JPH04142195A - 映像信号処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、輝度／色（Ｙ／Ｃ）分離機能を有効に活用
した映像信号処理回路に関する。

（従来の技術） 第３図は、従来のデジタルテレビジョン受像機の映像信
号処理回路を示している。

この映像信号処理回路は、放送信号である複合映像信号
（ＮＴＳＣ信号）とビデオテープレコーダやビデオディ
スク再生装値から再生された分離映像信号（輝度信号Ｙ
１１信号Ｃ）とに対応することができる。

先ず複合映像信号（ＮＴＳＣ信号）が入力された場合を
説明する。

入力端子３５１に導入された複合映像信号（ＮＴＳＣ信
号）は、Ａ／Ｄ変換回路３０１においてデジタル信号に
変換される。

こめ信号は、Ｙ／Ｃ分離回路３０３において、動きに応
じたＹ／Ｃ分離により輝度信号Ｙと色信号Ｃに分離され
る。

分離された輝度信号Ｙは、Ｄ／Ａ変換器３０７において
アナログ信号に変換され出力端子３６２に導出される。

分離された色信号Ｃは、選択器３０５を介して色復調回
路３０６に入力される。

色復調回路３０６は、色信号Ｃを２つの色差信号（Ｂ−
Ｙ）、（Ｒ−Ｙ）に復調する。

上記色差信号は、Ｄ／Ａ変換器３０８，３０９において
アナログ信号に変換された後、出力端子３６３．３６４
に導出される。

なお複合映像信号（ＮＴＳＣ信号）が人力された場合、
Ｙ／Ｃ分離回路３０３及び色復調回路３０６は、複合映
像信号に含まれるバースト信号に位相同期したバースト
同期クロックにより動作させられる。

次に分離映像信号が入力された場合を説明する。

入力輝度信号Ｙは、Ａ／Ｄ変換器３０１においてデジタ
ル変換され、Ｙ／Ｃ分離回路３０３に入力される。

分離された輝度信号Ｙが入力された場合、Ｙ／Ｃ分離回
路３０３では処理を行わず、輝度信号ＹをそのままＤ／
Ａ変換器３０７へ出力する。

この信号は、Ｄ／Ａ変換器３０７においてアナログ信号
に変換された後、出力端子３６２に導出される。

入力端子３５３に導入された色信号Ｃは、Ａ／Ｄ変換器
３０２においてデジタル信号に変換された後、選択回路
３０５を介し色復調回路３０６に入力される。

色復調回路３０６は、この色信号Ｃを２つの色差信号（
Ｂ−Ｙ）、（Ｒ−Ｙ）に復調し、それぞれＤ／Ａ変換器
３０８．３０９に出力する。

Ｄ／Ａ変換器３０８，３０９は、色差信号（Ｂ−Ｙ）、
（Ｒ−Ｙ）をアナログ信号に変換し、それぞれ出力端子
３６３，３６４に導出する。

以上述べたように、従来のテレビジョン受像機において
は、再正装置からの分離映像信号が入力された時はＹ／
Ｃ分離を行わずそのまま表示するのが一般的である。従
って、分離映像信号による画質は、再生装置側での記録
或いは再生時の７７０分離性能によるところが大きい。

従って、記録再生装置側からも高画質を提供するために
、時間方向の処理を加えた３次元Ｙ／Ｃ分離を行う方法
が考えられる。しかしこの方法は、大容量のメモリを必
要とするため高価であり、またクリアビジョン放送開始
に前後して発売されたばかりであり、この様な記録再生
装置の普及度は小さい。従って、記録再生装置から再生
される既存のソフトウェアは２次元のコムフィルタによ
りＹ／Ｃ分離されたものが大部分である。このため静止
画においても輝度信号Ｙと色信号Ｃとの間の干渉成分が
残っており、分離映像信号といえども必ずしも高画質で
はなかった。

（発明が解決しようとする課題） 上記したように、従来の映像信号処理回路は、分離映像
信号が入力された場合、Ｙ／Ｃ分離回路で分離処理を行
うことなくスルー状態としている。

このため出力された輝度信号は、分離映像信号の信号源
、つまり記録再生装置側のＹ／Ｃ分離能力に依存した品
質である。よって、高画質を得るテレビジョン受像機に
あっても、分離映像信号が入力された時は、その性能が
十分に発揮されていない。

そこでこの発明は、適応形Ｙ／Ｃ分離回路を有効に活用
し、分離映像信号が入力された場合でも、可能な限り画
質改善が得られるようにした映像信号処理回路を提供す
ることを目的とする。

Ｃ発明の構成コ （課題を解決するための手段） この発明は、磁気記録装置或いはディスク記録装置から
の分離映像信号の輝度信号が入力され、フレームメモリ
によるフレーム間差分信号を用いて前記輝度信号の動き
を検出する動き検出手段と、前記輝度信号フレームメモ
リを用いてフレーム間処理を行うフレーム間処理手段と
、前記輝度信号ラインメモリを用いてフィールド内処理
を行うフィールド内処理手段と、前記動き検出手段から
の検出信号により前記フレーム間処理手段とフィールド
内処理手段からの信号を適応的に切り換える混合手段と
、前記輝度信号の水平周波数と垂直周波数とが放送規格
に準拠した関係にあるか否かを検出する非標準検出回路
と、前記輝度信号が前記動き検出手段により静止画と判
断された場合は前記混合手段からの信号を選択し、動画
と判断された場合若しくは前記非標準検出回路からの検
出信号により非標準信号と判断された場合は入力輝度信
号を選択する手段とを具備したものである。

（作　用） 上記手段による映像信号処理回路によれば、従来記録装
置側の輝度／色分離能力に頼っていた分離映像信号に対
して、受信側で分離能力の高い三次元輝度／色分離を行
う。従って輝度信号に漏れ込んだ色成分を除去するがで
き輝度信号のＳ／Ｎを向上させることができる。

また再生信号が非標準信号（例えばスローモーション）
の場合でも検出手段を備えているため画質に悪影響を及
ぼすことなく対処することができる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示している。

入力端子２５１に導入された映像信号 （ＮＴＳＣ信号、輝度信号）は、Ａ／Ｄ変換器２０１に
おいてデジタル信号に変換される。この信号は、Ｙ／Ｃ
分離回路２０３、クロック発生回路２２１の一方の入力
端子及び非標準検出回路２２３に入力される。

入力端子２５２に導入された色信号Ｃは、Ａ／Ｄ変換器
２０２においてデジタル信号に変換される。この信号は
、クロック発生回路２２１の他方の入力端子に入力され
る。

Ｙ／Ｃ分離回路２０３に入力された信号（ＮＴＳＣ信号
、輝度信号）はフィールド内Ｙ／Ｃ分離回路２０３ａ、
フレーム間Ｙ／Ｃ分離回路２０３ｂ及び動き検出器２０
３ｃに入力される。

フィールド内Ｙ／Ｃ分離回路２０３ａは、フィールド内
（２次元）信号処理により、輝度信号Ｙと色信号Ｃを分
離し、動画Ｙ信号と動画Ｃ信号を出力する。

フレーム間Ｙ　／　Ｃ分離回路２０３ｂは、フレーム間
（３次元）信号処理により、輝度信号Ｙと色信号Ｃを分
離し、静画Ｙ信号と静画Ｃ信号を出力する。

動き検出回路２０３ｃは、画像信号の動きを検出して動
き検出信号を得、この信号を混合器２０３ｄの第１の制
御端子に供給する。

混合器２０３ｄは、動き検出信号に基づいて、動きがあ
る場合は動画Ｙ信号と動画Ｃ信号の割合を多くし、静画
の場合は静画Ｙ信号と静画Ｃ信号の割合を多くして混合
し、Ｙ信号とＣ信号を出力する。

クロック発生回路２２１は、複合映像信号が入力された
場合は、色副搬送波ｆｓｃに同期したｆｓｃロッククロ
ックを発生する。分離映像信号が入力された場合は、輝
度信号に含まれる水平走査信号ｆ、に同期したｆ、ロッ
ククロックと色信号に含まれる色副搬送波ｆｓｃに同期
したｆｓｃロッククロックを発生する。ｆ、ロッククロ
ックは、スイッチ２２５の一方の固定端子に入力され、
ｆｓｃロッククロックは、スイッチ２２５の他方の固定
端子に入力される。

複合映像信号が入力された場合、ｆｓｃロッククロック
は、システム全体のクロックとして利用される。“分離
映像信号が入力された場合、ｆｓｃロッククロックは色
信号処理系のクロックとして、またｆ、ロッククロック
は輝度信号処理系のクロックとして利用される。ｆＨロ
ッククロックを用いることでビデオテープレコーダ等で
発生する水平ジッタによる妨害を軽減することができる
。

スイッチ２２５の可動端子の出力は、Ｙ／Ｃ分離回路２
０３のクロック入力端子に供給される。

非標準検出回路２２３は、映像信号に含まれる水平走査
信号ｆＨと垂直走査信号ｆＶを検出し、これら２つの信
号の関係が標準であるか非標準であるかを判定する。

動き検出器２０３Ｃ及び非標準検出回路２２３の検出信
号は、判定回路２２６の第１及び第２の入力端子にそれ
ぞれ入力されている。判定回路２２６の第３の入力端子
には、入力映像信号が複合映像信号か分離映像信号かを
区別する検出信号が入力されている。

判定回路２２６の第１の出力信号は、スイッチ２２５の
制御入力端子に供給され、第２の出力信号は混合器２０
３ｄの第２の制御端子に供給され、第３の出力信号はス
イッチ２２８の制御入力端子に供給されている。

スイッチ２２８の一方の固定端子には、Ｙ／Ｃ分離回路
２０３の混合器２０３ｄからの輝度信号Ｙが入力され、
他方の固定端子にはＡ／Ｄ変換器２０１の出力が入力さ
れている。

スイッチ２２８の可動端子の出力は、Ｄ／Ａ変換器２１
０においてアナログ信号に変換され出力端子２５３に導
出される。

また、Ｙ／Ｃ分離回路２０３の混合器２０３ｄの色信号
Ｃは、選択器２０６の一方の入力端子に入力されている
。選択器２０６の他方の入力端子には、Ａ／Ｄ変換器２
０２の出力が入力されている。

選択器２０６の出力は、色復調回路２０７に入力されて
いる。また色復調回路２０７のクロック入力端子には、
クロック発生回路２２１のｆｓｃロッククロックが供給
されている。

色復調回路２０７は、入力色信号を２つの色差信号（Ｒ
−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）に復調し、それぞれＤ／Ａ変換器２
５４．２５５に出力する。

Ｄ／Ａ変換器２１１，２１２は、色差信号（Ｒ−Ｙ）、
（Ｂ−Ｙ）をアナログ信号に変換し、それぞれ出力端子
２５４．２５５に導出する。

以下この回路の動作を詳細に説明する。

第２図に動作の基本概念を示す。つまり分離映像信号が
入力された場合は、静画且つ標準信号の時のみ３次元Ｙ
／Ｃ分離を行い、それ以外の場合は処理を行わずスルー
の状態にする。複合映像信号が入力された場合は、静画
且つ標準信号の時のみ３次元Ｙ／Ｃ分離を行い、それ以
外の場合は２次元Ｙ／Ｃ分離を行う。

先ず複合映像信号が入力された場合、スイッチ２２５は
ｆｓｃロッククロック側に切換えられ、ｆｓｃロックク
ロックがＹ／Ｃ分離回路２０３に供給される。またスイ
ッチ２２８は、混合器２０３ｄからの輝度信号Ｙ側に切
換えられている。

これらの切換えは、判定回路２２６の制御信号により行
われる。

Ｙ／Ｃ分離回路２０３では動きに応じたＹ／Ｃ分離を行
い輝度信号Ｙと色信号Ｃを出力する。つまり、動画の場
合はフィールド内Ｙ／Ｃ分離回路２０３ａによる２次元
処理を行い、静止画の場合はフレーム間Ｙ／Ｃ分離回路
２０３ｂによる３次元処理を行う。しかし、複合映像信
号が非標準信号の場合は、判定回路２２６の制御信号が
混合器２０３ｄに供給され、静止画の場合であっても２
次元処理に切換えられる。

次に分離映像信号が入力された場合を説明する。

スイッチ２２５はｆ、ロッククロック側に切換えられ、
ｆ、ロッククロックがＹ／Ｃ分離回路２０３に供給され
る。

スイッチ２２８は、通常は混合器２０３ｄからの輝度信
号Ｙ側に切換えられている。しかし分離映像信号が非標
準信号の場合若しくは動画の場合は、判定回路２２６の
制御信号がスイッチ２２８に供給され、Ａ／Ｄ変換器２
０１の輝度信号Ｙ側に切換えられる。即ち分離映像信号
が非標準信号若しくは動画の場合はＹ／Ｃ分離を行わず
スルーの状態にする。

Ｙ／Ｃ分離回路２０３は、分離輝度信号が標準信号且つ
静止画の場合のみ、フレーム間Ｙ／Ｃ分離回路２０３ｂ
による３次元処理を行う。

上記のようにこの映像信号処理回路は、特に分離映像信
号が入力された場合でも、静画時においてはフレーム間
Ｙ／Ｃ分離による３次元処理を行う。従って、分離映像
信号の輝度信号Ｙに漏れ込んだ色成分を除去することが
でき、輝度信号ＹのＳ／Ｎを向上することができる。

また、映像信号の水平周波数と垂直周波数の関係を検出
する手段を設けているため、これらの信号の関係が非標
準である場合でも、画質を劣化させることなく対応する
ことができる。

［発明の効果］ 上記の映像信号処理回路によれば、適応形Ｙ／Ｃ分離回
路を有効に活用し、分離映像信号が入力された場合でも
、可能な限り画質改善が得られるようにした映像信号処
理回路を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に関わる映像信号処理回路を示す図、
第２図は第１図に示した回路の動作を説明するための図
、第３図は従来の映像信号処理回路を示す図である。 ２５１．２５２，３５１．３５３・・・入力端子、２０
１．２０２，３０１．３０２・・・Ａ／Ｄ変換器、２０
３．３０３・・・Ｙ／Ｃ分離回路、２２１・・・クロッ
ク発生回路、２２３・・・非標準検出回路、２２５゜２
２８・・・スイッチ、２１０，２１１，２１２゜３０７
．３０８，３０９・・・Ｄ／Ａ変換器、２５３゜５４゜ ５５゜ ３６２゜ ３６３゜ ３６４・・・出 力端子、 選択器、 ７゜ ６・・・色復調回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気記録装置或いはディスク記録装置からの分離
   映像信号の輝度信号が入力され、フレームメモリによる
   フレーム間差分信号を用いて前記輝度信号の動きを検出
   する動き検出手段と、 前記輝度信号フレームメモリを用いてフレーム間処理を
   行うフレーム間処理手段と、 前記輝度信号ラインメモリを用いてフィールド内処理を
   行うフィールド内処理手段と、 前記動き検出手段からの検出信号により前記フレーム間
   処理手段とフィールド内処理手段からの信号を適応的に
   切り換える混合手段と、 前記輝度信号の水平周波数と垂直周波数とが放送規格に
   準拠した関係にあるか否かを検出する非標準検出回路と
   、 前記輝度信号が前記動き検出手段により静止画と判断さ
   れた場合は前記混合手段からの信号を選択し、動画と判
   断された場合若しくは前記非標準検出回路からの検出信
   号により非標準信号と判断された場合は入力輝度信号を
   選択する手段とを具備したことを特徴とする映像信号処
   理回路。
2. （２）複合映像信号が入力され、フレームメモリによる
   フレーム間差分信号を用いて前記輝度信号の動きを検出
   する動き検出手段と、 前記輝度信号フレームメモリを用いてフレーム間処理を
   行うフレーム間処理手段と、 前記輝度信号ラインメモリを用いてフィールド内処理を
   行うフィールド内処理手段と、 前記動き検出手段からの検出信号により前記フレーム間
   処理手段とフィールド内処理手段からの信号を適応的に
   切り換える混合手段と、 前記複合映像信号の水平周波数と垂直周波数が放送規格
   に準拠した関係にあるか否かを検出する非標準検出回路
   と、 前記複合映像信号が前記動き検出手段により静止画と判
   断された場合は前記フレーム間処理手段からの信号を選
   択し、動画と判断された場合若しくは前記非標準検出回
   路からの検出信号により非標準信号と判断された場合は
   前記フィールド内処理手段からの信号を選択する手段と
   を具備したことを特徴とする映像信号処理回路。