JPH04136991A - 電子楽器用操作子装置 - Google Patents

電子楽器用操作子装置

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JPH04136991A
JPH04136991A JP2261320A JP26132090A JPH04136991A JP H04136991 A JPH04136991 A JP H04136991A JP 2261320 A JP2261320 A JP 2261320A JP 26132090 A JP26132090 A JP 26132090A JP H04136991 A JPH04136991 A JP H04136991A
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musical tone
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Toru Kitayama
徹 北山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、押圧操作により楽音信号の発生を制御する電
子楽器用操作子に関する。
【従来技術】
この種の操作子の代表例は鍵であり、開錠は、例えば実
公平2−16393号公報に示されるように、後端にて
回動可能に支持されるとともにスプリングにより前端が
上方に付勢されており、鍵を上方から押圧すると、鍵前
端の下面が鍵盤フレームに設けた下限ストッパに当接し
て鍵前端の下方への変位が規制されるようになっている
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記下限ストッパの位置は固定されており、
鍵のストロークは常に一定であるので、演奏者の好みに
応じた押鍵及び離鍵ストロークで楽音信号の発生を制御
できない。また、特に、電子楽器の場合、押鍵により弦
楽器音色、管楽器音色などの楽音信号の発生を制御する
ばかりか、打楽器音色の楽音信号の発生を制御すること
もあり、前記一定の押鍵及び離鍵ストロークでは、各種
音色で発生される楽音信号と押鍵感覚とが一致しなくて
、演奏者は不自然に感じることがある。例えば、ピアノ
音色の楽音信号のように減衰時間の長い楽音信号の発生
を制御する場合には、離鍵ストロークはある程度長い方
がよいが、管楽器音色の楽音信号のように減衰時間の短
い楽音信号の発生を制御する場合には、離鍵ストローク
が長いと不自然に感じる。また、打楽器音のようなリズ
ム楽器音を模倣した楽音信号の発生を制御する場合には
、押鍵ストロークが長いとリズムをとることが難しくな
る。 本発明は上記問題に対処するためになされたもので、そ
の目的は、押圧時、抑圧解除時などの操作部材のストロ
ークを変更できるようにした電子楽器用操作子を提供す
ることにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明(上記請求項1
に係る発明)の構成上の特徴は、基台上に弾性的に支持
されて抑圧操作に応じて変位する操作部材と、前記基台
側に設けられて前記操作部材の一部との当接により同操
作部材の所定以上の変位を規制するストッパ部材とを備
え、前記操作部材の変位に応じて楽音信号の発生を制御
する電子楽器用操作子において、前記操作部材の一部と
前記ストッパ部材との距離を変更可能に同ストッパ部材
を前記基台に組み付けたことにある。 また、第2の発明(上記請求項2に係る発明)の構成上
の特徴は、前記第1の発明において、前記ストッパ部材
を駆動して前記操作部材の一部と前記ストッパ部材との
距離を変更する電気アクチュエータを設けたことにある
。 さらに、第3の発明(上記請求項3に係る発明)の構成
上の特徴は、前記第2の発明において、発生される楽音
信号の音色を指定する音色指定手段により指定された音
色に応じて前記電気アクチュエータを駆動制御する駆動
制御手段を備えたことにある。
【発明・の作用及び効果】
上記のように構成した第1の発明においては、ストッパ
部材は、操作部材の一部と前記ストッパ部材との距離を
変更可能に基台に組み付けられているので、前記距離を
変更すれば、操作部材の変位可能な量が変更され、操作
部材の抑圧時及び抑圧解除時における同部材のストロー
クを変更することができる。したがって、この第1の発
明によれば、演奏者は、好みに応じた操作感覚で、操作
部材を操作して楽音信号の発生を制御できる。また、発
生される楽音信号の種類に対応させて前記ストロークを
設定することにより、発生楽音信号の音色に対応した操
作感覚で操作部材を操作して楽音信号の発生を制御でき
るようになる。 また、上記のように構成した第2の発明においては、電
気アクチュエータが前記第1の発明のストッパ部材を駆
動することにより、操作部材の一部とストッパ部材との
距離が変更される。したがって、この第2の発明によれ
ば、前記第1の発明の効果に加えて、人間による操作な
く簡単に前記操作部材のストロークを変更できる。 さらに、上記のように構成した第3の発明においては、
駆動制御手段が、発生される楽音信号の音色を指定する
音色指定手段により指定された音色に応じて前記第2の
発明の電気アクチュエータを駆動制御するので、前記操
作部材のストロークが音色に対応して自動的に設定され
るようになる。 したがって、この第3の発明によれば、前記第2の発明
による効果に加えて、演奏者が音色の指定に応じてスト
・ツバ部材の位置を調節する必要がなくなり、演奏者の
負担が減る。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
1図は演奏操作子としての電子楽器用の黒鍵及び白鍵を
縦断側面図により表している。 黒鍵及び白鍵は合成樹脂によりそれぞれ一体成形されて
おり、基台としての鍵盤フレームll上に所定の配列順
で一列に配設されている。黒鍵及び白鍵は形状の点で多
少の相違はあるが、はぼ同様に構成されているので、以
下、黒鍵について詳細に説明する。 この黒鍵は断面略コ字状かっ長尺状に形成された錠本体
12を備えており、同本体12の後端には下方に突出し
た係合部13が形成されている。 係合部13は鍵盤フレーム11に設けた孔11aに嵌め
込まれ、係合部13の凹所と孔11aの前縁とが係合す
るようになっていて、錠本体12が前記孔11aの前縁
を支点として上下方向に回動自在になっている。なお、
鍵盤フレーム11の後端部は上方に折曲されるとともに
、同折曲部と錠本体12との間には弾性部材14が介装
されていて係合部13を鍵盤フレーム11の孔llaに
嵌め込んだ後には、錠本体12が鍵盤フレーム11から
容易に離脱しないようになっている。 錠本体12の下面と鍵盤フレーム11との間には、板ば
ね15が設けられている。板ばね15はその前端にて錠
本体12の下面に形成した係合部16に係止されるとと
もに、その後端にて鍵盤フレーム11に設けた小孔11
bに係止されており、錠本体12の前端部を第1図にて
上方に付勢している。 錠本体12の前端には鉤状に形成した係合部17が設け
られている。この係合部17は錠本体12の側壁から垂
直に延びた垂直片17aと同垂直片17aの下端部から
後方に水平に延びた水平片17bにより構成され、同水
平片17t)は鍵盤フレーム11の前方の段部に形成し
た孔11cを貫通している。この水平片17bと対向す
る鍵盤フレーム11の下面にはフェルトなどの弾性部材
で構成した上限ストッパ18が固着されていて、水平片
17bの上面と上限ストッパ18の下面との当接により
、錠本体12の前端部の上方への変位が規制されるよう
になっている。 また、係合部17の垂直片17aの内側面には発光素子
21が固着されるとともに、鍵盤フレームll上の係合
部17と対向する位置には受光素子22が固着されてい
る。これにより、押鍵に応じた錠本体12の前端部の下
降に伴って係合部17が下降すると、発光素子21から
の光を受光素子22が検出して、前記押鍵が検出される
ようになっている。 錠本体12の前後方向の中間部下面には垂直方向に突起
した突起部23が形成されており、同突起部23の下方
にて鍵盤フレーム11に下限ストッパ機構30が組み付
けられている。 下限ストッパ機構30は、第1図及び第2図に示すよう
に、細長(形成した板状のストッパ部材31と、同部材
31の両端部下面に固着した一対の脚部材32.32と
を備えている。脚部材32゜32は鍵盤フレーム11の
鍵配列方向の両端2箇所に形成した孔lid、lidを
スペーサ33゜33を介して貫通するとともに、スト、
パ部材31は各社の突起部23にそれぞれ対向している
。 ストッパ部材31の上面にはフェルトなどの弾性部材3
4が添着されており、各突起部23と弾性部材34との
当接により、錠本体12の前端部の下方への変位が規制
されるようになっている。 脚部材s2,32の側面にはラック歯32a。 32aがそれぞれ形成されており、両ラック歯32a+
  32 aは鍵盤フレーム11の下方にてホイル35
.35に噛合している。これらのホイル35.35は各
中心にて回転軸36により連結されていて一体回転する
ようになっており、同回転軸36の両端は鍵盤フレーム
11の下面に固着された一対のブラケット37.37に
より回転可能に支持されている。また、一方のホイール
35にはウオーム軸38が噛合するとともに、同軸38
は電動モータ41により回転駆動されるようになってい
る。なお、この電動モータ41は鍵盤フレーム11など
を内蔵する箱体42に固定されている。 さらに、一方の脚部材32の側面には発光素子43が固
着されるとともに、同素子43に対向して箱体42上に
支柱44が固定されている。この支柱43上には複数の
受光素子群45が添着されており、前記発光素子43と
受光素子群45とによりストッパ部材a1の位置検出が
なされるようになっている。 次に、上記のように構成したスト、バ機構3゜内の電動
モータ41を駆動制御してストッパ部材31を上下動さ
せる電気制御装置について、第3図を用いて説明する。 第3図はこの電気制御装置をブロック図により示してお
り、同電気制御装置は、ストッパ部材31を演奏者が希
望する高さに設定するための高さデータ設定器51及び
RAM52を備えている。 高さデータ設定器51は、演奏者などにより操作されて
、同操作により設定されたスト、yバ部材31の高さを
表すデータを出力するものである。RAM52は前記デ
ータを複数個分記憶するもので、書き込みスイッチ53
により同データの書き込みが制御されるとともに、複数
のプリセットスイッチ54a〜54cにより前記データ
の書き込みアドレス及び読み出しアドレスが指定される
ようになっている。 プリセットスイッチ54a〜54cの各出力は、フリッ
プフロップ回路55a〜55cの各セット人力Sにそれ
ぞれ接続されている。フリ、ブフロ、ブ回路55a〜5
5cの各出力Qは微分回路56a〜56cにそれぞれ入
力され、各微分回路568〜56eは各フリップフロッ
プ回路55a〜55cからの各出力信号を立ち上がり微
分してそれぞれ出力する。微分回路56a〜56cの各
出力はオア回路57によりオア合成され、各オア回路5
8a〜58cを介してフリップフロップ回路58a〜5
8cの各リセット人力Rにそれぞれ供給されるようにな
っている。これにより、プリセットスイッチ54a〜5
4cのいずれかが操作されると、同操作されたプリセッ
トスイッチ54a〜54cに対応したフリップフロップ
回路55a〜55cの一つのみがセットされ、他のフリ
ップフロップ回路55a〜55cはリセットされる。 これらのフリップフロップ回路55a〜55cの各出力
Qはアドレス信号発生器61に接続されており、同発生
器61は操作されたプリセットスイッチ54a〜54c
を表すアドレス信号をRAM52へ出力する。 電気制御装置は、ストッパ部材31の高さを発生される
楽音信号の音色に対応して自動設定するために、ピアノ
、ギター クラリネットなどの複数の音色にそれぞれ対
応して複数の高さデータを予め記憶したROM62を備
えている。このROM62は前記各音色に対応した複数
の音色選択スイッチ63a、63b・・・63nにより
読み出しアドレスが指定されるようになっている。 音色選択スイッチ63a、63b・・・63nの各出力
は、フリップフロップ回路64a、64b・・・G4n
の各セット入力Sにそれぞれ接続されている。フリップ
フロップ回路64a、64b・・・64nの各出力Qは
微分回路65a、(i5b・・・[i5nにそれぞれ入
力され、各微分回路65a、65b・・・65nは各フ
リップフロップ回路64a、64b・・・64nからの
各出力信号を立ち上がり微分してそれぞれ出力する。微
分回路65a、65b・・・65nの各出力はオア回路
66によりオア合成され、フリップフロップ回路64a
、64b・・・64nの各リセット人力Rにそれぞれ供
給されるようになっている。これにより、音色選択スイ
ッチ63a、63b・・・63nのいずれかか操作され
ると、同操作されたスイッチ63a、63b・・・63
nに対応したフリップフロップ回路64a、64b・・
・64nの一つのみがセットされ、他のフリップフロッ
プ回路64a、64b・・・64nはリセットされる。 これらのフリップフロップ回路64a、64b・・・6
4nの各出力Qはアドレス信号発生器67に接続されて
おり、同発生器67は操作された音色選択スイッチ63
a、63b・・・63nを表すアドレス信号をROM6
2へ出力する。 RAM52及びROM62からの各出力データはセレク
タ回路68の各入力A、  Hにそれぞれ入力されてお
り、同セレクタ回路68は、その選択制御入力SAにハ
イレベル信号″1”が供給されるときRAM52の出力
データを選択出力し、かつその選択制御入力SAにロー
レベル信号”0″が供給されるときROM62の出力デ
ータを選択出力する。このセレクタ回路68の選択制御
人力SAにはフリップフロップ回路55a〜55cの各
出力Qを入力するオア回路71の出力が接続されており
、同オア回路71はフリップフロップ回路55a〜55
bの全てがリセット状態にあるときのみローレベル信号
”O”を出力し、それ以外のときハイレベル信号″1″
を出力する。また、音色選択スイッチ63a、63b・
・・63nのいずれかをオンすることによりフリップフ
ロップ回路55a〜55cの全てをリセットするために
、同回路558〜55cの各リセット入ノIRには、オ
ア回路58a〜58cを介して音色選択スイッチ63a
。 63b・・・63nの各出力を入力してオア合成出力す
るオア回路72と、同オア回路72の出力を立上がり微
分して出力する微分回路73とが接続されている。 セレクタ回路68の出力にはD/A変換器74が接続さ
れている。D/A変換器74は入力ディジタルデータを
アナログ信号に変換して出力するもので、同変換出力は
サーボアンプ75の正側入力(+)に接続されている。 このサーボアンプ75の負側入力(−)には第1図の発
光素子43及び受光素子群45を含みストッパ部材31
の高さを表すアナログ信号を出力する高さ検出器76が
接続されている。サーボアンプ75め出力は電動モータ
41に接続されている。 さらに、このようにして構成された電気制御装置のアド
レス信号発生器67の出力は楽音信号発生回路81にも
供給されるようになっている。楽音信号発生回路81に
は第1図の発光素子21及び受光素子22を含み各社の
押離鍵を検出する鍵スィッチ回路82も接続されており
、同発生回路82は鍵スィッチ回路82からの押離鍵検
出に応答してアドレス信号発生器67からのアドレス信
号に対応した音色の楽音信号をサウンドシステム83に
供給する。サウンドシステム83はアンプ、スピーカな
どにより構成され、前記楽音信号に対応した楽音を発音
する。 次に、上記のように構成した実施例の動作を説明する。 まず、演奏者がストッパ部材3】を所望の高さに設定す
る場合について説明する。この場合、演奏者は高さデー
タ設定器51を用いてストッパ部材31の高さを表す任
意のデータを設定するとともに、プリセットスイッチ5
4a〜54cのいずれかを操作する。これにより、RA
M52の入力には演奏者により設定されたデータが供給
されるとともに、前記操作されたプリセットスイッチ5
4a〜54cに対応しかつ前記データが記憶されるべき
RAM52のアドレスが指定される。その後、書き込み
スイッチ53を操作すると、RAM52には書き込み制
御信号が供給され、同RAM52は前記操作されたプリ
セットスイッチ54a〜54cに対応したアドレスに前
記設定データを記憶する。そして、前記とは異なるプリ
セットスイッチ54a〜54Cを操作して、前記一連の
動作を行うことにより、RAM52に3種類のデータを
記憶できる。なお、RAM52の記憶容量を大きくする
とともに、プリセットスイッチ54a〜54cの数を増
やせば、さらに多くのデータをRAM52内に記憶させ
ることができる。 このようなRAM52へのデータ記憶後、プリセットス
イッチ54a〜54cのいずれかを操作すると、操作さ
れたプリセットスイッチ54a〜54cに対応したアド
レス信号がRAM52に供給され、同RAM52からは
前記操作されたプリセットスイッチ54a〜54cに対
応したデータが読出される。この場合、前記プリセット
スイッチ54a〜54cの操作によりフリップフロップ
回路55a〜55cのいずれかがセットされているので
、オア回路71からはハイレベル信号”′l”がセレク
タ回路68の選択制御入力SAへ出力され、同回路68
は前記RAM52から読出したデータをD/A変換器7
4へ選択出力する。このデータはD/A変換器74にて
アナログ信号に変換されてサーボアンプ75の正側入力
(+)に供給される。サーボアンプ75は、前記正側入
力(十)に供給されたアナログ信号と高さ検出器76か
ら供給されてスト・ツバ部材34の高さを表すアナログ
信号とに基づいて、ストッパ部材31の高さが前記RA
M52から読出したデータにより表された高さに等しく
なるように、電動モータ41の回転をフィードバック制
御する。 この制御の結果、電動モータ41が回転駆動されると、
同回転はウオーム軸38を介して一方のホイール35に
伝達される。一対のホイール35゜35は回転軸36に
より連結されているので、両ホイール35.35は共に
電動モータ41の前記回転に応じて回転し、一対の脚部
材37.37を上下動させる。これにより、ストッパ部
材31が前記RAM52から読出したデータにより表さ
れた高さに設定され、同データは高さデータ設定器51
を用いて演奏者が設定したものであるので、ストッパ部
材31の高さが演奏者の好みに応じて任意の高さに設定
されることになる。しかも、この場合、ストッパ部材3
1の高さを表すデータは高さデータ設定器51により設
定されるもので、この設定したデータをRAM52内に
予め複数用意しておいて、プリセットスイッチ54a〜
54Cの操作により前記データの一つを簡単に読出して
前記ストッパ部材31の高さ設定に利用できるので、演
奏者は、演奏中の多少の合間にも簡単にストッパ部材3
1を任意の高さに簡単に設定できる。 このようにストッパ部材31の高さを任意に設定した状
態で、錠本体12を上面から押圧操作すると、板ばね1
5の付勢力に抗して、係合部17の水平片17aの上面
が上限ストッパ18の下面から離れて、錠本体12の前
端部は係合部13を支点として下方に変位する。この下
方への変位中、突起部23がストッパ部材31上の弾性
部材34に当接すると、前記下方への変位は停止する。 方、この下方への変位により、受光素子22は発光素子
21から光を受けるので、画素子21,22により押鍵
が検出される。このことは、鍵スイ、子回路82から楽
音信号発生回路81に押鍵検出信号が供給されることを
意味し、同回路81は前記押鍵に応答して楽音信号を形
成し始め、同楽音信号に対応した楽音がサウンドシステ
ム83を介して発音される。なお、このときの楽音信号
の音色は、音色選択スイッチ63a、63b・・・63
nの操作状態に応じてアドレス信号発生器67から供給
される信号により制御される。 このような押鍵後、前記錠本体12に対する押圧が解除
されると、同本体12の前端部は上方へ変位し、係合部
17の水平片17aの上面が上限ストッパ18の下面に
当接した状態で停止する。 方、このとき、発光素子21からの光が受光素子22に
入力されなくなるので、画素子21122により離鍵が
検出される。このことは、鍵スィッチ回路82から楽音
信号発生回路81へ離鍵検出信号が供給されることを意
味し、同回路81は前記離鍵に応答して楽音信号を減衰
させ、その後に同信号の形成出力を停止し、同楽音信号
に対応した楽音がサウンドンステ!・83から発音され
な(なる。 このようにして、錠本体12に対する抑圧及び抑圧解除
動作に応じて楽音信号の発生を制御する場合、錠本体1
2の前端部の下方及び上方への変位ストロークは、突起
部23の下端面と弾性部材34の上面との距離により決
定される。一方、弾性部材31及び弾性部材34の高さ
は、前述のように、演奏者の好みに応じて任意に設定さ
れるので、演奏者は好みに応じた鍵の押離鍵ストローク
で楽音信号の発生を制御できるようになる。また、ピア
ノ音色の楽音信号のように減衰時間の長い楽音信号の発
生を制御する場合には、押離鍵ストロークをある程度長
くするとともに、管楽器音色の楽音信号のように減衰時
間の短い楽音信号の発生を制御する場合には、押離鍵ス
トロークを短くして、鍵盤演奏感覚と楽音信号の発生状
態とを合わせることもできる。これにより、演奏者が違
和感なく鍵盤操作により楽音信号の発生を制御できるよ
うになる。 次に、音色選択スイッチ63a、63b・・・63nに
よる楽音信号の音色選択に連動して、ストッパ部材31
及び弾性部材34の高さが自動設定される場合について
説明する。この場合、演奏者は、楽音信号発生回路81
にて形成出力される楽音信号の音色を選択するために、
音色選択スイッチ6aa、e3b・・・63nのいずれ
かを操作する。この操作により、フリップフロップ回路
64a、64b・・・64nのいずれか一つがセットさ
れて、アドレス信号発生器67からは操作された音色選
択スイ、チロ3a  6ab・・・63nを表すアドレ
ス信号がROM62へ供給され、同ROM62からは、
選択音色に対応して予め記憶されている高さデータが読
出されてセレクタ回路68の入力Bに供給される。一方
、このとき、前記音色選択スイッチ63a、63b・・
・63nの操作により、フリップフロップ回路55a〜
55cの各リセット入力Rにはオア回路72、微分回路
73及びオア回路58a〜58cを介して微分パルス信
号が供給され、同フリップフロップ回路55a〜55c
の全てがりセットされるので、セレクタ回路68の選択
制御人力SAにはオア回路71からローレベル信号”O
1゛が供給されている。これにより、セレクタ回路68
は前記ROM62からの信号を選択出力するので、前述
の場合と同様に、ストッパ部材31及び弾性部材34は
前記選択に対応した高さに設定される。なお、錠本体1
2に対する押圧及び抑圧解除動作により楽音信号の発生
が制御される点、及び同楽音信号の音色が前記選択音色
に応じて制御される点については前述のとおりであそし
て、このように、ストッパ部材31及び弾性部材34の
高さ、すなわち鍵の押離鍵ストロクが発生楽音信号の音
色の選択動作に連動して設定される結果、演奏者が前記
高さの設定を高さデータ設定器51を用いて行う必要が
なくなり、演奏者にとって便利になる。 なお、上記実施例は次のようにも変形できる。 (1)上記実施例においては、鍵の押離鍵検出のために
発光素子21及び受光素子22を利用するようにしたが
、磁気的な非接触タイプの位置検出器など特願平1−3
6882号「発明の名称 電子楽器」に示した各種検出
器を利用できる。また、非接触タイプの位置検出器でな
くても、従来から用いられている接触タイプの鍵スィッ
チを利用してもよい。 (2)上記実施例においては、発光素子43及び受光素
子群45を用いるとともに脚部材32の変位を検出して
ストッパ部材31の高さを検出するようにしたが、この
検出器に代えて、磁気的な非接触タイプの位置検出器を
利用してもよいし、非接触タイプのものでな(でも、例
えば可変抵抗器のようなものを利用してもよい。また、
脚部材32の変位を検出しなくても、ホイール35,3
5、回転軸36及び電動モータ41の回転角を検出する
ことにより、ストッパ部材31の高さを検出するように
してもよい。 (3)上記実施例においては、電動モータ41の駆動力
により脚部材32.32を上下動させてストッパ部材3
1の高さを設定するようにしたが、この電動モータ41
に代えて手動操作によりストッパ部材31を上下動させ
るようにしてもよい。この場合、もちろん音色選択に連
動してストッパ部材41の高さを自動設定することはで
きないが、ホイール35又は回転軸36を回転レバーの
ような道具で回転させるか、脚部材32.32を直接的
にスライドさせるようにすればよい。 (4)上記実施例においては、錠本体12の下限ストッ
パとしてのストッパ部材31を上下動させるようにした
が、上限ストッパ18を上下動させて、錠本体12の上
限位置を変更するようにしてもよい。このようにしても
、錠本体12の押鍵及び離鍵ストロークが変更されて本
願発明と同等な効果が期待できる。 (5)上記実施例においては、演奏操作子の例として鍵
を用いて説明したが、本発明は鍵のみに限定されるもの
ではなく、本発明は、楽音信号の発生を制御するもので
あれば、パッド操作子、押しボタン操作子、操作レバー
などにも適用されるものである。 (6)上記実施例においては、音色選択スイ、チロ3a
、63b・・・63nによりピアノ、ギター クラリネ
ットなどの音高を有する楽器音の音色を選択するように
したが、この音色選択スイ、チロ3a、63b・・・6
3nはシンバル、バスドラ等の打楽器音信号の発生を制
御するものであってもよい。 この場合、打楽器音は主にリズムをとるために利用され
るものであるので、タイミングを指示し易くするために
、押圧時の操作部材として錠本体12のストロークを小
さ(設定するとよい。 (7)上記実施例においては鍵タッチを検出する装置を
設けなかったが、イニシャル、アフタなどのタッチセン
サを弾性部材34に代えて又は同部材34と共にストッ
パ部材31上に設けるようにしてもよい。この場合、ス
トッパ部材31の設定高さに応じて、前記タッチセンサ
により検出されたタッチ信号が楽音信号に与える影響度
を変更するようにするとよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る鍵の縦断側面図、第2
図は錠本体に対する下限ストッパ機構の斜視図、第3図
は前記第1図及び第2図の電動モータを制御するための
電気制御装置である。 符  号  の  説  明 11 ・・ ・鍵盤フレーム、 12・・・錠本体、 
15・・・板ばね、23・・・突起部、30・・・下限
ストッパ機構、31・・・ストッパ部材、32・・・脚
部材、34・・・弾性部材、35・・・ホイール、36
・・・回転軸、38・・・ウオーム軸、41・・・電動
モータ、51 ・・・高さデータ設定器、52・−・R
AM、54a 〜54C・・・プリセットスイッチ、6
2・・・ROM63a、63b・・・68c・・・音色
選択スイッチ、76・・・高さ検出器、81・・・楽音
信号発生回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基台上に弾性的に支持されて押圧操作に応じて変
    位する操作部材と、前記基台側に設けられて前記操作部
    材の一部との当接により同操作部材の所定以上の変位を
    規制するストッパ部材とを備え、前記操作部材の変位に
    応じて楽音信号の発生を制御する電子楽器用操作子にお
    いて、前記操作部材の一部と前記ストッパ部材との距離
    を変更可能に同ストッパ部材を前記基台に組み付けたこ
    とを特徴とする電子楽器用操作子。
  2. (2)前記請求項1の電子楽器用操作子において、前記
    ストッパ部材を駆動して前記操作部材の一部と前記スト
    ッパ部材との距離を変更する電気アクチュエータを設け
    たことを特徴とする電子楽器用操作子。
  3. (3)前記請求項2の電子楽器用操作子において、発生
    される楽音信号の音色を指定する音色指定手段により指
    定された音色に応じて前記電気アクチュエータを駆動制
    御する駆動制御手段を備えたことを特徴とする電子楽器
    用操作子。
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