JPH04140583A - ガス遮断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、不使用状態で常時閉じており、使用中は開の状
態を保持し、この使用状態で燃焼炎が風圧や煮こぼれな
どにより消炎したとき或いはガス圧が低下したときに、
ガスの供給路を遮断してガスの流出に伴い事故を未然に
防止するガス遮断装置に関する。

従来の技術 従来、不使用状態において、電磁弁によりガスの供給を
遮断しており、この状態で開閉コックを開いたとき、−
時的にｔ４Ｇｔ！弁を開弁して、ガスに点火して炎が発
生したとき、コック開閉検知体の信号とガス燃焼検知体
の信号とにより制御回路を制御して、前記を磁弁に通電
して、ガスの供給状態を保持し、この状態で風圧や煮こ
ぼれなどにより、炎が消失したときに、を磁弁への通電
を解いてガスの供給を遮断する構成のガス安全装置は、
例えば特開昭５５−６８５２９号公報）において公知で
ある。

発明が解決しようとする課題 ところが、上記した従来公知のものは、ガスの燃焼検知
体として熱電対を用い、ガスコンロを含む燃焼装置内に
、燃焼検知体の検知信号を増幅する増幅回路を備え、こ
の増幅信号を燃焼装置と離れた位置に設置される制御盤
に導く構成であるので、以下に述べるような欠陥を有す
る。

即ちガスの燃焼検知体よりの信号は、極めて微弱である
ので、これを増幅して制御盤に導いたとしても、燃焼装
置から制御盤の間に存在する外部雑音信号例えば照明灯
のＯＮ、ＯＦＦ信号或いは空調機器の制御信号などによ
り支配されて、誤動作が生じ信頼性を欠くと共に、増幅
回路が燃焼装置からの湿度や温度の影響を直接受けるの
で、この影響を防護するための設備が別途必要となり、
それ文構造が複雑となると共に、コスト高を招くなどの
欠陥を有する。

そこで本願は、このような欠陥を解消することを目的と
したものである。

課題を解決するための手段 そこで本願は上記した目的を達成するために、ガス供給
源に、作動電流によって開弁する常時閉の遮断弁を接続
すると共に、その下流に、開栓したときコック信号を出
力する開閉コックと、ガス燃焼器とを接続し、かつ、前
記遮断弁の開閉を制御する制御回路を、商用周波数を含
む発振回路と、ガスの炎によりダイオードを構成するダ
イオード回路と、前記コック信号を一定時間保持するタ
イマーと、前記ダイオード回路よりの整流信号及びコッ
ク信号のいづれか一方が人力したときに遮断弁の作動電
流を出力する通電回路とから構成したことを特徴とする
ものであり、上記において、好ましくは、整流回路に、
増幅回路を前段および／または後段に接続した平滑回路
を備え、またもしガス配管系におけるガス洩れなどの原
因により、ガス圧が一定圧に達しない場合においてもガ
スの供給が停止するように、ガス供給回路に、ガス圧を
検出してそれが一定圧に達しないときに、通電回路より
の作動電流の出力を否定する圧力センサを接続して成り
、かつ、制御回路は、ガス燃焼器から離れた位１に設置
される。

作　　　　　　　　用 しかして、開閉コックを開栓すると、コック信号が出力
し、このコック信号はタイマーにより一定時間（２〜３
秒）保持されるので、該コック信号により通電回路から
作動電流が遮断弁に流れて、遮断弁はタイマーによって
設定された一定時間開弁してガス供給源Ｇよりガスの供
給がなされる。

そしてこの一定時間内に、もしガスに点火が行われない
ときは、炎が存在しないので、ダイオード回路はＯＦＦ
の状態にあり、従って一定時間後に作動電流の出力はな
くなり、遮断弁は閉弁してガスの供給は断たれる。

また上記において、一定時間内にガスに点火がなされる
と、炎によってダイオード回路が構成されると共に、発
振信号がダイオード回路により半波整流され、これが増
ＱＭ回路及び平滑回路を介して通電回路に入力するので
、通電回路から作動電流が遮断弁に流れ、遮断弁は開の
状態を保持して、ガスの燃焼は維持される。

上記において、ガスの燃焼中において、例えば風圧や煮
こぼれなどにより炎が消失したときは、ダイオード回路
がＯＦＦとなるので、通電回路は不作動状態となって作
動電流が消失し、遮断弁は閉弁してガスの供給は断たれ
る。この遮断弁の閉弁は、ガス供給回路のガス圧が、成
る所定圧に達しない場合も行われる。

実　　　　施　　　　例 以下図面にもとづいて、本願の実施例を詳述すると、第
１図は本願の総体構成図を示しており、ガスコンロ、ガ
スストーブなどの複数のガス燃焼器（１）ａ、　（Ｌ）
ｂは、夫々ガス管（２）ａ、　（２）ｂを介して点火栓
を具備し、かつ、コックと連動してコック信号を出力す
る開閉コック（３）ａ、　（３）ｂが接続されており、
これらのガス管（２）ａ、　（２）ｂは、電磁弁から成
る常時閉の遮断弁（４）を介してガス供給源Ｇに接続し
である。

第２図は、前記遮断弁（４）の開閉動作を制御する制御
回路（５）を示しており、この制御回路（５）は、制御
盤に組込まれて、前記ガス燃焼器より離れた例えば室の
一隅に設置される。

Ｗｉ制御回路（５）は、商用電圧を例えばＬ／２に電圧
するトランス（６）と、商用周波数（５０〜６０）１２
）でもよいが、それよりも高い例えば１００Ｈｚの交流
信号を発振する発振回路（７）と、一方がタングステン
の電極棒から成り、他方がアースされて、炎によりダイ
オードを構成するダイオード回路（８）と、このダイオ
ードの回路（８）により半波整流された整流信号すを増
幅する増幅回路（９）と、その出力を平滑する平滑回路
（ｌＯ）と、さらにその出力を増幅する増幅回路（１１
）と、前記開閉コック（３）ａ、　（３）ｂを開栓した
ときのコック信号Ｃを一定時間（２〜３秒）保持するタ
イマー（１２）と、前記増幅回路（１１）によって増幅
された整流信号す及び前記コック信号Ｃのいづれか一方
が存在するときにのみ遮断弁（４）に通電を許容する通
電回路（１３）とから構成されている。

しかして、任意の開閉コック（３）ａを開栓すると、そ
の開栓によりコック信号Ｃが発生し、このコック信号Ｃ
はタイマー（１２）により一定時間（２〜３秒）保持さ
れるので、該コック信号Ｃにより通電回路（１３）から
作動電流が遮断弁（４）に出力して、遮断弁（４）はタ
イマー（１２）で設定された一定時間開弁してガス供給
源Ｇよりガスの供給がなされる。

そしてこの一定時間内に、もしガスに点火がされないと
きは、炎Ｆが存在しないので、ダイオード回路（８）は
ＯＦＦの状態にあり、従って一定時間後に通電回路（１
３）からの作動電流はなくなって遮断弁（４）は閉じ、
ガスの供給は断たれる。

また上記において、一定時間内にガスに点火がなされる
と、炎Ｆを介してダイオード回路（８）が構成されると
共に、発振回路（７）からの発振出力ａは半波整流され
、これが増幅回路（９）、平滑回路（１０）及び増幅回
路（１１）を介して通電回路（１３）に入力するので、
通電回路（１３）から作動電流が遮断弁（４）に出力し
、遮断弁（４）は開の状態を保持してガスの供給は維持
される。

この作用は、他のガス燃焼器（１）ｂの開閉コック（３
）ｂを操作したときも同様である。そしてガスの燃焼中
において、例えば風圧や煮こぼれなどにより炎が消えた
ときは、ダイオード回路（７）がＯＦＦとなるので、通
電回路（１３）は不作動状態となって作動電流が消失し
、遮断弁（４）は閉じてガスの供給は断たれる。

第３．４図は他の実施例における総体構成図と、その制
御回路図を示しており、前記した実施例と相違するとこ
ろは、ガス供給路に圧力センサ（１４）を接続し、例え
ばガスの配管系におけるガス洩れなどにより、ガス圧が
一定圧以下に至ったとき、通電回路（１３）の通電状態
を否定するガス圧信号ｄを出力する点にあり、この構成
によれば、ガス圧が一定圧に達しないときは、コック信
号Ｃ及び整流信号すの発生にも不拘、通電回路（１３）
からの作動電流の出力は否定される。

発明の効果 以上のように、本願によれば、商用周波数を含む発振回
路からの周波数を用い、この発振信号を炎により構成さ
れるダイオード回路により半波整流して、この整流信号
により遮断弁の作動を流を出力する構成であるから、例
えば照明灯或いは空調機器のＯＮ、ＯＦＦ信号などの外
部雑音信号による誤動作の惧れはなく、安定性に優れ、
信鯨性の高い製品を提供することができ、また、保守が
容易であると共に、ガス燃焼器による温度や湿度の影響
も受けることがないので、耐久性に冨むなどの利点を存
する。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は総体構成図
、第２図は制御回路図、第３図は他の実施例における総
体構成図、第４図はその制御回路図である。 図中、（１）ａ、　　（１）ｂはガス燃焼器、（３）ａ
、　　（３）ｂは開閉コック、（４）は遮断弁、（５）
は制御回路、（７）は発振回路、（８）はダイオード回
路、（９）。 （１１）は増幅回路、（１０）は平滑回路、（１２）は
タイマ、（１３）は通電回路、（１４）は圧力センサ、
ａは発振出力、ｂは整流信号、Ｃはコック信号、ｄは圧
力信号である。 特許出願人　　合資会社農林興業社 代理人弁理士　　大　　内　　俊　　治第１ 図 第２図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）ガス供給源に、作動電流によって開弁する常時閉
   の遮断弁を接続すると共に、その下流に、開栓したとき
   コック信号を出力する開閉コックと、ガス燃焼器とを接
   続し、かつ、前記遮断弁の開閉を制御する制御回路を、
   発振回路と、ガスの炎によりダイオードを構成するダイ
   オード回路と、前記コック信号を一定時間保持するタイ
   マーと、前記ダイオード回路よりの整流信号及びコック
   信号のいづれか一方が入力したときに遮断弁の作動電流
   を出力する通電回路とから構成したことを特徴とするガ
   ス遮断装置。
2. （２）請求項１において、ガス供給回路に、ガス圧を検
   出してそれが一定圧に達しないときに、通電回路よりの
   作動電流の出力を否定する圧力センサを接続して成るガ
   ス遮断装置。
3. （３）整流回路に、増幅回路を前段および／または後段
   に接続した平滑回路を備えた請求項１または２記載のガ
   ス遮断装置。
4. （４）発振回路が、商用周波数を含む請求項１、２また
   は３記載のガス遮断装置。
5. （５）制御回路を、ガス燃焼器から離れた位置に設置し
   て、ダイオード回路を構成する電極棒をガス燃焼器の位
   置に導いた請求項１、２、３または４記載のガス遮断装
   置。
6. （６）遮断弁の下流に、複数の開閉栓とガス燃焼器とを
   接続して成る請求項１、２、３、４または５記載のガス
   遮断装置。