JPH0413978Y2 - - Google Patents

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JPH0413978Y2
JPH0413978Y2 JP7532687U JP7532687U JPH0413978Y2 JP H0413978 Y2 JPH0413978 Y2 JP H0413978Y2 JP 7532687 U JP7532687 U JP 7532687U JP 7532687 U JP7532687 U JP 7532687U JP H0413978 Y2 JPH0413978 Y2 JP H0413978Y2
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water
inner cylinder
heat
container
drug container
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JP7532687U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内外2重筒からなり、両筒間の空間
に水との接触により発熱反応する生石灰を、か
つ、内筒に、上記発熱による内筒の加熱によつて
蒸散する駆除剤などの薬剤を入れた、いわゆる、
薬剤蒸散容器に関する。
〔考案の背景並びに従来技術の問題点〕
述べるまでもなく、従来のこの種薬剤蒸散容器
は、付属の水受容器に水を規定の深さまで入れ、
この水受容器の中に上記薬剤蒸散容器の底を沈漬
載置することにより薬剤容器の底の孔を通じて水
が生石灰に吸収され、発熱するものであるが、水
の量が規定以上に深いと、発熱が急速に進み、内
圧の異常上昇により爆発の危険があることから、
使用説明書には規定の水使用量を指示してはいる
も、実際にはその使用量が守られず、危険な状態
で使用しているのが現状である。
そこで、この考案では薬剤蒸散容器そのものに
規定量の水を入れた水パツクを予め付設させて決
められた水量のみで発熱させ、もつて爆発の危険
なく安全に使用させることに他ならないが、問題
は水パツクを開封する部分が発熱剤を使用した従
来周知の清酒燗容器のように外部に露出している
と、この部分が薬剤容器の取扱い中などに他物に
引掛り、水パツクを破裂させてしまうという危険
な事態も起こり得る。
〔考案の目的〕
そこでこの考案は、水パツクを開封する部分を
含め薬剤容器全体をイージーオープン蓋にて密封
閉塞した水受容器内に挿入せしめ、イージーオー
プン蓋を開いて始めて水パツクを開封した水を注
出させ、安全に発熱できるようにした薬剤蒸散容
器を提供せんとするものである。
〔考案の構成〕
従来技術の問題点を解決する本考案の構成は、
底に水侵入孔を有する金属製の外筒に、金属性の
有底内筒を挿嵌するとともに、該内筒の上端開口
周縁に張出し形成したフランジ状の閉塞板を外筒
の開口周縁に巻締め、上記内外筒の間の空間に水
との接触によつて発熱する発熱剤を、かつ、内筒
に、上記発熱による内筒の加熱によつて蒸散され
る駆除剤などの薬剤を収容してなる薬剤容器にお
いて、該薬剤容器を、イージーオープン蓋にて密
封閉塞した水受容器内に挿入せしめ、この水受容
器と上記薬剤容器との間の環状空間に、水受容器
の内周壁に沿つて吊設支持させた切裂可能の水袋
を介在させたことを特徴としてなるものである。
〔実施例 1〕(第1図〜第4図) Aは薬剤容器、Bはこの薬剤容器を収容した水
受容器である。
薬剤容器Aは、底に水侵入孔1を有する金属外
筒2に金属性の有底内筒3を挿嵌し、この内筒3
の上端開口周縁に張出し形成したフランジ状の閉
塞板4を外筒2の開口周縁に巻締め、それにより
両筒間に形成された空間5の上端を閉塞したもの
にて構成され、そして上記空間5には図示せざる
生石灰からなる発熱剤が、かつ、内筒3には駆除
剤などの薬剤が収容されている。
一方、水受容器Bは、その上端開口に環状のス
コア6とこのスコア6に囲まれた内側板部にプル
タブ7を有するイージーオープン蓋8を巻締め閉
塞としたものにて構成されている。
上記水受容器Bと薬剤容器Aとの間の環状空間
9には、水受容器Bの内周壁に沿つて吊設支持さ
せた切裂可能の水袋(水パツク)10を介在させ
る。上記水袋10は2枚の樹脂フイルムを重合し
てその周縁10aをヒートシールし、このヒート
シール部で囲まれた内側部分に水を封入した水襄
部10bを形成し、この水襄部10bの上下のヒ
ートシール部に吊り下げ孔10cを、かつ、水襄
部10bの左右ヒートシール部に切裂誘導用の縦
長孔10dを、かつ、水襄部10bの下部ヒート
シール部に水襄部10bに指向する切り込み10
eを、更に縦長孔10dの上端部外側に切裂き用
の摘み部10fを夫々設けたものにて形成されて
いる。
また、上記水袋10の水受容器Bへの吊設手段
としては、該容器B内に上下端を開口した合成樹
脂製筒状壁11を嵌合保持させ、この筒状壁11
の内面上下にフツク11aを形成して該フツク1
1aに、上記水袋10に設けた上下の吊り下げ孔
10cを挿通係止させてある。尚、上記筒状壁1
1は本例では半円筒状の壁にて形成してあるが、
全円筒壁でも勿論よく、また、水袋10も全周に
囲撓させるようにしても勿論よい。
また、水受容器Bの内底面は、薬剤容器Aの底
を落とし込み状嵌合させ得る凹所12にて形成さ
れている。
13は、薬剤容器Aの上端開口に閉塞したシー
ル部材で、このシール部材13は熱によつて溶融
されるものである。
〔作用〕
水受容器Bのイージーオープン蓋8をそのプル
タブ7を引つ張つて引裂き開口すると、容器B内
の水袋10が、その摘み部10fが上向きに突出
した状態で露呈される。この状態で上記摘み部1
0fを第4図のように上向きに引つ張ると、縦長
孔10dの上端部が先ず引裂かれ、引き続く引張
力によつて次に下部の切り込み10eが切裂かれ
るとともに、この切裂きが水襄部10bに波及
し、水襄部10b内の水は注出されるものであ
る。
また、注出された水は水受容器Bの凹所12に
溜り、この水は薬剤容器Aの水侵入孔1を通じて
該容器内の発熱剤と接触し、それによつて生じた
熱で内筒3が加熱され、該内筒3内の薬剤は蒸散
されるものである。
〔実施例 2〕(第5図、第6図) この例は、水襄部10bをヒートシール部で数
個に分割するとともに、各水襄部10bの下部を
ヒートシールを施さない連通部10gにて連通さ
せた水袋10の変形例である。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、薬剤蒸散容器そ
れ自体に規定量の水を入れた水袋を予め付設させ
て決められた水量のみで発熱させるので、爆発の
危険性はなくなり、安全に蒸散させることができ
る。また特に、水袋を開封する部分が上記薬剤容
器Aとともに、イージーオープン蓋にて密封され
た水受容器B内に挿入されているので、取扱い中
などに水袋を開封する部分が他物と接触し、不注
意に水袋から水を注出してしまうという危険性を
一掃することができる。また、水袋を薬剤容器と
水受容器との間に自ずと形成される環状空間に挿
入介在させるので、特別な水袋の取付けスペース
を設ける必要がないなど、従来のこの種薬剤蒸散
容器にては望み得ない優れた実用上の効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の容器の縦断正面図、第2図
は同上横断平面図、第3図は水袋の吊り下げ状態
を示す容器の断面図、第4図は水袋の切裂き状態
の説明図、第5図は実施例2の水袋の正面図、第
6図は同上横断平面図である。 A……薬剤容器、B……水受容器、1……水侵
入孔、2……外筒、3……内筒、4……閉塞板、
5……内外筒間の空間、10……水袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底に水侵入孔を有する金属製の外筒に、金属性
    の有底内筒を挿嵌するとともに、該内筒の上端開
    口周縁に張出し形成したフランジ状の閉塞板を外
    筒の開口周縁に巻締め、上記内外筒の間の空間に
    水との接触によつて発熱する発熱剤を、かつ、内
    筒に、上記発熱による内筒の加熱によつて蒸散さ
    れる駆除剤などの薬剤を収容してなる薬剤容器に
    おいて、該薬剤容器を、イージーオープン蓋にて
    密封閉塞した水受容器内に挿入せしめ、この水受
    容器と上記薬剤容器と間の環状空間に、水受容器
    の内周壁に沿つて吊設支持させた切裂可能の水袋
    を介在させたことを特徴としてなる薬剤蒸散容
    器。
JP7532687U 1987-05-19 1987-05-19 Expired JPH0413978Y2 (ja)

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JP7532687U JPH0413978Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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JP7532687U JPH0413978Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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JPS63186173U JPS63186173U (ja) 1988-11-29
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