JPH04136169U

JPH04136169U - 組立式商品陳列台

Info

Publication number: JPH04136169U
Application number: JP5222191U
Authority: JP
Inventors: 清美井上; 幸徳佐藤
Original assignee: 株式会社岡村製作所
Priority date: 1991-06-12
Filing date: 1991-06-12
Publication date: 1992-12-17
Anticipated expiration: 2005-05-17
Also published as: JPH0721181Y2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】着脱自在の支柱枠でありながら、頑丈であ
り、かつ商品を陳列できる棚を取り付けられる組立式商
品陳列棚を提供すること。【構成】一対の平行な連結杆(11),(11)を、支柱枠
(８)の下部分に水平方向に嵌入するようにして両支柱枠
(８),(８)を連結しているので、ハンガ−パイプ(19)に
上方向の無理な力が加わったとしても、支柱(２)や連結
杆(11)が外れるといった危険はなく、支柱(２)が、前後
左右４本立設されているので、従来のものに比較し強度
を有している。更に、支柱(２)に穿設した縦長孔(10)を
利用して棚受け(25)を係止して、陳列棚として利用する
こともできる。また、ハンガ−パイプ(19)を架設した垂
直な支持杆(18)を、各支柱(２)の上部の外側部分に形成
した案内筒(９)の開口部に着脱自在に挿入するようにし
てあるので、各支持杆(18)が各支柱(２)の縦長孔(10)を
閉塞することはない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、商店で衣料品などの商品を、ハンガ−類で吊り掛け、また、棚上に載せて陳列するために使用される組立式の商品陳列台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ハンガ−パイプを利用して、衣料品などを吊り掛けるハンガ−台として、実開昭５６−１４６０４１号公報に記載されたものがある。このハンガ−台は、図３に示されるように、台脚(01)から垂直に延びた脚管(02)に、連結杆(03)の結合管(04)を、また、支柱(05)の結合管(06)を順に上方から着脱自在に嵌合し、図示しない上方のハンガ−パイプを取り付けるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

その為、ハンガ−パイプに上方向の無理な力が加わると、支柱(05)や連結杆(0 3)が外れやすく、強度的問題があり、特に、台脚(01)から連結杆(03)が外れてしまうと、ハンガ−台全体が傾いてしまう。更には、このハンガ−台は、ハンガ− を使用する以外に商品を陳列する用途がないものである。本考案は、着脱自在の支柱枠でありながら、頑丈であり、かつ商品を陳列できる棚を取り付けられる組立式商品陳列棚を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、一対の支柱の上下をそれぞれ上梁および下梁で連結して組み立てた支柱枠を、各支柱に穿設された縦長孔が互いに対抗するようにして左右に一対配し、それぞれの支柱枠の下部分に、一対の平行な連結杆を水平方向に嵌入するようにして両支柱枠を連結し、各支柱の上部の外側部分に案内筒を形成し、ハンガ −パイプを架設した垂直な支持杆を、前記案内筒の開口部に着脱自在に係止したことを特徴とする。

【０００５】

【作用】

一対の平行な連結杆を、支柱枠の下部分に水平方向に嵌入するようにして両支柱枠を連結しているので、ハンガ−パイプに上方向の無理な力が加わったとしても、支柱や連結杆が外れるといった危険はなく、支柱が、前後左右４本立設されているので、従来のものに比較し強度を有している。更に、支柱に穿設した縦長孔に棚受けを係止して、陳列棚として利用することもできる。また、ハンガ−パイプを架設した垂直な支持杆を、各支柱の上部の外側部分に形成した案内筒の開口部に着脱自在に挿入するようにしてあるので、各支持杆が各支柱の縦長孔を閉塞することはない。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１には、組立式商品陳列台の分解図が示されている。下方に水平管(１)を有する略Ｌ字型の支柱(２)は、中空であり、支柱(３)の上端と水平管(１)の先端には、通孔(３),(４)が形成されている。

【０００７】支柱(２)の下端には移動用のキャスタ(５)が取り付けられると共に、一対の支柱(２)，(２)は、上下端に於いて、上梁(６)と下梁(７)によって連結され、支柱枠(８)を形成している。支柱(２)の通孔(３)には、上方から案内筒(９)が挿入され、水平管(１)の突出方向に位置する支柱の面に形成された縦長孔(10)側と外側部分とを区画している。組立式商品陳列台は、前記支柱枠(８)を向かい合わせるようにして配し、一対の連結杆(11),(11)の頭部(12),(12)を水平管(１),(１)の通孔(４),(４)に嵌入するようにして、両支柱枠(８),(８)を連結し、下方部から水平管(１)と頭部(12), (12)とがビス(13)止めされる。

【０００８】支柱(２)上端には、案内筒(９)の上方に楕円孔(14)を有し、その楕円孔(14)の内部に係止ピン(15)を突出したストッパキャップ(16)が、係止ピン(15)方向にのみスライドできるように装着されている。このストッパキャップ(16)の上方から、係止孔(17)の穿設された支持杆(18)が、楕円孔(14)を通して案内筒(９)に挿入され、ストッパキャップ(16)をスライドさせ、その係止ピン(15)を支持杆(18)の係止孔(17)に嵌合することにより、上下の高さを調節できるようにして取り付けられている。

【０００９】支持杆(18)の上方には、ハンガ−パイプ(19)および上部支持杆(20)を介してガラス板(21)を載置するための台座(22)が着脱自在に取り付けられ、台座(22)の上面には、ゴム座(23)が当てられている。かくして組み立てられた組立式商品陳列台は、図２に示されており、ハンガ− パイプ(19)を利用して、衣料品を吊り下げ、展示することができるし、図１に示されるように係合片(24)を利用して棚受け(25)を取り付ければ、多数の陳列棚を持つ商品陳列台となる。

【００１０】即ち、本考案の商品陳列台は、一対の平行な連結杆(11),(11)を、支柱枠(８), (８)の下部分に水平方向に嵌入するようにして両支柱枠(８),(８)を連結しているので、ハンガ−パイプ(19)に上方向の無理な力が加わったとしても、支柱(2) や連結杆(11)が外れるといった危険はない。更に、支柱(２)が、前後左右４本立設されているので、従来のものに比較し強度を有している。

【００１１】また、ハンガ−パイプ(19)を架設した垂直な支持杆(18)を、各支柱(２)の上部の外側部分に形成した案内筒(９)の開口部に挿入できるようにしてあるので、棚受け(25)の係合片(24)の占める区画が確保され、支持杆(18)と係合片(24)が当たるような不都合は生じない。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、次の効果を奏する。 (a) 一対の平行な連結杆を、支柱枠の下部分に水平方向に嵌入するようにして両支柱枠を連結しているので、ハンガ−パイプに上方向の無理な力が加わったとしても、支柱や連結杆が外れるといった危険はない。 (b) 支柱が、前後左右４本立設されているので、従来のものに比較し強度を有している。 (c) 支柱に穿設した縦長孔に棚受けを係止して、陳列棚として利用することもできる。 (d) ハンガ−パイプを架設した垂直な支持杆を、各支柱の上部の外側部分に形成した案内筒の開口部に着脱自在に挿入するようにしてあるので、各支持杆が各支柱の縦長孔を閉塞することはない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例である組立式商品陳列台の分解
図である。

【図２】図１の組立式商品陳列台の組立て完成時の斜視
図である。

【図３】従来技術の要部分解図である。

【符号の説明】

(１)水平管 (２)支柱 (３)通孔 (４)通孔 (５)キャスタ (６)上梁 (７)下梁 (８)支柱枠 (９)案内筒 (10)縦長孔 (11)連結杆 (12)頭部 (13)ビス (14)楕円孔 (15)係止ピン (16)ストッパキャ
ップ (17)係止孔 (18)支持杆 (19)ハンガーパイプ (20)上部支持杆 (21)ガラス板 (22)台座 (23)ゴム座 (24)係合片 (25)棚受け

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一対の支柱の上下をそれぞれ上梁および
下梁で連結して組み立てた支柱枠を、各支柱に穿設され
た縦長孔が互いに対抗するようにして左右に一対配し、
それぞれの支柱枠の下部分に、一対の平行な連結杆を水
平方向に嵌入するようにして両支柱枠を連結し、各支柱
の上部の外側部分に案内筒を形成し、ハンガ−パイプを
架設した垂直な支持杆を、前記案内筒の開口部に着脱自
在に係止したことを特徴とする組立式商品陳列台。