JPH0413416A - 連続焼鈍炉における張力制御方法および装置 - Google Patents

連続焼鈍炉における張力制御方法および装置

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JPH0413416A
JPH0413416A JP11673090A JP11673090A JPH0413416A JP H0413416 A JPH0413416 A JP H0413416A JP 11673090 A JP11673090 A JP 11673090A JP 11673090 A JP11673090 A JP 11673090A JP H0413416 A JPH0413416 A JP H0413416A
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JP
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strip
tension
width
temperature
hearth roll
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JP11673090A
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English (en)
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Masashi Tsugeno
昌史 告野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B41/00Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters
    • B21B41/12Arrangements of interest only with respect to provision for indicating or controlling operations

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は連続焼鈍炉において、特にヒートノクックル等
のトラブルの発生を防止し、ストリ・ツブの安定通板を
可能とするようにした連続焼鈍炉における張力制御方法
および装置に関する。
(従来の技術) 連続焼鈍炉は、炉内に多数のハースロールを設置して各
々のハースロール間にストリップを通板し、連続的にス
トリップを熱処理するための設備で、近年では、2次加
工で要求される厳しい材質特性を満足させるために操業
範囲が拡大する傾向にある。各ハースロール間に通板さ
れたストリップは、ある張力下で搬送されるが、各ゾー
ンの通板長が長いため、ストリップの蛇行防止策として
、ハースロールには所定の初期クラウンが与えられてい
る。さらに、各ゾーンの炉内温度、ハースロールとスト
リップとの接触熱伝導等の要因で、ハースロールにはサ
ーマルクラウンが発生し、ハースロールのプロフィルは
刻々変化している。
従って、ハースロールクラウンがストリップの蛇行防止
に有効である操業範囲にある場合には、安定通板されて
いるが、張力の変動との相乗効果により、ストリップに
ヒートバックルが発生する状態になると、ストリップの
破断等の大きなトラブルを引き起すことがあるため問題
である。ここで、ヒートバックルとは、ストリップの幅
方向の座屈現象のことで、ストリップの長手方向と平行
に、ハースロール入側位置を起点とした数条の縦じわと
なるものである。
ところで、このようなヒートバックルの生成を防止する
ために、これまでにいくつかの手段が採られてきている
。例えば、炉内の各温度領域に、張力を直接検出できる
テンションメータ付ロールをそれぞれ備え、温度による
ストリップの張力変動を考慮して張力制御を行なうもの
(特開昭59−123727号公報)、ストリップの幅
方向に複数個の距離検出器を備え、その出力からヒート
バックルの生成を検出して炉温、あるいはストリップ張
力を制御するもの(特開昭60−21335号公報)、
ハースロールのサーマルクラウンを考慮した正味のクラ
ウンに応じて、鋼種毎に最適張力値の範囲を求めたもの
(特開昭63−145721号公報)等がある。
しかしながら、これらのいずれの手段によっても、ヒー
トバックルはときに発生し、完全な安定通板操業を得る
ことは困難であったが、それは以下のような理由による
ものである。すなわち、第1には、ハースロールのサー
マルクラウンを考慮した正味のクラウンを知るのが困難
であること、第2には、ヒートバックルを距離検出器を
用いて検出する場合、既にヒートバックルが生成され、
可成りの大きさに成長した状態でなければ検出できず、
従ってその時には、既に張力制御等の対策を採っても、
健全な通板状態に復するのが難しいことに依るものであ
る。
ハースロールの刻々と変化するロールプロフィルを知る
ためには、ロールのイニシャルクラウン、ロールの温度
分布によるサーマルクラウン、さらに厳密にはロールの
摩耗状態も考慮する必要があり、現実的にはこれらを精
度良く求めることは非常に難しい。また、ヒートバック
ルをストリップ面に垂直な方向の変位の幅方向分布とし
て検出するためには、ある程度の大きさ以上のヒートバ
ックルが生成していなければならず、この状態からヒー
トバックルを消失させ、安定通板状態に復することは難
しいと言える。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来の技術にあっては、直接に精度よく
検出するのが困難であるところのその時の正味のロール
クラウン量や、既にヒートバックルが発生/成長し、元
に復するにはタイミングとして遅過ぎる現象に基づいて
、ストリップを安定通板させようとしている点に問題が
あり、結果として精度の高い良好な制御が行なえないと
いう問踊があった。
本発明の目的は、直接かつ精度よく検出し、しかもヒー
トバックルが生成する以前の予徴候を早期に感知し、ヒ
ートバックルの生成を防止してストリップの安定通板を
行なわせることが可能な連続焼鈍炉における張力制御方
法および装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明では、炉内に多数の
ハースロールを設置して各々のハースロール間にストリ
ップを通板し、連続的にストリップを熱処理するだめの
連続焼鈍炉におけるストリップの張力を制御する装置に
おいて、連続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロール
の近傍に設置され、ストリップの幅を検出する幅検出手
段と、連続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロールの
近傍に設置され、ストリップの温度を検出する温度検出
手段と、幅検出手段にて検出されたストリップの幅と、
温度検出手段にて検出されたストリップの温度とに基づ
いて、基準温度における板幅を演算する板幅補正演算手
段と、板幅補正演算手段にて演算された板幅の変化量に
基づいて、ヒートバックルを防止する方向の張力偏差量
を演算する張力偏差演算手段と、連続焼鈍炉における所
定ゾーンのハースロールに設置され、ストリップの張力
実績値を検出する張力検出手段と、あらかじめ設定され
た張力基準と張力偏差演算手段にて演算された張力偏差
量とを加算して得られる張力基準と、張力検出手段にて
検出されたストリップの張力実績値とに基づいて、所定
ゾーンのハースロールの速度基準を演算する張力制御手
段と、張力制御手段にて演算された速度基準に基づいて
、所定ゾーンの駆動モータの速度を制御する速度速度制
御手段とを備えて構成している。
(作 用) 従って、本発明の連続焼鈍炉における張力制御方法およ
び装置では、連続焼鈍炉の所定ゾーンのハースロールの
近傍に設置された幅検出手段にてストリップの幅を検出
し、同じ位置に設置された温度検出手段により検出され
たストリップの温度を用いて、幅に対し温度の時の熱膨
張分を補正して、基準温度におけるストリップの幅を板
幅補正演算手段にて演算することにより、そのときの温
度の変化に依存しない板幅の値が得られる。そして、こ
の板幅の刻々の変化に対して、張力偏差演算手段により
、板幅の変化の方向と量を考慮してヒートバックルを防
止する方向の張力偏差量を演算する。この時、板幅が狭
くなる(幅縮み)と、その量に応じて張力偏差量を負の
側に出力し、張力基準を加算することによって、張力制
御手段に出力する張力基準は低下する方向に変化し、こ
れに基づいて張力制御を行なうとライン張力が低下する
ため、ヒートバックルの発生を防止することができる。
すなわち、ヒートバックルが発生する以前に、ヒートバ
ックルの徴候としてハースロールの近傍でストリップの
幅が幅縮みを起こし、この幅縮み量が大きくなるとヒー
トバックルが発生する。従って、刻々と変化するストリ
ップの幅を常時監視し、幅の変化量が極く小さいか、あ
るいは幅縮みの方向に変化しない時には、あらかじめス
トリップの板厚、板幅、鋼種等によって決められた張力
基準を維持するように張力制御を行なう。しかし、幅の
変化がある一定量を越えて幅縮みの方向となった時には
、これを張力偏差演算手段にて検出してその幅変化量に
応じた張力偏差量を出力し、この張力偏差量を張力基準
に加算し、張力基準として張力制御手段に出力し、張力
検出手段の出力である張力実績値と張力基準とに基づき
、張力制御を行なって所定ゾーンの速度基準を求め、こ
の速度基準に基づき速度制御手段にて所定ゾーンの駆動
モータの速度を制御することにより、ライン張力が張力
基準に一致する。これにより、ストリップに幅縮みが生
じた時には、ライン張力を適正な値に変更して維持する
ことができるため、ヒートバックルは発生せず、安定し
た通板を行なわせることか可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明による連続焼鈍炉における張力制御装
置の構成例を示すブロック図である。本実施例の張力制
御装置は、連続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロー
ル1の近傍に設置された幅検出器2と、同ハースロール
1の近傍に設置された温度検出手段である温度計3と、
板幅補正演算器4と、張力偏差演算器5と、張力検出器
6と、張力制御装置(ATR)7と、速度制御手段であ
る速度レギュレータ(ASR)8とから構成している。
ここで、幅検出器2は、ハースロール1の近傍における
ストリップの幅Bを検出するものである。
また、温度計3は、同ハースロール1の近傍におけるス
トリップの温度Tを検出するものである。
さらに、板幅補正演算器4は、幅検出器2にて検出され
たストリップの幅Bと、温度計3にて検出されたストリ
ップの温度Tとに基づいて、基準温度Tsにおける板幅
B′を演算するものである。
一方、張力偏差演算器5は、板幅補正演算器4にて演算
された板幅B′の変化量に基づいて、ヒートバックルを
防止する方向の張力偏差量Δtを演算するものである。
また、張力検出器6は、上記ハースロール1に設置され
、ストリップの張力実績値t ACTを検出するもので
ある。さらに、張力制御装置7は、あらかじめ設定され
た張力基準t R1!Pと張力偏差演算器5にて演算さ
れた張力偏差量Δtとを加算して得られる張力基準t′
REFと、張力検出器6にて検出されたストリップの張
力実績値t ACTとに基づいて、所定ゾーンのハース
ロールの速度基準V R1!Pを演算するものである。
さらにまた、速度レギュレータ8は、張力制御装置7に
て演算された速度基準Vゎ、に基づいて、所定ゾーンの
駆動モータ9の速度を制御するものである。
次に、以上のように構成した本発明の張力制御装置にお
ける張力制御作用について説明する。
第1図において、ハースロール1の近傍に設置された幅
検出器2によりストリップの幅Bを検出し、同じ位置に
設置された温度計3により検出されたストリップの温度
Tを用いて、板幅補正演算器4にて基準温度Tsにおけ
るストリップの幅B′を演算する。そして、この幅B′
の変化量に基づいて、張力偏差演算器5にてヒートバッ
クルを防止する方向の張力偏差量Δtを演算し、あらか
じめ設定された張力基準tR□Pに張力偏差量Δtを加
算して張力基準t’REPを求める。さらに、ハースロ
ール1に設置した張力検出器6にて、ストリップの張力
実績値t ACTを検出し、この張力実績値tACアと
張力基準t’1lllPとに基づき、張力制御装置(A
TR)7にて所定ゾーンのハースロールの速度基準V 
RIFを演算出力し、この速度基準vR8,に基づき速
度レギュレータ8にて、所定ゾーンの駆動モータ9の速
度を制御することにより、所定ゾーンのライン張力を張
力基準t′lll1:Fに変更・維持することが可能と
なり、ヒートバックルの発生しない安定通板が実現され
る。
以下、かかる点についてより詳細に説明する。
まず、ハースロール1のクラウン(イニシャル+サーマ
ル)は、炉内の温度状態と、巻き掛けられているストリ
ップの温度等によって刻々変化しているため、これを直
接検出することは困難である。しかし、ストリップにあ
る張力t ACTが作用していて、はぼ一定に保持され
ている時、各ハースロール1間のストリップの幅は、ハ
ースロール1のその時のクラウンに依存して不均一に変
化している。
第2図は、ストリップに作用する平均張力tと、ハース
ロール1のクラウン量CHが変化した時の、ハースロー
ル1間全長に亘る幅縮み量ΔuBの長手方向の1分布を
模式的に示す図である。図示のように、平均張力tの高
低にかかわらず(通常操業範囲内で)、ストリップの板
幅B′は、ハースロール1の近傍を除けばほぼ−様な幅
縮みΔuBを生じ、これは完全に弾性変形であるが、ハ
ースロール1の近傍には、ハースロールのクラウン量C
oに依存して、短形長板の幅方向不均一引張に起因する
幅縮みΔu)1が生じる。これは、ハースロール1のク
ラウンに基づくストリップ面内の幅方向圧縮応力σBに
起因するもので、幅方向圧縮応力σ8はストリップの幅
方向の座屈応力を超えると、ヒートバックルを引き起こ
す駆動力となるものである。従って、ヒートバックルと
71−スワール1近傍の幅縮みΔuBは、いずれもスト
リップ面内の幅方向圧縮応力σ、に起因する(そして、
σ、はハースロールクラウンCHによるストリップの幅
方向不均一引張に起因する)から、幅縮みΔuBの挙動
を監視することによって、ヒートバックル発生の予期的
徴候を知ることが可能となるわけである。
スナワち、ハースロールクラウンCH%平均張力tと、
ストリップの幅方向圧縮応力σ8、幅縮みΔuBの関係
を、数値解析法等の手段を用いて把握することにより、
幅縮みΔuBの検出値に対して、平均張力tをどの程度
変化させれば、ヒートバックルの発生が防止できるかを
知ることができる。そこで、本解析結果に基づき、板幅
B′の変化に対応する張力偏差量Δtを決定することが
可能となる。
実際の張力制御装置においては、初期板幅B0、板厚h
、鋼種等により、幅縮み量Δu9が変化し、またヒート
バックルの発生を防止すべく変更する張力偏差量Δtが
異なるため、上記各パラメータに対応するゲインを設定
/調整する必要があるが、これは張力制御装置中に設定
ゲイン用テーブルを区分して持つことにより、容易に対
応することができる。
上述したように本実施例では、炉内に多数のハースロー
ル1を設置して各々のハースロール1間にストリップを
通板し、連続的にストリップを熱処理するための連続焼
鈍炉におけるストリップの張力を制御する装置を、連続
焼鈍炉における所定ゾーンのハースロール1の近傍に設
置され、ストリップの幅Bを検出する幅検出器2と、連
続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロール1の近傍に
設置され、ストリップの温度Tを検出する温度計3と、
幅検出器2にて検出されたストリップの幅B′ と、温
度計3にて検出されたストリップの温度Tとに基づいて
、基準温度Tsにおける板幅B′を演算する板幅補正演
算器4と、板幅補正演算器4にて演算された板幅B′の
変化量に基づいて、ヒートバックルを防止する方向の張
力偏差量Δtを演算する張力偏差演算器5と、連続焼鈍
炉における所定ゾーンのハースロール1に設置され、ス
トリップの張力実績値t ACTを検出する張力検出器
6と、あらかじめ設定された張力基準t RIiPと張
力偏差演算器5にて演算された張力偏差量Δtとを加算
して得られる張力基準t’RI!Pと、張力検出器6に
て検出されたストリップの張力実績値t ACTとに基
づいて、所定ゾーンのハースロールの速度基準VR8F
を演算する張力制御装置7と、張力制御装置7にて演算
された速度基準vRR2に基づいて、所定ゾーンの駆動
モータ9の速度を制御する速度レギュレータ8とから構
成したものである。
従って、次のような効果が得られるものである。
すなわち、ヒートバックル発生の駆動力となるストリッ
プ面内の幅方向圧縮応力σ、や、σBの起因であるハー
スロール1のクラウンCHを直接検出することは困難で
ある。そこで、本実施例ではその予期的徴候として、ス
トリップの板幅B′の変化量を監視することによりそれ
を検出し、所定ゾーンのハースロールの速度を制御して
張力制御を行なうため、確実にヒートバックルの予徴候
を検出することができ、しかも早い時期に検知してそれ
に対応すべく張力制御を行なうため、各寸法、鋼種にか
かわらず、ヒートバックル等の欠陥なく、安定してスト
リップを炉内通板させることが可能となる効果が得られ
る。
第3図は、板幅B′の変化に対応した諸量の挙動を示す
図である。図示のように、板幅B′が狭くなる4こ従っ
て幅縮み量ΔuBが大きくなり、制御ONのレベルに達
するとΔuBの値に基づいて、張力偏差量Δtが負(張
力を低下させる)方向に出力される。さらに、張力偏差
量Δtが張力基準t RIiPに加算されてt’RPI
Pとなり、それに基づいて速度基準v■、が出力される
。これにより、ストリップの張力が変化して、幅縮み量
ΔLIBが小さく復すると共に、ヒートバックルの発生
が防止されることになる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、次
のようにしても同様に実施できるものである。
第4図は、本発明による連続焼鈍炉における張力制御装
置の他の実施例を示すブロック図である。
本実施例の張力制御装置は、連続焼鈍炉における所定ゾ
ーンのハースロール1の近傍に設置された第1の幅検出
手段である幅検出器2Uと、同ハースロール1の近傍に
設置された第1の温度検出手段である温度計3Uと、第
1の板幅補正演算手段である板幅補正演算器4Uと、上
記ハースロール1から見て十分酸れた適当な位置に設置
された第2の幅検出手段である幅検出器2Lと、同位置
に設置された第2の温度検出手段である温度計3Lと、
第2の板幅補正演算手段である板幅補正演算器4Lと、
張力偏差演算器5と、張力検出器6と、張力制御装置(
ATR)7と、速度制御手段である速度レギュレータ(
ASR)8とから構成している。
ここで、幅検出器2Uは、ハースロール1の近傍におけ
るストリップの幅Buを検出するものである。また、温
度計3Uは、同ハースロール1の近傍におけるストリッ
プの温度TLIを検出するものである。さらに、板幅補
正演算器4Uは、幅検出器2にて検出されたストリップ
の幅BUと、温度計3にて検出されたストリップの温度
Tvとに基づいて、基準温度Tsにおける板幅BU  
を演算するものである。
一方、幅検出器2Lは、上記ハースロール1から見て十
分酸れた適当な位置におけるストリップの定常部(弾性
変形領域)の幅BLを検出するものである。また、温度
計3Lは、同位置におけるストリップの定常部の温度T
Lを検出するものである。さらに、板幅補正演算器4L
は、幅検出器2Lにて検出されたストリップの幅BLと
、温度計3Lにて検出されたストリップの温度T、とに
基づいて、基準温度Tsにおけるストリップの定常部の
板幅BL−を演算するものである。
一方、張力偏差演算器5は、板幅補正演算器4Uにて演
算されたロール近傍の板幅BU′と、板幅補正演算器4
Lにて演算された定常部の板幅BL −とを比較し、両
者の差ΔBに応じてヒートバックルを防止する方向の張
力偏差量Δtを演算するものである。また、張力検出器
6は、上記ハースロール1に設置され、ストリップの張
力実績値t ACTを検出するものである。さらに、張
力制御装置7は、あらかじめ設定された張力基準t R
EFと張力偏差演算器5にて演算された張力偏差量Δt
とを加算して得られる張力基準t’REFと、張力検出
器6にて検出されたストリップの張力実績値t ACT
とに基づいて、所定ゾーンのハースロールの速度基準V
 R1!Pを演算するものである。
さらにまた、速度レギュレータ8は、張力制御装置7に
て演算された速度基準V REPに基づいて、所定ゾー
ンの駆動モータ9の速度を制御するものである。
次に、以上のように構成した本発明の張力制御装置にお
ける張力制御作用について説明する。
第4図において、ハースロール1の近傍に設置された幅
検出器2Uにより、ストリップのロール近傍における幅
BUを検出し、同じ位置に設置された温度計3Uにより
検出されたストリップのロール近傍の温度T、Jを用い
て、板幅補正演算器4Uにより基準温度T5におけるス
トリップのロール近傍の幅BrUを演算する。一方、ハ
ースロール1から十分酸れたロールから見て上流の適当
な位置に設置された幅検出器2Lにて、ストリップの定
常部(弾性変形領域)の幅BLを検出し、同じ位置に設
置された温度計3Lにより検出されたストリップの定常
部の温度TLを用いて、板幅補正演算器4Lにより基準
温度T5におけるストリップの定常部の幅B′、を演算
する。
次に、このようにして求められたストリップの同一点に
ついてのロール近傍の幅Broと定常部の幅B′Lとを
比較し、その差をΔBとして張力偏差演算器5に出力し
、この差ΔBに応じてヒートバックルを防止する方向の
張力偏差量Δtを演算し、あらかじめ設定された張力基
準t REPに張力偏差量Δtを加算して張力基準t’
RRPを求める。さらに、ハースロール1に設置した張
力検出器6にてストリップの張力実績値tACアを検出
し、この張力実績値tAC↑と張力基準t’REPとに
基づき、張力制御装置7にてハースロール1の速度基準
V■Pを演算出力し、この速度基準V RIIPに基づ
き速度レギュレータ8にて、所定ゾーンの駆動モータ9
の速度を制御することにより、所定ゾーンのライン張力
をヒートバックルの発生しない安定通板範囲に制御する
ことが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、連続焼鈍炉の所定
ゾーンにおけるハースロールの近傍に設置された幅検出
手段によりストリップの幅を検出し、同じ位置に設置さ
れた温度検出手段により検出されたストリップの温度を
用いて、板幅補正演算手段にて基準温度における板幅を
演算し、この板幅の変化量に基づいて張力偏差演算手段
にてヒートバックルを防止する方向の張力偏差量を演算
し、この張力偏差量をあらかじめ設定された張力基準に
加算して張力基準を求め、別途ハースロールに設置した
張力検出手段にてストリップの張力実績値を検出し、こ
の張力実績値と張力基準とに基づき張力制御手段にて所
定ゾーンのハースロールの速度基準を求め、この速度基
準に基づき速度制御手段にて所定ゾーンの駆動モータの
速度を制御するようにしたので、連続焼鈍炉の所定ゾー
ンにおけるハースロール近傍のストリップの幅変化挙動
を監視して、ヒートバックルが発生する以前の予期的徴
候を直接かつ精度よく感知することができ、ヒートバッ
クルの生成を防止してストリップの安定通板を行なわせ
ることが可能な連続焼鈍炉における張力制御の方法およ
び装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による連続焼鈍炉における張力制御装置
の一実施例を示すブロック図、第2図は同実施例におけ
るストリップに作用する平均張力tとハースロール1の
クラウン量CHが変化しり時のハースロール間全長に亘
る幅縮み量Δu)1の長手方向の分布を示す模式図、第
3図は同実施例における張力制御に係る諸量の板幅B′
の変化に応じた挙動を示すタイムチャート図、第4図は
本発明による連続焼鈍炉における張力制御装置の他の実
施例を示すブロック図である。 1・・・ハースロール、2・・・幅検出器、3・・・温
度計、4・・・板幅補正演算器、5・・・張力偏差演算
器、6・・・張力検出器、7・・・張力制御装置(AT
R)、8・・・速度レギュレータ(ASR) 、9・・
・駆動モータ、2U・・・幅検出器、2L・・・幅検出
器、3U・・・温度計、3L・・・温度計、4U・・・
板幅補正演算器、4L・・・板幅補正演算器。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 ■ 平均張力 (a) (b) 時間−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炉内に多数のハースロールを設置して各々のハー
    スロール間にストリップを通板し、連続的にストリップ
    を熱処理するための連続焼鈍炉におけるストリップの張
    力を制御する方法において、前記連続焼鈍炉における所
    定ゾーンのハースロールの近傍におけるストリップの幅
    および温度をそれぞれ検出し、このストリップの幅およ
    び温度に基づいて基準温度における板幅を演算し、この
    板幅の変化量に基づいてヒートバックルを防止する方向
    の張力偏差量を演算し、あらかじめ設定された張力基準
    に前記張力偏差量を加算して張力基準を演算し、さらに
    前記ストリップの張力実績値を検出し、この張力実績値
    と前記張力基準とに基づいて前記所定ゾーンのハースロ
    ールの速度基準を演算し、この速度基準に基づいて前記
    所定ゾーンの駆動モータの速度を制御するようにしたこ
    とを特徴とする連続焼鈍炉における張力制御方法。
  2. (2)炉内に多数のハースロールを設置して各々のハー
    スロール間にストリップを通板し、連続的にストリップ
    を熱処理するための連続焼鈍炉におけるストリップの張
    力を制御する装置において、前記連続焼鈍炉における所
    定ゾーンのハースロールの近傍に設置され、ストリップ
    の幅を検出する幅検出手段と、 前記連続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロールの近
    傍に設置され、ストリップの温度を検出する温度検出手
    段と、 前記幅検出手段にて検出されたストリップの幅と、前記
    温度検出手段にて検出されたストリップの温度とに基づ
    いて、基準温度における板幅を演算する板幅補正演算手
    段と、 前記板幅補正演算手段にて演算された板幅の変化量に基
    づいて、ヒートバックルを防止する方向の張力偏差量を
    演算する張力偏差演算手段と、前記連続焼鈍炉における
    所定ゾーンのハースロールに設置され、ストリップの張
    力実績値を検出する張力検出手段と、 あらかじめ設定された張力基準と前記張力偏差演算手段
    にて演算された張力偏差量とを加算して得られる張力基
    準と、前記張力検出手段にて検出されたストリップの張
    力実績値とに基づいて、前記所定ゾーンのハースロール
    の速度基準を演算する張力制御手段と、 前記張力制御手段にて演算された速度基準に基づいて、
    前記所定ゾーンの駆動モータの速度を制御する速度速度
    制御手段と、 を備えて成ることを特徴とする連続焼鈍炉における張力
    制御装置。
  3. (3)炉内に多数のハースロールを設置して各々のハー
    スロール間にストリップを通板し、連続的にストリップ
    を熱処理するための連続焼鈍炉におけるストリップの張
    力を制御する方法において、前記連続焼鈍炉における所
    定ゾーンのハースロールの近傍におけるストリップの幅
    および温度をそれぞれ検出し、このストリップの幅およ
    び温度に基づいて基準温度におけるストリップのロール
    近傍の板幅を演算すると共に、 前記連続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロールから
    見て十分離れた適当な位置におけるストリップの定常部
    (弾性変形領域)の幅および温度をそれぞれ検出し、こ
    のストリップの幅および温度に基づいて基準温度におけ
    るストリップの定常部の板幅を演算し、 前記ロール近傍の板幅と前記定常部の板幅との差に応じ
    てヒートバックルを防止する方向の張力偏差量を演算し
    、さらに前記ストリップの張力実績値を検出し、この張
    力実績値と前記張力基準とに基づいて前記所定ゾーンの
    ハースロールの速度基準を演算し、この速度基準に基づ
    いて前記所定ゾーンの駆動モータの速度を制御するよう
    にしたことを特徴とする連続焼鈍炉における張力制御方
    法。
  4. (4)炉内に多数のハースロールを設置して各々のハー
    スロール間にストリップを通板し、連続的にストリップ
    を熱処理するための連続焼鈍炉におけるストリップの張
    力を制御する装置において、前記連続焼鈍炉における所
    定ゾーンのハースロールの近傍に設置され、ストリップ
    の幅を検出する第1の幅検出手段と、 前記連続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロールの近
    傍に設置され、ストリップの温度を検出する第1の温度
    検出手段と、 前記第1の幅検出手段にて検出されたストリップの幅と
    、前記第1の温度検出手段にて検出されたストリップの
    温度とに基づいて、基準温度におけるストリップのロー
    ル近傍の板幅を演算する第1の板幅補正演算手段と、 前記連続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロールから
    見て十分離れた適当な位置に設置され、ストリップの定
    常部(弾性変形領域)の幅を検出する第2の幅検出手段
    と、 前記連続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロールから
    見て十分離れた適当な位置に設置され、ストリップの定
    常部の温度を検出する第2の温度検出手段と、 前記第2の幅検出手段にて検出されたストリップの幅と
    、前記第2の温度検出手段にて検出されたストリップの
    温度とに基づいて、基準温度におけるストリップの定常
    部の板幅を演算する第2の板幅補正演算手段と、 前記第1の板幅補正演算手段にて演算されたロール近傍
    の板幅と、前記第2の板幅補正演算手段にて演算された
    定常部の板幅とを比較し、両者の差に応じてヒートバッ
    クルを防止する方向の張力偏差量を演算する張力偏差演
    算手段と、 前記連続焼鈍炉における所定ゾーンのハースロールに設
    置され、ストリップの張力実績値を検出する張力検出手
    段と、 あらかじめ設定された張力基準と前記張力偏差演算手段
    にて演算された張力偏差量とを加算して得られる張力基
    準と、前記張力検出手段にて検出されたストリップの張
    力実績値とに基づいて、前記所定ゾーンのハースロール
    の速度基準を演算する張力制御手段と、 前記張力制御手段にて演算された速度基準に基づいて、
    前記所定ゾーンの駆動モータの速度を制御する速度速度
    制御手段と、 を備えて成ることを特徴とする連続焼鈍炉における張力
    制御装置。
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