JPH04143233A - 靭性に優れたAl―Si系合金粉末鍛造部材の製造法 - Google Patents
靭性に優れたAl―Si系合金粉末鍛造部材の製造法Info
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- JPH04143233A JPH04143233A JP26608090A JP26608090A JPH04143233A JP H04143233 A JPH04143233 A JP H04143233A JP 26608090 A JP26608090 A JP 26608090A JP 26608090 A JP26608090 A JP 26608090A JP H04143233 A JPH04143233 A JP H04143233A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、エンジン、コンプレ・ソサー等の各種機械
部品に使用した場合に優れた性能を発揮する靭性に優れ
たAl−5i系合金粉末鍛造部材の製造法に関するもの
である。
部品に使用した場合に優れた性能を発揮する靭性に優れ
たAl−5i系合金粉末鍛造部材の製造法に関するもの
である。
急冷凝固法により得られ、かつSi:10〜35%、C
u:1〜5%以下、Mg:0.5〜3%以下、Fe。
u:1〜5%以下、Mg:0.5〜3%以下、Fe。
Ni 、Mn 、Crのうち1種または2種以上:0.
5〜lO%を含有し、残部=AIおよび不可避不純物か
ら成る(以上、%は、重量%)成分組成を有するAl1
−St系合金粉末を原料粉末とし、この原料粉末を冷間
圧縮成形して冷間圧縮成形体を製造し、この冷間圧縮成
形体をホットプレス、予備熱間鍛造などにより密度比が
10(1%に近い緻密なプリフォームとした後押出し、
鍛造などの大きな変形をともなう熱間塑性加工を施して
固化、成形することによりAp−Si系合金粉末鍛造部
材を製造する方法は知られている。このAl−5i系合
金粉末鍛造部材は、上記熱間塑性加工時の加工度を高め
るに従い、粉末表面の酸化物の破壊、分散が進み、粉末
同志の金属結合が強固となり、靭性が向上する。
5〜lO%を含有し、残部=AIおよび不可避不純物か
ら成る(以上、%は、重量%)成分組成を有するAl1
−St系合金粉末を原料粉末とし、この原料粉末を冷間
圧縮成形して冷間圧縮成形体を製造し、この冷間圧縮成
形体をホットプレス、予備熱間鍛造などにより密度比が
10(1%に近い緻密なプリフォームとした後押出し、
鍛造などの大きな変形をともなう熱間塑性加工を施して
固化、成形することによりAp−Si系合金粉末鍛造部
材を製造する方法は知られている。このAl−5i系合
金粉末鍛造部材は、上記熱間塑性加工時の加工度を高め
るに従い、粉末表面の酸化物の破壊、分散が進み、粉末
同志の金属結合が強固となり、靭性が向上する。
しかしながら、従来の上記予備鍛造体あるいはホットプ
レス体などのプリフォームは、熱間塑性加工性が悪いた
めに大きな熱間塑性加工による変形を加えると割れが生
じ、熱間塑性加工による加工度を大きくとることができ
ず、したがって、靭性の優れたAl−5i系合金粉末鍛
造部材を得ることかできなかった。
レス体などのプリフォームは、熱間塑性加工性が悪いた
めに大きな熱間塑性加工による変形を加えると割れが生
じ、熱間塑性加工による加工度を大きくとることができ
ず、したがって、靭性の優れたAl−5i系合金粉末鍛
造部材を得ることかできなかった。
そこで、本発明者らは、かかる課題を解決すべく研究を
行った結果、 上記冷間圧縮成形体に液体状有機物を含浸せしめ、その
冷間圧縮成形体を上記液体状有機物の分解温度以上55
0℃以下の温度で加熱して上記液体状有機物を炭化せし
めることにより上記冷間圧縮成形体の粉末粒界に遊離炭
素が分散している組織を有する冷間圧縮成形体を製造し
、上記粉末粒界に遊離炭素が分散している組織を有する
冷間圧縮成形体にホットプレスまたは予備熱間鍛造を行
ってプリフォームを製造し、これに大きな変形をともな
う熱間塑性加工を施すと、靭性の優れたA、l!−5i
系合金粉末鍛造部材を得ることができるという知見を得
たのである。
行った結果、 上記冷間圧縮成形体に液体状有機物を含浸せしめ、その
冷間圧縮成形体を上記液体状有機物の分解温度以上55
0℃以下の温度で加熱して上記液体状有機物を炭化せし
めることにより上記冷間圧縮成形体の粉末粒界に遊離炭
素が分散している組織を有する冷間圧縮成形体を製造し
、上記粉末粒界に遊離炭素が分散している組織を有する
冷間圧縮成形体にホットプレスまたは予備熱間鍛造を行
ってプリフォームを製造し、これに大きな変形をともな
う熱間塑性加工を施すと、靭性の優れたA、l!−5i
系合金粉末鍛造部材を得ることができるという知見を得
たのである。
この発明は、かかる知見にもとづいてなされたものであ
って、 S f:lO〜35%、Cu:1〜5%、Mg:0.5
〜3%、Fe、Ni 、Mn、Crのうち1種または2
種以上=0.5〜lO%(以上、%は、重量%)を含有
し、残部:Alおよび不可避不純物から成る組成を有す
るAl−5i系合金粉末を冷間圧縮成形して冷間圧縮成
形体を製造し、上記冷間圧縮成形体に液体状有機物を含
浸せしめ、その冷間圧縮成形体を上記液体状有機物の分
解温度以上550℃以下の温度で加熱して上記液体状有
機物を炭化せしめることにより上記冷間圧縮成形体の粉
末粒界に遊離炭素が分散している組織を有する冷間圧縮
成形体を製造し、上記粉末粒界に遊離炭素が分散してい
る組織を有する冷間圧縮成形体に緻密化のための予備熱
間鍛造を施した後、大きな変形をともなう熱間鍛造を施
す、靭性に優れたAll−5i系合金粉末鍛造部材の製
造法に特徴を有するものである。
って、 S f:lO〜35%、Cu:1〜5%、Mg:0.5
〜3%、Fe、Ni 、Mn、Crのうち1種または2
種以上=0.5〜lO%(以上、%は、重量%)を含有
し、残部:Alおよび不可避不純物から成る組成を有す
るAl−5i系合金粉末を冷間圧縮成形して冷間圧縮成
形体を製造し、上記冷間圧縮成形体に液体状有機物を含
浸せしめ、その冷間圧縮成形体を上記液体状有機物の分
解温度以上550℃以下の温度で加熱して上記液体状有
機物を炭化せしめることにより上記冷間圧縮成形体の粉
末粒界に遊離炭素が分散している組織を有する冷間圧縮
成形体を製造し、上記粉末粒界に遊離炭素が分散してい
る組織を有する冷間圧縮成形体に緻密化のための予備熱
間鍛造を施した後、大きな変形をともなう熱間鍛造を施
す、靭性に優れたAll−5i系合金粉末鍛造部材の製
造法に特徴を有するものである。
上記冷間圧縮成形体に液体状有機物を含浸せしめ、その
冷間圧縮成形体を上記液体状有機物の分解温度以上55
0℃以下の温度で加熱する理由は、液体状有機物の分解
温度未満の加熱では液体状有機物が十分に分解しないた
めに、粉末粒界にi!!離炭素が分散している組織を有
する冷間圧縮成形体が得られず、一方、その加熱温度が
550℃を越えるとAff−Si系合金粉末の組織が粗
大化し、強度および靭性が著しく低下するので好ましく
ない。
冷間圧縮成形体を上記液体状有機物の分解温度以上55
0℃以下の温度で加熱する理由は、液体状有機物の分解
温度未満の加熱では液体状有機物が十分に分解しないた
めに、粉末粒界にi!!離炭素が分散している組織を有
する冷間圧縮成形体が得られず、一方、その加熱温度が
550℃を越えるとAff−Si系合金粉末の組織が粗
大化し、強度および靭性が著しく低下するので好ましく
ない。
したがって、上記加熱温度は、液体状有機物の分解温度
以上550℃以下に定めた。
以上550℃以下に定めた。
かかる条件で加熱された冷間圧縮成形体は、遊離炭素を
0.01〜0.3重量%の範囲内で含んでおり、その遊
離炭素は、粉末の粒界に沿って分散しているために熱間
塑性加工時の潤滑剤としての作用をするものと考えられ
る。
0.01〜0.3重量%の範囲内で含んでおり、その遊
離炭素は、粉末の粒界に沿って分散しているために熱間
塑性加工時の潤滑剤としての作用をするものと考えられ
る。
しかし、上記Al!−5t系合金粉末に黒鉛などの固体
潤滑剤粉末を添加混合したのち、冷間圧縮成形しても微
細な潤滑剤粉末を微量均一に分散させることは困難であ
り、粗大で偏析した潤滑剤粉末は、Al−5i系合金粉
末粒子間の結合を阻害し、かえって熱間塑性加工性を阻
害する。
潤滑剤粉末を添加混合したのち、冷間圧縮成形しても微
細な潤滑剤粉末を微量均一に分散させることは困難であ
り、粗大で偏析した潤滑剤粉末は、Al−5i系合金粉
末粒子間の結合を阻害し、かえって熱間塑性加工性を阻
害する。
つぎに、この発明を実施例に基づいて具体的に説明する
。
。
第1表に示される成分組成を有するA(1−5i系合金
溶湯を空気アトマイズして調製した平均粒径:40−の
A、9−St系合金粉末を用意し、圧カニ5ton/c
−で冷間静水圧プレス(CIP)L、直径ニア5mm、
高さ fliOa+mの円柱冷間圧縮成形体を製造した
。
溶湯を空気アトマイズして調製した平均粒径:40−の
A、9−St系合金粉末を用意し、圧カニ5ton/c
−で冷間静水圧プレス(CIP)L、直径ニア5mm、
高さ fliOa+mの円柱冷間圧縮成形体を製造した
。
この円柱冷間圧縮成形体をオレイン酸20容量%を含む
エタノール溶液に浸漬し、この液体を十分に円柱冷間圧
縮成形体に含浸せしめたのち、取出して乾燥し、窒素雰
囲気中、第1表に示される温度で加熱した。加熱された
円柱冷間圧縮成形体の組織は、A11−St系合金粉末
の粒界に微細な遊離炭素か分散していることが金属顕微
鏡により確認された。ついで、上記冷間圧縮成形体を4
80℃に加熱保持しながら密閉型鍛造を行い密度比98
%以上の予備鍛造体を製造した。
エタノール溶液に浸漬し、この液体を十分に円柱冷間圧
縮成形体に含浸せしめたのち、取出して乾燥し、窒素雰
囲気中、第1表に示される温度で加熱した。加熱された
円柱冷間圧縮成形体の組織は、A11−St系合金粉末
の粒界に微細な遊離炭素か分散していることが金属顕微
鏡により確認された。ついで、上記冷間圧縮成形体を4
80℃に加熱保持しながら密閉型鍛造を行い密度比98
%以上の予備鍛造体を製造した。
次に、上記予備鍛造体を再び温度:480℃に保持し、
上記予備鍛造体に据込速度: 70+am/seeで軸
方向から荷重をかける熱間据込鍛造を施して、上記予備
鍛造体を押し潰し、上記予備鍛造体が押し潰されて側面
に割れが生した時の高さを測定し、限界据込率を測定し
、それらの値を第1表に示した。上記限界据込率は、予
備鍛造体の元の高さをHe1押し潰されて側面に割れか
生じた時の高さをHeとすると、 Ho −HCl HoX 100 (%)、で表される
。
上記予備鍛造体に据込速度: 70+am/seeで軸
方向から荷重をかける熱間据込鍛造を施して、上記予備
鍛造体を押し潰し、上記予備鍛造体が押し潰されて側面
に割れが生した時の高さを測定し、限界据込率を測定し
、それらの値を第1表に示した。上記限界据込率は、予
備鍛造体の元の高さをHe1押し潰されて側面に割れか
生じた時の高さをHeとすると、 Ho −HCl HoX 100 (%)、で表される
。
この熱間塑性加工を施して得られた限界据込体に溶体化
処理:480℃1h加熱保持後、水温40℃のポリアル
キレングリコール15%水溶液に焼入れ、時効処理=1
70℃loh加熱保持の条件で熱処理を施シタ後、寸法
10mm X lO+wm X 50關の試験片を切り
出してシャルピー衝撃試験(ノツチなし)を行い、その
結果も第1表に示した。
処理:480℃1h加熱保持後、水温40℃のポリアル
キレングリコール15%水溶液に焼入れ、時効処理=1
70℃loh加熱保持の条件で熱処理を施シタ後、寸法
10mm X lO+wm X 50關の試験片を切り
出してシャルピー衝撃試験(ノツチなし)を行い、その
結果も第1表に示した。
第1表の結果から、本発明法1〜9により得られた予備
鍛造体は限界据込率が、従来法により得られたものに比
べ格段に高いことから熱間塑性加工性が優れており、ま
たこの発明の条件から外れている比較法1〜2により得
らた予備鍛造体は、限界据込率が低いことから、熱r:
i塑性加工性が劣ることがわかる。また、本発明法1〜
9により得られた限界据込体のA、17−Si系合金粉
末鍛造部材は、従来法により得られた限界据込体のAl
Si系合金粉末鍛造部材に比べてシャルピー衝撃試験値
が優れていることから靭性が格段に優れており、さらに
、この発明の条件から外れている比較法1〜2により得
られた限界据込体のAl5t系合金粉末鍛造部材(この
発明の条件から外れている値に壷印を付して第1表に示
した)は、靭性が劣ることがわかる。
鍛造体は限界据込率が、従来法により得られたものに比
べ格段に高いことから熱間塑性加工性が優れており、ま
たこの発明の条件から外れている比較法1〜2により得
らた予備鍛造体は、限界据込率が低いことから、熱r:
i塑性加工性が劣ることがわかる。また、本発明法1〜
9により得られた限界据込体のA、17−Si系合金粉
末鍛造部材は、従来法により得られた限界据込体のAl
Si系合金粉末鍛造部材に比べてシャルピー衝撃試験値
が優れていることから靭性が格段に優れており、さらに
、この発明の条件から外れている比較法1〜2により得
られた限界据込体のAl5t系合金粉末鍛造部材(この
発明の条件から外れている値に壷印を付して第1表に示
した)は、靭性が劣ることがわかる。
この発明によると、従来よりも靭性の優れた1!−6!
系合金粉末鍛造部材を提供することができ、機械部品な
どの信頼性が向上できるなどの優れた効果を奏するもの
である。
系合金粉末鍛造部材を提供することができ、機械部品な
どの信頼性が向上できるなどの優れた効果を奏するもの
である。
Claims (1)
- (1)Si:10〜35%、Cu:1〜5%、Mg:0
.5〜3%、Fe,Ni,Mn,Crのうち1種または
2種以上:0.5〜10%(以上、%は、重量%)を含
有し、残部:Alおよび不可避不純物から成る組成を有
するAl−Si系合金粉末を冷間圧縮成形して冷間圧縮
成形体を製造し、 上記冷間圧縮成形体に液体状有機物を含浸せしめ、 その冷間圧縮成形体を上記液体状有機物の分解温度以上
550℃以下の温度で加熱して上記液体状有機物を炭化
せしめることにより上記冷間圧縮成形体の粉末粒界に遊
離炭素が分散している組織を有する冷間圧縮成形体を製
造し、 上記粉末粒界に遊離炭素が分散している組織を有する冷
間圧縮成形体に熱間塑性加工を施す、ことを特徴とする
靭性に優れたAl−Si系合金粉末鍛造部材の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26608090A JPH04143233A (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 靭性に優れたAl―Si系合金粉末鍛造部材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26608090A JPH04143233A (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 靭性に優れたAl―Si系合金粉末鍛造部材の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04143233A true JPH04143233A (ja) | 1992-05-18 |
Family
ID=17426070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26608090A Pending JPH04143233A (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 靭性に優れたAl―Si系合金粉末鍛造部材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04143233A (ja) |
-
1990
- 1990-10-03 JP JP26608090A patent/JPH04143233A/ja active Pending
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