JPH041412Y2 - - Google Patents

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JPH041412Y2
JPH041412Y2 JP394387U JP394387U JPH041412Y2 JP H041412 Y2 JPH041412 Y2 JP H041412Y2 JP 394387 U JP394387 U JP 394387U JP 394387 U JP394387 U JP 394387U JP H041412 Y2 JPH041412 Y2 JP H041412Y2
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JP
Japan
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valve
plate
valve body
valve seat
shaped
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JP394387U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高温含塵流体を取扱う流路系に好適な
ゲート弁に関し、詳しくは、板状摺動弁体に、開
弁位置において弁流路を連通状態とするための流
路孔を形成するセラミツクス製環状弁座部と、閉
弁位置において弁流路を遮断するセラミツクス製
遮蔽弁座部とを設けたゲート弁のセラミツクス製
弁体構造に関する。
〔従来の技術〕 従来、上記の如きゲート弁において板状摺動弁
体は、第4図イ,ロに示すように、環状弁座部
7、遮蔽弁座部8、及び、それら弁座部7,8を
囲う板状弁体枠部9の3部をセラミツクス材で一
体形成したり、あるいは、第5図イ,ロ.ハに示
すように、環状弁座部9と遮蔽弁座部8とをセラ
ミツクス材で小判型に一体形成して、その小判型
一体形成物を金属製の板状弁体枠部9に嵌込む状
態で両者をキー棒11により連結する等して構成
していた(実開昭61−162667号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、大口径、中口径のゲート弁の場合、3
部7,8,9を一体形成するものは特にセラミツ
クスの一体成型体が大きくなり、両弁座部7,8
のみを一体形成するものでもやはりセラミツクス
の一体成型体がかなり大きくなるために、セラミ
ツクス材の製作上困難があつた。
又、両弁座部7,8のみを一体形成するもの
は、3部7,8,9を一体形成するに比して製作
の困難さが軽減されるものの、高温流体系に使用
した場合に、両弁座部7,8を構成する小判型セ
ラミツクス体と金属製板状弁体枠部9との間に熱
膨張差に起因したガタ付きが生じる問題があつ
た。
本考案の目的は、合理的な分割構成を採用する
ことにより、両弁座部をセラミツクス製とする板
状摺動弁体の製作を容易にするとともに、熱膨張
差に起因したガタ付きの問題をも解消する点にあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるゲート弁のセラミツクス製弁体構
造の特徴構成は、板状摺動弁体において、開弁位
置で弁流路を連通状態とするための流路孔を形成
するセラミツクス製環状弁座部、閉弁位置で弁流
路を遮断するセラミツクス製遮蔽弁座部、及び、
それら弁座部を保持する板状弁体枠部の夫々を別
体で形成し、前記板状弁体枠部をその厚み方向で
二分割形成し、前記環状弁座部、及び、遮蔽弁座
部を、それらの周部に形成したツバ部を前記板状
弁体枠部の両分割部分どうしの間に挟み込む状態
で、互いに連結固定された前記板状弁体枠部の両
分割部分により保持してあることにあり、その作
用・効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、板状弁体枠部と両弁座部とを別体とす
るに加えて、それらセラミツクス製の両弁座どう
しも互いに別体とすることで、一体成形を要する
セラミツクス体が環状弁座部と遮蔽弁座部との
個々となるから、大口径、中口径のゲート弁であ
つてもセラミツクスの一体成型体が個々にかなり
小さいものとなる。
一方、両弁座部の保持については、厚み方向で
二分割形成した板状弁体枠部の分割部分どうしを
連結固定する際に、両弁座部の周部に形成のツバ
部を板状弁体枠部の両分割部分で挟み込む状態
で、それらセラミツクス製の両弁座部を保持する
から、多少、両弁座部と板状弁体枠部との間で熱
膨張差が生じたとしても、互いに連結固定された
板状弁体枠部の両分割部分が有する板バネ的な弾
性をもつてツバ部に対する挟圧を維持することが
できて、挟圧保持状態を良好に保つことができ
る。
〔考案の効果〕
その結果、セラミツクス製の弁座部を有する板
状摺動弁体の製作が容易となり、ひいては、ゲー
ト弁全体の製作能率を向上し得るに至り、又、従
前においてはセラミツクス材の加工技術上、ある
いは設備上の制約から製作できなかつた大きな口
径のゲート弁でも製作できるようになつて、この
種のゲート弁の汎用性をも高めることができた。
その上、熱膨張差に対しても挟圧保持状態を良
好に保つことができるから、高温流体系での使用
でも弁座部がガタ付くことが無く、良好に弁機能
させることができ、又、それ故に弁の信頼性を高
めることができた。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、弁流路Fを形成した弁箱
1に、弁棒2に連結した板状摺動弁体3を内装す
ると共に、その板状摺動弁体3の表裏面に対して
各別に接触シール作用する上流側及び下流側の弁
箱側環状弁座4,5を設け、もつて、ゲート弁を
構成してある。
弁箱側環状弁座4,5は夫々セラミツクス製と
しており、又、上流側の弁箱側環状弁座4はサラ
バネ6をもつて板状摺動弁体3に対し押圧付勢し
てある。
一方、第1図ないし第3図に示すように、板状
摺動弁体3には、開弁位置において弁流路Fを連
通状態とするための流路孔fを形成すると共に開
弁位置で前記の両弁箱側環状弁座4,5と接触シ
ール作用する環状弁座部7、及び、閉弁位置にお
いて弁流路fを遮断すると共に、その閉弁位置で
両弁箱側環状弁座4,5と接触シール作用する遮
蔽弁座部8とを設けてあり、それら環状弁座部7
及び遮蔽弁座部8ともにセラミツクス製としてあ
る。
つまり、弁箱側及び弁体側の弁座構成をセラミ
ツクス製とすることにより、耐蝕性、耐摩耗性、
高温取扱流体に対する耐熱性の向上を図つてあ
る。
板状摺動弁体3を構成するに、セラミツクス製
環状弁座部7、セラミツクス製遮蔽弁座部8、及
び、それら両弁座部7,8を保持する板状弁体枠
部9の三者を夫々別体とし、更に、板状弁体枠部
9はその厚み方向で二分割形成してある。
そして、組付については、両弁座部7,8の周
部に形成したツバ部7a,8aを板状弁体枠部9
の両分割部分9a,9b夫々に形成した溝に係入
させて両分割部分9a,9bにより挟み込む状態
で、両分割部分9a,9bどうしをそれらの周部
に分散配置した複数のボルト10により互いに締
め付け連結し、両分割部分9a,9bによるツバ
部7a,8aの挟圧保持をもつて両弁座部7,8
を板状弁体枠部9に保持・固定してある。
ツバ部7a,8aの厚みは、組付時における締
め付けで板状弁体枠部9の両分割部分9a,9b
間に微小隙間が残る程度の厚みとしてあり、高温
流体を取扱う場合にセラミツクス製の両弁座部
7,8と金属製の板状弁体枠部9とで熱膨張差が
生じても、互いに締め付けられた両分割部分9
a,9bの板バネ的な弾性をもつてツバ部7a,
8aに対する挟圧を良好に保ち、それによつて、
熱膨張差に起因した両弁座部7,8のガタ付きを
防ぐようにしてある。
〔別実施例〕
次に本考案の別実施例を説明する。
環状弁座部7及び遮蔽弁座部8を互いに異種の
セラミツクス材で形成しても良い。
板状弁体枠部9の材質は不問である。
板状弁体枠部9の両分割部分9a,9bを互い
に連結固定する手段としては、ボルト連結の外に
種々の手段を適用できる。
本考案を適用したゲート弁は、高温流体の取扱
いに好適であるが、対象流体は液体、気体を問わ
ず、種々の流体を取扱い対象とすることができ
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図は弁の断面図、第2図は板状摺動弁体の板
面視図、第3図は板状摺動弁体の断面図である。
第4図及び第5図は夫々、従来例を示し、第4
図、第5図においてイは板面視図、ロは縦断面図
であり、第5図ハは横断面図である。 3……板状摺動弁体、7……環状弁座部、8…
…遮蔽弁座部、7a,8a……ツバ部、9……板
状弁体枠部、9a,9b……分割部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板状摺動弁体3に、開弁位置において弁流路F
    を連通状態とするための流路孔fを形成するセラ
    ミツクス製環状弁座部7と、閉弁位置において弁
    流路Fを遮断するセラミツクス製遮蔽弁座部8と
    を設けたゲート弁において、前記環状弁座部7、
    遮蔽弁座部8、及び、それら弁座部7,8を保持
    する板状弁体枠部9の夫々を別体で形成し、前記
    板状弁体枠部9をその厚み方向で二分割形成し、
    前記環状弁座部7、及び、遮蔽弁座部8を、それ
    らの周部に形成したツバ部7a,8aを前記板状
    弁体枠部9の両分割部分9a,9bどうしの間に
    挟み込む状態で、互いに連結固定された前記板状
    弁体枠部9の両分割部分9a,9bにより保持し
    てあるゲート弁のセラミツクス製弁体構造。
JP394387U 1987-01-14 1987-01-14 Expired JPH041412Y2 (ja)

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JP394387U JPH041412Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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JP394387U JPH041412Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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JPS63112674U JPS63112674U (ja) 1988-07-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016526135A (ja) * 2013-05-31 2016-09-01 デイコ アイピー ホールディングス, エルエルシーDayco Ip Holdings, Llc アクチュエータによって動作可能なバネ装填式ゲートバルブ
US10221867B2 (en) 2013-12-10 2019-03-05 Dayco Ip Holdings, Llc Flow control for aspirators producing vacuum using the venturi effect

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JP6196485B2 (ja) * 2012-10-17 2017-09-13 株式会社オーケーエム ゲートバルブ

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