比較例1 接着剤層の露光に100μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを設置せずに露光した以外は、実施例と同
様の処理を行った。その結果、得られたサンプルは接着
剤層の縁が直角に近い形状のもので、該接着剤層上に透
明電極を設けるためには好ましくなかった。
比較例2 接着剤層の露光に4μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムを設置した以外は、実施例1と同様の処理を行
った。その結果、接着剤層の縁は直角に近い形状で好ま
しいものではなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、接着剤層とフォトマスクの間を10μm以上
(1cm以下)離して露光するときの状態を表す。 第2図は、接着剤層とフォトマスクの間に、透明な板を
設置して露光するときの状態を表す。 第3図は、フォトマスクの画像面を接着剤層の反対側に
して設置し、フォトマスクの基板の厚さだけ離して露光
するときの状態を表す。 第4図は、接着剤層の基板にフォトマスクの画像面を密
着させ、接着剤層の基板の厚さだけ離して露光するとき
の状態を表す。 第4′図は、接着剤層の基板とフォトマスクの基板を密
着させ、両基板の厚さだけはなして露光するときの状態
を表す。 第5図は、接着剤層とフォトマスクの画像の間に、10
0μmの透明なポリエチレンテレフタレートフィルムを
設置して露光し、現像したときに、接着剤層の縁が傾斜
している状態を表す。 第1図〜第4図において、各番号の内容は下記の通りで
ある。 1・・・露光用の紫外光 2・・・支持体と乳剤面から成るフォトマスク3・・・
フォトマスクの乳剤面 4・・・ガラス支持体上に形成された接着剤層5・・・
ガラス支持体 6・・・紫外線透過性を有する透明な板特許出願人  
 富士写真フィルム株式会社第1図 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ←1 UV光 第2図 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ←1 UV光 第3図 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ←−1 UV光 第4図 第4′ 図 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ←1 UV光 第5図 膜厚(μm) 断面方向くμm) 手続補正書C方式) %式% 事件の表示 平成2年特許願第267435号 2゜ 発明の名称 カラーフィルターの作成方法 3゜ 補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所  神奈川県南足柄市中沼2 10番地 富士写真フィルム株式会社 電話(406)2537 東京本社 4゜ 補正命令の日付 平成3年1月22日 (全送日) 5゜ 補正の対象 1図面の簡単な説明」の欄および 「図面」 (第4図) 5、補正の内容 1、明細書の「図面の簡単な説明」 補正する。 (1)第41頁16行目の 「第4図は、」を 「第4図(a)は、」 と補正する。 (2)第41頁19行目の 「第4′図は、」を 「第4図(b)は、」 と補正する。 2、図面を別紙の通り補正する。 の項の記載を下記の通り 第4図 (a) (b) ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ←1 UV光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  着色された感光性樹脂組成物層を仮支持体上に設けた
    画像形成材料の、該感光性樹脂組成物層を、支持体上に
    設けられた接着剤層に密着させ、マトリックス又はスト
    ライプ状の原稿を介して露光し、現像して着色画像を形
    成した後、フォトマスクを介して該接着剤層に露光し、
    現像して所望の形状を有する接着剤層を形成するカラー
    フィルターの作成方法において、露光時に該フォトマス
    クの乳剤面と該接着剤層との間隔を10μm以上とする
    ことを特徴とするカラーフィルターの作成方法。
JP2267435A 1990-10-04 1990-10-04 カラーフイルターの作成方法 Pending JPH04143704A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013518296A (ja) * 2010-01-22 2013-05-20 エルジー・ケム・リミテッド 光配向膜配向処理用粘着フィルム
DE102013202277A1 (de) 2012-03-29 2013-10-02 Kubota Corporation Arbeitsmaschine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013518296A (ja) * 2010-01-22 2013-05-20 エルジー・ケム・リミテッド 光配向膜配向処理用粘着フィルム
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