JPH04137031U - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH04137031U
JPH04137031U JP5267091U JP5267091U JPH04137031U JP H04137031 U JPH04137031 U JP H04137031U JP 5267091 U JP5267091 U JP 5267091U JP 5267091 U JP5267091 U JP 5267091U JP H04137031 U JPH04137031 U JP H04137031U
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JP
Japan
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light
vacuum
vacuum container
window
processing
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Application number
JP5267091U
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Inventor
和幸 藤井
Original Assignee
株式会社芝浦製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空容器の窓のくもりを検出してこのくもり
が所定レベルに達したことから真空容器の洗浄時期など
を知ることができるようにした真空処理装置を提供す
る。 【構成】 真空容器内で行う処理過程で発光する光強度
を前記真空容器に設けた透光性の窓を通して前記真空容
器の外から検出し、処理の終期を判別する真空処理装置
において、前記窓の透光性を監視するくもり検出手段
と、この透光性が所定レベル以下に低下したことを検出
する比較手段とを備え、この比較手段の出力に基づいて
前記真空容器の洗浄時期を検出可能にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スパッタリングやエッチング等の処理を真空容器内で行う真空処理 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体基板(ウェハ)の表面に酸化シリコン(Si2 )や窒化シリコン(S i34 )膜などの絶縁膜を形成するための方法の1つとして、CVD法(Chemic al Vapor Deposition 、化学的気相成長法)が公知である。またこの反応用炉に アルゴンガス(Ar )を入れて真空ポンプで減圧し、これに電極を入れて高周波 をかけて放電させることにより反応を促進させるプラズマCVD法も公知である 。 さらにスパッタリング法やエッチング法、蒸着法などもICの製造過程で広く 用いられている。
【0003】 これらの種々の処理は真空容器内で行われるため、処理の進行状況を監視して 処理の終期を判別するための手段が必要になる。従来はこの真空容器の一部に透 光性の窓を設け、この窓から内部の処理の様子を監視していた。
【0004】 例えばプラズマCVD法やスパッタリング法、あるいはプラズマエッチング法 のようにプラズマにより不活性ガスのイオンを作り反応を促進させるものなどが あるが、この場合にはプラズマによる発光が伴うから、この発光量を真空容器に 設けた透光性窓を通して外から監視することにより処理の終期を判別している。
【0005】 しかし真空容器に設けた窓を通して内部の発光量を検出するものでは、この窓 の透光率が処理回数の増加につれて低下するという問題がある。すなわち処理回 数が増えるに従ってこの窓の内面に処理に伴い発生する物質などが付着してくも るからである。このため処理の終期を判別する精度が下がったり、誤動作すると いう問題が生じる。
【0006】
【考案の目的】
本考案はこのような事情に鑑みなされたものであり、真空容器の窓のくもりを 検出してこのくもりが所定レベルに達したことから真空容器の洗浄時期などを知 ることができるようにした真空処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【考案の構成】
本考案によればこの目的は、真空容器内で行う処理過程で発光する光強度を前 記真空容器に設けた透光性の窓を通して前記真空容器の外から検出し、処理の終 期を判別する真空処理装置において、前記窓の透光性を監視するくもり検出手段 と、この透光性が所定レベル以下に低下したことを検出する比較手段とを備え、 この比較手段の出力に基づいて前記真空容器の洗浄時期を検出可能にしたことを 特徴とする真空処理装置により達成される。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の概念図、図2は光モニタの出力波形のくもりによる 変化を示すものである。この実施例は不活性スパッタエッチング(不活性イオン エッチングともいう)に適用したものである。
【0009】 図1で符号10は真空容器である。この容器10は例えば紙面に垂直な方向に 長く作られた金属製のトンネルであり、紙面と平行な2枚のシャッタ(図示せず )により気密な空間である処理室が形成される。この容器10内の上下には一対 の電極12、14が容器10から絶縁された状態で保持されている。下の電極1 4(ターゲットともいう)にはシリコンウェハ16が固定されている。上側の電 極12はアースされ、下側の電極14はコンデンサ18を介して13.56メガ ヘルツの高周波電源20に接続されている。
【0010】 容器10の排気口22には真空ポンプ(図示せず)が接続され、この容器10 の中を10-3〜10-1orr くらいとし、ガス供給口24からアルゴンガス(A r )が入っている状態となっている。
【0011】 このような高真空状態では電極12、14間にグロー放電が生じる。このグロ ー放電によってアルゴンの気体イオンと電子とが出来るが、電子の方がはるかに 早く動きまわる。上の電極12付近に行った電子はアースに逃げるが、下の電極 14付近に行った電子はコンデンサ18があるためアースに逃げられず、ここに 蓄積されてターゲット14をマイナスに帯電する。このためターゲット14はそ れ以上電子を近付けないからターゲット14付近はグロー放電による光を発生せ ず、暗い部分(イオンシース)26ができる。そして電源20による電圧は、ほ とんどこのイオンシース26に加わるようになる。
【0012】 このイオンシース26の付近にアルゴンイオン(Ar +)が来ると、イオンシー スの中の高い電界に引かれて加速され、ターゲット14に衝突する。アルゴンイ オンは重いのでターゲット14の表面を叩いてこれを物理的に削りとる。このた めここに置いたシリコンウェハ16でエッチングが発生し、スパッタリング処理 が進行することになる。 ここにグロー放電による発光強度Iは、容器10の側面に設けた透光性の窓2 8を通して光モニタ30により検出される。この光モニタ30には、例えば光電 子倍増管(フォトマルチプライヤ)や、半導体光センサ等を用いる。
【0013】 このモニタ30により検出されたグロー放電の光強度Iは、図2のAに示すよ うに時間tと共に変化する。すなわちイオンシース26の形成に伴い、光強度I は第1のピークa1 を生じた後、第2の小さいピークa2 を生じるように変化す る。この実施例ではこの2つのピークa12 の間で、処理を終了するように制 御される。
【0014】 処理終了判別手段32は、例えば光強度Iの時間微分dI/dtにより接線の 傾きαを検出し、この傾きが第1のピークa1 をすぎて減少し続けた後再び増加 に変わる点(変曲点)Pを検出してこの点Pを終了とする。この終了点Pを検出 すると高周波電源20は高周波電圧の印加を停止し、容器10内を大気圧に戻し てシャッタを開き、シリコンウェハ16を交換して次の処理を繰り返す。
【0015】 ここにこの処理を繰り返すと、窓28の内面に処理に伴ってターゲット14の 金属やウェハ16などが飛散して付着するため、窓28の透光性(透過度)が低 下する。すなわちくもりが生じる。このため光モニタ30で検出する光強度Iが 図2のBに示すように下がってくることになり、終了点(変曲点)Pの検出精度 が低くなる。
【0016】 そこで本考案では、処理を行うたびに光強度Iの最大値IM をピークホールド 回路34によってメモリし、この最大値IM が所定のレベルIO 以下になること を比較手段36で判別し、IM <IO になると窓28のくもりが強すぎるとして 警告手段38により容器10内面の洗浄を促す。例えばブザーやCRTなどの表 示装置により警告を出す。また電源20の作動を停止させて以後の処理を停止さ せるようにしてもよい。
【0017】 この実施例では光モニタ30の出力を利用してくもりの程度を判別しているか ら、この光モニタ30をくもり検出手段として兼用していることになるが、本考 案は別途独立に光検出器からなるくもり検出手段を設け、容器10内のグロー放 電の発光強度Iを検出してもよい。
【0018】 また容器10内で行う処理の内容によっては窓28の内面に鏡面状の膜が形成 される。例えばアルミニウムのエッチングなどではアルミ化合物が窓28に付着 して鏡状になる。このような場合には発光素子40と受光素子42とを有するく もり検出手段44を窓28の外側に設け、この窓28の内面での反射光の強度I r によってくもりの程度を判別してもよい。
【0019】 以上の実施例はイオンエッチング処理装置に本考案を適用したものであるが、 本考案はこれに限られず、真空容器内で処理を行う種々の装置に適用でき、これ らを包含する。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上のように、真空容器の窓を通して内部の処理の進行を監視し、処 理の終期を判別する場合に、この窓のくもりの程度を検出し、この透光性が所定 レベル以下に低下したことから容器の洗浄時期を検出できるようにしたものであ るから、処理の終期を高精度に検出でき、その精度が低下したり誤動作が発生す るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概念図
【図2】光強度の時間変化を示す図
【符号の説明】
10 真空容器 28 窓 30 くもり検出手段を兼ねる光モニタ 36 比較手段 44 くもり検出手段

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内で行う処理過程で発光する光
    強度を前記真空容器に設けた透光性の窓を通して前記真
    空容器の外から検出し、処理の終期を判別する真空処理
    装置において、前記窓の透光性を監視するくもり検出手
    段と、この透光性が所定レベル以下に低下したことを検
    出する比較手段とを備え、この比較手段の出力に基づい
    て前記真空容器の洗浄時期を検出可能にしたことを特徴
    とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】 くもり検出手段は真空容器内の光強度を
    検出する光モニタで形成される請求項1の真空処理装
    置。
  3. 【請求項3】 光モニタは、処理の終期を判別するため
    の光強度検出手段とくもり検出手段とを兼ねる請求項2
    の真空処理装置。
  4. 【請求項4】 くもり検出手段は、前記窓の外側に設け
    られた発光素子および受光素子で形成される請求項1の
    真空処理装置。
JP5267091U 1991-06-13 1991-06-13 真空処理装置 Pending JPH04137031U (ja)

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JP5267091U JPH04137031U (ja) 1991-06-13 1991-06-13 真空処理装置

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JPH04137031U true JPH04137031U (ja) 1992-12-21

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