JPH04142489A - 放射線検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、複数個の放射線検出器を収納容器に収めた
放射線検出装置に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は２基の特性の等しい例えば特公昭６０１、０６
５０３号公報に示された中性子測定用変換物質を内蔵す
る電離ガス充填型放射線検出器を、同一の収納容器に収
めた従来の構成例である。同図において、＜１）、（２
）は収納容器（３）に収められ中心電極（図示せず）と
外筒電極（図示せず）とをそれぞれ有する第１および第
２の放射線検出器、（４）は中心電極と接続され収納容
器（３）の外部に導出される中心電極導線、（５）は外
筒電極と接続され収納容器（３）の外部に導出される外
筒；補導線、（６）　、　（７）は中心電極導線（４）
、外筒電極導線（５）にそれぞれ設けられた絶縁筒、（
８）　、　（９）は収納容器（３）内を気密性を保持す
るための絶縁材、（１０）（１１）は空中導線である。

次に、動作について説明する。この２基の特性の等しい
第１および第２の放射線検出器（１）、（２）を同一の
収納容器（３）に収めた放射線検出装置は、中性子場に
置かれると個々の放射線検出器（１）、（２）に内蔵さ
れた中性子測定用変換物質がまず中性子と反応を起こし
、生成された荷電粒子が封入ガスを電離する。このとき
、外部より、この例ては中心電極と外筒電極間に電圧を
印加すると電離した電子およびイオンが画電極にそれぞ
れ収集されて信号電流が流れる。第１および第２の放射
線検出器（１）、（２）は電気的に並列に接続されてい
て外部へは個々の信号電流が加算されて取り出されるの
で、このような構成で単純に収納容器（３）に内蔵する
第１および第２の放射線検出器（１）、（２）の数だけ
放射線感度が得られる。この特徴からこのような構造の
放射線検出装置は比較的よく利用されている。

ところで、上記放射線検出装置の使用例の一つが原子炉
における放射線量の計測である。放射線検出装置は計測
機器と長いケーブルで接続されたうえで高温、多湿な環
境での動作が要求され、また放−射線量が高いため容易
に人が修理交換に近・付けない、このために放射線検出
装置は非常に高い信頼性が要求される。この信頼性の一
つの重要な要素は放射線検出器（１）　、　（２）の電
極間の電気的絶縁性の維持にある。そのため、従来より
放射線検出器（１）、（２）の電極間の絶縁と外部への
電気的な絶縁方法、言い換えれば放射線検出器（１）　
、　（２）の電極からの導線（４）、（５）、（１０）
、（１１）の引き出し方法が放射線検出装置の信頼性の
向上対策として工夫が必要とされている。

［発明が解決しようとする課Ｍ］ 上記のように、複数の放射線検出器（１）　、　（２）
・を同一の収納容器（３）に収めた放射線検出装置にお
いては、収納容器（３）の外部への中心電極導線（４）
、外筒電極導線（５）の取り出しに伴なう中心電極導線
（４）と空中導線（１０）との接続に配慮に欠け、電極
間絶縁が有効に利いていない原因とみられる電極間の電
気的絶縁の劣化がしばしば発生するという問題点があっ
た。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、電極間の電気的絶縁性が優れ、信頼性の高
い放射線検出装置を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ こめ発明に俤る放射線検出装置は、中心ｔｉ導線に空中
導線を引き出すための孔を中腹部に有する第１の絶縁筒
を設けられ、外筒＄極導線に外筒電極導線、前記空中導
線を引き出すための孔を中腹部にそれぞれ有するととも
に内部に外筒電極導線と空中導線とを隔屡する壁部を有
する第２の絶縁筒が設けられたものである。

［作　用］ この発明においては、中腹部に孔を有する第１の絶縁筒
、および中腹部に孔を有するとともに壁部を有する第２
の絶縁筒を備えたことにより、無駄のない中心電極導線
、外筒電極導線および空中導線の引き回しが可能となり
、かつ電極間の絶縁パスも確保される。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示すもので、第２図と同
一または相当部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。

図において、（２０）は空中導線（１０）を引き出すた
めの孔（２Ｉ）を有する第１の絶縁筒、（２２）は空中
導線（１０）を引き出すための孔（２３）および外筒電
極導線（５）を引き出すための孔（２４）を有し、また
中間部に壁部（２５）を有する第２の絶縁筒、（２６）
は第１の絶縁筒（２ｏ）と第２の絶縁筒（２２）との間
に位置し空中導線（１０）に設けられた空中導線用絶縁
筒である。

上記の放射線検出装置においては、孔（２１〉を有する
第１の絶縁筒（２０）、孔（２３）、（２４）および壁
部（２５）を有する第２の絶縁筒（２２）、並びに空中
導線用絶縁筒（２６）を備えたことにより、従来のもの
と比較して中心電極導線（４）、外筒電極導線（５）の
引き出しと取りまとめが容易にかつ確実で無駄なく行わ
れ、電極間の絶縁バスも確保されるため、放射線検出器
（１）、（２）の電極間の電気的絶縁性の維持の点で優
れる。ｔな、製作の面でも組立性に優れるため再現性良
く各製品ロフト間のばらつきが少なくなり生産性の点に
おいても優れている。

なお、上記実施例では中性子に対して感度を有する放射
線検出器（１）、（２）の場合について説明したが、中
性子測定用変換物質を内蔵しないＸ線用やγ線用放射線
検出器や、他の類似の構造を有するいわゆる電子管であ
ってもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。また、
収納容器（３）内には３個以上の放射線検出器の収まっ
た放射線検出装置にもこの発明は適用できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明の放射線検出装置によれ
ば、中腹部に孔を有する第１の絶縁筒、および中腹部に
孔を有するとともに壁部を有する第２の絶縁筒を備えた
ことにより、無駄のない中心電極導線、外筒電極導線お
よび空中導線の引き回しが可能となり、かつ電極間の絶
縁パスも確保されるため放射線検出器の電極間の電気的
絶縁性の維持の点で従来のものと比較して容易でかつ高
い信頼性が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す概略図、第２図は従
来の放射線検出装置の一例を示す概略図である。 図において、（１）は第１の放射線検出器、（２）は第
２の放射線検出器、（３）は収納容器、（４）は中心電
極導線、（５）は外筒電極導線、（１０）は空中導線、
（２０）は第１の絶縁筒、（２１）　、　（２３）　、
　（２４）は孔、（２２）は第２の絶縁筒、（２５）は
壁部である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中心電極および外筒電極を有する複数個の放射線検出器
   が収納容器に収められ、前記中心電極に接続された中心
   電極導線、前記外筒電極に接続された外筒電極導線が前
   記収納容器の外部に導出され、かつ前記収納容器内の空
   中導線が同電極同士を接続した放射線検出装置において
   、前記中心電極導線には前記空中導線を引き出すための
   孔を中腹部に有する第１の絶縁筒が設けられ、前記外筒
   電極導線には外筒電極導線、前記空中導線を引き出すた
   めの孔を中腹部にそれぞれ有するとともに内部に外筒電
   極導線と空中導線とを隔離する壁部を有する第２の絶縁
   筒が設けられたことを特徴とする放射線検出装置。