JPH0413695B2 - - Google Patents

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JPH0413695B2
JPH0413695B2 JP13428585A JP13428585A JPH0413695B2 JP H0413695 B2 JPH0413695 B2 JP H0413695B2 JP 13428585 A JP13428585 A JP 13428585A JP 13428585 A JP13428585 A JP 13428585A JP H0413695 B2 JPH0413695 B2 JP H0413695B2
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JP
Japan
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paper
section
roller
exposure
accumulator
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JP13428585A
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Shin Nakane
Minoru Konishi
Haruo Hakamata
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真感光材料を露光焼付処理する自
動写真焼付装置に関するものである。
〔技術の背景〕
一般に、自動写真焼付装置においては、写真感
光材料、たとえば白黒写真用印画紙あるいはイエ
ロー色素物質、マゼンタ色素物質およびシアン色
素物質などの色素画像形成物質を含有する感光層
を有するカラー写真用印画紙等(以下、「印画紙」
という。)が順次露光部に移送され、該露光部に
おいて、既に撮影現像済のネガフイルムに対応し
た光像が印画紙に投影されて露光処理がなされ、
露光済みの印画紙は順次排送される。このように
して得られた露光済みの印画紙はたとえば現像・
定着・安定・水洗等を行うための複数の処理槽を
有する自動現像装置に移送され、各処理工程を経
て完成品となる。
ところで、近年においては、現像処理の高速化
という観点より、例えばカメラ店などの末端業者
においてネガフイルムの現像処理から印画紙への
焼付・現像を経て完成品を得るまでの一連の処理
工程を行なうことが有利とされる傾向にあり、そ
のため比較的コンパクトで簡易な構成を有する自
動写真焼付・現像システムの開発が望まれてい
る。
しかるに、従来のこの種の自動写真焼付装置
は、一般に、印画紙の装填、露光、搬送などの一
連の操作における自動化が不完全であること、現
像部とのシステム化が容易でないこと等の問題を
有し、改善すべき点が多く残されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上述の現像部とのシステム化が容易
でないこと等の問題を解決し、印画紙を高い精度
で円滑に搬送し、しかも現像部とのシステム化を
有利に達成することができる自動写真焼付装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は、 焼き付けるべき光像を投影して印画紙の焼付け
を行なう露光手段と、 前記露光手段の下流に配設され、露光済印画紙
を一時的に蓄積するアキユームレータ手段と、 前記露光手段と前記アキユームレータ手段との
間に配設され、露光済印画紙を切断するカツター
手段と、 印画紙のスプライス部を検出するスプライス部
検出手段と、 前記スプライス部検出手段からの信号に基づ
き、前記カツター手段を作動させて印画紙をスプ
ライス部より後方の位置で切断するカツト制御手
段と、 前記露光手段より移送される露光済印画紙を現
像部に移送する搬送手段と、 を有することを特徴とする自動写真焼付装置によ
つて達成される。
〔作用〕
以上の構成の装置においては、印画紙は、露光
手段を露光処理速度に応じて間歇的に通過し、そ
の後アキユームレータ手段に移送されてここに蓄
積され、さらに搬送手段によつて現像部に連続的
に供給される。
そして、印画紙におけるスプライス部、すなわ
ち不連続の状態にある印画紙の端部同士を接合す
るためにこれら両端部に添接されるシート状の部
材が装置内の搬送経路に供給されると、このスプ
ライス部はスプライス部検出手段によつて検出さ
れる。すると、その旨の信号がカツト制御手段に
入力され、それによつて露光手段とアキユームレ
ータ手段との間に位置するカツター手段が作動さ
れ、印画紙がスプライス部より後方の位置で切断
される。したがつて、アキユームレータ手段にお
いて、スプライス部を含む印画紙によるループが
形成されることが回避され、印画紙はスムーズに
搬送される。
アキユームレータ手段において、スプライス部
を含む印画紙によるループが形成されると、次の
ような問題を生ずる。すなわち、スプライス部
は、通常、印画紙よりも弾性の大きいものを用い
ているので、アキユームレータ手段において印画
紙がループを形成するときに、スプライス部の部
分だけループの曲率半径が大きくなつたりあるい
はスプライス部と印画紙の接合部分で屈曲を生ず
るなどして安定なループを形成することが困難と
なり、搬送異常を生じやすい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図において、1は自動写真焼付装置の本体
を表わし、本体1はケース11(一部省略)によ
つて内部が遮光された状態とされる。この本体1
の中央下部には露光部2が、ならびに中央上部に
は該露光部2にネガフイルムに対応した光像を投
影するための露光機構3が設けられ、さらにケー
ス11における両側板の上部には、露光処理すべ
き印画紙(以下、単に「ペーパ」という。)を導
入するための入口12および露光処理後のペーパ
を排出するための出口13が形成される。本体1
内においてペーパ通路は、概略的に、入口12よ
り下方に向つて伸び第1のアキユムレータ部A1
を経由して露光部2に至り、さらに露光部2を通
過したのち上方に向つて伸び第2のアキユムレー
タ部A2を経由して出口13に至る構成とされて
いる。そして、入口12より露光部2に至るペー
パ通路PAおよび露光部2より出口13に至るペ
ーパ通路PBは、露光機構3より露光部2に至る
光路領域Lの両側においてこれを挟む状態でそれ
ぞれ形成されている。
また、入口12より露光部2に至るペーパ通路
PAに沿つて、本体1に装着されたマガジン40
より引き出されたペーパを送り出すためのペーパ
給送部4および前記第1のアキユムレータ部A1
においてペーパループの形成に寄与する可動ガイ
ド部5およびスプライス部検出部Sが設けられ、
露光部2より出口13に至るペーパ通路PBに沿
つて、ペーパ送り部6、ホールパンチ部10、カ
ツター部20、ホール検出センサ30および前記
第2のアキユムレータ部A2におけるペーパルー
プの形成ならびにペーパの搬送を行なうためのペ
ーパ排出部7が順次配設されている。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
露光部2は、本体1に固定された基台21と、
該基台21上にペーパ通路を介して配置された、
露光領域22を規定するための焼枠23とから構
成されている。24は焼枠23の一端側に設けら
れた板状ないしは枠状のロードガイドであり、こ
のロードガイド24はウオームホイール25、ウ
オームギア26を介して昇降モータ27に連結さ
れ、下端を中心に垂直方向から水平方向に回動可
能に枢支されている。そしてペーパの自動装填時
には、該ロードガイド24を露光領域22まで下
降させて基台21との間にペーパ通路用ギヤツプ
Gを形成し、また露光時には該ロードガイド24
を上昇させるか、あるいはロードガイド24が焼
枠を兼ねる場合には下降したままの状態とする。
28および29はそれぞれロードガイド24の上
限および下限の位置を検出して昇降モータ27の
動作を制御するためのリミツトスイツチである。
露光機構3は、この図示の例においては、例え
ばカツトフイルタ(イエロー、マゼンタ、シアン
系3原色)等を内蔵する光源31、ネガフイルム
Fを保持するネガキヤリア32、レンズ33、お
よび電磁ソレノイド34の作動によつて開閉する
ダークシヤツタ35が上方より順に配設され、さ
らにフイルム透過光を検出してカツトフイルタの
選択ならびにダークシヤツタ35の動作を制御す
るための測光素子36がレンズ33の周囲に設け
られている。そして、露光機構3より供給される
光像は、ミラーなどの他の光学系を経由すること
なく、直接的に露光部2に投影される。
ペーパ給送部4は、入口12に面して配設され
た給送ローラ41と圧着ローラ42とを有し、給
送ローラ41はオーバーランニングクラツチを内
藏したモータ43によつて時計方向に回転駆動さ
れ、また圧着ローラ42は図示しないリンク機構
およびレバー44によつて、給送ローラ41より
上方に離間した休止位置と、給送ローラ41に押
圧される動作位置との間で切換可能に構成されて
いる。
マガジン40は、露光処理すべきペーパのロー
ルを収納する箱本体45と、その側壁上部に突出
して設けたペーパ引出部46とにより構成されて
いる。該ペーパ引出部46は入口12より本体1
内に挿入可能とされ、第2図に詳細に示すよう
に、上ガイド板1a、下ガイド板1bおよび側板
2a,2bより構成され、上ガイド板1aおよび
下ガイド板1bには、前記圧着ローラ42の下部
および給送ローラ41の上部を受容するための切
欠3a,3bが形成されている。
第1図において、50a,50bは垂直方向に
ペーパを案内する一対のペーパガイド、47はペ
ーパ検出スイツチである。
第1のアキユムレータ部A1は、ペーパ通路
PAの外側に位置し、可動ガイド部5を開状態と
することによつて該アキユムレータ部A1へのペ
ーパの導入がなされる。A11は第1のアキユム
レータ部A1において形成されるペーパループを
検出するためのループ検出センサである。
可動ガイド部5は、前記ペーパガイド50aの
延長上の位置にガイド板51(2点鎖線で示す。)
を有し、このガイド板51はその上端が軸52に
枢着されるとともに、該ガイド板51の先端を2
点鎖線で示したペーパ通路Pより外側に離間させ
てこれを開状態にする引張バネ53の一端に接続
されている。また上記軸52は、これに固定され
たピニオンギア54および該ピニオンギア54と
噛合するラツクギア55を介して電磁ソレノイド
56によつて回転駆動されるよう連結されてい
る。
スプライス部検出部Sは、露光部2の上流位置
に設けられ、たとえば光透過方式の光センサより
構成されている。また、ペーパには、該スプライ
ス部検出部Sを構成する光センサの光を透過する
ためのホールが形成されている。このようなホー
ルの形成位置は特に限定されないが、たとえば第
5図aに示すように、不連続の状態にあるペーパ
の端部a,b同士を接合するためにこれら両端部
に添接されるシート状のスプライス部c自体であ
つてもよいし、また、5図bに示すように、スプ
ライス部cの上流側に位置するペーパ部分であつ
てもよい。
第1図において、R1はガイドローラ、60は
多数のローラにより成るターンガイドであり、こ
れにより第1のアキユムレータ部A1より移送さ
れるペーパは水平に曲げられ、露光部2に供給さ
れる。
ペーパ送り部6は、露光部2に近接した下流位
置に設けられている。該ペーパ送り部6はペーパ
通路PBにおいて対接して配置される主送りロー
ラ61と圧着ローラ62とを有し、該主送りロー
ラ61はパルスモータ63によつて順方向あるい
は逆方向を間歇的に回転駆動され、露光処理に伴
うペーパの移送速度ならびに移送距離を厳密に規
定する機能を有する。R2はペーパを垂直上方に
ターンさせるターンローラである。
70aおよび70bは、露光部2よりのペーパ
をほぼ垂直上方に案内する一対のペーパガイドで
あり、該ペーパガイド70aおよび70bはその
上端において出口13に向つて右方に弯曲する円
弧状ガイド部701および702が形成され、さ
らにペーパガイド70bの円弧状ガイド702の
先端にはガイドローラR3が設けられている。
第2のアキユムレータ部A2は、ペーパ通路
PBの外側に位置し、後述するペーパ排出部7の
下方において形成される。そして、この第2のア
キユムレータ部A2においては、少なくとも1オ
ーダすなわちネガフイルム1本分のコマ数、例え
ば24あるいは36などに相当する数の焼付画面を有
するペーパが蓄積されるのに十分な大きさの内部
空間を有する。A21は第2のアキユムレータ部
A2において形成されるペーパループを検出する
ためのループ検出センサである。
ペーパ排出部7は、第3図に拡大して示すよう
に、2つの機構、すなわち第2のアキユムレータ
部A2内におけるペーパループの形成ならびに該
ペーパループの搬送を円滑に行なうためのループ
ガイド機構8と、ペーパを出口13より本体1外
に搬出するための搬送機構9とより構成されてい
る。
上記ループガイド機構8は、第2のアキユムレ
ータ部A2のペーパ排出側においてペーパループ
の先端をガイドするガイドローラR4を設け、さ
らにこのガイドローラR4と第2のアキユムレー
タ部A2のペーパ導入側のガイドローラR3との
ほぼ中間位置にループ形成ローラR5を配設して
構成される。上記ループ形成ローラR5は、基端
が支点軸81に軸支されてなる取付基板82の先
端に取付部材83を介して軸着されている。そし
て取付基板82の中途部には、取付部材84を介
して前記ガイドローラR4と接する位置に規制ロ
ーラ85が設けられ、この規制ローラ85とガイ
ドローラR4とによつて送りガイドローラ部が形
成され、また該規制ローラ85にはさらに巻込防
止ローラ86がギア接続されている。87は取付
基板82の基端側に設けられた、詳細は後述する
カム71の回転に伴なつて従動するカムローラで
ある。
ペーパ排出部7を構成する搬送機構9は、出口
13の内側に、ペーパ通路PBにおいて対接する
排送ローラ91と圧着ローラ92を設けて構成さ
れる。上記排送ローラ91はワンウエイクラツチ
を内蔵し、時計方向のみに回転可能とされ、モー
タ72によつて駆動される。上記圧着ローラ92
は、基端が支点軸93に軸支された取付基板94
の先端に軸着されている。また該取付基板94の
下端には詳細は後述するカム71の回転に伴なつ
て従動するカムローラ95が設けられている。
カム71は、一端が拡径した貝殻状の偏心カム
であり、このカム71はワンウエイクラツチを内
蔵し、カムシヤフト76を中心に反時計方向のみ
に回転可能とされ、前記モータ72によつて駆動
される。73はカム71の回転位置を検出するた
めのスイツチである。
第3図において、74aおよび74bはペーパ
ガイドであり、75は出口13の内側に設けられ
たペーパ検出センサである。
次に、上述した構成の焼付装置の作動について
説明する。
ペーパの装填は次のように自動的に行なわれ
る。
まず、ペーパの搬送に移行する前準備として、
可動ガイド部5における電磁ソレノイド56を作
動させてガイド板51を閉状態(図中、2点鎖線
で示す状態)とするとともに、露光部2における
昇降モータ27を作動させてロードガイド24を
降下させ、これによつてペーパ搬送路を形成す
る。また、ペーパ排出部7においては、第3図に
おいて2点鎖線で示すように、ループ形成ローラ
R5ならびに圧着ローラ92等はペーパ通路PB
より離間した状態(初期状態)とされている。す
なわち、モータ72を逆転させることによつてカ
ム71を反時計方向に回転させると、その大径部
がカムローラ95ならびに87に接触してこれら
を押し上げるので、これに伴つて取付基板94な
らびに82が各支点軸93ならびに81を中心に
それぞれ回動し、その結果、取付基板82におけ
るループ形成ローラR5、規制ローラ84および
巻込防止ローラ86ならびに取付基板94におけ
る圧着ローラ92が上昇する。
以上の状態においてペーパの給送が行なわれ
る。マガジン40は、第2図に示すように、内部
に収納されたロールよりペーパの一端をペーパ引
出部46の先端まで引き出した状態とされ、この
ペーパ引出部46を給送ローラ41と休止位置に
ある圧着ローラ42(第1図において2点鎖線で
示す。)との間に挿入したうえで該圧着ローラ4
2を下降させることによつてマガジン40の装填
が完了する。このとき、マガジン40におけるペ
ーパ引出部46の切欠3aおよび3bにおいて圧
着ローラ42と給送ローラ41とがペーパQを挟
圧した状態となる。
この状態において、ペーパ給送部4におけるモ
ータ43およびペーパ送り部6におけるパルスモ
ータ63を駆動させる。ペーパ給送部4における
モータ43の駆動によつて給送ローラ41さらに
圧着ローラ42が回転し、これによつて送り出さ
れたペーパは、可動ガイド部5、ガイドローラR
1、ターンガイド60および露光部2を通過して
ペーパ送り部6へと搬送され、主送りローラ61
に達したペーパはこの主送りローラ61の回転に
よつてさらに搬送され、ターンローラR2、ホー
ルパンチ部10およびカツター部20を通過す
る。そしてホール検出センサ30によつてペーパ
の先端が検出されたところで、ペーパ給送部4に
おけるモータ43ならびにペーパ送り部6におけ
るパルスモータ63が停止され、ペーパの搬送が
一時中止される。
以上のペーパ給送時においては、ペーパ送り部
6における主送りローラ61の周速度はペーパ給
送部4における給送ローラ41の周速度より大き
く設定されており、したがつてペーパは主送りロ
ーラ61に達した以降においては該主送りローラ
61の周速度に同期して搬送され、このとき給送
ローラ41はモータ43のワンウエイクラツチの
作動によつて主送りローラ61の回転速度に合わ
せてオーバランニングする。
ついで、可動ガイド部5における電磁ソレノイ
ド56をオフ状態としてガイド板51の拘束を解
除する。解除された該ガイド板51は引張バネ5
3の引張力によつて第1図において実線で示すよ
うに開状態となる。この状態でペーパ送り部6の
パルスモータ63を逆転させ、ペーパの先端が主
送りローラ61より僅かに下流側の位置、例え
ば、第1図において※印で示した位置までペーパ
を戻し移送する。このとき、ペーパ給送部4にお
ける給送ローラ41は停止した状態としておくこ
とにより逆移送のペーパ量に相当するペーパが第
1のアキユムレータ部A1においてループ状に蓄
積されることとなる。そして、次の露光工程にそ
なえて露光部2におけるロードガイド24が上昇
され、露光領域22が開放される。ただしロード
ガイド24が焼枠として機能する場合にはこれを
上昇させる必要はない。以上でペーパの自動装填
が終了する。
以上のようにして装填されたペーパに対して、
露光部2において露光処理が行なわれる。この露
光工程においては、通常、まず測光素子36によ
つてネガフイルムFの透過光濃度(LATD)が
測定され、これによつてカラーバランスならびに
カラー濃度が自動的に調整され、さらにオペレー
タによる補正が加えられて標光条件が決定され
る。そしてこの標光条件にしたがつて光源31内
のカツトフイルタならびにダークシヤツタ35の
開閉が制御され、露光が行なわれる。露光が完了
すると、ペーパ送り部6のパルスモータ63が正
転してペーパが所定の長さだけ搬送され、次の未
露光部が露光領域22に移送されて順次露光が行
なわれる。第1のアキユムレータ部A1において
は、蓄積されたペーパが露光処理の進行に伴なつ
て少なくなり、ペーパループの先端が上昇してル
ープ検出センサA11がループの縮小を検知する
とペーパ給送部4におけるモータ43が作動さ
れ、ペーパがループ検出センサA11のレベルに
達するまでペーパの給送が行なわれる。したがつ
て第1のアキユムレータ部A1には常に一定量以
上のペーパが蓄積されていることとなり、このこ
とによりペーパ送り部6によつてペーパが順方向
に搬送されるときにペーパに無理なテンシヨンが
作用することが防止され、スムーズで精度のよい
ペーパ送りを行なうことができる。
露光処理の完了したペーパは、ホールパンチ部
10において、焼付画面のサイズおよび様式等に
応じてあらかじめ入力された情報に基いて、その
特定位置にパンチ穴が形成される。このパンチ穴
は、後の現像乾燥工程を経て最終的にペーパを画
面単位で自動的にカツトするためのカツト位置指
示マークあるいは後述する強制カツトにおけるカ
ツト位置指示マークとして用いられる。ペーパは
さらに主送りローラ61によつて搬送され、カツ
ター部20およびホール検出センサ30を経てペ
ーパ排出部7に移送される。
ペーパガイド70aおよび70bにガイドされ
て第2のアキユムレータ部A2のペーパ導入側に
達したペーパは、第3図において2点鎖線で示す
ように、第2のアキユムレータ部A2の上部空間
を越え、さらにペーパガイド74aおよび74b
にガイドされながら移送される。このとき、ペー
パはそれ自身の有する弾性(いわゆる腰の強さ)
によつてその先端がペーパガイド70aの円弧状
ガイド部701に沿う状態で渡り移送され、さら
にガイドローラR4に至つたのちはペーパガイド
74a,74bに沿つて移送され、第2のアキユ
ムレータ部A2に落下することがない。そして、
ペーパの先端がペーパ検出センサ75によつて検
出された時点でペーパ送り部6の作動が停止さ
れ、ペーパ搬送が停止される。
なお、第2のアキユムレータ部A2の上部空間
におけるペーパの渡り移送が正常に行なわれたか
否かの検知は、例えば次のようにして行なう。す
なわち、ホール検出センサ30を通過した時点か
ら以降のペーパ移送量を監視し、この移送量がホ
ール検出センサ30とペーパ検出センサ75間の
搬送距離に相当する長さにほぼ達したときに、ペ
ーパの先端がペーパ検出センサ75によつて検知
された場合には正常と判断されるが、検知されな
い場合には異常であるのでその旨警報が発せられ
る。
上述のようにペーパの先端がペーパ検出センサ
75によつて検知されてペーパの移送が停止され
たのちは、モータ72が逆転されてカム71が反
時計方向に180度回転され、これに従動してカム
ローラ87および95が下降し、その結果、ルー
プガイドローラR5、規制ローラ85、巻込防止
ローラ86ならびに圧着ローラ92が下降し、図
において実線で示す状態となる。この状態では、
ペーパ先端は排送ローラ91と圧着ローラ92と
によつて圧着固定され、また第2のアキユムレー
タ部A2のペーパ導入側においては、ペーパはル
ープ形成ローラR5によつて上方から押下されて
下方に弯曲した状態にあるので、モータ72を停
止したまま再びペーパ送り部6を作動させてペー
パを順方向へ搬送させると、ペーパはループ形成
ローラR5により下方に弯曲しながら下降し、不
特定形状のループを形成しながら第2のアキユム
レータ部A2に蓄積される。そして第2のアキユ
ムレータ部A2内にある量以上のペーパが蓄積さ
れたところでモータ72を正転させて搬送ローラ
91を時計方向に回転させ、ペーパ排出を開始す
る。ペーパは、第2のアキユムレータ部A2より
ガイドローラR4と規制ローラ85間、さらに排
送ローラ91と圧着ローラ92間を通過し、出口
13より本体1外に排送される。
このとき、規制ローラ85はペーパの移送に伴
つて反時計方向に回転し、また巻込防止ローラ8
6は上記規制ローラ85とギア接続されているの
でこれと連動して時計方向に回転することとな
る。このように、巻込防止ローラ86が時計方向
に回転することによりペーパ搬送異常が防止され
る。すなわち、例えば第4図に示すように、搬送
されるべきペーパ部分に重なり部分Jが生じたよ
うな場合において、巻込防止ローラ86が時計方
向に回転すると、この重なり部分Jが搬送すべき
ペーパ部分より離間する方向に排斥され、その結
果ペーパが重なつた状態でガイドローラR4と規
制ローラ85間に巻き込まれることがなく、円滑
なペーパ搬送を達成することができる。
第2のアキユムレータ部A2に蓄積されたペー
パは既述のようにして出口13より本体1外に排
出され、図示しない自動現像装置にその処理速度
に応じた一定速度で連続的に供給される。すなわ
ち、自動現像装置においては、一般に露光処理を
行なつたペーパを所定の現像のために要求される
固有の一定速度で搬送して現像処理する必要があ
るが、通常、自動写真焼付装置における露光処理
速度は、自動現像装置における現像処理速度より
大きい。
そのため、焼付装置の本体1に第2のアキユム
レータ部A2を設けてこれに露光処理済みのペー
パを蓄積しておくことにより、現像処理を休止す
ることなく行なうことができる。このように、第
2のアキユムレータ部A2は、排送時にペーパに
無理なテンシヨンが作用するのを防止するだけで
なく、露光済ペーパ貯蔵庫として機能する。
つぎに、ペーパ排出時におけるペーパの強制カ
ツトについて説明する。
自動写真焼付装置における露光作業を中断した
場合などにおいては、ペーパ送り部6の作動が停
止されて第2のアキユムレータ部A2へのペーパ
の供給がなくなるが自動現像装置との関係でペー
パ排出部7における排送ローラ91は引き続き駆
動されてペーパの排出のみがなされ、該アキユム
レータ部A2内に蓄積されたペーパは徐々に減少
して行く。したがつて、そのままさらにペーパの
排出を続行するとペーパが破断するので、このよ
うな場合には第2アキユムレータ部A2内に蓄積
されたペーパが減少してある量に達したところ
で、ペーパをカツター部20によつて自動的に切
断する操作(以下、「強制カツト」という。)がな
される。
この強制カツトは具体的には次のようにして行
なわれる。第2のアキユムレータ部A2内のペー
パループの縮小をループ検出センサA21が検知
した時点でペーパ送り部6のパルスモータ63を
逆転してペーパをカツター部20側に逆移送す
る。ただし、この逆移送操作は、ループ検出セン
サA21によるペーパの検出が行なわれなくなつ
た上記時点が、もし他の操作(露光あるいはペー
パ送り部6による順方向へのペーパの搬送等)の
進行中に重なつた場合には、これら他の操作が終
了したのちに行なわれる。そして逆移送されたペ
ーパは、ホール検出センサ30によつて、露光後
の搬送途中において形成された既述のホール穴が
検出されたのち、このホール穴の読取によつて得
られる情報に基いてカツター部20において焼付
画面の種別に応じた適正な位置で強制カツトされ
る。強制カツトによつてペーパ給送部4側に残さ
れたペーパは、逆移送された距離に相当する長さ
だけペーパ送り部6によつて順方向に搬送され
る。その結果、ペーパは逆移送を行なう前の状態
に復帰することとなり、露光部2には、露光が終
了した次の被露光領域がセツトされることとな
り、したがつて何らペーパロスを生ずることなく
次の露光を行なうことができる。
一方、強制カツト後に第2のアキユムレータ部
A2に移送されたペーパは搬送機構9によつて順
方向に移送され、出口13より自動現像装置へ供
給される。そしてペーパの後端がペーパ検出セン
サ75によつて検知されたところで、モータ72
が逆転されてカム71が反時計方向に180度回転
し、それによつてペーパ装填時と同様に、ループ
ガイドローラR5、規制ローラ85および巻込防
止ローラ86ならびに圧着ローラ92が上昇さ
れ、第3図において2点鎖線で示す初期状態に復
帰される。以後はペーパの装填の場合に述べたと
同様な操作によりペーパ排出部7におけるペーパ
搬送が行なわれる。
ところで、以上述べた強制カツトから初期状態
への復帰が完了するまでの間は、つぎのペーパを
ペーパ排出部7に搬送することができない。した
がつて、この間に要する時間が長ければ、それだ
け処理効率が低下することとなつて好ましくな
い。そこでこのような不都合を軽減するために、
強制カツトされたペーパの排出においては、その
移送速度が自動現像装置の現像処理速度に比較し
て十分大きくなるようモータ72の回転速度を自
動的に制御し、ペーパの早送りを行なう。これに
よつて時間的ロスを例えば数十秒から数秒程度ま
で短縮することが可能となる。また早送りされた
ペーパは、例えば自動現像装置内にペーパアキユ
ムレータ部を設けてこれに蓄積するようにすれば
よい。
以上、基本的な作動について述べたが、つぎに
搬送経路にペーパのスプライス部が導入された場
合の作動について述べる。ペーパにおけるスプラ
イス部cがスプライス部検出部Sによつて検知さ
れると、スプライス部cが露光部2の露光領域2
2に位置しないようペーパ送り部6によりペーパ
の移送量が制御される。さらに、スプライス部c
が検知された旨の信号は、図示しないカツト制御
手段に入力され、それによつてカツター部20が
作動され、ペーパにおけるスプライス部cより後
方位置、たとえば第5図において鎖線で示すよう
に、スプライス部cの後端に近接しかつ焼付画面
の種別に応じた適正な所定位置で切断される。な
お、スプライス部検出部Sによつてスプライス部
cが検出されてからカツター部20に至るペーパ
の移動距離は、ペーパ送り部6のパルスモータ6
3のパルス数を制御することによつて厳密に規定
することができ、したがつてペーパにおける上述
の所定位置において位置精度の高い切断が可能と
なる。
切断されたペーパは、既述の強制カツト後のペ
ーパと同様にして搬送機構9によつて移送され、
出口13より自動現像装置へ供給され、以後は初
期状態に復帰する。この間、ペーパの後端に位置
するスプライス部cは、第2のアキユムレータ部
A2内を通過することがないので、スプライス部
cによるアキユムレータ部内でのペーパ搬送異常
を生ずることがない。
以上、本発明の一実施例について述べたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、種々の改
変が可能である。上記実施例においては、焼付装
置と現像装置とが別体に構成されている場合の例
について述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ば焼付部と現像部とが一体的に構成された自動焼
付−現像装置においても適用される。この場合に
は、第2のアキユムレータ部と現像部との間の適
宜の位置に、上述の実施例における搬送機構と同
様な機能を有する移送手段を有していればよい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の自動写真焼付装置によ
れば、露光処理後の印画紙におけるスプライス部
より後方位置を切断し、スプライス部が印画紙の
最後端に位置する状態で搬送することにより、ア
キユムレータ部における搬送異常を防止して印画
紙を高い精度で円滑に搬送し、しかも処理速度の
異なる現像部とのシステム化を有利に達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の内部構造全体を示
す説明図、第2図はマガジンとペーパ給送部を拡
大して示す説明用斜視図、第3図はペーパ排出部
を拡大して示す説明図、第4図はペーパ排出部の
一部を示す説明図および第5図は印画紙における
スプライス部を示す説明用平面図である。 1……本体、11……ケース、12……入口、
13……出口、A1……第1のアキユムレータ
部、A11……ループ検出センサ、A2……第2
のアキユムレータ部、A21……ループ検出セン
サ、PA,PB……ペーパ通路、2……露光部、2
1……基台、22……露光領域、23……焼枠、
24……ロードガイド、3……露光機構、31…
…光源、32……ネガキヤリア、33……レン
ズ、35……ダークシヤツタ、36……測光素
子、S……スプライス部検出部、c……スプライ
ス部、4……ペーパ給送部、41……給送ロー
ラ、42……圧着ローラ、40……マガジン、4
5……箱本体、46……ペーパ引出部、5……可
動ガイド部、51……ガイド板、54……ピニオ
ンギア、55……ラツクギア、6……ペーパ送り
部、61……主送りローラ、62……圧着ロー
ラ、63……パルスモータ、70a,70b……
ペーパガイド、701,702……円弧状ガイド
部、7……ペーパ排出部、8……ループガイド機
構、9……搬送機構、R4……ガイドローラ、R
5……ループ形成ローラ、82……取付基板、8
5……規制ローラ、86……巻込防止ローラ、8
7……カムローラ、91……排送ローラ、92…
…圧着ローラ、94……取付基板、95……カム
ローラ、71……カム、72……モータ、10…
…ホールパンチ部、20……カツター部、30…
…ホール検出センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 焼き付けるべき光像を投影して印画紙の焼付
    けを行なう露光手段と、 前記露光手段の下流に配設され、露光済印画紙
    を一時的に蓄積するアキユームレータ手段と、 前記露光手段と前記アキユームレータ手段との
    間に配設され、露光済印画紙を切断するカツター
    手段と、 印画紙のスプライス部を検出するスプライス部
    検出手段と、 前記スプライス部検出手段からの信号に基づ
    き、前記カツター手段を作動させて印画紙をスプ
    ライス部より後方の位置で切断するカツト制御手
    段と、 前記露光手段より移送される露光済印画紙を現
    像部に移送する搬送手段と、 を有することを特徴とする自動写真焼付装置。
JP13428585A 1985-06-21 1985-06-21 自動写真焼付装置 Granted JPS61292629A (ja)

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JP13428585A JPS61292629A (ja) 1985-06-21 1985-06-21 自動写真焼付装置

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JPS61292629A JPS61292629A (ja) 1986-12-23
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JPH01140138A (ja) * 1987-11-27 1989-06-01 Fuji Photo Film Co Ltd 写真焼付装置用印字装置

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JPS61292629A (ja) 1986-12-23

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