JPH04135802U - 導電性キヤスタ - Google Patents

導電性キヤスタ

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Publication number
JPH04135802U
JPH04135802U JP4354391U JP4354391U JPH04135802U JP H04135802 U JPH04135802 U JP H04135802U JP 4354391 U JP4354391 U JP 4354391U JP 4354391 U JP4354391 U JP 4354391U JP H04135802 U JPH04135802 U JP H04135802U
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JP
Japan
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conductive
equipment
caster
wheel
attached
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Pending
Application number
JP4354391U
Other languages
English (en)
Inventor
弘二 北川
Original Assignee
北川工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 北川工業株式会社 filed Critical 北川工業株式会社
Priority to JP4354391U priority Critical patent/JPH04135802U/ja
Publication of JPH04135802U publication Critical patent/JPH04135802U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機材のアースを確保しつつ、取り付けられた機
材の移動を容易にする。 【構成】導電性材料から成る車輪30は、導電性フレー
ム18に固定された導電性を有する軸32に、導電性材
料からなるベアリングを介して回動自在に取り付けられ
ている。フレーム18は、機材の導電性脚部12に導電
性を有するベアリング16等を介して回動自在に取り付
けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は半導体チップ等を扱う作業者が座る椅子やその作業用の机など、静電 気等による帯電を防止する必要がある機材の脚部先端に取り付けるキャスタに関 する。
【0002】
【従来の技術】
半導体チップ等の電子部品の製造、検査などのために用いる椅子や机等の機材 が摩擦その他の理由により静電気等を帯びると、床面に立つ人間との接触その他 の作用により機材周辺で電流が生じることがある。そのような電流が機材等に載 置された半導体チップ等の内部に流れると、その電流により半導体が破壊される 虞があった。
【0003】 そのため、従来から、半導体チップ等の製造や検査用の機材等は、床板との当 接部を平板状の導電材料で構成し、接地面を確保して静電気を大地に逃がす工夫 が施されていた。 また、それらの脚部に通常のキャスタを設けたものにあっては、それら機材の アースを行うため、脚部に巻いた導電材料より成る鎖を床面に垂らしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
それら従来の技術にあって、前者のようにキャスタを用いないで床板との当接 部を平板状の導電材料で構成し接地面を確保する場合、機材の移動が極めて不便 である。
【0005】 また、後者のように導電性のない通常のキャスタを用いると、機材のアースを 行うため、前述の導電性材料より成る鎖のような構造を別個に設ける必要があっ て構造が煩雑になる。また、そのような鎖は単に自重によって床面等と接触して いるだけであるから接地面も広く得られず、確実にアースを図るという点では不 十分である。
【0006】 そこで、簡易且つ確実に機材のアースを行いつつ、機材の移動を容易にするキ ャスタの提供を目的として本考案が案出された。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本考案の構成は、 車輪部と、該車輪部を回動自在に支持する支持部と、該支持部を機材の脚部に 固定する固定部と、から成るキャスタであって、 前記車輪部を導電性の弾性材料により形成すると共に、前記支持部および固定 部を導電性の硬質材料により形成して成ることを特徴とする導電性キャスタであ る。
【0008】
【作用】
本考案にかかる導電性キャスタは、導電性の硬質材料から成る支持部材及び固 定部によって機材の脚部に取り付けられた車輪部を有する。車輪部は導電性の弾 性材料にて形成されているので、床面等に当接すると弾性によって変形し、広い 接地面を得る。
【0009】 従って、機材に静電気が生じても、機材の脚部は、導電性の固定部及び支持部 、そして車輪部から広い接地面へと、電気的に接続され、機材のアースが実現さ れる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。但し、本考案は、以 下の実施例に何ら限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲にお いて、当業者が想到し得る実施例を全て含む。
【0011】 本実施例にかかる導電性キャスタ10は、図1及び図2に示すように、導電性 を有する機材の脚部12に取り付けられ、機材が移動するのを補助する役割を果 たす。 脚部12には、ボルト(図示しない)及びナット14で固定したベアリング1 6を介して導電性材料からなるフレーム18を回動自在に取り付けている。
【0012】 車輪30は、フレーム18に固定された導電性を有する軸32に、図示しない 導電性材料からなるベアリングを介して回動自在に取り付けられている。 車輪30は、軸32に対向して配設されている中心部34と、その中心部34 の周囲に取り付けられ中心部34と一体となって回動するタイヤ部36とから成 る。中心部34は導電性硬質材料から成り、タイヤ部36はカーボンを混入した 発泡体の表面を焼成して成る。
【0013】 このように構成された導電性キャスタ10は、タイヤ部36が発泡体の表面を 焼成して成るため弾性に富み、機材が床面20上に載置されると、図2に示すよ うに、床面20との接触面においてタイヤ部36が弾性変形して、両者の接触面 が広がる。
【0014】 また、タイヤ部36を構成する発泡体にはカーボンが混入され導電性を有する ため、脚部12から、ボルト(図示しない)、ナット14、ベアリング16、フ レーム18、軸32、ベアリング(図示しない)、及び中心部34を介し、タイ ヤ部36により床面20へと電気的な接続を確保し、機材のアースを図っている 。
【0015】 従って、機材に生じた静電気は、前述のような電気的接続路を通じて床面20 へと逃がされるため、本実施例にかかる導電性キャスタ10を取り付けた機材は 静電気により帯電しない。それ故、ICやLSI等の半導体など、静電気によっ て破壊される虞があるものを扱う作業者用の椅子や、それらを載置するための机 などの脚部に、本実施例にかかる導電性キャスタ10を取り付けて用いると、機 材を容易に移動することが出来ると共に、簡単な構成で確実に機材のアースを図 ることが出来る。
【0016】 なお、本実施例において円環状とされたタイヤ部36は、楕円形状又は多角形 状であっても良い。タイヤ部36を、楕円形状または多角形状とすれば、タイヤ 部と床面との接触面積が広がり、より確実なアースを図ることが可能である。 また、本実施例にあっては特に設けていないが、タイヤ部36を構成する発泡 体の焼成された表面に様々な形状の溝や凹凸を設けても良い。そうすれば、床面 20上に小石やほこり等があっても、それら小石やほこり等は、タイヤ部36の 表面の溝や凹凸に埋まってしまうので、やはりタイヤ部36と床面20との十分 広い接触面を確保することが出来、機材のアースを図ることが可能である。
【0017】
【考案の効果】
本考案にかかる導電性キャスタは、導電性の硬質材料から成る支持部材及び固 定部によって機材の脚部に取り付けられた車輪部を有する。車輪部は導電性の弾 性材料にて形成されているので、床面等に当接すると弾性によって変形し、広い 接地面を得る。そのようにして広い接地面を得ることにより、簡易な構造で機材 のアースを確実に行ない、しかも、キャスタ本来の機能を発揮させて機材の移動 も容易にしている。
【0018】 従って、本考案にかかる導電性キャスタを半導体チップ等を扱う机や、その取 扱者が座る椅子などに用いると、それら机や椅子等の機材のアースが確保されつ つ移動が容易である点において極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例が床面20に載せられる前の
説明図である。
【図2】本考案の一実施例が床面20に載せられた状態
の説明図である。
【符号の説明】
10…導電性キャスタ、 12…機材の脚部、
14…ナット、16…ベアリング、 18…フレ
ーム、 30…車輪、32…軸、
34…中心部、 36…タイヤ部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪部と、該車輪部を回動自在に支持す
    る支持部と、該支持部を機材の脚部に固定する固定部
    と、から成るキャスタであって、前記車輪部を導電性の
    弾性材料により形成すると共に、前記支持部および固定
    部を導電性の硬質材料により形成して成ることを特徴と
    する導電性キャスタ。
JP4354391U 1991-06-11 1991-06-11 導電性キヤスタ Pending JPH04135802U (ja)

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JP4354391U JPH04135802U (ja) 1991-06-11 1991-06-11 導電性キヤスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4354391U JPH04135802U (ja) 1991-06-11 1991-06-11 導電性キヤスタ

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JPH04135802U true JPH04135802U (ja) 1992-12-17

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ID=31923867

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JP4354391U Pending JPH04135802U (ja) 1991-06-11 1991-06-11 導電性キヤスタ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071782A (ja) * 1983-09-27 1985-04-23 住友化学工業株式会社 セルロ−ズ系繊維のチ−ズ染色法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071782A (ja) * 1983-09-27 1985-04-23 住友化学工業株式会社 セルロ−ズ系繊維のチ−ズ染色法

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