JPH04134402U - トラツプ - Google Patents

トラツプ

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Publication number
JPH04134402U
JPH04134402U JP4056691U JP4056691U JPH04134402U JP H04134402 U JPH04134402 U JP H04134402U JP 4056691 U JP4056691 U JP 4056691U JP 4056691 U JP4056691 U JP 4056691U JP H04134402 U JPH04134402 U JP H04134402U
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JP
Japan
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solvent
gas
sealed container
inlet pipe
outlet pipe
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Withdrawn
Application number
JP4056691U
Other languages
English (en)
Inventor
徹哉 谷本
五男 山本
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP4056691U priority Critical patent/JPH04134402U/ja
Publication of JPH04134402U publication Critical patent/JPH04134402U/ja
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自己冷却による閉塞の防止を図る。 【構成】 二重壁形のウォータジャケットを持つ縦形の
密閉容器15、同密閉容器の上部からほぼ同軸に挿入さ
れ下端部が少し曲った溶媒入口管1a、密閉容器15の
上部に設けられたガス出口管2aを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超臨界ガス抽出試験装置における溶剤と抽出物の分離に用いるトラ ップに関する。
【0002】
【従来の技術】
炭酸ガスまたは軽質炭化水素などを溶媒とする超臨界ガス抽出分離プロセスで は、超臨界ガス状態の溶媒中に目的成分を抽出した後にトラップを用いて溶媒は ガスとして、抽出成分は液体または固体としてそれぞれ分離回収している。
【0003】 従来の技術を図2に示しその内容を説明する。 周囲にジャケット3を持つ、上端開の縦形二重壁容器14を設ける。またフタ 9は逆椀形で上部にフィルター12を持ち、容器14の上と共通摺合せジョイン ト7を持つ。さらにフタ9には同軸に挿入された溶媒入口管1が設けられる。ま たガス出口管2が設けられる。図中10はスプリング固定フック、11はスプリ ング、5は加熱水入口、6は加熱水出口である。
【0004】 以上において、超臨界ガス状態の溶媒中に抽出された目的成分は、超臨界ガス 状態の溶媒と共に大気圧まで減圧され、溶媒入口管1よりトラップの中に導びか れ胴体部4内で液体または固体として分離回収され、胴体部に堆積する。一方、 分離されたガスはフタ9のガス出口管2の入口に充填されたフィルター12によ ってガス中に同伴する固体抽出物は捕集され、ガス出口管2より放出される。ま た、溶媒または抽出成分中の水分が、超臨界ガス状態の溶媒が断熱膨張して気化 する際に自己冷却され溶媒入口管1のノズル部に氷結して起るノズル閉塞を防止 するため、ウォータジャケット3により水又は温水で加熱される。胴体部4に堆 積した抽出物は、スプリング11で固定されたフタ9の共通摺合せジョイント7 を取り外して取り出す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
溶媒と抽出成分の分離工程において、上記従来のトラップを用いた場合、次の ような解決すべき課題が生じた。 (1)抽出成分を含んだ超臨界ガス状態の溶媒(例えば炭酸ガス)を高圧状態か ら大気まで減圧した場合に、断熱膨張による自己冷却により昇華現象(ドライア イス生成)を呈し、溶媒入口管1が閉塞する。 (2)トラップの胴体部で分離された抽出成分およびガス化した溶剤中に水分が 存在すると、フタ部のガス出口管入口に充填されたフィルター部において、超臨 界ガス状態の溶媒がガス入口管で断熱膨張して気化する際の自己冷却で氷結し閉 塞する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。
【0007】 すなわち、トラップとして、二重壁形のウォータジャケットを持つ縦形の密閉 容器と、同密閉容器の上部からほぼ同軸に挿入され下端部が少し曲った溶媒入口 管と、上記密閉容器の上部に設けられたガス出口管とを設ける。
【0008】
【作用】
上記手段において、目的とする抽出成分を含んだ超臨界ガス状態の溶媒(例え ば炭酸ガス)が、高圧状態から大気圧に減圧されて溶媒入口管より密閉容器内部 に導入される。このとき、ウォータジャケット部で水又は温水により溶媒入口管 が加熱されるため、断熱膨張の自己冷却による昇華現象が防止される。又、溶媒 入口管の先端部が密閉容器の胴体部の円周方向に少し湾曲しているので、胴体部 壁面と溶媒ガスとの接触がよくなり熱伝達が改善される。したがって、断熱膨張 による自己冷却で溶媒ガスが液化することが防止できる。さらに、胴体部に堆積 した抽出物が溶媒ガスで飛散され溶媒ガスに同伴されることも防止される。
【0009】
【実施例】 本考案の一実施例を図1により説明する。
【0010】 二重壁形のウォータジャケット3aを持つ縦形の密閉容器15が設けられる。 また密閉容器15の上部から同軸に溶媒入口管1aが挿入される。溶媒入口管1 aの下端部は少し曲っている。また上部にガス出口管2aが設けられる。さらに 密閉容器15には、ジャケット用の加熱水入口5が下部に、加熱水出口6が上部 に設けられる。
【0011】 以上において、ウォータジャケット3aに加熱水入口5から加熱水出口6へ5 0−80℃の温水が流される。したがって温水は溶媒入口管1を加熱するととも に、溶媒入口管1から入って密閉容器15の胴体部4a内で断熱膨張し自己冷却 された溶媒ガスを加熱し、昇華による閉塞を防止する。又、溶媒入口管1の先端 部が少し胴体部4aの円周方向に湾曲しているので、胴体部4aの底部に回収さ れた抽出部が溶媒入口管1からの溶媒ガスで飛散され、溶媒ガスに同伴されるこ とが防止される。さらに胴体部壁面と溶媒ガスの接触がよくなりトラップの回収 効率が向上する。また、熱伝達が改善され、溶媒ガスが断熱膨張による自己冷却 で液化することが防止される。
【0012】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案によれば、抽出成分を含有する超臨界ガス状態 の溶媒が溶媒入口管に通されると、それが断熱膨張して気化する際の自己冷却に よる昇華及び液化を防止すると共に、抽出成分を効率よく分離回収することが可 能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1,1a 溶媒入口管 2,2a ガス出口管 3,3a ウォータジャケット 4,4a 胴体部 5 加熱水入口 6 加熱水出口 7 共通摺合せジョイント 9 フタ 10 スプリング固定フック 11 スプリング 12 フィルター 13 ストッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重壁形のウォータジャケットを持つ縦
    形の密閉容器と、同密閉容器の上部からほぼ同軸に挿入
    され下端部が少し曲った溶媒入口管と、上記密閉容器の
    上部に設けられたガス出口管とを備えてなることを特徴
    とするトラップ。
JP4056691U 1991-05-31 1991-05-31 トラツプ Withdrawn JPH04134402U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012508882A (ja) * 2008-11-12 2012-04-12 タール・インスツルメンツ・インコーポレイテツド 浄化フローストリームの採取システム

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