JPH04134167A - 内燃機関用ノック検出装置 - Google Patents

内燃機関用ノック検出装置

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JPH04134167A
JPH04134167A JP2255136A JP25513690A JPH04134167A JP H04134167 A JPH04134167 A JP H04134167A JP 2255136 A JP2255136 A JP 2255136A JP 25513690 A JP25513690 A JP 25513690A JP H04134167 A JPH04134167 A JP H04134167A
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level
knock
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threshold
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JP2255136A
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Atsuko Hashimoto
敦子 橋本
Toshio Iwata
俊雄 岩田
Atsushi Ueda
敦 上田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、自動車用ガソリンエンジン等の内燃機関の
ノックを検出する装置に関し、特にノック検出の信頼性
を改善した内燃機関用ノック検出装置に関するものであ
る。
し従来の技術] 一般に、自動車用ガソリンエンジン等の内燃機関は複数
の気筒により駆動されており、各気筒において圧縮され
た混合気を最適な点火位置で燃焼させる必要がある。こ
のため、内燃機関制御用にマイクロコンピュータ(EC
U)を用い、各気筒毎のイグナイタによる点火時期及び
インジェクタによる燃料噴射順序等を最適に制御してい
る。
しかし、点火位置が進角側に制御され過ぎると、異常燃
焼によりノ、ツキングと呼ばれる振動が発生し、気筒を
損傷するおそれがあるため、異常振動を検出したときに
は、気筒の制御パラメータをノック抑制側(例えば1点
火位置を遅角側)に制御する必要がある。
第4図は従来の内燃機関用ノック検出装置を示すブロッ
ク図である。
図において、(1)は内燃機関駆動用の気筒の1つ又は
各々に取り付けられたノックセンサであり、振動検出用
の圧電素子等からなっている。
(2)はノックセンサ(1)の出力信号Aを受信するノ
ック検出回路であり、ノッキング特有の周波数(例えば
、7kHz)を通過させるフィルタ(21)と、フィル
タ(21)の出力信号を所定のタイミングで周期的に通
過させるゲート(22)と、ゲート(22)の出力信号
A′を平均化した信号に基づいてバックグランドレベル
BGLを生成するBGL発生器(23)と、ゲート(2
2)の出力信号式′とバックグランドレベルBGLとを
比較して出力信号A′がバックグランドレベルBGLを
越えたときに出力信号をオンにする比較器(24)と、
比較器(24)の出力信号を積分する積分器(25)と
を備えている。(3)は積分器(25)の出力信号をデ
ジタル信号■アに変換するAD変換器である。
(4)はAD変換器(3)の出方信号■、に基づいて各
気筒の点火位置を遅角制御すると共に、ゲート(22)
に対するマスク信号M及び積分器(25)に対するリセ
ット信号Rを出力するマイクロコンピュータ(以下、E
CUという)であり、AD変換器(3)の出力信号V8
に基づいて気筒点火位置を遅角させるための遅角制御角
θ、を生成する遅角反映処理部(45)を備えている。
次に、第5図の波形図を参照しながら、第4図に示した
従来の内燃機関用ノック検出装置の動作について説明す
る。
通常、各気筒はTDC(上死点=0°)から5゛程度手
前の位置(B5°)より進角側で点火され、混合気の爆
発は、TDCがら10°〜60°程度過ぎたクランク角
度位置<AIO”〜Ago’)付近で起こるので、巽常
燃焼によるノックも、この爆発タイミングで発生する。
従って、気筒の振動ノイズ(特にノック)が発生した場
合、ノックセンサ〈1)の出力信号Aは第5図のように
周期的で且つ振幅の大きい波形となる。
E CU (4)は、ノック検出回路(2)が出力信号
Aを効率的に受信するように、ゲート(22)に対して
所定周期毎に反転するマスク信号Mを出力する。
このマスク信号Mは、例えば検出対象となる気筒に対し
て、立ち上がりがB75°程度、立ち下がりがB5°程
度に設定され、レベルがrHjのときにゲー) (22
)を禁止する。又、積分器(25)に対して所定周期毎
にリセット信号Rを出力するが、このリセット信号Rの
出力タイミングは、マスク信号Mの立ち上がりと一致す
る。
ノック検出回路(2)内のフィルタ(21)は、ノック
発生時の周波数成分を通過させ、ゲート(22)は、マ
スク信号Mが[LJレベルの期間だけ出力信号Aを通過
させる。BGL発生器(23)は、ゲート(22)の出
力信号A′に基づいて、出力信号A′に含まれるバック
グランドを判別し、ノック検出の基準となるバックグラ
ンドレベルBGLを生成する。
比較器(24)は、出力信号A′がバックグランドレベ
ルBGLを越えたときに、ノック発生レベルであること
を判別して、出力信号をrH,レベルとする。積分器(
25)は、リセット信号Rでリセットされる毎に比較器
(24)の出力信号を積分し、AD変換器(3)は、積
分器(25)の出力信号をデジタルの積分値■8に変換
してE CU (4’)に入力する。
E CU (4)は、AD変換された積分値V、を気筒
の点火毎に取り込み、これに基づいて遅角制御角θ8を
生成し、ノックを抑制する方向に点火位置を遅角補正す
る。このとき、遅角反映処理部(45)は、前回の遅角
制御角θ2に今回の遅角量Δθ8を累積加算して、今回
の遅角制御角θ真を生成する。従って、今回の遅角制御
角θ、は、 θ9=θ−+Δθ、      ・・・■で表わされる
。又、■式において、今回の遅角量Δθ、は、 ΔθR= V * X L 但し、L:反映率 で表わされる。
ところで、ノックセンサ(1)の出力信号Aのレベルは
運転状態によって異なり、例えばエンジン回転数Neが
上昇すると出力信号Aのレベルも上昇する。これにより
、比較器(24)に入力される信号レベルがエンジン回
転数Neと共に増大するため、信号処理に最適なレベル
範囲りを逸脱するおそれがある。このため、比較器(2
4)の入力信号のダイナミックレンジを大きく設定しな
ければならず、比較器(24)の比較結果として得られ
るノック検出精度が劣化してしまうことになる。
これを防止するため、従来より、ノック検出回路(2)
内に増幅器を内蔵し、エンジン回転数Neに応じて増幅
器のゲインを切替えることにより出力信号Aのレベル変
動を抑制する方法が採用されている。
一方、第4図のようなノック検出回路(2)は、ハード
ウェア構成であるため、コストアップにつながるうえ信
頼性が低い。そこで、ノック検出回路(2)の機能をE
 CU (4)内に移行し、ハードウェア構成を軽減さ
せることが考えられる。
しかし、この場合、バックグランドレベルBGLに相当
するスレッショルドは、増幅後の信号レベルの平均化処
理により演算されるので、信号レベルに対して時間遅れ
が生じる。従って、増幅ゲインを切替えた直後に、スレ
ッショルドのレベルが追従できず、ノック判定用の信号
レベルに対してアンマツチングとなり、ノック誤検出を
起こし易い状態となる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の内燃機関用ノック検出装置は以上のように、ハー
ドウェア構成を軽減させようとすると、スレッショルド
のレベルが比較信号レベルの切替直後に追従することが
できず、ノック検出の信頼性が劣化するという問題点が
あった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、ハードウェア構成を軽減すると共に、ノック
センサ出力信号に対する増幅ゲイン切替時の誤検出を防
止し、信頼性を向上させた内燃機関用ノック検出装置を
得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る内燃機関用ノック検出装置は、内燃機関
の運転状態に応じて、増幅ゲインを切替えると共にノッ
ク判定用のスレッショルドのレベルを切替えるゲイン切
替制御部を設けたものである。
[作用] この発明においては、運転状態が出力信号レベルの小さ
い第1領域にあるときには、増幅ゲインを第1ゲインに
設定し、運転状態が第1領域より出力信号レベルの大き
い第2領域に移行したときには、増幅ゲインを第1ゲイ
ンより小さい第2ゲインに切替えると共に、スレッショ
ルドをゲイン切替に応じた小さい値に切替える。又、運
転状態が第2領域より出力信号レベルが小さい第1領域
に移行したときには、増幅ゲインを第2ゲインより大き
い第1ゲインに切替えると共に、スレッショルドをゲイ
ン切替に応じた大きい値に、切替える。
これにより、増幅ゲイン切替直後のアンマツチングを防
止する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例を示すブロック図であり、(1
)、(3)及び(45)は前述と同様のものである。
(20)はノックセンサ(1)とAD変換器(3)との
間に挿入されたインタフェース回路であり、例えば、ピ
ークホールド回路(26)とピークホールド回路(26
)の入力側に挿入された増幅器(27)とから構成され
ている。
尚、ピークホールド回路(26)に対するリセット信号
R′は、E CU (40)から内燃機関の回転に同期
して生成されており、例えば第2図のように、各気筒に
対する基準位置(B75’)で立ち上がり、他の基準位
置(B5°)で立ち下がるパルスがらなっている。従っ
て、ピークホールド回路(26)は、各気筒の基準位置
B75°におけるピークレベルを生成し、これをAD変
換器を介して、振動レベルVpとしてE CU (40
)に入力するようになっている。
又、増幅器(27)のゲインGは、E CU (40)
からのゲイン切替信号Cにより第1ゲインG1又は第2
ゲインG2(<Gl)に切替えられるようになっている
F、Cυ(40)は、気筒点大毎に得られる振動レベル
Vpを平均化処理して第1のバックグランドレベル(第
1平均値)BGLIを生成する第1フイルタ(41)と
、第1平均値BGLIを所定期間毎に平均化処理して第
2のバックグランドレベル(第2平均値)BCl2を生
成する第2フイルタ(42)と、第2平均値BGL2に
基づいてノック判別用のスレッショルドV ? Mを生
成する演算部(43)と、振動レベルvPがスレッショ
ルドVyHを越えたときにノック判別信号Vkを出力す
る比較部(44)と、ノック判別信号Vkに基づいて気
筒の点火位置を遅角させるための遅角制御角θ、を生成
する遅角反映処理部(45)と、運転状fiQに応じて
ゲイン切替信号C及びデータ切替信号C1〜C3を出力
するゲイン切替制御部(46)とを備えている。
尚、データ切替信号C1〜C3は、第1フイルタ(41
)、第2フイルタ(42)及び演算部(43)にそれぞ
れ入力され、第1平均値BGLI、第2平均値BGLI
及びスレッショルドV T Rのレベルを切替えるよう
になっている。又、ゲイン切替制御部(46)に入力さ
れる運転状態Qには、例えばエンジン回転数Neが含ま
れている。
第1図の構成によれば、ノックセンサ出力信号Aを処理
するためのハードウェア回路は、インタフェース回路(
20)のみである。
次に、第2図の波形図を参照しながら、第1図に示した
この発明による内燃機関用ノック検出装置の動作につい
て説明する。
まず、ノックセンサ(1)は、前述と同様に内燃機関駆
動用の気筒の振動を検出し、ノック状態を検出するため
の出力信号Aを生成する。又、EC1J (40)は、
気筒の点火毎に、ノックセンサ(1)の出力信号Aのピ
ークレベルをAD変換して取り込む。
即ち、ピークホールド回路(26)は、ノックセンサ(
1)の出力信号Aのピークレベルを保持し、このピーク
レベルは、AD変換器(3)によりデジタルの振動レベ
ルVpに変換された後、E CU <40)に入力され
る。
E CU (40)は、基準位置B75°における振動
レベルVpがサンプリングされると、第2図のようにリ
セット信号R′を立ち上げて、ピークホールド回路(2
6)を基準位置B75°(実際にはB75°のわずが後
)でリセットする。
ピークホールド回路(26)は、リセット信号R′がオ
ンの間はリセットされ続け、リセット信号R′の立ち下
がりの時点(例えばB5°)がら動作を開始する。従っ
て、E CU (40)は、基準位置75°の振動レベ
ルvpが得られる毎に上記のB75°の割込処理ルーチ
ンを繰り返す。
第2図のように、各気筒の基準位置B75°毎に得られ
る振動レベルVpは、ノックセンサ(1)の出力信号A
の変動に応じてサンプリングサイクル毎に変動する。こ
の変動にはノック及びノック以外のノイズが含まれてい
るが、振動レベルVpの経時変化等を考慮すると、ノッ
クを確実に検出するためには、振動レベルVpにある程
度追従するバックグランドレベルを求める必要がある。
しかし、振動レベルVpが急に増大した場合に、バック
グランドレベルが振動レベルVpに追従すると、スレッ
ショルドV y Hが急増して正確にノック検出が行わ
れなくなる。
従って、E CU (40)内の第1フイルタ(41)
は、所定の定数N、に基づいて振動レベルvpを平均化
処理し、 BにLl = BにLl寡(N+−1>/N++Vp/
N+(但し、BGLl” :前回の平均値〉から第1平
均値BGLIを生成する。この第1平均値BにLlは、
前回までの第1平均値BにLl 寡に対して今回の振動
レベルVpが反映された値にシフトし、その都度書換え
られる。しがし、ノックが判定された場合には、第1平
均値BにLlに対する今回の振動レベルVpの反映率を
小さくするために、N、の値を大きい値に切替える。
又、第2フイルタ(42)においては、所定期間毎にタ
イマ割込処理が行われており、第1フイルタ(41)で
得られた第1平均値Bt、Llに対して、更に平均化処
理を行い、第2平均値BにL2を、BGL2= BにL
2”(N 2−1)/N 2 + BにLl/N 2但
し、BCl2東:前回の第2平均値 N2:平均化処理定数 から求める。この第2平均値BにL2は、前回までの第
2平均値BにL2Xに対して現在の第1平均値BGLI
が反映された値にシフトし、その都度書換えられる。こ
の平均化処理により、第2平均値BGL2は、振動レベ
ルVpの変動にあまり寄与しない安定した値となる。尚
、各定数N1及びN2は任意に設定され得る。
次に、B75°割込処理ルーチンにおいて、演算部(4
3)は、第2平均値BGL2を増幅し且つオフセ・ント
V OFを加算して、最終的にノックの判別に用いられ
るスレッショルドV T Mを、 V r、l= K−BGL2+V。F 但し、K:増幅係数 から求める。このとき、第2平均値BCL2が十分に平
滑化されているため、スレッショルドV T Rは、サ
イクル毎の変動のバラツキが抑制され、信頼性の高い値
となる。
次に、ノック検出手段となる比較部(44)は、振動レ
ベル■pとスレッショルドレベル■ア8とを比較するた
め、 Vk二■p−VT、l から両者の差Vkを求め、差Vkが正か否かを判定する
。そして、振動レベルVpが閾値V T Nを越えたと
き、即ち、Vk>Oのとき、これをノッキングの発生を
示すノック判別信号Vkとして出力する。
ノック判別信号Vkが得られた場合、遅角反映処理部(
45)は、ノック抑制に必要な遅角量Δθ、を、Δθ、
=(Vk/V?M)XL′ 但し、L′:反映率 から演算する。このとき、ノック判別信号Vkとスレッ
ショルドレベルV ? Mとの比に基づいて遅角量Δθ
8が演算されるので、振動レベルvpそのものが経時変
動しても、常に適切な遅角量Δθ8が得られる。
更に、遅角反映処理部(45)は、遅角量ΔθRに基づ
いて、ノック抑制方向に点火位置を遅角させるための遅
角制御角θ8を、前述の0式により、θ3=θP工+Δ
θ8 但し、θJ:前回の遅角制御角 から求める。
このように、遅角制御角θ8により、制御対象となる気
筒の点火位置は遅角側に補正されるので2ノツクは発生
しなくなる。
一方、比較部(44)において、Vk<0と判定された
場合は、ノック判別信号Vkが出力されないため、遅角
量Δθ8は0となり、遅角制御角θ8は前回の値のまま
となる。
次に、第3図のフローチャート図を参照しながら、運転
状vAQに応じたゲイン切替動作について説明する。
ここでは、ゲイン切替制御部(46)に入力される運転
状態Qをエンジン回転数Neとし、運転状態(第1領域
及び第2領域)に対応して増幅ゲインGを2段階の増幅
ゲインG1及びG2(Gl>G2)に切替える場合につ
いて説明する。
又、通常、エンジン回転数Neが上昇すると出力信号A
のレベルも上昇するので、回転数Neが所定回転数Nc
++より小さい状態を第1領域とし、所定回転数Ne+
+以上の状態を第2領域とし、予めゲイン切替制御部(
46)に設定しておく。
増幅器(27)のゲインGは、初期設定時においては、
第1領域に対応した第1ゲインG1に設定されているが
、エンジン回転数Neが上昇し所定回転数Neyに達す
ると、ゲイン切替信号Cにより、第1ゲインG1より大
きい第2ゲインG2に切替えられる。又、回転数Neが
減少すると、第2ゲインG2より小さい第1ゲインに切
替えられる。
まず、回転数Neが所定回転数Ne、1以上であるか否
かを判定しくステップSl)、もし所定回転数Ne、1
以上でなければ、運転状態が出力信号レベルの小さい第
1領域であるから、増幅ゲインGが第1領域に対応した
第1ゲインG1に設定されているか否かを判定する(ス
テップS2)。
もし、増幅ゲインGが第1ゲインG1でなければ、ゲイ
ン切替制御部(46)は、第1領域に対応したゲイン切
替信号Cを出力し、増幅ゲインGを第2ゲインG2より
大きい第1ゲインG1に設定する(ステップS3)。
このとき、振動レベルVpは第2図の一点鎖線のように
直ちに増大するが、スレッショルドV?Nは、そのまま
では第2図の破線のように遅れて増大する。従って、次
回のノック判定処理に備えて、ゲイン切替制御部(46
)は、第1フイルタ(41)、第2フイルタ(42)及
び演算部(43)に対してデータ切替信号C1〜C3を
出力し、第1平均値BGLI、第2平均値BGL2及び
スレッショルドV7□のレベルをゲイン切替に対応した
値に切替える(ステップS4)。
即ち、第1ゲインG1及び第2ゲインG2の比αを、 α=01/G2 とすれば、データ切替信号C1〜C3により、各データ
値は、 BGL1= BGLl”x a BGL2= BGLI車×α V T H= V t□x×α により演算される。但し、■?Jは前回のスレッショル
ド値である。これにより、スレッショルドV THのレ
ベルは、振動レベルVpの増大と同時に、第2図の一点
鎖線のように追従して増大するので、ノック誤検出が生
しることはない、尚、第2図では、 G2= 1 α−3 とした場合を示している。
ゲイン切替が実行された後は、ステップS2から直ちに
リターンするが、各データBGLI、BCl2及びV5
は既に振動レベルVpに追従されているので何ら支障は
ない。
一方、ステップS1において、回転数Neが所定回転数
NeH以上に達していると判定された場合は、運転状態
が出力信号レベルの大きい第2領域であるから、増幅ゲ
インGが第2領域に対応した第2ゲインG2に設定され
ているか否かを判定する(ステップS5)。
もし、増幅ゲインGが第2ゲインG2でなければ、ゲイ
ン切替制御部(46)は、第2領域に対応したゲイン切
替信号Cを出力し、増幅ゲインGを第1ゲインG1より
小さい第2ゲインG2に設定する(ステップS6)。
このとき、振動レベルVpは直ちに減少するが、スレッ
ショルド■、□は、そのままでは遅れて減少するので、
ゲイン切替制御部(46)は、第1フイルタ(41)、
第2フイルタ(42)及び演算部(43)に対してデー
タ切替信号C1〜C3を出力し、第1平均値BにLl、
第2平均値B[;L2及びスレッショルドV T Hの
レベルをゲイン切替に対応した値に切替える(ステップ
S7)。
即ち、各データ値は、 BGLI = B(、Ll寡/α BにL2= BGLI”/ a ■?□=v?−/α により演算され、スレッショルドV?□のレベルは、振
動レベルVpの減少と同時に追従して減少する。
又、ゲイン切替を実行した後は、ステップS5から直ち
にリターンするが、各データ値が既に追従されているの
で何ら支障はない。
このように、運転状態即ち回転数Neの変動に応じて、
増幅ゲインGを切替えると共にスレッショルド■ア、を
切替えることにより、増幅後のノックセンサ(1)の出
力信号レベルに相当する振動レベルvpは、信号処理に
最適なレベル範囲内で変動し、又、ゲイン切替時のスレ
ッショルド■T8のレベルも直ちに追従することになる
。従って、比較部(44)に対する入力信号のダイナミ
ックレンジが増大することがなく、且つ、誤検出も防止
できるので、信頼性が高く精度の良いノック検出を行う
ことができる。
尚、上記実施例では、振動レベルVpを生成するための
インタフェース回路(20)をピークホールド回路(2
6)で構成したが、積分器で構成しても同等の効果を奏
する。
又、比較部(44)が、振動レベルVpとスレッショル
ドVア8との差Vkをノック判別信号として出力するよ
うにしたが、振動レベルVpがスレッショルドVyHを
越えたときに、比較部〈44)が単にrH。
レベルの出力信号を生成するようにしてもよい。
又、増幅ゲインGを2段階に切替える場合を示したが、
3段階以上の任意のゲイン切替に対しても適用できるこ
とは言うまでもない。
又、ゲイン切替制御部(46)が運転状態Qとしてエン
ジン回転数Neを取り込む場合について説明したが、エ
ンジン負荷等の他の運転状態に基づいて運転領域を判別
するようにしてもよい。
更に、点火時期を遅角制御する場合を示したが、他の制
御パラメータをノック抑制側に遅角制御するようにして
もよい。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、内燃機関の運転状態に
応じて、増幅ゲインを切替えると共にノック判定用のス
レッショルドのレベルを切替えるゲイン切替制御部を設
け、増幅ゲイン切替直後にスレッショルドのレベルを対
応させて切替えて、アンマツチングを防止するようによ
うにしたので、ハードウェア構成を軽減すると共に増幅
ゲイン切替時の誤検出を防止でき、信頼性を向上させた
内燃機関用ノック検出装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による内燃機関用ノック検出装置の一
実施例を示すブロック図、第2図は第1図に示した装置
の動作を示す波形図、第3図はこの発明の一実施例の動
作を説明するためのフローチャート図、第4図は従来の
内燃機関用ノック検出装置を示すブロック図、第5図は
第4図に示した従来装置の動作を示す波形図である。 (1)・・・ノックセンサ (20)・・・インタフェース回路 (27)・・・増幅器     (43)・・・演算部
(44)・・・比較部 <46)・・・ゲイン切替制御部 A・・・ノックセンサの出力信号 Vp・・・振動レベル   VqH・・・スレッショル
ドVk・・・ノック判別信号 C・・・ゲイン切替信号
01〜C3・・・データ切替信号 G・・・増幅ゲイン    G1・・・第1ゲインG2
・・・第2ゲイン   Q・・・運転状態Ne・・・エ
ンジン回転数 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  内燃機関の振動を検出するノックセンサと、このノッ
    クセンサの出力信号に基づく振動レベルを生成するイン
    タフェース回路と、 前記振動レベルに基づいてノック判別用のスレッショル
    ドを生成する演算手段と、 前記振動レベルが前記スレッショルドを越えたときにノ
    ック判別信号を出力する比較手段とを備えた内燃機関用
    ノック検出装置において、 前記ノックセンサの出力信号を増幅する増幅器と、 前記内燃機関の運転状態に応じて前記増幅器のゲインを
    切替えると共に前記スレッショルドのレベルを切替える
    ゲイン切替制御部と、 を設けたことを特徴とする内燃機関用ノック検出装置。
JP2255136A 1990-08-28 1990-09-27 内燃機関用ノック検出装置 Pending JPH04134167A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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