JPH0413478B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、製紙産業で使用されているようなた
わみが制御されるプレスロールの改良に関するも
のであり、特に、ロールシエルがニツプに向かつ
て負荷され、シヤフト上支持され安定している改
良された装置に関する。

特に、本発明は、自動負荷型ロールと呼ばれて
いるたわみが制御されるプレスロールに関する。

〔従来の技術〕

この種のたわみが制御されるロールにおいて
は、回転可能なロールシエルは固定の通しシヤフ
ト上に支持され、付力手段が、ロールシエルをシ
ヤフト上に支持した状態で同ロールシエルをニツ
プの方向に負荷する。この付力手段はニツプの圧
力を制御するだけでなく、ロールシエルの長さ方
向に沿つた異なつた軸位置において力を制御する
ことによつて、ニツプの長さに沿つた、望ましい
均一性または非均一性を制御する。

そのような自動負荷型のたわみが制御されたロ
ールは、通常、シヤフト上に支持されていてロー
ルシエルに内部力を及ぼす摺動油圧支持シユーを
用いるか、シールによつて保持された油圧オイル
のプールにより、シヤフトからロールシエルに力
を伝達するようになつている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ロールの制御作動機能の一つは、ニツプを負荷
するか負荷を解除しなければならない始動または
停止時の要求に関するものである。この機能を果
たすために各種の方法が工夫されて来たが、従来
の方法は、単にロールシエルをニツプに対して付
力する負荷手段の負荷を除くだけであり、他の手
段が、ニツプと反応方向にロールシエルの内側に
力を及ぼすシユーまたはピストンによる負荷また
は負荷解除手段を備えていた。自動負荷型のロー
ルにとつて必要な条件は、現在の製紙機械におい
て使用されている高速度において、均一であつて
安定した運転を行うことができることである。大
きな力と重量が関係するので振動が起きることが
あり、振動を避けることができない場合には、紙
ウエブ上でのがたつき（chattering）やばたつき
（barring）を起こす原因となり、仕上がつた紙が
欠陥品となる結果を招く。他にも、ロールの軸方
向動揺（振動）という問題に遭遇することがあ
り、もしこの軸方向動揺が生じると、プレスされ
た紙ウエブを損傷して非均等にし、また、フエル
トを損傷する原因となる。もしこの要素を制御す
ることができれば、フエルトの寿命が改善され
る。振動や軸方向の動揺のような運転中の欠陥は
また、ロールシエルの外面を損傷する原因とな
り、本来必要であるより頻繁に研磨と表面再加工
を行うことが必要になる。

従つて、本発明の目的は、従来の技術中にある
欠点を回避し、ロールの改良された負荷と負荷の
解除の機能を行う、改良されたたわみが制御され
るロールを提供することである。

本発明の別の目的は、減衰によつて振動を回避
するか取除き、かつ、ボールベアリングを必要と
することなく、シエルが油膜上のみで回転する改
良されたたわみが制御されるプレスロールを提供
することである。

本発明の別の目的は、製紙機械カレンダー等に
応用して、軸方向のロールの動揺を消滅させるこ
とによつてフエルトの寿命を改善し、使用中の研
磨の間隔を長くする改良されたたわみが制御され
るプレスロールを提供することである。

本発明のまた別の目的は、支持ベアリングパツ
ドと、負荷を及ぼす主ピストンが同じシエルボア
上で作動し、製造精度を向上させることができる
改良されたたわみが制御されるプレスロールを提
供することである。

本発明の更に他の目的は、費用の高いベアリン
グやその他のパーツを不必要にし、外部アームと
ピストンを不必要にし、主ピストン中のベアクン
グへの注油を不必要にし、製作と組立ての総合経
費を低下させる、改良されたたわみが制御される
プレスロールを提供することである。

〔課題を解決するための手段，作用〕

本発明の原則に従うと、回転可能なロールシエ
ルは、ロールシエルとシヤフト間に設けられた圧
力シユー手段によつて、固定された支持シヤフト
上に支持されており、圧力シユー手段は、ニツプ
において所定の圧力を得るようにシエルの内面に
制御された支持力を作用する。一つの形態のシユ
ーにはポケツトがあり、そのポケツトは、ピスト
ンを通つて延びておりオイルを供給される供給穴
によつて潤滑のために加圧され、また、シエルの
内面に対してシユーを負荷させるための油圧を支
支給するオイルが供給される。この形態におい
て、対向するシユーは下方に延びており、支持シ
ユーと反対方向に作動してニツプの負荷を迅速に
取除くことができる。

また、ロールシエルを、シヤフトと心合わせし
安定させるための横方向のシユーをもつ油圧手段
が設けられている。この横方向のシユーは、前記
ニツプに作用する一次力を作用させるシユーに対
して90゜の位置または120゜の位置のいずれかに置
かれる。前記の油圧手段の横方向のシユーは、ロ
ールシエルとシヤフトとの間に設けられ、シユー
を支持するロールシエルに対して横方向に、かつ
ロールシエル内面に面して位置しており、ロール
シエルの内面に半径方向の力を作用させて、ロー
ルシエルとシヤフト間の半径方向の相対的移動に
対抗してロールシエルを安定させると共に心合わ
せを行い、費用の高いベアリングを不必要にす
る。

また、油圧手段は、各横方向のシユーとシヤフ
トの面との間にあつて横方向のシユーに軸方向の
力を作用させるパツドをもつ軸方向に面した手段
を備え、横方向のシユーの各々はロールシエルの
半径方向に延びる面によつて軸方向に保持されて
いる。従つて、油圧手段のパツドと横方向のシユ
ーを介して、シヤフトからのロールシエルに軸方
向の力が伝達されることとなり、ロールシエル
は、軸方向においてシヤフトに対して相対的に移
動することなく安定した状態に保持される。

以上説明したように、本発明では、ロールシエ
ルはシヤフトに対して安定した位置に保持される
と共に、シヤフトに対するロールシエルの半径方
向の相対的移動に対抗して、ロールシエルを心合
わせてて安定して支持することができる。

その他の利点、目的と特徴は、以下の図面の中
において開示された本発明の望ましい実施例の明
細書における説明により、明らかになるであろ
う。

〔実施例〕

第１図に示す通り、回転可能なロールシエル１
０は、固定の通しシヤフト１１上に支持されてい
る。ロールシエルは、向合つた部材（図示されて
いない）と共働作用し、実質的に13の位置に圧力
ニツプを形成する。前記ニツプ一個または複数の
軸方向に延びたシユー１４によつて負荷されてい
る。シユー１４にはオイル潤滑圧力ポケツト１５
があり、ポケツト１５の中にはロールシエルの内
部平滑表面が面している。ロールシエルは外面上
を平滑に磨くことができ、または、ゴムもしくは
その他の化合物で覆うこともできる。

負荷シユー１４と180゜向合つた下方の位置に
は、ロールシエルの両端に位置する負荷解除シユ
ー１６がある。これらのシユーは固定シヤフト上
に支持されており、ニツプの負荷が解除されるま
で、通常は、ロールシエルの内面に対する軽い接
触圧力で作動しており、ニツプの負荷が取除かれ
る時には、シユー１６は下方に押しやられ、ロー
ルシエルを下方に移動させ、ニツプの負荷を取除
いてニツプを開放する。シユー１６、ロールシエ
ル両端に位置しており、負荷シユー１４とロール
シエルを補助していて、がたつきと振動を回避す
るために、運転中ロールシエルを安定させる作用
も備えている。また、第１図、第２図、第４図及
び第５図に示すように、横方向端シユー１７もが
たつきと振動の回避を助ける。

第２図は、さらに、オイルポケツト２２が付い
た負荷解除シユー１６を示している。潤滑オイル
は、シリンダー２５中に摺動可能に装架された支
持ピストン１６ａを通つて延びているスロツトル
ボア２３を通してポケツトに送られる。ピストン
１６ａの下の表面を加圧するためのオイルは、シ
ヤフトの両端を通つて延びている軸方向ボア２６
を通して供給される。

同様に、シユー１４を支持するピストン１４ａ
の下のチヤンバー６にオイルを供給するため、オ
イル圧供給ボア２０が、シヤフトを通つて延びて
いる。シユー１４はオイルポケツト１５があり、
オイルポケツトへのオイル供給は、ピストン１８
を通つて延びているスロツトルボア１４ｂを通し
て行われ、オイルは、ピストンの下のチヤンバー
６から供給される。ボア２０を通して供給される
負荷ピストン１４の下のオイル圧が、ボア２６を
通して供給される圧力より実質的に大きいことは
明らかであり、本発明の特徴との関連で説明され
る通り、このボア２０と２６用のオイルは、シユ
ー中のポケツトの潤滑用オイルと同様に、第１図
で１８′に示された共通のポンプから供給される。
この共通ポンプはまた、横方向のシユー１７のた
めのオイル圧と潤滑オイルも供給する。

横方向のシユー１７は、圧力シユー１４から本
質的に90゜のところに位置しており、ロールシエ
ルの各端に位置している。横方向のシユーはロー
ルシエルを安定させ、シヤフト１１に対してロー
ルシエルを心合わせすることによつて、従来必要
とされていた種類の費用の高いベアリングを不必
要にする。

シヤフト１１は、適当な枠組１２によつて両端
で安定に支持されている。

第４図と第５図を参照すると、横方向のシユー
１７には、シヤフトを通すボア４９からオイルが
供給される。ボア４９は、個々の横方向のシユー
への横方向通路４５を通してオイルを供給する。
横方向のシユーの外面には、ロールシエル１０の
平滑な内面に対してシユーを潤滑するためのポケ
ツト２４がある。ポケツトには、シユーのベース
中のチヤンバー１７ａから出ているスロツトルボ
ア３４を通してオイルが供給され、チヤンバー１
７ａには、横方向通路４５がオイルを供給してい
る。

シユーは、シヤフトの両側の平滑な表面４８上
を摺動することができるため、独特な方法で縦方
向に動くことができる。シユーの本体の中の細長
い凹部４８ａは、ロールシエルがシヤフト１１に
対して位置を変えるにつれシユーが上下に摺動し
たときの、横方向通路４５の連絡を一定に保つこ
とを保証する。したがつて、シヤフトの各端にあ
る向合つた横方向のシユー１７は、ロールシエル
を横方向に合わせて、かつ安定させ、自動的にロ
ールシエルの軸中心と平行に保たれる。従つて、
ロールシエルが上下運動するときに、横方向のシ
ユー１７は上下に摺動することができる。ロール
シエルの縦位置は、もちろん、負荷シユー１４と
ニツプ解除シユー１６によつて制御されている。

横方向のシユーは独特な方法で定位置に保持さ
れており、ロールシエルの軸方向位置を、シヤフ
トに対して軸方向に面しているパツトによつて安
定させる役を果たしている。第５図に示す通り、
ロールシエルには環状リング２８０が固定されて
いる。このリングの軸方向外面には環状リツプシ
ール３０があつて、シヤフト上のリング２９中に
支持されている。このリツプシール３０、シール
の内側の空間内で発生することがある少量のオイ
ルの漏れを防止する。

リング２８の内面４２は円形オイルポケツト４
３に面しており、オイルポケツト４３には、横方
向通路４５から出ている通路４４を通して加圧さ
れたオイルが供給される。横方向シユー１７は、
シヤフトに固定されたパツド８から出る反対方向
の軸方向力を受ける。パツド８は円形であり、横
方向のシユー中の円形ポケツト４６中に収容され
ている。円形ポケツト４６は、通路４５によりオ
イルの支給を受けるチヤンパー１７ａと通じてい
るオイル通路４７を通して加圧される。

従つて、横方向のシユー１７は、シヤフトから
ロールシエル対して、軸方向安定力を伝達するか
横方向のシユーは、ポケツト４６中のオイルによ
つて第５図において軸の左方向に支持され、シユ
ー１７は、この支持力を、ポケツト４３経由でロ
ールシエル１０上のリング２８に伝達する。した
がつて、横方向のシユー１７は、第４図において
見ることができる通り、軸を横切る方向において
安定した水平力を提供するだけでなく、第５図に
示す通り、軸方向の水平安定力も提供する。横方
向のシユーはそれぞれ同じ構造であるので、同じ
ように作動する。従つて、第５図に示されたシユ
ーの詳細だけを説明したが、その他の横方向のシ
ユーが同じ構造であつて、軸方向通路４９を通し
てオイルの供給を受けて同様に作動することが理
解されるであろう。

本装置によつて用いられる加圧されたオイル
は、すべて共通のポンプ１８′から供給され、ポ
ンプ１８′は、第１図の圧力制御リデユーサー１
９，２０，２１を通して、各ボアに供給される圧
力を制御する。前記各ボアには、圧力シユーに供
給するボア４１、横方向パツドに供給するボア４
９と、負荷解除シユーに供給するボア２６が含ま
れている。

第６図から第８図までには、ロールシエルを安
定させ、支持するそれぞれ別の実施例を示す。第
６図から第８図までのそれぞれの図面において、
ロールシエルは１０と示されており、通しシヤフ
トはそれぞれ５０，５１，５２と示されており、
それぞれに自動負荷シユー１４が付いている。

第６図の装置においては、ロールシエル１０の
内面の実質的な円弧上に延びている負荷解除シユ
ー５３が用意されており、負荷解除力の外、ロー
ルシエルの端に横方向の安定力を提供する。この
シユー５３はロールシエルの各端に位置してお
り、固定シヤフト５０の外面５６，５７に摺動可
能に係合しているブラケツトアーム５４，５５が
備えられている。このため、シユー５３上下に動
くことができるが、第６図に示された通り、軸を
横切る方向の横方向位置、即ち水平方向位置にシ
ユーを保持する。

シユー５３のための半径方向で外向きの力、ピ
ストン５８の本体を加圧するチヤンバー５９中の
オイル圧によつて得られている。スロツトルボア
６１はチヤンバー５９から、シユー５３中の外周
面中のガオイル潤滑ポセツト６０に至つている。

第７図の装置においては、シユー６２と６３
は、自動負荷シユー１４の位置から実質的に120゜
の位置に用意されている。シユー６２，６３は、
加圧されたときニツプの負荷を取除く力を及ぼす
外、ロールシエルの両端を横方向に安定させる機
能を果たす分力を作用させるように配置されてい
る。

シユー６２，６３の面にはポケツト６４，６５
があり、ポケツト６４，６５には、独立したオイ
ル源（図示されていない）から、または、ピスト
ン６６，６７中の通路（この道路も図示されてい
ない）を通してオイルを供給することができる。
シユー６２，６３は、軸方向に延びたロールピン
６６ａ，６７ａによつてピストン６６，６７上に
支持されている。このシユーに負荷を与えるため
に、チヤンバーは、中央オイル圧力通路６８から
供給を受けるピストン６６，６７の下に位置して
いる。この圧力は、実質的にゼロまで低下させる
ことができ、コイル圧縮ばね６９，７０は、ピス
トン６６，６７それぞれの下に位置していて、正
常の操作の間、ロールシエルを心合わせする安定
力を提供する。 第８図の装置においては、第一
のシユー６３は圧力シユー１４から実質的に120゜
の位置にあり、このシユーはニツプの負荷を解除
するために使用することができる。このシユーに
は、第７図に示すシユーに類似したポケツト６５
と、下には安定ばね７０が付いた支持ピストン６
７がある。ニツプの負荷を取除くためのピストン
に負荷を与えるため、ピストンの下のチヤンバー
には、供給ラインからオイルが供給される。

横方向安定シユー７１は、シユー６３から
150゜、圧力シユー１４から90゜の位置にある。こ
の横方向シユー７１はポケツト７２があり、その
ポケツトには潤滑オイルが供給され、固定シヤフ
ト５２上に直接支持されたロールピン７３上に支
持されている。

従つて、第１図から第５図までを参照すると、
ロールシエルが作動する場合、ニツプは、加圧さ
れているピストン１４ａの下のチヤンバー１９に
よりロールシエル１０の内面に上向き圧力を及ぼ
すシユー１４によつて、１３において負荷を与え
られる。

ニツプの負荷解除は、負荷解除シユー１６のピ
ストン１６ａの下のチヤンバー２５の加圧により
行われる。

操作全部を通して、ロールシエルの両端は安定
しており心合わせされ続けている。この機能を達
成する装置はまた、ロールの振動を減衰させ、ロ
ールシエルの軸方向はもちろん、半径方向の両方
のがたつきを防止する。これは、潤滑ポケツト２
４′を有しており、中心固定シヤフト１１の空間
を横方向に満たす寸法に機械加工横方向シユー１
７によつて達成される。横方向のシユー１７はシ
ヤフト上の縦シヤフト上摺動可能に装架されてい
る。ロールシエルの両端には、横方向のシユー１
７の内側軸側におけるポケツト４６中の圧力によ
つて、軸方向の力が与えられる。この力は、オイ
ルで加圧され環状リング２８の平滑な環状表面４
２に面したポケツト４３によつて、軸方向にロー
ルシエルに伝えられる。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、本発明は、請求項
各項に記載されたように構成されているために、
簡単な装置によつて、適正なニツプ圧を設定し、
かつ、ニツプ圧を迅速に取除くことができる上
に、ロールシエルとシヤフトの各方向における相
対的移動に対抗して、ロールシエルをシヤフトに
安定的に支持すると共に、ロールシエルをシヤフ
トに対して心合せをすることができ、ロールシエ
ルの動揺、がたを防ぐことができる。

従つて、前記した利点と目的を満たし、紙製産
業においてプレスやカレンダーのために使用され
ているような改良されたたわみが制御されるプレ
スロールを提供することができる。また、本発明
に係るプレスロールは費用の高いベアリングを不
必要にし、各パーツは油圧チヤンバーまたはオイ
ルのパツド上で潤滑され、支持され、減衰され
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の原則に従つて製作され、作
動している本発明の一実施例に係るたわみが制御
されるロールの立面断面図である。第２図は、実
質的に第１図の線−に沿う立面断面図であ
る。第３図は、実質的に第２図の線−に沿う
立面断面図である。第４図は、ロールシエルの両
端安定シユーの構造を示す実質的に第３図の線
−に沿う立面断面図である。第５図は、ロール
シエルの端のための装置の一例の部分断面図であ
る。第６図は、上記実施例における各種のシユー
の位置を示す実質的に第３図の線−に沿つて
縦断した概略的な端面図である。第７図と第８図
は、他の二つの実施例の第６図と同様な断面図で
あり、シユーの潤滑のための別の装置を示す。 ８……パツド、１０……ロールシエル、１１…
…通しシヤフト、１２……枠組、１４……負荷シ
ユー、１４ａ……ピストン、１５……圧力ポケツ
ト、１６……負荷解除シユー、１６ａ……ピスト
ン、１７……横方向のシユー、１７ａ……チヤン
バー、２２……オイルポケツト、２４′……ポケ
ツト、２８……環状リング、４３……オイルポケ
ツト、４８……シヤフト表面、５０，５１，５２
……通しシヤフト、５３……負荷解除パツド、５
４，５５……ブラケツトアーム、５８……ピスト
ン、５９……チヤンバー、６０……ポケツト、６
２，６３……シユー、６４，６５……ポケツト、
６６，６７……ピストン、６６ａ，６７ａ……ピ
ン、６９，７０……圧縮ばね、７１……横方向安
定シユー、７３……ロールピン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ プレスニツプ１３を形成するための円筒状の
   内面と外面とを有する回転可能なロールシエル１
   ０と； 前記シエル１０を通つて軸方向に延びている固
   定支持シヤフト１１；５０；５１；５２と； シヤフト１１；５０；５１；５２とシエル１０
   の間にあり、ニツプ１３において所定の圧力を得
   るためにシエル１０の内面に制御された支持力を
   作用する圧力シユー手段１４，１６；１４，５
   ３；１４，６２，６３；１４，６３，７１，及び
   シヤフト１１；５０；５１；５２とシエル１０の
   間に設けられ、シヤフト１１；５０；５１；５２
   に対するシエル１０の半径方向の相対移動に対抗
   してシエル１０を支持し安定化させるためにシエ
   ル１０の内面に半径方向の力を作用する軸方向に
   面した油圧手段１７，１７ａ，２４，８を備え、
   前記油圧手段はシエルとシヤフトの間に設けられ
   た油圧で作用される横方向のシユー１７を備えて
   いる付力手段１４，１６，１４ａ，１６ａ，１
   ４，５３，５８；１４，６２，６３，６６，６
   ７；１４，６３，６７，７１，７２と； を備えた相対する部材と共働作用してプレスニ
   ツプを形成するたわみが制御されるプレスロール
   おいて； 前記油圧手段は、前記各横方向のシユー１７と
   前記シヤフト１１；５０；５１；５２の面との間
   にあつて前記横方向のシユー１７に軸方向の力を
   作用させる軸方向に面したパツド８をもつ軸方向
   に面した手段１８，４３を備え、前記横方向のシ
   ユー１７の各々はシエル１０の半径方向に延びる
   面４２によつて軸方向に保持されていることを特
   徴とする相対する部材と共働してプレスニツプを
   形成するたわみが制御されるプレスロール。 前記軸方向に面した油圧手段１７，１７ａ，２
   ４，８がシエル１０の各端に位置していることを
   特徴とする請求項１に記載の相対する部材と共働
   してプレスニツプを形成するたわみが制御される
   プレスロール。 ３ 前記軸方向に面したパツド８は、油圧で圧力
   が与えられて摺動可能に前記横方向のシユー１７
   と係合していることを特徴とする請求項１に記載
   の相対する部材と共働してプレスニツプを形成す
   るたわみが制御されるプレスロール。 ４ 前記軸方向に面した油圧手段１７，１７ａ，
   ２４，８は、横方向のシユー１７の軸方向の両側
   の面上に設けられた手段４３，４６を備えたこと
   を特徴とする請求項１に記載の相対する部材と共
   働してプレスニツプを形成するたわみが制御され
   るプレスロール。 ５ 前記付力手段は、更に、ニツプから離れて位
   置するシユー１６；５３；７１；６２；６３を備
   え、前記付力手段は前記シユー１６；５３；７
   １；６２；６３に半径方向の力を作用させること
   を特徴とする請求項１に記載の相対する部材と共
   働してプレスニツプを形成するたわみが制御され
   るプレスロール。 ６ 前記シユー１６；５３が本質的にニツプから
   180゜反対側にあることを特徴とする請求項５に記
   載の相対する部材と共働してプレスニツプを形成
   するたわみが制御されるプレスロール。 ７ 前記シユー手段７１が実質的にニツプ90゜離
   れていることを特徴とする請求項５に記載の相対
   する部材と共働してプレスニツプを形成するたわ
   みが制御されるプレスロール。 ８ 前記シユー手段６２，６３が実質的にニツプ
   から120゜離れていることを特徴とする請求項５に
   記載の相対する部材と共働してプレスニツプを形
   成するたわみが制御されるプレスロール。 ９ 前記付力手段は； シヤフト１１；５０とシエル１０との間にあつ
   て、ニツプにおいて所定の圧力を得るためシエル
   １０の内面に制御された支持力を作用させる第１
   のシユー手段１４と； 前記第１のシユー手段１４と周方向の反対側に
   あつて、シエル１０の内面に接して支持を行う第
   ２のシユー手段１６，５３と； 前記第１及び第２のシユー手段１４，１６；１
   ４，５３に異なつた制御された力を作用される手
   段１８，２０，２６と； を備え； 前記第２のシユー手段１６，５３はロールシエ
   ル１０の端部に位置し、前記第１のシユー手段１
   ４は実質的にロールシエル１０の全長に沿つて延
   びていることを特徴とする請求項１に記載の相対
   する部材と共働してプレスニツプを形成するたわ
   みが制御されるプレスロール。 １０ 前記付力手段は； シヤフト５１とシエル１０の間にあり、ニツプ
   において所定の圧力を得るためにシエル１０の内
   面に制御された支持力を作用する第１のシユー手
   段１４と； 前記第１のシユー手段１４から実質的に120゜離
   れてシヤフト５１とシエル１０の間にある第２の
   シユー手段６２と； シヤフト５１とシエル１０の間にあり、第１及
   び第２のシユー手段１６，６２から実質的に120゜
   隔たつている第３のシユー手段６３と； から成ることを特徴とする請求項１に記載の相
   対する部材と共働してプレスニツプを形成するた
   わみが制御されるプレスロール。 １１ 前記付力手段は； シヤフト５２とシエル１０の間にあり、ニツプ
   において所定の圧力を得るためにシエル１０の内
   面に制御された支持力を作用する第１のシユー手
   段１４と； シヤフト５２とシエル１０の間にあり、第１の
   シユー手段１４から実質的に120゜離れている第２
   のシユー手段６３と； シヤフト５２とシエル１０の間にあり、第１の
   シユー手段１４から実質的に90゜、第２のシユー
   手段６３から実質的に150゜離れた位置にある第３
   のシユー手段７１と； から成ることを特徴とする請求項１に記載の相
   対する部材と共働してプレスニツプを形成するた
   わみが制御されるプレスロール。 １２ 前記油圧手段は、シヤフト１１に対してシ
   エル１０の端部を安定させるために、ニツプの位
   置に対して垂直の方向において半径方向に向い、
   かつ、互いに反対方向の力を作用する横方向に面
   する油圧手段１７，１７ａ，２４を備えているこ
   とを特徴とする請求項１に記載の相対する部材と
   共働してプレスニツプを形成するたわみが制御さ
   れるプレスロール。 １３ 前記の半径方向横方向へ力を作用する手段
   は、前記シヤフト１１に支持された摺動シユー１
   ７であることを特徴とする請求項12に記載の相対
   する部材と共働してプレスニツプを形成するたわ
   みが制御されるプレスロール。 １４ 前記付力手段は、圧力シユー手段１４から
   離れてシエル１０とシヤフト５１，５２の間にあ
   る第２のシユー手段６２，６３；６３を備え、前
   記第２のシユー手段６２，６３；６３はバネによ
   つて半径方向に付勢されていることを特徴とする
   請求項１に記載の相対する部材と共働してプレス
   ニツプを形成するたわみが制御されるプレスロー
   ル。 １５ 前記第２のシユー手段は、前記圧力シユー
   手段１４から実質的に120゜離れて位置するシユー
   ６２；６３を備えていることを特徴とする請求項
   14に記載の相対する部材と共働してプレスニツプ
   を形成するたわみが制御されるプレスロール。 １６ ロールシエル１０の両端においてシヤフト
   １１によつて支持され、かつ、ロールシエルに対
   して半径方向に移動可能な浮動する横方向シユー
   １７を備えたことを特徴とする請求項１に記載の
   相対する部材と共働してプレスニツプを形成する
   たわみが制御されるプレスロール。 １７ ロールシエル１０上に作用する軸方向の力
   を受けるために、前記軸方向に面する面４２に圧
   力を作用させるように同軸方向に面する面４２と
   に接触する表面をその各々が有し、互いに実質的
   に反対方向に配置された横方向のシユー１７、及
   び前記横方向のシユー１７と前記支持シヤフト１
   １の間にある軸方向に面したパツド８を備え、前
   記横方向のシユー１７と前記パツド８は、支持シ
   ヤフト１１に対する半径方向と軸方向の移動に対
   してロールシエル１０を支持し安定させるために
   油圧によつて作動されることを特徴とする請求項
   １に記載の相対する部材と共働してプレスニツプ
   を形成するたわみが制御されるプレスロール。 １８ シヤフト１１に沿う横方向移動に対して、
   圧力シユー手段１４，１６の半径方向の移動に実
   質的に平行に横方向に面する圧力手段１７，１７
   ａ，２４を心合せするために、前記シヤフト１１
   の側部に案内面手段４８を設けたことを特徴とす
   る請求項12に記載の相対する部材と共働してプレ
   スニツプを形成するたわみが制御されるプレスロ
   ール。 １９ ロールシエル１０には、軸方向の力を受け
   る環状リング２８を固定されていることを特徴と
   する請求項１に記載の相対する部材と共働してプ
   レスニツプを形成するたわみが制御されるプレス
   ロール。 ２０ 独立した油圧手段１９，２０，２１，２
   ６，４５が、作動的に圧力シユー１４，１６と横
   方向シユー１７に接続され、これによつてニツプ
   力と横方向のロール安定力が独立して制御される
   ようになつていることを特徴とする請求項１に記
   載の相対する部材と共働してプレスニツプを形成
   するたわみが制御されるプレスロール。 ２１ 横方向のシユー１７が複数の対をなしてロ
   ールシエル１０の各端部に配置され、更に、横方
   向シユー１７の各対に対応してシヤフト１１の各
   端部に案内面手段４８が設けられ、各案内面手段
   ４８は、横方向のシユー１７のシヤフト１１に沿
   う横方向の移動に当つて、対応する横方向のシユ
   ー１７を圧力シユー１４の半径方向の移動に実質
   的に平行に心合わせすることを特徴とする請求項
   20に記載の相対する部材と共働してプレスニツプ
   を形成するたわみが制御されるプレスロール。 ２２ 横方向シユー１７が軸１１を横切る方向に
   移動する時に油圧手段２５と横方向のシユー１７
   との間の油圧の連絡を保持する連絡手段４８ａを
   各シユー１７内に設けたことを特徴とする請求項
   21に記載の相対する部材と共働してプレスニツプ
   を形成するたわみが制御されるプレスロール。 ２３ 前記連絡手段は、各横方向のシユー１７内
   に設けられた切欠かれた部分４８ａを備えている
   ことを特徴とする請求項22に記載の相対する部材
   と共働してプレスニツプを形成するたわみが制御
   されるプレスロール。