JPH04137794U - 造水装置 - Google Patents

造水装置

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JPH04137794U
JPH04137794U JP4494691U JP4494691U JPH04137794U JP H04137794 U JPH04137794 U JP H04137794U JP 4494691 U JP4494691 U JP 4494691U JP 4494691 U JP4494691 U JP 4494691U JP H04137794 U JPH04137794 U JP H04137794U
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JP
Japan
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valve
pressure
water
piping
valve member
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JP4494691U
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English (en)
Inventor
進 宮下
佳昭 弘中
正 石村
Original Assignee
株式会社共立
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】配管及び操作を簡素化し、配管部及び装置の安
全性と耐久性とを向上させる。 【構成】ポンプによって圧送された被処理水を浄化する
フィルター装置からの廃水用配管に調圧安全弁16を設
け、該調圧安全弁が本体内に弁座に当接するばね偏圧弁
部材30を含み、該弁部材が比較的大きな直径を有する
受圧部分31と小径の軸部分32とを有し、更に前記弁
部材を前記弁座から強制的に離座させるように前記弁部
材に作用し得る弁開放手段41を前記本体に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は海水等を浄化して飲料用等に適する清浄な水を得るための造水装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、上記したような造水装置では、海水等の水源から水を低圧の一次ポン プで汲上げ、この汲上げた水を高圧の二次ポンプで更に加圧して水浄化用のフィ ルター装置へ圧送し、そこで浄化された清浄な製造水は製造水用配管を通して供 給されて飲料等の利用のために提供され、一方フィルター装置で除去された不純 物を含む廃水、即ち濃縮余水は廃水用配管を通して排水される。従来、小容量の このような造水装置の廃水用配管には、高圧側配管内の調圧及び装置始動時の空 気抜き手段としてニードル弁等を介装し、その都度任意に吐出側の流路を絞って 調節させる構成となっており、また同一配管内に異常昇圧時のみ開放動作する安 全弁を有する構成となっており、廃水用配管にそのような二つの別個の弁等を配 設する必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の造水装置では、個別に二つの弁等を設けるために廃水用配管構 成が複雑であるのみならず、高圧側配管内の調圧、異常昇圧の圧力開放、空気抜 き等の動作をそれぞれの弁等を操作して行うために操作性及び安全性が低く、こ のためフィルター装置や高圧ポンプの耐久性を低める等の欠点があった。
【0004】 そこで、本考案は上記したような従来の技術の欠点を取除くと共に、簡単で便 利な形の造水装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案に係る造水装置は、ポンプによって圧送された被処理水を浄化す るフィルター装置からの廃水用配管に調圧安全弁を設け、該調圧安全弁が本体内 に弁座に当接するばね偏圧弁部材を含み、該弁部材が比較的大きな直径を有する 受圧部分と小径の軸部分とを有し、更に前記弁部材を前記弁座から強制的に離座 させるように前記弁部材に作用し得る弁開放手段を前記本体に設けている構成を 特徴とする。
【0006】
【作用】
従って、廃水用配管内に異常昇圧が生じた時に、その圧力が調圧安全弁に作用 して調圧安全弁を開放し、圧力を自動的に逃して各部材を保護することができ、 また空気抜きを行う時には弁開放手段を操作して弁部材を弁座から離座させて調 圧安全弁を強制的に開き、空気を抜くことができる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。 図1は本考案に係る造水装置の一実施例の造水系統を示すブロック線図であり 、図2は図1の装置に組込まれた調圧安全弁の一実施例の断面図である。この装 置は図1に示すように、海水等の被処理水を被処理水汲上げ配管1に設けられた 遠心ポンプ等の給水用一次ポンプ2によってストレーナ3を通して汲上げ、この 汲上げた被処理水を前処理フィルター4を通して供給側三方弁5の第1の入口部 6へ供給し、更に前記三方弁5の出口部7からプランジャポンプ等の高圧二次ポ ンプ8へ供給する。前記一次ポンプ2及び二次ポンプ8は、モータ又はエンジン 等の駆動装置9によって駆動され、前記二次ポンプ8は被処理水を更に加圧して 被処理水浄化用のフィルター装置10へ圧送する。該フィルター装置10は周知 のモジュール式のものであって、そのモジュールの浄化性能が低下した時に別の 新しいフィルターモジュールと交換することができる。前記フィルター装置10 で処理され浄化された製造水は製造水用配管11を通り、そこに配管された排出 側三方弁12の入口部13へ入りその第1の出口部14から更に製造水取出し用 配管50を通って飲料等の使用のために提供される。一方、前記フィルター装置 10で除去された不純物を含む廃水、即ち濃縮余水は廃水用配管15を通って流 れ、更にそこに配置された調圧安全弁16をから廃水排出用配管49通って海等 へ排出される。前記供給側三方弁5の第2の入口部17は、ホルマリン等の消毒 液を貯蔵したケミカル瓶18を受ける受け皿19へ連通しており、前記供給側三 方弁5は、その操作レバーを切換えることによって前記出口部7を第1の入口部 6から第2の入口部17へ連通させることができる。前記ケミカル瓶18はキャ ッチ弁付蓋20を有し、該蓋20は受け皿19へ装着された時にキャッチ弁を開 いてケミカル瓶18内の消毒液を受け皿19へ排出するようになっている。フィ ルター装置10の洗浄消毒をする時、供給側三方弁5を前記したように切換え、 排出側三方弁12の入口部13をその第2の出口部21へ連通するように排出側 三方弁12を切換え、その後ケミカル瓶18からの消毒液を二次ポンプ8によっ てフィルター装置10へ圧送し、フィルター装置10のみならず二次ポンプ8及 びそれらの間の配管をも洗浄消毒する。更に、消毒液はフィルター装置10から 製造水用配管11内を排出側三方弁12まで流れ、そこから消毒液排出用配管2 2及び廃水排出用配管49を通して図示しないタンク等へ排出される。この洗浄 消毒作業時には、供給側三方弁5に設けられたリミットスイッチ23によって一 次ポンプ2が停止されるように制御される。なお、図1において、24は被処理 水汲上げ配管1に設けられた圧力スイッチであり、一次ポンプによって被処理水 汲上げ配管1に被処理水が充満したことを1〜2kg/cm2 の圧力として排出して はじめて二次ポンプ8を作動せしめる為のものである。また、25はフィルター 装置10へ入る被処理水の加圧状況を確認する為の圧力計である。
【0008】 前記調圧安全弁16は、図2に示すようにその本体26に前記廃水用配管15 に連通する入口部27と、下流側の廃水排出用配管49に連通する出口部28と を設けており、前記入口部27は前記本体26内の弁室29へ通じている。該弁 室29内には弁部材30がその軸線方向に摺動可能に配置されており、前記弁室 29内の廃水の圧力を連通部44を介して受ける比較的大きい直径Dの受圧部分 31と、該受圧部分31から延びる比較的小さい直径dの軸部分32と、該軸部 分32の先端に設けられ、前記弁室29の環状弁座33に接離自在に当接する円 錐形の弁部分34とを有し、前記軸部分32はシール用O−リング35を介して 前記弁室29内で本体26に支持されている。前記弁座33は比較的小さな内径 d1を有する。更に、前記弁部材30は、前記弁部分34と反対側端と前記本体 26に取着されたばね筐48の内側一端との間に配置された調節ねじ47で付勢 可変の圧縮コイルばね36によって偏圧されて弁部分34を弁座33に圧接させ ており、それにより通常は弁室29から出口筐体46の出口部28への廃水の流 れを改定量に規制する。更に、前記本体26の前記弁座33側には、押棒37が 前記弁部材30と同心状に且つ軸線方向摺動可能に前記出口筐体46に支持され ており、前記押棒37の内端部38は、前記環状弁座33内で前記弁部材30の 弁部分34の頂端部39に接近した位置に配置されており、前記押棒37の外端 部40は弁開放手段としての回転カム部材41の一端部に形成されたカム面42 に当接している。前記回転カム部材41は前記本体26に固着された前記出口筐 体46に回転可能に支持されており、その他端部に回転操作レバー43が設けら れていて、常時はロックボール45で図示の非作動位置に保持されている。
【0009】 上述した構成によって、調圧安全弁16は、比較的大きな直径Dの受圧部分3 1と比較的小さな直径dの軸部分32との間にシール用O−リング35が介装さ れていてそれらの間の面積差は常に一定であるので、微小流量の直径d1 の弁座 33の実効開口面積の変化に関係なく弁部材30の受圧部分31が受ける圧力は 一定し、弁室29内はばね36の設定強さに相当する圧力に一定に保たれる。従 って、フィルター装置10の劣化や圧力損失により弁座33を通る廃水の流量に 変化があっても圧力はほぼ一定に保たれ、自動調圧を行うことができる。また、 弁室29内に異常昇圧が発生した場合は、受圧部分31と軸部分32との面積差 に作用する圧力が増大し、ばね36の圧力設定ばね力に勝ち、それにより弁部材 30の弁部分34は弁座33から離座し、弁室29内の過剰な圧力を出口部28 へ逃がす。また、通常造水装置は固定配管で使用する場合が多く、廃水排出用配 管49で異常な流路抵抗を生じて、洗浄消毒時に各部を破損せしめる場合がある が、調圧安全弁16より下流の流路抵抗が弁座33の直径d1 に対応するばね3 6の抵抗力に等しいか又はそれ以下の範囲であるならば、この流路抵抗を逆圧力 として利用し、弁部材30の弁部分34に受圧して弁部材30の受圧部分31が 受けている通常の圧力に付加されて弁部材30を押し開き、調圧安全弁16を自 動開放させ過圧事故を防止することができる。また、装置の始動時の空気抜きの 場合には、回転カム部材41の回転操作レバー43を回転操作してカム面42に よって押棒37を強制的に出口筐体46内へ押し込み、その内端部38を弁部分 34の頂端部39へ押付け、弁部分34を弁座33から強制的に離座させて調圧 安全弁16を開けば、空気抜きを行うことができ、配管内のエアロックを容易に 排除できる。 なお、本考案による造水装置により0.3リットル/分程度の製造水を得る場 合には、二次ポンプ8は、常用圧力60kg/cm2 、吐出量1.5リットル/分程 度とし、廃水の排出量を1.2リットル/分程度とすると良い。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案では、調圧弁と空気抜き弁とを1つの調圧安全弁 に組込むことによって配管を及び操作の簡素化を実現し、配管部の安全性を向上 させると共に、フィルター装置及び高圧ポンプの耐久性を向上することができ、 更に圧力調整の信頼性の向上及び造水性能の安定化を図ることができる等の効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の造水装置の一実施例の造水系統を示す
ブロック線図。
【図2】図1の装置に組込まれた調圧安全弁の一実施例
の断面図。
【符号の説明】
8 ポンプ 10 フィルター装置 15 廃水用配管 16 調圧安全弁 26 調圧安全弁の本体 30 弁部材 31 受圧部分 32 軸部分 33 弁座 41 弁開放手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ(8)によって圧送された被処理
    水を浄化するフィルター装置(10)からの廃水用配管
    (15)に調圧安全弁(16)を設け、該調圧安全弁が
    本体(26)内に弁座(33)に当接するばね偏圧弁部
    材(30)を含み、該弁部材が比較的大きな直径を有す
    る受圧部分(31)と小径の軸部分(32)とを有し、
    更に前記弁部材を前記弁座から強制的に離座させるよう
    に前記弁部材に作用し得る弁開放手段(41)を前記本
    体に設けていることを特徴とする造水装置。
JP4494691U 1991-06-14 1991-06-14 造水装置 Pending JPH04137794U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020525264A (ja) * 2017-07-05 2020-08-27 ソーラー ウォーター ソリューションズ オサケ ユキチュア 逆浸透装置のリジェクト弁

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JPS5252878A (en) * 1975-10-28 1977-04-28 Kurita Water Ind Ltd Desalting apparatus using reverse osmotic membrane
JPS6349069B2 (ja) * 1981-05-13 1988-10-03 Honda Motor Co Ltd

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