JPH04136174A - 硬質被覆層の密着性にすぐれた表面被覆セラミックス製切削工具の製造法 - Google Patents

硬質被覆層の密着性にすぐれた表面被覆セラミックス製切削工具の製造法

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Publication number
JPH04136174A
JPH04136174A JP25828190A JP25828190A JPH04136174A JP H04136174 A JPH04136174 A JP H04136174A JP 25828190 A JP25828190 A JP 25828190A JP 25828190 A JP25828190 A JP 25828190A JP H04136174 A JPH04136174 A JP H04136174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating layer
hard coating
adhesion
cutting tool
base body
Prior art date
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Pending
Application number
JP25828190A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Takano
高野 俊行
Yuichiro Terao
雄一郎 寺尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 で表わされるαサイアロンや、同じく、組成式’ S’
 6−z ” z Oz N8−z、(ただし、O<z
≦4,3)、 で表わされるβアイアロン、さらに、Si3N4、を主
成分とし、いずれも全体に占める割合で(以下%は重量
%を示す)、 結合相形成成分として、上記Mに含まれる元素のうちの
1種以上と、Stおよび/またはAllとの酸窒化物(
以下、M−(Sl、Ajil)−0−N系化合物で示す
)で構成されたガラス相:1〜20%、を含有し、さら
に必要に応じて、 分散相形成成分として、例えばTl、Zr。
Hf、Sl、およびAlの炭化物および窒化物、並びに
これらの2種以上の固溶体のうちのiFi以上以上−1
〜35 %含有してなるサイアロン基セラミックスまたはSi3
N4基セラミックスで構成された基体に、表面研削を施
した後、通常の化学蒸着法(CVD法)あるいは物理蒸
着法(PVD法)を用いて、例えばT1およびSlの炭
化物、窒化物、炭窒化物、および炭窒酸化物、並びにA
l7の酸化物および酸窒化物のうちの1種の単層または
2種以上の複層からなる硬質被覆層、 を0.5〜1OtIIOの平均層厚で蒸谷形成すること
により表面被覆セラミックス製切削工具を製造する方法
が知られており、またこれらの表面被覆セラミックス製
切削工具が鋳鉄の切削によく用いられることも知られて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
一方、近年の切削機械のFA化およびNC化の進展はめ
ざましく、これに伴ない、切削工具にもより長い使用寿
命が要求されているが、上記の従来表面被覆セラミック
ス製切削工具においては、基体表面に対する硬質被覆層
の密着性が十分でないために、実用に際して剥離が生じ
易く、この剥離が原因で比較的短時間の使用寿命しか示
さないのが現状である。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、上記の
従来表面被覆セラミックス製切削工具に着目し、基体表
面に対する硬質被覆層の密着性向上をはかるべく研究を
行なった結果、 (a)  従来表面被覆セラミックス製切削工具におい
て、これを構成する硬質被覆層が基体表面に対して十分
な密着性を示さないのは、基体が結合相形成成分として
含有するM−(Si、All)−0−N系化合物からな
るガラス相に原因があり、このガラス相と硬質被覆層の
密着性はきわめて悪く、実質的に硬質被覆層の密着性は
主成分たるサイアロンあるいはSt  N  によって
確保されているといってもよいこと。
(b)シかし、上記表面被覆セラミックス製切削工具の
製造に際して、硬質被覆層の薄青形成前に、基体に、表
面研削を施した状態で、 窒素含有雰囲気中、1050〜1400”Cの温度に加
熱保持、 の条件で熱処理を施すと、粒界に存在する非晶質のガラ
ス相が雰囲気の窒素と反応して結晶化するようになり、
このように結晶化した結合相の硬質被覆層に対する密着
性はきわめて高いものであるから、基体表面に対する硬
質被覆層の密着性が一段と向上するようになり、切削に
際して、硬質被覆層の剥離が著しく抑制され、長期に亘
ってすぐれた切削性能を発揮するようになること。
以上(a)および(b)に示される研究結果を得たので
ある。
したかって、この発明は、上記研究結果にもとづいてな
されたものであって、 サイアロン基セラミックスまたはS 1 a N4基セ
ラミツクスで構成された基体の表面に、通常のCVD法
またはPVD法を用い、硬質被覆層を形成するに先立っ
て、基体表面を研削した状態で、窒素含有雰囲気中、1
050〜1400”Cの温度に加熱保持、 の条件で基体表面改質熱処理を施して、基体表面部の結
合相を構成するガラス相を結晶化し、この状態の基体表
面に硬質被覆層を蒸管形成することにより硬質被覆層の
密着性にすぐれた表面被覆セラミックス製切削工具を製
造する方法に特徴を有するものである。
なお、この発明の方法において、熱処理の加熱温度を1
050〜1400”Cと定めたのは、1050’C未満
の温度では、ガラス相の結晶化が十分に行なわれず、こ
の結果硬質被覆層に所望の密着性向上効果が得られず、
一方1400℃を越えた温度になると、基体の主成分で
あるサイアロンや5i3N4に分解反応が起り、工具の
強度が低下するようになるという理由によるものである
〔実 施 例〕
つぎに、この発明の方法を実施例により具体的に説明す
る。
原料粉末として、平均粒径:0.8amのα−5i3N
4粉末、同0.5itIaのAfI203粉末、同1.
2伽のAl)N粉末、同1,2血のY2O3粉末、同0
.5血のZ r 02粉末、同0.5血のMgO粉末、
および同1.5mのTiN粉末を用い、これら原料粉末
を所定の配合組成に配合し、ボールミルにて36時時間
式混合し、乾燥した後、圧粉体にプレス成形し、この圧
粉体を1気圧のN2雰囲気中、温度: 1750℃に2
時間保持の条件で焼結して第1表に示される組成をもっ
たαサイアロン基セラミックス、βサイアロン基セラミ
ックス、およびs is N4 Mセラミックスで構成
された基体をそれぞれ成形し、これらの基体に研削を施
して寸法調整した後、同じく第1表に示される条件で基
体表面改質熱処理を施し、引続いてこれらの基体の表面
に、CVD法を用い、通常の条件で第1表に示される組
成および層厚の硬質被覆層を形成することにより本発明
法1〜12を実施し、それぞれJIS−3NにN 12
0412の形状をもった表面被覆セラミックス製切削工
具を製造した。
また、比較の目的で、基体表面改善熱処理を行なわない
以外は同一の条件で従来法1〜3を実施し、表面被覆セ
ラミックス製切削工具を製造した。
つぎに、この結果得られた各種の表面被覆セラミックス
製切削工具について、 被削材:鋳鉄(F C25)の丸棒、 切削速度: 350m / sin。
送   リ: 0.2m+*/rev、、切込み:1.
5m■、 の条件で鋳鉄の乾式連続高速切削試験を行ない、使用寿
命に至るまでの切削時間をn1定した。これらの測定結
果を第1表に示した。
〔発明の効果〕
第1表に示される結果から、本発明法1〜12によれば
、硬質被覆層の密着性にすぐれ、したがって硬質被覆層
が摩耗消滅(正常摩耗)して使用寿命に至るまで長い切
削時間を示す表面被覆セラミックス製切削工具を製造す
ることができ、一方従来法1〜3で製造された表面被覆
セラミックス製切削工具では、基体に結合相形成成分と
して存在するM−(Sl、AF)−0−N系化合物から
なるガラス相が基体表面に対する硬質被覆層の密着性を
阻害することから、比較的短時間で硬質被覆層に剥離が
発生し、これが原因で使用寿命に至ることが明らかであ
る。
上述のように、この発明の方法によれば、基体表面に対
する硬質被覆層の密着性にすぐれた表面被覆セラミック
ス製切削工具を製造することができ、したがってこれを
実用に洪した場合には、長期に亘ってすぐれた切削性能
を発揮し、切削機械のFA化やNC化にも十分対応する
ことができるなど工業上有用な効果がもたらされるので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)窒化けい素基セラミックスまたはサイアロン基セ
    ラミックスで構成され、かつ表面研削された基体に、 窒素含有雰囲気中、1050〜1400℃の温度に加熱
    保持、 の条件で基体表面改質熱処理を施した後、通常の条件で
    硬質被覆層を蒸着形成することを特徴とする硬質被覆層
    の密着性にすぐれた表面被覆セラミックス製切削工具の
    製造法。
JP25828190A 1990-09-27 1990-09-27 硬質被覆層の密着性にすぐれた表面被覆セラミックス製切削工具の製造法 Pending JPH04136174A (ja)

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ID=17318070

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JP (1) JPH04136174A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001017928A1 (en) * 1999-09-09 2001-03-15 Kennametal Inc. Process for heat treating ceramics and articles of manufacture made thereby
EP1138656A1 (en) * 2000-03-31 2001-10-04 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Silicon nitride member, method for manufacturing the same, and cutting tool

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WO2001017928A1 (en) * 1999-09-09 2001-03-15 Kennametal Inc. Process for heat treating ceramics and articles of manufacture made thereby
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US6863963B2 (en) 2000-03-31 2005-03-08 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Silicon nitride member, method for manufacturing the same, and cutting tool

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