JPH0413632Y2 - - Google Patents

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JPH0413632Y2
JPH0413632Y2 JP1982001392U JP139282U JPH0413632Y2 JP H0413632 Y2 JPH0413632 Y2 JP H0413632Y2 JP 1982001392 U JP1982001392 U JP 1982001392U JP 139282 U JP139282 U JP 139282U JP H0413632 Y2 JPH0413632 Y2 JP H0413632Y2
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JP
Japan
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oil
compressor
detection
crankcase
cylinder
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JP1982001392U
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JPS58104927U (ja
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、油の状態、例えば冷凍装置の圧縮
機のクランクケース下方部の潤滑油溜め部に所定
量の潤滑油があるか否かを検出するのに適した冷
凍装置圧縮機の油検出装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、冷凍装置圧縮機の油検出装置として、サ
ーミスタ1個または2個を油溜め部の油中に浸漬
しサーミスタの特性である気液における放熱係数
の差異により油の有無を検出していた。
[考案が解決しようとする課題] 従来の油検出は上記のようになされているの
で、圧縮機内部においては、圧縮機各部摺動部に
供給された油が、その隙間から間断なく噴射され
るため、この噴射された油が上記サーミスタに動
作し正規油面以下に油面が低下しているにかかわ
らず噴射油により油面有りとの信号を出す不具合
を有し、また圧縮機内部の油中には必ず冷媒サイ
クル中の冷媒が溶け込ん(油温度に反比例する
が)でおり、高圧変化もしくは低圧変化特に低圧
が、容量制御運転等の場合急に低下した場合、た
とえ0.1〜0.2Kg/cm2の範囲であつても、圧縮機の
内部の油からは油中に溶け込んだ冷媒が気体とな
つて沸騰するため、油中から泡上となつて発生し
油流れが悪く遅い場合など前述油検出素子に直接
作用し、泡状態すなわち油がない気中と等価とな
り、油無し信号を発生してしまうと云う問題点が
あつた。
この考案は、上記のような従来の冷凍装置圧縮
機の油検出装置の問題点を解消するためになされ
たもので、噴出油な油中に冷媒による気泡が発生
しても誤検出しない冷凍装置圧縮機の油検出装置
を提供することを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] この考案に係る冷凍装置圧縮機の油検出装置は
クランクケースを貫通し配置された筒状ケーシン
グに並設して保持される油温度モニタ用および自
己加熱式のサーミスタ検出素子の外側をほぼ水平
に設けられた筒体で取囲んで覆うと共に、この筒
体の下部に透孔を設けたものである。
[作用] この考案に係る冷凍装置圧縮機の油検出装置の
ほぼ水平に設けられた筒体は噴射された油を遮る
と共に泡の侵入を防止し、透孔を検出素子と筒体
の内周面間に残留する油を排出する。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例における冷凍装置圧
縮機の油検出装置を第1図および第2図に基づい
て説明する。
第2図は油検出装置が取付けられた圧縮機の全
体構成図であり冷媒ガスが吸入部12により圧縮
機内部入り、圧縮室14で圧縮され圧縮ガスは吐
出部13より吐出れる。圧縮機内部の軸受等の摺
動部に潤滑油供給するためクランクケース16底
部には冷凍機油15が貯えられており、油ポンプ
11を介してクランク軸などに供給され、摺動部
を潤滑した油はクランクケース底部に滴下する。
クランクケース16の下部には第1図で示す油
検出装置10がネジ込みで取り付けられ、冷凍油
が不足とならないよう検知している。
第1図において、1は黄銅、ステンレス等で形
成された例えば直径が6〜8mm程度の筒状ケーシ
ングであり、クランクケースを外部から内方に貫
通するねじ穴にシールを介して気密に螺挿される
テーパねじ部1aおよび六角形状の回動用突出部
1bを外周部に備えている。2a,2bはビード
形サーミスタからなる油温度モニタおよび自己加
熱式検出素子である、上記筒状ケーング1の一端
側開口部にその開口面から突出して配設されてい
る。3は筒状ケーシング1の内周面に低温ロー付
4により気密に固着され上記開口側から他方側へ
の油等の液体な気体の流通を阻止するとともに検
出素子2a,2bとリード線5とを電気的に接続
するハーメチツクシール等の接続端子、6は筒状
ケーシング1内に充填され、上記検出素子2a,
2bおよびリード線5等を保持するとともに気密
封じするエキポキシ系樹脂等からなる接着部材。
7は筒状ケーシング1の一端開口部外周面に螺着
され検出素子2a,2bの外周を覆う筒体であ
り、検出素子2a,2bの先端部から筒体7の閉
口面まで3〜5mm程度の距離となるように形成さ
れている。7aは筒体7の両検出素子2a,2b
に近接した部分の内周面から貫通する透孔であ
る。なお、圧縮機等においてはその形状に起因す
る制限により油検出装置の取付面積は小さいこと
が要求され、かつ油面の検出には一点検出するの
が望ましいため、直径1/4インチ程度の筒状ケー
シング1を用いるのが望ましい。
以上のような構成における冷凍装置圧縮機の油
検出装置において、その検出素子2a,2bをク
ランクケース16の油溜め部の検出しようとする
正常な潤滑油面位置になるよう筒状ケーシング1
をクランクケースに螺着する。潤滑油が正常なと
きに、油温モニタ用検出素子2aと自己加熱式検
出素子2bは潤滑油中に浸漬されるのでその出力
信号差は概略等しいが、正規油面以下に油面が低
下すると油により冷却されなくなるので自己加熱
式検出素子2bの温度が上昇し、検出素子2a,
2bの出力信号差は大きく変化するのでこれによ
り異常が検出される。また圧縮機各部摺動部に供
給された油がその隙間から間断なく噴射されても
検出素子2a,2bの外周はほぼ水平に設けられ
た筒状7により覆われているので、上記噴射され
た油は筒体7により遮られ、この噴射された油に
よつて検出素子2a,2bは動作せず誤検出は避
けられる。正規油面においては、筒体7内は潤滑
油で充満されており、この筒体7の潤滑油中に溶
け込んだ冷媒の気化による泡りの発生は少なく、
かつ筒体7の下方の潤滑油中に溶け込んだ冷媒が
気体となつて沸騰し筒体7の油中から上つて来る
多量の泡は筒体7に入らず筒体7の側面方向に移
動するので、検出素子2a,2bが泡によつて包
まれることがなく、従来のように泡に包まれるこ
とによる油無し誤検出が防止される。又、透孔7
aを通し筒体7内の気体や検出素子2a,2bと
筒体7の内周面間に残留した油を排出させること
により、筒体7内への油の流入をし易くすると共
に検出素子2bと筒体7の内周面間に残留した油
による油有りの誤検出7を防止することもでき
る。
[考案の効果] 以上のように、この考案によればクランクケー
スを水平に貫通し、配置された筒状ケーシングに
保持された検出素子の外側面を水平に設けられた
筒体によつて覆つているので、圧縮機各部摺動部
に供給された油の隙間からの噴射による誤検出
や、油中に溶け込んだ冷媒により油中に発生する
泡による誤検出が防止されるとともに、筒体の透
孔を設けているので検出素子と筒体の内周面間に
残溜した油による誤検出も防止され信頼性、安全
性が向上される等効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例において冷凍装置
圧縮機の油検出装置を示しa図はその一部を破断
した正面図。b図はa図の右側面図である。第2
図はこの考案の全体構成図である。 図において、1は筒状ケーシング。2a,2b
は検出素子、7は筒体。7aは透孔である。尚、
各図中同一符合は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷媒を圧縮する圧縮機のクランクケース、この
    クランクケースを水平に貫通し下方部の潤滑油溜
    め部の潤滑油に一端が臨んで配置される筒状ケー
    シング、この筒状ケーシングの一端の開口部に並
    設して保持される油温度モニタ用および自己加熱
    時のサーミスタ検出素子、この両検出素子の外側
    面を取囲んで覆うように上記筒状ケーシングの一
    端の開口部に水平に設けられた筒体、この筒体の
    下部に透孔を設けたことを特徴とする冷凍装置圧
    縮機の油検出装置。
JP139282U 1982-01-09 1982-01-09 油検出装置 Granted JPS58104927U (ja)

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JP139282U JPS58104927U (ja) 1982-01-09 1982-01-09 油検出装置

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JP139282U JPS58104927U (ja) 1982-01-09 1982-01-09 油検出装置

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JPS58104927U JPS58104927U (ja) 1983-07-16
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JP139282U Granted JPS58104927U (ja) 1982-01-09 1982-01-09 油検出装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624740Y2 (ja) * 1988-06-09 1994-06-29 ダイキン工業株式会社 圧縮機の油面検知装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5599054A (en) * 1979-01-25 1980-07-28 Mitsubishi Electric Corp Fluid detector

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5674320U (ja) * 1979-11-12 1981-06-18

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JPS5599054A (en) * 1979-01-25 1980-07-28 Mitsubishi Electric Corp Fluid detector

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JPS58104927U (ja) 1983-07-16

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