JPH0413951Y2 - - Google Patents

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JPH0413951Y2
JPH0413951Y2 JP17413285U JP17413285U JPH0413951Y2 JP H0413951 Y2 JPH0413951 Y2 JP H0413951Y2 JP 17413285 U JP17413285 U JP 17413285U JP 17413285 U JP17413285 U JP 17413285U JP H0413951 Y2 JPH0413951 Y2 JP H0413951Y2
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JP
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detection device
handling
grain
stock
reaping
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JP17413285U
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JPS6283426U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は穀稈を刈取脱穀するコンバインにおけ
る扱深さ自動制御装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、穀稈の有無を検出する株元検出装置とそ
の前方に穂先位置を検出する穂先検出装置とを穀
稈通路に設けて遅延回路を介して応答信号を発す
るようにしたコンバインにおける扱深さ自動調節
装置は実公昭55−40995号公報により既に知られ
ている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知の考案は刈取脱穀作業を最初に開始す
る時、株元側検出装置のみ検出状態になつて扱深
調節装置が深扱ぎ調節作動するのを防止すること
ができる。
しかし、刈取脱穀作業中に機体を回行すべく刈
取を中断した時、穀稈は穂先先行で搬送され易
く、この場合も深扱ぎ調節され、また、多条刈し
た穀稈を一側の搬送経路に纏めて搬送するコンバ
インにおいては他側の穀稈は第2図に示すように
検出位置への到達が送れるので、刈り終り時に穀
稈の層が薄くなり、センサーの応答性が低下して
非検出状態になつて深扱ぎ調節されることとな
り、このような現象を前述の既知の方式では解消
することができない。
更に、株元側検出装置を穂先検出装置より充分
に前位に設定すると共に前述の遅延回路を設ける
と、刈り終り時の扱深さを適正にすることができ
る。
しかし、この方式は刈り始め時、刈取走行速度
の大小により株元側検出装置と穂先検出装置との
間を搬送される穀稈の通過時間が異なり、タイマ
ー値を短く設定すると、走行速度が大である場
合、深扱ぎ調節され、逆に長く設定すると、走行
速度が小である場合、稈長検出されない穀稈が脱
穀装置に供給される等の問題点を生じ、これを解
消するためにはタイマー値を車速に連動して変化
させる等の複雑な制御装置を必要とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は茎部を検出して穀稈の有無を判断する
株元側検出装置と穂先検出装置の検出結果により
穀稈の扱深さを自動制御するコンバインにおい
て、前記株元側検出装置を穂先検出装置の穀稈移
動方向上手側に設け、刈取始めに移送される穀稈
を株元側検出装置が穀稈を検出した直後のt秒間
穂先検出装置の検出信号を無効とし、浅扱調節す
ることにより前行程の刈り終時に深扱ぎになるの
を次行程の刈取開始時の僅かの時間内に修正して
適正な扱深さ調節を行ない得るようにして前述の
問題点を解決した。
(ホ) 作用 株元側検出装置は刈取装置で刈取られて脱穀装
置に搬送される穀稈の有無を検出し、その下手側
では穂先検出装置が穂先位置を検出する。
そして、一行程の刈取が終つて次の行程に移行
する時、刈終時には穂先先行で搬送されると共に
多条刈の場合は1条分だけが搬送されるので扱深
さ調節装置が深扱ぎ作動する。
機体回行を終つて次の刈取行程に入つて株元側
検出装置が検出状態となつてから、穂先検出装置
が検出状態になる僅かの間に、その時の検出信号
が無効とされ、その間に浅扱調節され、穂先検出
装置に穂先が到達して検出状態になると通常の稈
長検出が行なわれ、その検出信号により扱深さ調
節される。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、
1は走行装置を有する機台上の一側に搭載した脱
穀装置であつて、他側には前方から順に操作盤
2、レバーパネル3、操縦席4、穀粒タンク5及
びエンジン等を配設してあり、脱穀装置1の前部
には刈取装置6と、搬送される穀稈の稈身方向に
傾動する株元搬送体7及び穂側搬送体で構成され
た穀稈搬送装置とからなる前処理装置を設けてあ
る。
また、前記操作盤2に設けた扱深自動スイツチ
8、走行ペタル9に対設されていて踏込むとON
になる走行スイツチ10、レバーパネル3の刈取
クラツチレバー11に対設されていて前処理クラ
ツチ入りでONになる刈取クラツチスイツチ1
2、前記株元搬送体7の始端部寄りに付設されて
いて株元検出装置を構成する扱深さメインセンサ
ーMS、該扱深さメインセンサーMSの下手側の
穂先移動経路にあつて穂先位置の適正範囲を検出
する穂先検出装置の扱深センサーHS,LS、及び
浅扱側リミツトスイツチ13、深扱側リミツトス
イツチ14の検出信号はマイコン15に入力さ
れ、その出力で前記株元搬送体7を傾動させるモ
ーター16が停止する。
次ぎに作用を第4図について説明すると、刈取
脱穀作業中、1行程の刈取が終つて次ぎの刈取行
程に移行する時、扱深自動スイツチ8をONとな
し、走行クラツチ、刈取クラツチを入りにして刈
取を開始すると、刈取穀稈は穀稈搬送装置に受継
がれて搬送される。
そして、搬送される穀稈の株元部が扱深さメイ
ンセンサーMSにより検出され、この時、穂側は
扱深センサーHS,LSには到達していないので深
扱ぎ信号を発する状態であるが、この穀稈がメイ
ンセンサーMSから穂先検出装置に到達するまで
の極めて短い時間tの検出信号が無効とされてタ
イマーがONになり、その時、浅扱側リミツトス
イツチ13がOFFならばモーター16がマイコ
ン15からのインチング出力(インチング数1〜
3、この例では2)により株元搬送体7を浅扱側
へ第3図に示すようにインチング出力により作動
し、前行程の終了時に深扱ぎになつたのを適正な
状態に修正する。以後扱深センサーHS,LSの検
出信号により浅扱又は深扱調節される。
(ト) 考案の効果 本考案は前述のように茎部を検出して穀稈の有
無を判断する株元側検出装置と穂先検出装置の検
出結果により穀稈の扱深さを自動制御するコンバ
インにおいて、前記株元側検出装置を穂先検出装
置の穀稈移動方向上手側に設け、刈取始めに移送
される穀稈を株元側検出装置が穀稈を検出した直
後のt秒間穂先検出装置の検出信号を無効とし、
浅扱調節するので、刈始め及び刈終り時には深扱
ぎ調節されるが、刈始め時の強制的な浅扱調節に
より適正な扱深さに近付けるように修正すること
ができ、それにより穂先検出装置による制御が安
定するまでの時間が著しく短くなり、刈始めの根
揃いが良くなると共に異常な深扱ぎにより諸障害
を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は各種センサーとマイコンの関係を示す平
面図、第2図は多条刈コンバインの刈り取中及び
刈り終り時の状態を示す平面図、第3図はタイム
チヤート図、第4図はフローチヤート図である。 7……株元搬送体、MS……メインセンサー、
HS,LS……扱深センサー、16……モーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 茎部を検出して穀稈の有無を判断する株元側検
    出装置と穂先検出装置の検出結果により穀稈の扱
    深さを自動制御するコンバインにおいて、前記株
    元側検出装置を穂先検出装置の穀稈移動方向上手
    側に設け、刈取始めに移送される穀稈を株元側検
    出装置が穀稈を検出した直後のt秒間穂先検出装
    置の検出信号を無効とし、浅扱調節するように構
    成したことを特徴とするコンバインにおける扱深
    さ自動制御装置。
JP17413285U 1985-11-12 1985-11-12 Expired JPH0413951Y2 (ja)

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JP17413285U JPH0413951Y2 (ja) 1985-11-12 1985-11-12

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JP17413285U JPH0413951Y2 (ja) 1985-11-12 1985-11-12

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Publication Number Publication Date
JPS6283426U JPS6283426U (ja) 1987-05-28
JPH0413951Y2 true JPH0413951Y2 (ja) 1992-03-30

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