JPH04133322A - マイクロ波プラズマ処理装置 - Google Patents
マイクロ波プラズマ処理装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ズマ生成領域を有する放電手段を導波管部に有するタイ
プのマイクロ波プラズマ処理装置であって、かつ、半導
体素子基板等の試料にエツチング処理、成膜処理等の処
理を施すのに好適なマイクロ波プラズマ処理装置に関す
るものである。
日立評論、Vol、 71. No、 5. PP、
33〜38(1989)や特公昭53−34461号公
報等に記載のような、マイクロ波を伝播する導波管の内
側に石英製の放電管を有し、該放電管内でマイクロ波電
界と磁界との相乗作用によりプラズマを発生させ、該プ
ラズマを利用して処理室内の半導体ウェハをエツチング
処理するようにしたものが知られている。
昭64−25420号公報等に記載のような、マイクロ
波を伝播する円形の導波管の内側に石英製の放電管を有
し、該放電管内でマイクロ波電界の作用によりプラズマ
を発生させ、該プラズマを利用して処理室内の半導体素
子基板等の試料をエツチング処理や成膜処理するように
したものが知られている。
、試料の被処理面に対応するプラズマ密度分布を均一に
しないと、試料の被処理面内での処理の均一性を確保で
きない。
膜等の絶縁物のエツチング処理では、プラズマ中のラジ
カル等の活性中性粒子のエネルギ寄与度合いよりも、該
活性中性粒子より高エネルギであるイオンのエツチング
寄与度合いの方が大きい。しかし、イオンのエネルギが
高過ぎると試料にイオン損傷を与え好ましくない。従っ
て、試料のイオン損傷の防止の観点からは、プラズマは
処理ガスをイオン化する程度のエネルギが好ましく、処
理速度を向上させるためには、イオン化率の向上、つま
り、プラズマ密度の向上が必要となる。
のマイクロ波プラズマ処理技術及び後者の所謂無磁場型
のマイクロ波プラズマ処理技術では、いずれも導波管部
には石英製、つまり、マイクロ波透過材で形成された放
電管が有り、該放電管の内部はプラズマで満たされ外部
は大気である。
透過材で形成されているため、導波管で伝播されてきた
マイクロ波が進行方向のみならず放電管の側面方向等か
らも導入されるため、プラズマ内のマイクロ波の進行状
態は極めて複雑なものとなる。これにより、試料の被処
理面に対応するプラズマ密度分布の均一性が損なわれる
ようになり、試料の被処理面内での処理の均一性が低下
するといった未だ解決すべき課題を有している。
にプラズマ密度の向上が必要になる。これに対しては処
理圧力を変えるが、投入するマイクロ波パワーを増加さ
せる等の方策が有るが、しかし、プラズマ密度をより高
密度化して処理速度を向上させるには、上記従来技術は
限界を有する。
るに伴って試料の被処理面に対応するプラズマ密度分布
の均一性が更に損なねれるようになり、試料の被処理面
内での処理の均一性の低下に及ぼす影響は更に深刻なも
のとなる。
向上、確保できる導波管とは隔離され内部にプラズマ生
成領域を有する放電手段を導波管部に有するタイプのマ
イクロ波プラズマ処理装置を提供することにある。
を向上、確保でき、かつ、処理速度を向上できる導波管
とは隔離され内部にプラズマ生成領域を有する放電手段
を導波管部に有するタイプのマイクロ波プラズマ処理装
置を提供することにある。
一性を向上、確保でき、かつ、イオン損傷を防止して処
理速度を向上できる導波管とは隔離され内部にプラズマ
生成領域を有する放電手段を導波管部に有するタイプの
マイクロ波プラズマ処理装置を提供することにある。
部にプラズマ生成領域を有する放電手段を前記導波管部
に有し、前記プラズマを利用して試料を処理する装置を
、前記放電手段の前記マイクロ波の進行方向と対応する
部分をマイクロ波透過材で形成し、その他の部分をマイ
クロ波不透過材で形成したものとすることにより、達成
される。
隔離され内部にプラズマ生成領域を有する放電手段を前
記導波管部に有し、前記プラズマを利用して試料を処理
する装置を、前記放電手段の前記マイクロ波の進行方向
と対応する部分をマイクロ波透過材で形成し、その他の
部分をマイクロ波不透過材で形成し、前記試料が設置さ
れる試料台にバイアス用電源を接続したものとし、また
、マイクロ波伝播用の導波管とは隔離され内部にプラズ
マ生成領域を有する放電手段を前記導波管部に有し、前
記プラズマを利用して試料を処理する装置を、前記放電
手段の前記マイクロ波の進行方向と対応する部分をマイ
クロ波透過材で形成し、その他の部分をマイクロ波不透
過材で形成し、前記導波管の内部空間を前記マイクロ波
のインピーダンスマツチングが可能な空間としたものと
することにより、達成される。
とは隔離され内部にプラズマ生成領域を有する放電手段
を前記導波管部に有し、前記プラズマを利用して試料を
処理する装置を、前記放電手段の前記マイクロ波の進行
方向と対応する部分をマイクロ波透過材で形成し、その
他の部分をマイクロ波不透過材で形成し、前記導波管の
内部空間を前記マイクロ波のインピーダンスマツチング
が可能な空間としたものとし、また、マイクロ波伝播用
の導波管とは隔離され内部にプラズマ生成領域を有する
放電手段を前記導波管部に有し、前記プラズマを利用し
て試料を処理する装置を、前記放電手段の前記マイクロ
波の進行方向と対応する部分をマイクロ波透過材で形成
し、その他の部分をマイクロ波不透過材で形成し、少な
くとも前記放電手段のプラズマ生成領域に印加される磁
界を発生する手段を設け、前記試料の被処理面近傍の磁
界を補正する手段を設けたものとし、更にまた、マイク
ロ波伝播用の導波管とは隔離され内部にプラズマ生成領
域を有する放電手段を前記導波管部に有し、前記プラズ
マを利用して試料を処理する装置を、前記放電手段の前
記マイクロ波の進行方向と対応する部分をマイクロ波透
過材で形成し、その他の部分をマイクロ波不透過材で形
成し、前記マイクロ波を円偏波に変換して前記導波管へ
伝播させる手段を設けたものとすることにより、達成さ
れる。
生成領域を有する放電手段であって上記導波管部に有さ
れる放電手段のマイクロ波の進行方向と対応する部分は
マイクロ波透過材で形成され、その他の部分はマイクロ
波不透過材で形成される。従って、導波管を伝播してき
たマイクロ波は、放電手段のマイクロ波透過材で形成さ
れた郡部からのみ放電手段の内部には導入されない。こ
のため、従来のように側面等からもマイクロ波が導入さ
れるものに比べて試料の被処理面に対応するプラズマ密
度分布の均一性が大幅に向上し、これを利用して処理さ
れる試料の被処理面内での処理の均一性が向上する。
用電源を接続、つまり、試料にバイアス電圧を印加し試
料の被処理面に入射させられるイオンを加速することで
、処理速度が向上する。
ラズマ生成領域を有する放電手段であって上記導波管部
に有される放電手段のマイクロ波の進行方向と対応する
部分はマイクロ波透過材で形成され、その他の部分はマ
イクロ波不透過材で形成され、上記導波管の内部空間は
マイクロ波のインピーダンスマツチングが可能な空間と
されている。このように放電手段を構成することで、上
記したように試料の被処理面に対応するプラズマ密度分
布の均一性が大幅に向上し、これを利用して処理される
試料の被処理面内での処理の均一性が向上する。これと
共に、マイクロ波の反射波を零にすることができる。つ
まり、マイクロ波が放電手段のプラズマ生成領域でのプ
ラズマに効率良く吸収されるようになる。このため、プ
ラズマ密度が高まり、これにより処理速度が向上する。
ことができ、低ダメージで処理速度が向上する。
ラズマ生成領域を有する放電手段であって上記導波管部
に有される放電手段のマイクロ波の進行方向と対応する
部分はマイクロ波透過材で形成され、その他の部分はマ
イクロ波不透過材で形成され、少なくとも放電手段のプ
ラズマ生成領域に印加される磁界を発生する手段と試料
の被処理面近傍の磁界を補正する手段とが設けられる。
ラズマ密度、均一性が補正され、これにより、試料の処
理速度、均一性が補正される。
ラズマ生成領域を有する放電手段であって上記導波管部
に有される放電手段のマイクロ波の進行方向と対応する
部分はマイクロ波透過材で形成され、その他の部分はマ
イクロ波不透過材で形成され、マイクロ波を円偏波に変
換して上記導波管へ伝播させる手段が設けられる。この
場合、更に、マイクロ波を円偏波に変換して上記導波管
へ伝播させることで、放電手段のプラズマ生成領域での
プラズマの生成密度が大幅に向上し試料の処理速度が更
に低ダメージで向上する。
チング装置の要部縦断面構成図である。
なっている。真空容器10は、例えば、ステンレス鋼で
形成されている。真空容器10の頂部開放部の形状は、
この場合、平面視略円形である。
れている。真空排気装置20は、真空容器10外に設置
されている。排気ノズル11と真空排気装置20の吸気
口とは、排気管21で連結されている。排気管21には
、開閉弁(図示省略)、排気抵抗可変弁(図示省Q)等
が設けられている。
放電ブロック30は、その形状がマイクロ波の進行方向
に対して断面積変化のない中空円筒であり、マイクロ波
不透過材、この場合、アルミニウム等の非磁性導電材料
で形成されている。放電ブロック30の外形寸法は、真
空容器10の頂部開放部の寸法よりも大きくなっている
。放電ブロック30は、その内部中空の細心を略垂直軸
とし、該内部中空を真空容器ioの頂部開放部を介し真
空容器10内に連通させて真空容器10の頂壁に気密に
構設されている。放電ブロック30の頂部には、その内
部中空の上端部を気密に封止してマイクロ波透過$40
が設けられている。マイクロ波透過窓40は。
る。つまり、真空容器10内、放電ブロック30の内部
中空及びマイクロ波透過窓40により外部から遮断され
た空間50が形成される。
させ、また、その下部を真空容器10外に突出させた状
態で真空容器10の底壁に気密を保持し設けられている
。真空容器10の底壁と試料台軸60とは、電気絶縁部
材70により電気的に絶縁されている。試料台軸60の
軸心は、略垂直軸となっている。
を有している。試料台61は、その試料設置面を略水平
面として試料台軸60の上端に設けられている。尚、試
料台−60と試料台61とは、一体に形成されていても
勿論良い。この場合、空間50の外には、バイアス用電
源である高周波電源80が設置されている。試料台軸6
0は、高周波電源80に接続されている。高周波電源8
0は、接地されている。
真空容器10は接地され、また、この場合、放電ブロッ
ク30も真空容器10を介して接地されている。
用も可能である。また、この場合、試料台61の内部に
は、冷媒流路(図示省略)が形成され、試料台軸60の
内部には、冷媒流路に連通して冷媒供給路(図示省aI
) 、冷媒排出路(図示省略)がそれぞれ形成されてい
る。冷媒供給装置(図示省略)が、空間50外に設置さ
れている。冷媒供給装置の冷媒供給口と試料台輪60の
冷媒供給路とは、冷媒供給管(図示省略)で連結されて
いる。試料台軸60の冷媒排出路には、冷媒排出管(図
示省略)の一端が連結され、その他端は、冷媒回収槽(
図示省W8)に連結若しくは大気開放されている。
置面、つまり、該試料設置面に半導体素子基板等の試料
90が設置された場合はその被処理面とは、この場合、
上下方向に対向した状態となり、それらの面は略平行状
態となる、尚、放電ブロック30の内部中空の細心、マ
イクロ波透過窓40の中心及び試料台61の試料設置面
、つまり、試料90の被処理面の中心がそれぞれ略一致
するように構成されることが望ましい。また、この場合
、放電ブロック30の内部中空の形状は、放電ブロック
30の高さ方向で途中部から下端部にかけてテーパ状に
拡大した形状となっている。これは、放電ブロック30
の内部中空の大きさが、試料90の被処理面のそれより
もかさいためである。尚、放電ブロック30の内部中空
の大きさが、試料90の被処理面のそれよりも大きい場
合には、放電ブロック30の内部中空の形状を上記のよ
うにテーパ状に拡大した形状となす必要は無く、放電ブ
ロック30の高さ方向で上端部から下端部まで略同−と
しても良い。
00が形成されている。処理ガス源101が、空間50
の外に設置されている。処理ガスゲン101とガス供給
路100の一端とは、ガス供給管102で連結されてい
る。ガス供給管102には、開閉弁(図示省略)、ガス
流量制御器(図示省略)等が設けられている。ガス供給
路100の他端は、放電ブロック30の高さ方向の上端
部から途中部との間で放電ブロック30の内部中空に開
口させられている。
0を内部に含んだ状態で導波管110が配設されている
。導波管110は、真空容器10で終端している。導波
管110の形状は、この場合、略円筒形である。導波管
110の閉止端壁である頂壁と放電ブロック30の上端
部面(マイクロ波透過窓40の上面)との間には、所定
の高さ(間隔)を有する空間120が形成されている。
の上面と対向する部分には、開口が形成されている。尚
、該開口は、上記の位置に必ずしも設けられる必要はな
い。空間50.120の外には、マイクロ波を発振する
手段であるマグネトロン130が設けられている。マグ
ネトロン130と導波管110とは、導波管III、1
12で連結されている。導波管111,112内は、導
波管110の頂壁の開口を介して空間120と連通状態
にある。ここで、導波管111は、矩形・円形直角変換
用の導波管であり、また、導波管112は、矩形の導波
管である。尚、マグネトロン130と導波管110とは
、その他のマイクロ波伝播手段、例えば、同軸ケーブル
等で連結されていても良い。
る手段である空心コイル140,141が、高さ方向に
、この場合、2段環装されている。更に、この場合、空
心コイル140は空間120に、また、空心コイル14
1は放電ブロック30の外周側面に略対応させられてい
る。空心コイル140,141は、ON−〇FF手段(
図示省略)や通電量謂節手段(図示省略)等をそれぞれ
介して電源(図示省略)に接続されている。
W20を作動することで、空間50は減圧排気される。
ガス供給路100を介して処理ガス源101から放電ブ
ロック30の内部中空に所定流量で所定のエツチング用
ガスが導入される。つまり、空間50には、エツチング
用ガスが導入される。空間50に導入されたエツチング
用ガスの一部は、排気抵抗可変弁の弁開度調節により真
空排気装置20により排気され、これにより、空間50
の圧力は、所定のエツチング処理圧力に調節される。
0が、この場合、1個真空容器10内に搬入される。真
空容器10内に搬入された試料90は、搬送手段から試
料台61に渡される。試料90を渡した搬送手段は、試
料90の処理を阻害しない場所に退避させられる。試料
台61に渡された試料90は、試料台90の試料設置面
に被処理面上向き姿勢にて設置される。また、空心コイ
ル140,141が作動され放電ブロック30の内部中
空には、磁界が印加される。
.45GHzのマイクロ波が発振される。発振されたマ
イクロ波は、導波管112を介し導波管111で矩形モ
ードから円形モードに直角変換された後に導波管110
に導かれ、更に、マイクロ波透過窓40のみを通して放
電ブロック30内に伝播されて行く、空心コイル140
,141による磁界とマイクロ波電界との相乗作用によ
り放電ブロック30内のエツチング用ガスは、プラズマ
化される。生成されたプラズマ中の荷電粒子は、放電ブ
ロック30内の強い磁場作用により磁場と直角方向への
拡散が抑制され、磁場の弱い真空容器10内側へ急速に
拡散して行き、試料台61に設置された試料90の被処
理面上を覆う。これにより、試料の被処理面は該プラズ
マにより所定エツチング処理される。更に、このとき、
高周波電源80から試料台61に高周波バイアス電圧を
印加することで、プラズマ中の+イオン種は、高周波バ
イアスの負の周期に試料90へ吸引されてその被処理面
に入射させられ、イオンエツチングを行なうことができ
る。また、試料台61の内部の冷媒流路には、冷媒供給
装置から冷媒供給管、冷媒供給路を介して所定の冷媒(
冷却水や0℃未満の温度の冷媒等)が供給される。冷媒
流路を流通した冷媒は、冷媒排出路、冷媒排出管を経て
冷媒回収槽に回収若しくは大気排出される。
。
で形成された放電ブロックを設けているため、マグネト
ロンから発振され導波管を伝播してきたマイクロ波は、
放電ブロックのマイクロ波透過窓からしか放電ブロック
内には導入されない。
導入されるものに比べて、試料の被処理面に対応するプ
ラズマ密度分布の均一性を大幅に向上でき、従って、試
料の被処理面内で処理の均一性を向上させることができ
る。
め、空心コイルにより発生される磁界であって放電ブロ
ックの内部中空、つまり、プラズマ生成領域に印加され
る磁界の強度1分布状態を放電ブロックにより弱められ
たり乱されたりしないため、マイクロ波電界と磁界との
相乗作用を極めて効率的に得ることができる。このため
、試料の被処理面に対応するプラズマ密度の低下を防ぐ
ことができ試料の被処理面内でのエツチング処理速度の
低下を防止できる。これに加えて放電ブロックを非磁性
導電材料で形成しているため、プラズマ生成領域に印加
される磁界、の強度がより強まり、マイクロ波電界と磁
界との相乗作用を、より増強できる。このため、試料の
被処理面に対応するプラズマ密度をより高めることがで
き試料の被処理面内でのエツチング処理速度をより向上
させることができる。尚、プラズマ生成に磁界を用いず
マイクロ波電界のみを用いるタイプの無磁場型のマイク
ロ波プラズマエツチング装置にあっては。
する必要は無く、導電性材料で形成すれば充分である。
形状となっているため、プラズマの横方向への拡散が容
易に実施され、その分、大面積のプラズマが得ら九、大
口径試料の被処理面内内外周のエツチング処理の均一化
を図ることができる。
上させることができる共に、バイアス印加によりイオン
エツチングを行なうことができエツチング処理速度を向
上させることができる。
処理面からマイクロ波透過窓40の内面までの距離は、
放電ブロックの内部中空での放電状態をより安定化させ
るために該内部中空の管内波長の少なくとも1/2とす
るのが望ましい。これにより、試料の被処理面内でエツ
チング処理の均一性をより安定して向上させることがで
きる。
。
エツチング装置の要部縦断面構成図である。
110の頂壁内面との間隔りが調節可能に構成されてい
る。例えば、装置組み立て時や装置使用時等において、
導波管110若しくは放電ブロック30を上下方向に移
動させる手段(図示省W8)により導波管110若しく
は放電ブロック30を上下方向に移動させることで、間
隔りが調節される。尚、第2図で、その他第1図と同一
部品、装置等は同一符号で示し、説明を省略する。
連結部より拡大しその後マイクロ波透過窓40で縮小す
る形状により間隔りを調節することで、マイクロ波のイ
ンピーダンスマツチングが可能であり、プラズマ等の負
荷からのマイクロ波の反射波を零にすることができる。
の半球状の放電管を用いたものに比べ数倍上昇している
と考えられる。これは、マイクロ波の反射波を零にでき
ることで、マイクロ波が効率良くプラズマに吸収される
ようになるためである。
に、試料台61に定パワー特性の高周波電源を印加して
その時の出力電圧を見たもので、電源出力パワー(P)
と出力電圧(E)との関係を本実施例(A)、従来技術
(B)比較して示したものである。第3図は、出力電圧
がtJlさい程放電インピーダンスが小さい、即ち、プ
ラズマ密度が高いことを示している。
次のような効果が得られる。
大幅に向上できる。
加速エネルギを低く押えることができ、低ダメージのエ
ツチング処理が行なえる。
との間隔りは、ガス種、処理圧力等処理条件により調節
することが望ましいが、しかしなから、該間隔りを予備
実験等により予め設定し、該設定された間隔りでもって
装置設計を行ない製作するようにしても良い。
エツチング装置の要部縦断面構成図である。
、導波管110′がテーパ状に拡大した導波管である点
と、放電ブロック30′の外周側面が導波管110′の
内周面形状に沿ってテーパ状になっている点(但し、円
筒内径部の形状は第1図と同)である。導波管110′
は、導波管111の連結端部から放電ブロック30′に
向かってテーパ状に拡大した形状となっている。また、
上段に配置された空心コイル140′は、下段に配置さ
れた空心コイル141よりも内径を小さくしてコイル巻
数を増やしたもので、放電部に加える磁場強度の分布(
マイクロ波導入方向が強く、真空容器10側に向かうに
したがって徐々に弱くなる)に適合させたものである。
符号で示し説明を省略する。
効果が得られる。
バ状形状にしたことで、上段に配置された空心コイルの
コイル巻数を増加でき最大磁場発生用のコイル電源(図
示省略)を小さくできる。
エツチング装置の要部縦断面構成図である。
、補正磁界印加用の空心コイル142が試料台61の試
料設置面の反対側で試料台軸60に環装されている点で
ある。空心コイル142は、放電ブロック30内へ磁場
を印加する空心コイル140,141によって発生する
試料90の被処理面近傍の磁界を補正するものである。
符号で示し、説明を省略する。
図で上からした方向へ向かっているとき、空心コイル1
42の磁束の向きを図で上方向に向けると、試料90の
被処理面近傍の合成磁界方向は試料90の被処理面の外
周方向を向き、空心コイル142の磁束の向きを逆に下
向きにすると合成磁界は、試料90の被処理面の中央部
へ集まろうとする。生成されるプラズマは、磁束の流れ
方向に拡散し易い性質があるため、補正磁界の方向1強
さを調節することで、プラズマ密度、プラズマの拡散状
態を補正することができ、試料の処理速度、均一性を補
正することができる。
で、本発明の一実施例を示す第1図と同一部品、装置等
は同一符号で示し説明を省略する。
あり、上記第4の実施例での空心コイルと同様な作用、
効果を奏するものである。空心コイル142′は、試料
台61の試料設置面の反対側で真空容器10外、つまり
、大気中に設けられている。このため、上記第4の実施
例での空心コイルに比べて放熱や真空封止、メンテナン
スの面で優れた特性を有する。
装置等は同一符号で示し説明を省略する。
10と導波管111との間に設けられている。つまり、
円偏波変換素子150の一端は、R波管111の出口端
に連結され、他端は、導波管110に連結されている。
導波管モードに変換されたマイクロ波(TE□、モード
)は、円偏波変換素子150で直線偏波から円偏波に変
換されて次段の導波管110へ伝播され、更にマイクロ
波透過窓40を通して放電ブロック30内へ伝播される
。
換素子を用いることにより、放電ブロック内でのプラズ
マの生成密度を上記一実施例でのそれに比べて数倍向上
でき、これにより試料の処理速度を更に向上できる効果
がある。
6の実施例では、円偏波を用いる例を説明したが、この
他に、例えば、マグネトロンをパルス放電させることも
有効である。
マエツチング装置への適用を例に採り説明したが、この
他に、有磁場型のマイクロ波CVD装置や、また、無磁
場型のマイクロ波プラズマエツチング装置(含むアッシ
ング装置)、CVD装置にも同様に適用できることはい
うまでもない。
場合、成膜の均一性が向上し、また、その成膜速度を向
上させることができる。
れ内部にプラズマ生成領域を有する放電手段を導波管部
に有するマイクロ波プラズマ処理装置を用いて試料を処
理する際に、試料の被処理面に対応するプラズマ密度分
布の均一性を大幅に向上できこれを利用して処理される
試料の被処理面内での処理の均一性を向上できる効果が
ある。
での処理の均一性を向上できる効果と共に、試料の被処
理面に入射するイオンを加速でき、また、プラズマ密度
を高めることができるので。
での処理の均一性を向上できる効果と共に、プラズマ密
度を高めることができるので、試料に対するイオンの加
速エネルギを低く押えることができ低ダメージで処理速
度を向上できる効果がある。
チング装置の要部縦断面構成図、第2図は、本発明の第
2の実施例のマイクロ波プラズマエツチング装置の要部
縦断面構成図、第3図は。 同じ〈従来技術との比較を示す電源出力パワーと出力電
圧との関係模式図、第4図乃至第7図は。 本発明の第3乃至第6の実施例のマイクロ波プラズマエ
ツチング装置の要部縦断面構成図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、マイクロ波伝播用の導波管とは隔離され内部にプラ
ズマ生成領域を有する放電手段を前記導波管部に有し、
前記プラズマを利用して試料を処理する装置において、
前記放電手段の前記マイクロ波の進行方向と対応する部
分をマイクロ波透過材で形成し、その他の部分をマイク
ロ波不透過材で形成したことを特徴とするマイクロ波プ
ラズマ処理装置。 2、前記放電手段の前記その他の部分を導電材料で形成
した第1請求項に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。 3、前記放電手段の前記その他の部分を非磁性導電材料
で形成した第1請求項に記載のマイクロ波プラズマ処理
装置。 4、マイクロ波伝播用の導波管とは隔離され内部にプラ
ズマ生成領域を有する放電手段を前記導波管部に有し、
前記プラズマを利用して試料を処理する装置において、
前記放電手段の前記マイクロ波の進行方向と対応する部
分をマイクロ波透過材で形成し、その他の部分をマイク
ロ波不透過材で形成し、前記試料が設置される試料台に
バイアス用電源を接続したことを特徴とするマイクロ波
プラズマ処理装置。 5、マイクロ波伝播用の導波管とは隔離され内部にプラ
ズマ生成領域を有する放電手段を前記導波管部に有し、
前記プラズマを利用して試料を処理する装置において、
前記放電手段の前記マイクロ波の進行方向と対応する部
分をマイクロ波透過材で形成し、その他の部分をマイク
ロ波不透過材で形成し、前記導波管の内部空間を前記マ
イクロ波のインピーダンスマッチングが可能な空間とし
たことを特徴とするマイクロ波プラズマ処理装置。 6、前記導波管の内部空間の形状を、前記マイクロ波の
伝播導入部より拡大しその後前記放電手段の前記マイク
ロ波の進行方向と対応する部分で縮小する形状とした第
5請求項に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。 7、前記導波管の内部空間の前記マイクロ波の進行方向
の間隔を、該マイクロ波のインピーダンスマッチングが
可能な間隔とした第6請求項に記載のマイクロ波プラズ
マ処理装置。 8、前記導波管の形状を略円筒形とし、前記放電手段を
形状が中空円筒で該中空部にマイクロ波透過窓が気密に
設けられ、かつ、導電材料で形成された放電ブロックと
し、該放電ブロックの前記マイクロ波の進行方向と対応
する面と該面と対向し他の導波管が連結される前記導波
管の内面との間隔を前記マイクロ波のインピーダンスマ
ッチングが可能な間隔とした第7請求項に記載のマイク
ロ波プラズマ処理装置。 9、前記導波管の形状を前記マイクロ波の進行方向にテ
ーパ状に拡大した形状とし、前記放電手段を形状が前記
導波管の形状に略合った中空円錐台形で該中空部にマイ
クロ波透過窓が気密に設けられ、かつ、導電材料で形成
された放電ブロックとし、該放電ブロックの前記マイク
ロ波の進行方向と対応する面と該面と対向し他の導波管
が連結される前記導波管の内面との間隔を前記マイクロ
波のインピーダンスマッチングが可能な間隔とした第7
請求項に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。 10、前記放電ブロックを非磁性導電材料で形成し、か
つ、該放電ブロックの中空部に印加される磁界を発生す
る手段を前記導波管のテーパ状外周面に対応して設けた
第9請求項に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。 11、マイクロ波伝播用の導波管とは隔離され内部にプ
ラズマ生成領域を有する放電手段を前記導波管部に有し
、前記プラズマを利用して試料を処理する装置において
、前記放電手段の前記マイクロ波の進行方向と対応する
部分をマイクロ波透過材で形成し、その他の部分をマイ
クロ波不透過材で形成し、少なくとも前記放電手段のプ
ラズマ生成領域に印加される磁界を発生する手段を設け
、前記試料の被処理面近傍の磁界を補正する手段を設け
たことを特徴とするマイクロ波プラズマ処理装置。 12、前記磁界補正手段を、前記試料の被処理面とは反
対側で、かつ、真空中に設けた第11請求項に記載のマ
イクロ波プラズマ処理装置。 13、前記磁界補正手段を、前記試料の被処理面とは反
対側で、かつ、大気中に設けた第11請求項に記載のマ
イクロ波プラズマ処理装置。 14、マイクロ波伝播用の導波管とは隔離され内部にプ
ラズマ生成領域を有する放電手段を前記導波管部に有し
、前記プラズマを利用して試料を処理する装置において
、前記放電手段の前記マイクロ波の進行方向と対応する
部分をマイクロ波透過材で形成し、その他の部分をマイ
クロ波不透過材で形成し、前記マイクロ波を円偏波に変
換して前記導波管へ伝播させる手段を設けたことを特徴
とするマイクロ波プラズマ処理装置。 15、前記マイクロ波を直線偏波から円偏波に変換して
前記導波管へ伝播させる手段を設けた第14請求項に記
載のマイクロ波プラズマ処理装置。 16、前記マイクロ波変換手段として円偏波変換素子を
用い、該円偏波変換素子を介して矩形・円形直角変換用
の導波管と前記放電手段を有する前記導波管とを連結し
た第15請求項に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。 17、マイクロ波を発振する手段と、該マイクロ波を伝
播する手段と、該手段が連結される閉止端壁を有する略
円筒形の導波管と、マイクロ波不透過材製の中空円筒形
で該中空部にマイクロ波透過窓が設けられ該マイクロ波
透過窓が設けられた面と前記閉止端壁との間で空間を形
成して前記導波管内に設けられた放電手段と、試料設置
面を前記中空部に対応して有する試料台と、前記中空部
に連通し前記試料台が設けられる空間を減圧排気する手
段と、前記減圧空間に処理ガスを供給する手段とを備え
たことを特徴とするマイクロ波プラズマ処理装置。 18、前記放電手段に、導電材料で中空円筒形に形成し
た放電ブロックを用いた第17請求項に記載のマイクロ
波プラズマ処理装置。 19、少なくとも前記中空部に印加される磁界を発生す
る手段を有し、前記放電手段に非磁性導電材料で中空円
筒形に形成した放電ブロックを用いた第17請求項に記
載のマイクロ波プラズマ処理装置。 20、前記放電ブロックのマイクロ波透過窓が設けられ
た面と前記導波管の閉止端壁との間をインピーダンスマ
ッチングが可能な間隔とした第18請求項若しくは第1
9請求項に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。 21、前記試料台の試料設置面に設置された試料の被処
理面近傍の磁界を補正する手段を有した第19請求項に
記載のマイクロ波プラズマ処理装置。 22、前記マイクロ波を伝播する手段と前記導波管とを
、前記マイクロ波を同偏波に変換して前記導波管へ伝播
させる手段を介して連結した第18請求項若しくは第1
9請求項に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
Priority Applications (9)
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---|---|---|---|
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DE69123808T DE69123808T2 (de) | 1990-09-26 | 1991-09-24 | Verfahren und Gerät zur Bearbeitung mittels Mikrowellenplasma |
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US08/029,241 US5804033A (en) | 1990-09-26 | 1993-03-10 | Microwave plasma processing method and apparatus |
US08/443,437 US5520771A (en) | 1990-09-26 | 1995-05-18 | Microwave plasma processing apparatus |
US08/443,438 US5914051A (en) | 1990-09-26 | 1995-05-18 | Microwave plasma processing method and apparatus |
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JP (1) | JP2613313B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001085399A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-30 | Hitachi Ltd | プラズマ処理装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0197399A (ja) * | 1987-04-27 | 1989-04-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | プラズマ処理方法および装置並びにプラズマ処理装置用モード変換器 |
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JPH0217636A (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-22 | Hitachi Ltd | ドライエッチング装置 |
-
1990
- 1990-09-26 JP JP2254162A patent/JP2613313B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001085399A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-30 | Hitachi Ltd | プラズマ処理装置 |
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JP2613313B2 (ja) | 1997-05-28 |
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