JPH04135344U - インクジエツトプリンタ - Google Patents

インクジエツトプリンタ

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Publication number
JPH04135344U
JPH04135344U JP4205191U JP4205191U JPH04135344U JP H04135344 U JPH04135344 U JP H04135344U JP 4205191 U JP4205191 U JP 4205191U JP 4205191 U JP4205191 U JP 4205191U JP H04135344 U JPH04135344 U JP H04135344U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording
solid
liquefied
inkjet printer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4205191U
Other languages
English (en)
Inventor
富士男 赤羽
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by セイコーエプソン株式会社 filed Critical セイコーエプソン株式会社
Priority to JP4205191U priority Critical patent/JPH04135344U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常温で固体のインク32を加熱液化して用い
るインクジェットプリンタにおける、インク溶融時に電
力の増加を伴わずに記録中断時間を減少させた、小型の
インクジェットヘッド11を実現する。 【構成】 常温で固体のインク32を加熱溶融し、搬送
される記録紙1に対して、キャリッジ21を移動させつ
つ、複数のノズル55からインク滴を吐出して記録を行
うインクジェットプリンタにおいて、インクジェットヘ
ッド11内に、上部センサ42と下部センサ43とを備
えた構成からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、常温で固体のインク(ホットメルトインク)を加熱溶融し、インク 滴を飛翔させて、記録紙等の記録媒体上にインク像を形成するインクジェットプ リンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ホットメルトインクを用いたインクジェット記録装置によれば、紙種 対応性が高く、休止時のインク蒸発による目詰まりの発生が無い装置が実現でき るというメリットを有する。しかし、固体から液体にインクを相変化させて使う という原理上、電源投入後のウォームアップや、インクエンドに伴う新しい固体 インクブロックの追加時に時間的ロスを生ずる。このため従来は、インクの溶融 を速めるため大電力を印加する、インクエンド信号が入っても記録が続けられる ように充分な量をインクジェットヘッド内に残す、記録を中断してインクの溶融 を待つ、等の方法が採られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術のインクジェットプリンタでは、大電力を供給するための電源は コスト的に高価である。また、インクジェットヘッド内に多量のインクを収容す ることは、熱容量的にもサイズ的にも不利である。更に、記録の中断は利用者に とって不便である。
【0004】 本考案の目的は、上記問題点を解決して、電源に負担をかけずに、記録の中断 を減少させた、小型のインクジェットヘッドを備えたプリンタを提供することに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のインクジェットプリンタは、常温で固体のインクを加熱溶融し、搬送 される記録媒体に対して、複数のノズルからインク滴を吐出して記録を行うイン クジェットプリンタにおいて、インクジェットヘッド内の、異なるインク量を検 出する、少なくとも2つの検出手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例のインクジェットプリンタの概略構成を示す斜視図 である。記録紙1は、紙案内2に沿って挿入され、紙送りローラ3と紙押えロー ラ4とで挟持される。紙送りモータ5が、モータピニオン6、紙送り歯車7を介 して紙送りローラ3を回転させる。インクジェットヘッド11を搭載したキャリ ッジ21が、ガイド軸26に沿って往復動する。24は、キャリッジモータ22 を動力源とし、キャリッジ21を駆動するベルトである。23は、キャリッジモ ータ22に直結した駆動プーリである。25は、ベルト24に張力を与えるアイ ドラプーリである。31は、供給される固体インク32を内部に収納したインク カートリッジである。固体インク32は、インクカートリッジ31から1個ずつ 、供給口12を通じてインクジェットヘッド11へ供給される。13は、インク ジェットヘッド11の移動に追随するFPC(フレキシブル印刷回路)である。 FPC13は、一端をインクジェットヘッド11と、他端をコネクタ14を介し て制御回路と、それぞれ接続されている。
【0007】 図2は、図1に示したインクジェットヘッド11の断面図である。インクジェ ットヘッド11は熱伝導性のよいアルミ合金からなり、底部に備えたヒータ41 により所定の温度に加熱される。52はインク溶融室で、投入された固体インク 32を液化インク61に変える。インク溶融室52は下面にフィルタ51を備え る。このフィルタ51でゴミを除去し、液化インク61をインクジェットヘッド 11内に蓄える。42は上部センサ、43は下部センサで、インクジェットヘッ ド11内の側壁に異なる高さで取り付けられている。上部センサ42と下部セン サ43は、それぞれ所定の間隔を保った一対の針状電極からなり、液化インク6 1の有無を検出する。57は圧電変換器である。圧電変換器57は、長手方向の 約半分をベース58に固着され、更に端部をFPC13に電気接続されている。 圧電変換器57の残り半分は拘束を受けずに電界に応じて伸縮する。伸縮する圧 電変換器57の先端は、弾性板56に各々接合されている。弾性板56は、複数 のノズル55を有するノズル板54と微小ギャップを保って対向している。この ギャップ間の毛細管力により液化インク61が吸い上げられ充填される。
【0008】 インク補給動作について説明する。図1において、キャリッジ21をインクカ ートリッジ31の下部へ移動させる。図示せぬ動力により、インクカートリッジ 31からインクジェットヘッド11の供給口12へ、固体インク32を1個落下 する。本実施例では、固体インク32は1個当り1gである。また、インク溶融 室52内で、固体インク32が溶融する速度は0.02g/秒である。よって、 補給された固体インク32が完全に液化インク61となるまでに50秒かかる。 インク滴吐出動作について説明する。図2において、FPC13を通じて、圧 電変換器57に電界を印加する。これにより圧電変換器57が縮む。次に、この 電界を解除する。圧電変換器57が伸びて、元の長さに戻る。これによりノズル 板54と、弾性板56とで囲まれたギャップ部に体積変化を起こし、ノズル55 からインク滴を吐出する。
【0009】 液化インク61の検出動作について説明する。図2において、上部センサ42 と下部センサ43の、それぞれ電極間に電圧を印加する。本実施例に用いた液化 インク61は、電極間で約106 オーム程度の電気抵抗を示すため、微弱ではあ るが、回路に電流が流れる。この電流を、回路に直列に接続した固定抵抗の両端 の電圧にて検出する。つまり、上部センサ42、下部センサ43共に、電極間に 液化インク61が有れば電圧が検出され、無ければ電圧は検出されない。
【0010】 記録動作について説明する。図2において、電源が投入されるとヒータ41が 発熱し、インクジェットヘッド11全体を固体インク32の融点以上の所定温度 に上昇させる。この際、インクジェットヘッド11内部に蓄えられる液化インク 61(溶融前は固体である)の量が多いと、昇温エネルギーや融解熱が多量に必 要となる。つまり、速く液化させるために大電力を投入するか、小電力を投入し て長時間待たなければならない。よって本実施例では、液化インク61の量をご く少量にして、投入エネルギー量を軽減している。具体的には、液面61aが上 部センサ42の位置にあると、3g程度のインク量である。次に、上部センサ4 2により、液化インク61の有無を判別する。液化インク61有り、即ち液面6 1aが上部センサ42より上方にあれば準備完了である。液化インク61無し、 即ち液面61aが上部センサ42より下方にあれば、固体インク32を補給して 、上部センサ42が、液化インク61が有ることを確認するのを待つ。ウォーム アップが終了した後、記録信号に従い、キャリッジ21の移動、及び、紙送りロ ーラ3の回転による記録紙1の搬送を伴いつつ、前述のインク滴吐出動作を繰り 返すことにより記録が行われる。
【0011】 記録が進むと、図2における液化インク61の液面61aが下降する。液面6 1aが上部センサ42より下がると、上部センサ42がこれを感知し、前述のイ ンク補給動作に移る。補給された固体インク32は、インク溶融室52内で徐々 に溶け出す。しかし、直ちには液面61aが上部センサ42より上方に来ない。
【0012】 ここで、記録の中断を避けるため、以下の動作を行う。上部センサ42は液化 インク61が無いと判断しても、下部センサ43がインク有りと判断する限り液 化インク61は残っている。よって、下部センサ43がインク無しと判断するま で記録を続行する。本実施例では、上部センサ42と下部センサ43との間の液 化インク61の量は2gである。更に、この間も固体インク32は溶融し続ける 。一方、A4版の記録紙に、文字等の通常の記録を行った場合、消費される液化 インク61の量は0.1g程度である。よって、記録の中断は起こりにくいとい える。それでも、下部センサ43がインク無しと判断した場合は記録を停止する 。
【0013】 尚、固体インク32は、前述したように、50秒で完全に液化インク61とな るので、50秒後も上部センサ42が液化インク61が無いと判断した場合、新 たに固体インク32を補給する。逆に、固体インク32が補給された後、記録が 全く行われなくとも、インクジェットヘッド11内の上部センサ42より上に、 固体インク32が完全に溶けても収容できる空間は確保されている。こうして実 質上、記録を中断せずにインク補給がなされる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のインクジェットプリンタは、2つのインク検出器 を備え、記録途中で1つのインク検出器が液化インクの無くなったことを検出し ても、もう一方のインク検出器が液化インクの有ることを検出する限り、インク 補給した後、固体インクが液化インクに完全に相変化するのを待たずして、記録 を続行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図2】同上実施例のインクジェットヘッドの断面図で
ある。
【符号の説明】
11 インクジェットヘッド 32 固体インク 42 上部センサ 43 下部センサ 61 液化インク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で固体のインクを加熱溶融し、搬送
    される記録媒体に対して、複数のノズルからインク滴を
    吐出して記録を行うインクジェットプリンタにおいて、
    インクジェットヘッド内の、異なるインク量を検出す
    る、少なくとも2つの検出手段を備えたことを特徴とす
    るインクジェットプリンタ。
JP4205191U 1991-06-05 1991-06-05 インクジエツトプリンタ Pending JPH04135344U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4205191U JPH04135344U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 インクジエツトプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4205191U JPH04135344U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 インクジエツトプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04135344U true JPH04135344U (ja) 1992-12-16

Family

ID=31922638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4205191U Pending JPH04135344U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 インクジエツトプリンタ

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JP (1) JPH04135344U (ja)

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