JPH0413316A - 等化器の制御処理方式 - Google Patents

等化器の制御処理方式

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JPH0413316A
JPH0413316A JP11547790A JP11547790A JPH0413316A JP H0413316 A JPH0413316 A JP H0413316A JP 11547790 A JP11547790 A JP 11547790A JP 11547790 A JP11547790 A JP 11547790A JP H0413316 A JPH0413316 A JP H0413316A
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JP
Japan
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signal
value
equalizer
data
equalization
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Pending
Application number
JP11547790A
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English (en)
Inventor
Takashi Kimoto
木本 隆
Kazuo Asakawa
浅川 和雄
Kazuo Kawabata
和生 川端
Yasuyuki Oishi
泰之 大石
Eisuke Fukuda
英輔 福田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to US07/691,871 priority patent/US5272723A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 信号データの等化処理を実行する等化器の制御処理方式
に関し、 動的に変化する信号系からの信号データの等化処理を高
精度なものにすることを目的とし、等化器の等化係数値
を信号系の歪特性値に対応させて複数組用意して管理す
る管理装置と、信号データの時系列データを保持してい
くことで、該信号データに含まれる検査データを保持す
る記憶手段と、記憶手段の保持データを入力信号として
、内部状態値の割り付けられるネットワーク構造に従っ
て出力信号を算出して出力する構造手段とを有し、かつ
、構造手段の内部状態値として、記憶手段が検査データ
を保持するときに、構造手段から検査データのデータ状
態をもたらす歪特性値が出力されることになる値が設定
されるよう構成されることで、信号系の歪特性値を測定
する測定装置とを備え、測定装置により測定される歪特
性値に従って管理装置の管理する等化係数値の1組を選
択して、この選択する等化係数値に従って等化器の等化
処理を制御するよう構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、信号データの等化処理を実行する等化器を制
御するための等化器の制御処理方式に関し、特に、動的
に変化する信号系からの信号データの等化処理を高精度
に実行できるようにする等化器の制御処理方式に関する
ものである。
近年の情報化社会の発展に伴い、国内外で無線や有線の
通信網の整備が行われ、通信技術を用いた情報交換が社
会の重要な基盤になってきている。
これにより、従来のTV放送やラジオ放送や電話による
通話等といったものに加えて、企業間の取引情報や銀行
のオンライン情報といったような極めて社会的に影響度
の大きいものも通信網を用いて伝送されるようになって
きている。このような重要な情報の通信需要の増加に伴
い、今まで以上に、伝送路の特性により受ける誤りを少
なくするような正確な伝送技術を確立していく必要性が
迫られてきており、これに対応して、高精度の等化処理
を実行する等化器の開発が叫ばれるようになっている。
〔従来の技術〕
従来の等化器は、第14図に示すように、等化処理の対
象となる信号データの時系列データを保持するタップ付
き遅延線と、そのタップ付き遅延線の保持データに重み
係数値を乗じるとともに、その乗算値を合成して出力す
るトランスバーサル型フィルタとを備えることで、入力
されてくる信号データの等化処理を実行するよう処理し
ていた。
そして、この構成にあって、信号データの等化を実現す
る重み係数値が固定的なものとして設定されるよう構成
されていた。
〔発明が解決しようとする課題] このような従来技術では、伝送路等の信号系の歪み特性
が安定なものである場合には、その信号系に適合したト
ランスバーサル型フィルタの重み係数値を設定すること
で高精度の等化処理を実行できることから大きな問題は
なかったものの、次世代移動通信システムとして盛んに
研究されているディジタル通信のように、伝送路の歪み
特性が時間とともに変化していく場合には、重み係数値
の整合性が悪くなることで高精度の等化処理を実行でき
なくなるという問題点があった。しかも、トランスバー
サル型フィルタに従う従来の等化器では、線形歪みしか
等化できないことから、この点からも高精度の等化処理
を実行できないという問題点があったのである。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、動
的に変化する信号系からの信号データの等化処理を高精
度で実行できるようにする新たな等化器の制御処理方式
の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理構成図である。
図中、10は等化対象となる信号データを送出する信号
系、20は等化器、30は等化係数値管理設定装置、4
0は信号系特性測定装置、50は学習処理装置、60は
学習信号格納装置である。
等化器20は、例えば従来のトランスバーサル型フィル
タにより構成されて、重み値係数値等のような等化係数
値により規定される等化処理に従って信号系10から送
られてくる信号データの等化処理を実行するよう処理す
る。この等化器20は、信号系10から送出されてくる
信号データの時系列データを保持する記憶手段21と、
この記憶手段21の保持する信号データを入力として、
複数の処理ユニットのネットワーク構造により構成され
、等化係数値が該処理ユニット間の内部結合に割り付け
られて、該割り付けられる等化係数値に従って内部結合
先に出力する信号値が変調されることで等化処理を実行
するネットワーク構造手段22とから構成されることが
ある。
等化係数値管理設定装置30は、等化係数値管理装置3
1と等化係数値設定装置32とを備える。
この等化係数値管理装置31は、等化器20の等化処理
を規定する等化係数値を信号系10の持つ信号歪特性値
に対応させて複数組用意して管理するよう処理し、等化
係数値設定装置32は、信号系特性測定装置40により
測定される信号系10の信号歪特性値に従って、等化係
数値管理装置31の管理する等化係数値の内の1組を選
択して等化器20に設定するよう処理する。
信号系特性測定装置40は、記憶手段41と、ネットワ
ーク構造手段42と、内部状態値格納手段43とを備え
る。
記憶手段41は、信号系10から送出されてくる信号デ
ータの時系列データを保持していくよう処理する。
ネットワーク構造手段42は、記憶手段41の保持する
信号データを入力信号として、内部状態値の割り付けら
れるネットワーク構造のデータ変換機能に従って、該人
力信号に対応する出力信号を算出して出力することで、
信号系10の持つ信号歪特性値を測定して出力するよう
処理する。このネットワーク構造手段42は、信号系1
0の持つ信号歪特性値を測定して出力するものであるこ
とから、信号歪特性値の種類分の出力信号を出力する構
成を採るものであって、例えば、単一のネットワーク構
造でもって実現する場合には、そのネットワーク構造か
らすべての種類の信号歪特性値に対応する出力信号を出
力することになり、また、例えば、信号歪特性値の種類
数分のネットワーク構造(種別や構造が異なってもよい
)でもって実現する場合には、各ネットワーク構造から
割り付けられた種類の信号歪特性値に対応する出力信号
を出力することになる。なお、このように、ネットワー
ク構造手段42が複数構成をとるときには、記憶手段4
1は、ネットワーク構造手段42に対応付けて備えるよ
うにしてもよいし、共通的に備えるようにしてもよい。
そして、このネットワーク構造手段42は、更に、同一
種類の信号歪特性値を測定するものについて複数で構成
(ネットワーク構造の種別や構造が異なってもよい)さ
れて、夫々のネットワーク構造手段42に測定対象の信
号歪特性値のゾーンが割り付けられて、その割り付けら
れたゾーンの信号歪特性値を出力レンジの範囲内で拡大
して測定していくことで、高精度の測定を実現するとい
う構成が採られることがある。ここで、この構成を採る
ときには、担当外のゾーンの割り付けられたネットワー
ク構造手段42は、例えば最大値等のような担当外であ
ることを表示する値を出力していくよう構成されるとと
もに、信号歪特性値を表示している出力値を選択して出
力する選択手段が備えられる構成が採られることになる
内部状態値格納手段43は、ネットワーク構造手段42
のネットワーク構造に割り付けられる内部状態値を格納
するよう処理する。この内部状態値は、例えば、ネット
ワーク構造を構成する処理ユニット間の内部結合に割り
付けられて内部結合先に出力される信号値を変調するこ
とで、ネットワーク構造手段42のデータ変換機能を調
整することになる。
学習処理装置50は、所定のアルゴリズムに従って、学
習用の入力信号群の提示に応じて出力されるネットワー
ク構造手段42からの出力信号群が所望の教師信号群と
なるようにネットワーク構造手段42の内部状態値を学
習して、その学習値を内部状態値格納手段43に登録す
るよう処理する。ここで、学習処理装置50は、この学
習を実行するにあたって、必ずしも信号系特性測定装置
40のネットワーク構造手段42を用いる必要はなく、
例えば計算機上に構築されるネットワーク構造手段42
のシミュレータを用いるようにしてもよい。
学習信号格納装置60は、信号系10から出力される特
定の検査データを学習処理装置50の用いる学習用の入
力信号群として格納するとともに、その検査データをも
たらす信号系10の信号歪特性値を学習処理装置50の
用いる学習用の教師信号群として格納するよう処理する
ものである。このとき用いられる検査データの前に位置
する信号のデータ状態は、検査データのデータ状態の安
定を図るために、例えば「0」というように特定のもの
に規定されることが好ましい。
〔作用〕
本発明では、等化器20の起動処理に先立って、先ず最
初に、オペレータは、所定の入力検査データを測定対象
の信号系10に入力することを想定するとともに、信号
系10がその入力検査データに与える種々の信号歪特性
値(例えば、振幅歪みや遅延歪みや位相歪み等)を想定
して、その想定した信号歪特性値により歪ませられるこ
とで出力される信号系10からの入力検査データの出力
情報(検査データ)を収集する。この収集処理は、例え
ば、信号系10の数学的モデルを構築して、その構築し
た数学的モデルを利用して計算機シミュレーションによ
り実行されることになる。そして、オペレータは、その
収集した検査データ情報を学習処理装置50が用いる学
習用の入力信号として学習信号格納装置60に登録する
とともに、そのときに想定した対応の信号歪特性値を学
習処理装置50が用いる学習用の教師信号として学習信
号格納装置60に登録する。
学習信号格納装置60に学習信号を格納すると、次に、
オペレータは、学習処理装置50を起動する。起動され
ると、学習処理袋N50は、登録された学習信号格納装
置60の学習信号を用いてネットワーク構造手段42の
内部状態値の学習値を求めて、その学習値を内部状態値
格納手段43に格納する。この学習処理により求められ
る内部状態値は、信号系10から検査データの信号が入
力されてくると、ネットワーク構造手段42がその検査
データをもたらした信号歪特性値を出力するよう動作す
る特性を持つものである。
内部状態値格納手段43への内部状態値の設定処理が完
了すると、オペレータは、等化器20、等化係数値管理
設定装置30及び信号系特性測定装置40を起動する。
起動されると、信号系特性測定装置40の記憶手段41
は、信号系10から送出されてくる信号データの時系列
データを保持していくよう動作する。学習信号の収集に
用いた入力検査データを例えば周期的に信号系10に人
力していくよう構成することで、このようにして送出さ
れてくる信号データに、学習用に用いた検査データを周
期的に含ませる構成を採ることができる。これから、記
憶手段41は、学習用に用いた検査データを例えば周期
的に保持するよう処理する。この保持動作を受けて、ネ
ットワーク構造手段42は、信号系10の持つ信号歪特
性値を出力していくよう動作することになる。
このネットワーク構造手段42からの出力信号を受けて
、等化係数値設定装置32は、等化器20の出力信号か
ら抽出されるクロック信号に従って記憶手段41が検査
データを保持することを検出すると、ネットワーク構造
手段42の出力する信号歪特性値をサンプリングする。
そして、等化係数値管理装置31からこのサンプリング
された信号歪特性値に対応する等化係数値を読み出して
等化器20に設定する処理を行う。
二のようにして、信号系10の持つ歪み特性に適合した
等化係数値を受は取ると、等化器20は、その等化係数
値に従って等化処理を実行することで、信号系10から
送出されてくる信号データの本来のデータ状態を復元し
て出力していくよう処理することになる。
このように、本発明では、信号系特性測定装置40を備
えることで信号系10の持つ信号歪特性値をリアルタイ
ムで測定するとともに、予め適切な等化処理を実現する
等化係数値を信号歪特性値と対応付けて管理する構成を
採って、その信号系特性測定装置40により測定される
信号歪特性値に従って適切な等化処理を実行する等化係
数値を特定して等化処理を実行するよう構成するもので
あることから、信号系10の歪み特性が動的に変化する
ようなことがあっても、信号系10から送出されてくる
信号データを高精度でもって等化できるようになるので
ある。
そして、等化器20を記憶手段21及びネットワーク構
造手段22でもって構成して等化処理を実行するように
すれば、ネットワーク構造手段22の実行する非線形な
処理に従って、信号系10の持つ非線形な歪みに対して
も高精度でもって等化できるようになるのである。
〔実施例〕
以下、伝送路から送出されてくる信号データの等化処理
を実行する等化器に対して適用した実施例に従って本発
明の詳細な説明する。
第2図に、本発明の一実施例を図示する。図中、第1図
で説明したものと同しものについては同一の記号で示し
である。
70は復調器であって、伝送路から送出されてくる信号
データの復調処理を実行するものである。
この復調器70は、復調処理の実行のために、伝送路か
ら送出されてくる信号データをその搬送周波数でもって
帯域制限するバンドパスフィルタ71と、バンドパスフ
ィルタ71の出力信号をゼロ値よりも大きい場合には+
Hlレベルに増幅するとともに、ゼロ値よりも小さい場
合には−Hlレヘレベ増幅するリミッタ72と、リミッ
タ72の出力信号を遅延検波することで直交変調された
■チャネルの信号とQチャネルの信号とを復調する遅延
検波器73と、遅延検波器73により復調されたIチャ
ネルの信号の高調波成分を取り除くローパスフィルタ7
4と、ローパスフィルタ74の出力信号をディジタル信
号に変換するA/Dコンバータ75と、遅延検波器73
により復調されたQチャネルの信号の高調波成分を取り
除くローパスフィルタ76と、ローパスフィルタ76の
出力信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ
77とから構成されることになる。
20aは階層ネットワーク構成等化器であって、復調器
70により復調される■チャネル信号の等化処理を実行
するIチャネル用の階層ネットワーク構成等化器23と
、復調器70により復調されるQチャネル信号の等化処
理を実行するQチャネル用の階層ネットワーク構成等化
器24とを備えるものである。この階層ネットワーク構
成等化器23.24は、第3図に示すように、復調され
たI/Qチャネル信号を遅延しつつ保持していくタップ
付き遅延線231,241と、このタップ付き遅延線2
31,241の保持データを入力として、階層ネットワ
ーク構造に従って等化処理を実行する階層ネットワーク
構成等化手段232,242とにより構成される。
41aはタップ付き遅延線であって、■チャネル側のA
/Dコンバータ75の出力を遅延しつつ保持していくよ
う処理するもの、42aはタップ付き遅延線41aの保
持データを入力とする階層ネットワーク構成データ変換
手段であって、階層ネットワーク構造に従ってデータ変
換処理を実行することで、伝送路の歪みの特性を測定し
て出力するよう処理するものである。ここで、この実施
例では、測定対象とする伝送路の歪みの特性値を2種類
で想定して、この2種類の歪みの特性値を2ユニツト構
成の階層ネットワーク構成データ変換手段42aで測定
する方式を採用しているので、階層ネットワーク構成デ
ータ変換手段42aの各ユニットの出力は一出力形式の
もので図示してあ80はクロック抽出器であって、階層
ネットワーク構成等化器23から出力される等化された
Iチャネル信号から、伝送されてくるパケット信号に挿
入されている検査データの検出のために必要となるフレ
ーム同期クロック及びビット同期クロックを抽出して、
等化係数値設定装置32に出力するよう処理するもので
ある。
第4図に、この階層ネットワーク構成データ変換手段4
2a及び階層ネットワーク構成等化手段232.242
を構成することになる基本ユニット1の基本構成を図示
する。この図に示すように、基本ユニット1は、多大カ
ー出力系となっており、複数の入力に対し夫々の内部結
合の内部状態値を乗算する乗算処理部2と、それらの全
乗算結果を加算する累算処理部3と、この累算値に非線
型の閾値処理等の処理を施して一つの最終出力を出力す
る関数処理部4とを備えるよう構成される。
そして、階層ネットワーク構成データ変換手段42a及
び階層ネットワーク構成等化手段232゜242は、こ
のような構成をとる基本ユニット1と、入力信号値を分
配する入カニニット1゛とを構成単位にして、第5図に
示すように、複数個の入カユニッ)1’−hにより構成
される入力層と、1つ又は複数個の基本ユニット1−i
により構成されて1つ又は複数段設けられる中間層(こ
の実施例では1段)と、1つ又は複数の基本ユニットl
jにより構成される出力層(この実施例では1ユニツト
)とを備えるとともに、入カニニット1゛−hと基本ユ
ニット1−iとの間と、中間層の基本ユニットl−iの
相互間と、基本ユニットLiと基本ユニット1−jとの
間を相互に内部結合することで構成される階層ネットワ
ーク構造を持つよう構成される。
この実施例では、以下説明の便宜上、2ユニツト構成の
階層ネットワーク構成データ変換手段42aの各々のユ
ニットについては、入力層が7個の入カニニット1”−
りにより構成され、中間層が1段構成の15個の基本ユ
ニッ)1−iにより構成され、測定対象とする伝送路の
歪みの特性値が各々1種類であることを想定して出力層
が1個の基本ユニッ)1−jにより構成されるものとす
ることにする。そして、階層ネントワーク構成等化手段
232.242については、入力層が3個の入カニニッ
ト1’−hにより構成され、中間層が1段構成の3個の
基本ユニッ)1−iにより構成され、出力層が1個の基
本ユニッ)1−jにより構成されるものとすることにす
る。
このように構成される階層ネットワーク構成データ変換
手段42a及び階層ネットワーク構成等化手段232,
242は、階層ネットワーク構造とその階層ネットワー
ク構造の内部結合に割り付けられる内部状態値とにより
規定されるデータ変換機能に従って、入力されてくる入
力信号を対応の出力信号に変換する機能を発揮すること
になる。
この階層ネットワーク構成データ変換手段42a及び階
層ネットワーク構成等化手段232.242は、プログ
ラム手段、ハードウェア手段のいずれにより構成するこ
とも可能であるが、ハードウェア手段で構成する場合に
は、本出願人が出願した「特願昭63−216865号
(昭和63年8月31日出願、“ネットワーク構成デー
タ処理装置”)」で開示した構成のものを用いることが
可能である。
本発明を実現するためには、信号系特性測定装置40を
測定対象の伝送路の歪み特性を測定する装置として構築
する必要があり、また、階層ネットワーク構成等他罪2
0aを等化処理を実行する装置として構築する必要があ
る。
最初に、信号系特性測定装置40の構築処理について説
明する。
第1図で説明したように、信号系特性測定装置40を測
定対象の伝送路の歪み特性を測定できる装置として構築
するためには、先ず最初に、その伝送路から階層ネット
ワーク構成データ変換手段42aの内部状態値を学習す
るための学習信号を入手する必要がある。この学習信号
の入手は、例えば、伝送路の数学的モデルにより実現さ
れることになる。
ディジタル移動通信を例にして説明するならば、伝送路
はマルチパスでモデル化することが可能であって、例え
ば、第6図に示すように、送信側の変調器からの直接波
と、振幅歪みや遅延歪みや位相歪みを受けた反射波とが
復調器70に入力してくるというモデルでもって伝送路
をモデル化できることになる。すなわち、変調器からの
直交変調された変調波形が、 1 (t)cosωct+ Q (t)sinωctで
ある場合に、■チャネルには、 A (1(t −r)cos ωe(t−φ)+Q (
t−r)sin ω、(を−φ))但し、 A:振幅歪み τ:遅延歪み(0≦τ≦1に規格化) φ:位相歪み(0≦τ≦1に規格化) という反射波が加わるというモデルでもって伝送路をモ
デル化するのである。
このような伝送路のモデルを確立すると、オペレータは
、例えば送信側の変調器がroloJというIチャネル
の信号を測定対象の伝送路に人力することを想定して、
例えば計算機シミュレーション手法を用いて、この伝送
路モデルに従って歪まされてい<roloJの信号をシ
ミュレーションするとともに、復調器70の処理をシミ
ュレーションすることで、復調器70により復調される
この歪まされたro 10Jの復調信号を収集すること
で、r O,10Jの復調信号の内の「10」の復調信
号を収集する。この収集処理は、振幅歪みの大きさを規
定するAの値や、遅延歪みの大きさを規定するτΦ値や
、位相歪みの大きさを規定するφの値を種々に設定して
実行することになる。
ここで、roloJの復調信号の内の「10」の復調信
号を収集するようにしたのは、単に「10」の復調信号
を収集するようにすると、その前に位置する信号のビッ
ト状態によりその復調信号が安定したものにならないか
らである。
第7図に、計算機シミュレーション手法により収集され
たro 10Jの「10」の復調信号の一例を図示する
。ここで、第7図(a)の復調信号は、第6図の伝送路
のモデルにおいて種々の大きさの遅延歪み値τを想定し
、振幅歪み値Aについては“1.0”、位相歪み値φに
ついては“0″として行った例のものであり、また、第
7図(b)の復調信号は、第6図の伝送路のモデルにお
いて種々の大きさの振幅歪み値Aを想定し、遅延歪み値
τについては“0.8”、位相歪み値φについては“0
゛として行った例のものであって、反転形式〇rl 0
1Jで復調されることを想定している。
図中の右下軸はサンプリング時間、縦軸は信号の振幅を
表している。この復調信号が信号系特性測定装置40の
タップ付き遅延線41aに入力されることになるもので
あって、図に示すように、復調器70の出力を元の周期
の4倍の周期でオーバーサンプリングした7サンプリン
グ時刻分のデータがタップ付き遅延線41aに入力され
るようにしである。すなわち、7点でサンプリングした
「10」の復調信号がタップ付き遅延線41aに入力さ
れることになる。
オペレータは、このようにして収集した復調信号と、そ
の復調信号を生成するために用いた歪み値(この実施例
では、測定対象として遅延歪み及び振幅歪みを想定する
ことにするので遅延歪み値τΦ値と振幅歪み値Aの値)
とを、階層ネットワーク構成データ変換手段42aの内
部状態値を学習するための学習信号として、第1図で説
明した学習信号格納装置60に登録する。そして、オペ
レータは、続いて、第1図で説明した学習処理装置50
を起動する。
この学習処理装置50は、学習信号格納装置60に格納
される学習信号の復調信号をタップ付き遅延線41aに
人力したときに、階層ネットワーク構成データ変換手段
42aの一方のユニットの出力層の基本ユニットl−j
から、その復調信号に対応付けられる学習信号の遅延歪
み値τが出力され、他方のユニットの出力層の基本ユニ
ット1−jから、その復調信号に対応付けられる学習信
号の振幅歪み値Aが出力されることになるようにと、階
層ネットワーク構成データ変換手段42aの内部状態値
の学習を実行するものである。
学習処理装置50は、例えばバック・プロパゲーション
法によりこの学習処理を実行することになる。すなわち
、学習処理装置5oは、バック・プロパゲーション法に
従い、第5図に示すh層=i層−3層という3層構造の
階層ネットワーク構造を持ち、基本ユニット1の関数処
理部4がシグモイド関数による閾値処理を実行するもの
で説明するならば、学習用の久方信号(復調信号)が提
示されたときに出力される出力層がらの出力信号yPJ
と、その出力信号7pjのとるべき信号である学習用の
教師信号dpJ(遅延歪み値τ/振幅歪み値A)とが定
まると、先ず最初に、出方信号y9、と教師信号dpj
との差分値(d、、 )’pj)を算出し、次に、 αpj=3’pJ (1−Fp=)(dpJ3’pj)
を算出し、続いて、 AWJi(t) = t Σ(Xpa )’ pt +
 (AWJt(t  1)に従って、1層−j層間の内
部状態値wjiの更新量ΔWj4(t)を算出する。こ
こで、tは学習回数を表している。
続いて、算出したα、jを用いて、先ず最初に、βpt
 = )’ pt (1−3’ pt)Σαp=WJt
(t  1)を算出し、次に、 ΔW=t、(t)=εΣβprVい+ζΔW r h 
(t−1)に従って、h層−1層間の内部状態値W、あ
の更新量ΔWih(t>を算出する。そして、この算出
した更新量に従って次の更新サイクルのための内部状態
値 WJ、(t)  =W、1(t−1)+ΔW、、(t)
Wib(t)  −Wth(t  1)+ΔWth(t
)を決定していく方法を繰り返していくことで、学習信
号の復調信号をタップ付き遅延線41aに入力したとき
に、階層ネットワーク構成データ変換手段42aの出力
層の基本ユニット1−jから、その復調信号に対応付け
られる学習信号の遅延歪み値τ/振幅歪み値Aが出力さ
れることになる内部状態値を求めるのである。
オペレータは、この学習処理装置50が求めた内部状態
値の学習値を内部状!r4値格納手段43に登録してい
くことで、信号系特性測定装置4oの構築処理を完了す
る。
伝送路が与える遅延歪み値τ及び振幅歪み値Aを測定し
ていくようにするために、送信側の変調器は、学習用の
復調信号を生成するときに用いたlチャネルのro 1
0Jという信号を送信していく構成を採る。この信号の
送信処理は、変調器がこの信号を第8図に示すパケット
のトレーニングシーケンスの中に挿入していくことで実
現することができる。
構築された信号系特性測定装置4oは、この挿入処理に
従ってタップ付き遅延線41aに復調されるlチャネル
のro10J信号のrloj信号が保持されると、以下
の処理に従って伝送路の遅延歪み値τ及び振幅歪み値A
を測定して出方することになる。すなわち、階層ネット
ワーク構成データ変換手段42aの入方屡の7個の入カ
ニニット1°−hは、タップ付き遅延線+1aの保持す
る保持データを中間層の15個の基本ユニツ)1−4に
分配する。この入カニニット1’−hがらの信号値を受
は取ると、中間層の基本ユニッ)1−4は、最初にそれ
らの入力値と内部状態値格納手段43に格納されている
対応の内部状態値との乗算値を算出し、次にその算出値
の総和値を算出し、続いてその総和値に対して割り付け
られている関数変換処理を施すことで出力値を得て、そ
の出力値を出力層の1個の基本ユニッl−1−jに出力
する。この中間層の基本ユニット1−iからの信号値を
受は取ると、出力層の基本ユニットljは、同様に、最
初にそれらの入力値と内部状態値格納手段43に格納さ
れている対応の内部状態値との乗算値を算出し、次にそ
の算出値の総和値を算出し、続いてその総和値に対して
割り付けられている関数変換処理を施すことで出力値を
得て、その出力値を出力していく、この階層ネットワー
ク構成データ変換手段42aの一方のユニットからの出
力値は、学習された内部状態値が登録されていることに
対応して、測定対象の伝送路で与えられる遅延歪み値τ
を表示し、他方のユニ・ノドからの出力値は、測定対象
の伝送路で与えられる振幅歪み値Aを表示するのである
このようにして、タップ付き遅延線41aに復調される
■チャネルのro 10J信号の内の「10」信号が保
持される度毎に、階層ネットワーク構成データ変換手段
42aから測定対象の伝送路で与えられる遅延歪み値τ
/振幅歪み値Aが出力されていくことになるのである。
第9図に、このようにして構築されることになる信号系
特性測定装置40の有効性を検証するために起こったシ
ミュレーション結果を図示する。
ここで、第9図(a)は、遅延歪み値τについてのシミ
ュレーション結果であり、第9図(b)は、振幅歪み値
Aについてのシミュレーション結果である。
このシミュレーションでは、第6図に示した伝送路モデ
ルによる伝送歪み状態として、振幅歪み値Aの値を“0
.4”〜“1.0”の間で0.1”刻みに7点設定し、
遅延歪み値τの値を“0.4”〜“0.8″の間で”′
0.1”刻みに5点設定することで合計35種類を想定
する。そして、学習信号の生成のために計算機シミュレ
ーションで生成する上述のro10J信号の復調信号を
、この想定した各伝送歪み状態に対してそのrolo」
信号の前後の信号のビット状態を6種類想定することで
合計210点数生成して、その生成した210点のro
loJの「10」の復調信号を学習用の入力信号として
用いるとともに、その復調信号をもたらした遅延歪み値
τ/振幅歪み値への値を学習用の教師信号として用いて
、計算機上に構築された階層ネットブーク構成データ変
換手段+2aのシミュレータにより対応の内部状態値を
学習する。
次に、この内部状態値の学習値を計算機上に構築された
そのシミュレータに設定して、学習信号として生成した
210点の「10」の復調信号をそのシミュレータに入
力していくことで、階層ネ・ントワーク構成データ変換
手段42aから所望の遅延歪み値τ/振幅歪み値Aが出
力されるか否かを判断する。そして、続いて、学習用に
生成したものとは異なるr010J信号の前後の信号の
ビット状態を3種類想定することで、学習用に生成した
210点のものとは異なる105点の「010」信号の
復調信号を生成して、その生成した105点のrolo
Jの「10」の復調信号をシミュレータに入力していく
ことで、階層ネットワーク構成データ変換手段42aか
ら所望の遅延歪み値τ/振幅歪み値Aが出力されるか否
かを判断することで行った。第9図に示すように、この
判断は許容誤差“’o、os”°、°“0.1”で行っ
た。ここで、階層ネットワーク構成データ変換手段42
aの基本ユニット1の関数処理部4がシグモイド関数に
よる闇値処理を実行するものを想定したことから、この
階層ネットワーク構成データ変換手段+2aからの出力
は“0′°から′°1″の間のアナログレベルをとるこ
とになる。
この第9図に示すシミュレーション結果から分かるよう
に、本発明を実現するために用いられる階層ネットワー
ク構成データ変換手段42aは、高い精度でもって伝送
路の歪み値をリアルタイムで測定できるようになること
が確認された。
次に、階層ネットワーク構成等化器20aの構築処理に
ついて説明する。
階層ネットワーク構成等化器20aの階層ネントワーク
構成等化手段232,242もまた、階層ネットワーク
構成データ変換手段42aと同様の階層ネットワーク構
造に従ってデータ変換処理を実行するものであり、その
データ変換処理機能に従って等化処理を実行するもので
あることから、先ず最初に、測定対象の伝送路から、階
層ネットワーク構成等化手段232,242の内部状態
値(以下、等化処理を規定するものであることから等化
係数値と称することにする)を学習するための学習信号
を入手する必要がある。
この学習信号の入手は、例えば、伝送路の数学的モデル
を利用する上述の方法により実行されることになる。具
体的に説明すると、最初に、第6図に示した伝送路の振
幅歪み値A、遅延歪み値τ(この実施例では、位相歪み
値φの値については“0”で想定している)を特定なも
のに設定する。
次に、送信側の変調器が伝送路に入力する種々の信号を
例えば300個想定して、計算機シミュレーション手法
を用いて、第6図の伝送路モデルに従ってこの想定した
信号(想定信号)の歪ませられていく信号をシミュレー
ションするとともに、復調器70の処理をシミュレーシ
ョンすることで、復調器70により復調されるこの歪ま
された信号の復調信号を収集する。第10図に、このと
き収集される復調信号の一例を図示する。ここで、図中
の横軸は時間、縦軸は信号の振幅を表している。
この復調信号を収集すると、オペレータは、この収集し
た復調信号と、その復調信号を生成する元となった想定
信号とを、階層ネットワーク構成等化手段232,24
2の等化係数値の学習のための学習信号として学習信号
格納装置60に登録する。オペレータは、この学習信号
の登録処理を、例えば、最初に想定する振幅歪み値Aの
値を0.1″から”1.0”の間で0.1″刻みに10
点、遅延歪み値τΦ値を“0.1”から“0.8”の間
で“0.1”刻みに8点設定することで合計80種類と
いったように複数組登録する。すなわち、学習信号格納
装置60に対して、伝送路の歪み値の値(この実施例で
は、遅延歪み値τの値と振幅歪み値Aの値)に対応させ
た複数組の学習信号を登録するのである。
続いて、オペレータは、学習処理装置50を起動する。
このようにして起動されると、学習処理装置50は、上
述のバック・プロパゲーション法に従って、学習信号格
納装置60に格納される学習信号の復調信号をタップ付
き遅延線23L241に入力したときに、階層ネットワ
ーク構成等化手段232,242の出力層の基本ユニッ
ト1−jから、その復調信号に対応付けられる学習信号
の想定信号が出力されることになるようにと、階層ネッ
トワーク構成等化手段232,242の等化係数値を学
習する。この学習処理は、伝送路の歪み値の値に対応さ
せて用意される学習信号毎に実行され、この学習処理に
より伝送路の歪み値の値に応じた等化係数値の学習値が
得られることになるので、オペレータは、この得られた
等化係数値を等化係数値管理装置31に登録する。伝送
路の持つ歪み状態に適合するこの等化係数値の学習値を
使用することで、階層ネットワーク構成等化手段232
,242が復調器70により復調された復調信号の等化
処理を実行する装置として動作することになるので、こ
の登録処理により階層ネットワーク構成等化器20aの
構築処理が完了することになる。
第11図に、学習された等化係数値の設定された階層ネ
ットワーク構成等化器20aの等化処理により等化され
る信号波形のシミュレーションの一例を図示する。この
シミュレーションは、振幅歪み値Aが“0.1”、遅延
歪み値τが0.1”で行ったものである。ここで、図中
の横軸は時間、縦軸は信号の振幅を表している。
第12図(a)に、階層ネットワーク構成等化器20a
の等化処理の誤り率(%)のシミュレーションデータを
図示する。このシミュレーションは、A=0.1〜1.
0 (0,1刻み単位)、τ=0.1〜0.8(0,1
刻み単位)の範囲で求めた等化係数値の学習値の各々を
階層ネットワーク構成等化器20a(■チャネル側を使
用)に設定して、この学習値の設定された階層ネットワ
ーク構成等化器20aに対して、学習に用いた以外の復
調信号を入力し、その入力に対して出力される階層ネン
トワーク構成等化器20aからの出力信号を復調信号の
生成光となった想定信号と対比することで行った。ここ
で、この対比の評価は、階層ネットワーク構成等化器2
0aからの出力信号のシミュレーション波形を第11図
の「O」のサンブリンク点でサンプリングし、このサン
プリングしたシミュレーション波形を”0.5”の闇値
でもって整形して、その整形した出力信号と想定信号と
を対比することで行った。
第12図(b)に、このシミュレーションデータと比較
するために、階層ネットワーク構成等化器20aを用い
ない場合の復調信号と想定信号との対比により求められ
る誤り率(%)のシミュレーションデータを図示する。
ここで、この対比の評価は、サンプリング点でサンプリ
ングされる復調信号のシミュレーション波形を“0”の
閾値でもって整形して、その整形した復調信号と想定信
号とを対比することで行った。
この第12図(a)の階層ネットワーク構成等化器20
aを用いる場合の誤り率(%)と、第12図(b)の階
層ネントワーク構成等化器20aを用いない場合の誤り
率(%)との比較から、本発明の適用に用いた階層ネッ
トワーク構成等化器20aの等化処理機能の有効性が確
認された。
次に、このようにして構築される信号系特性測定装置4
0及び階層ネットワーク構成等化器20aを用いて実行
されることになる本発明の等化器制御処理方式について
説明する。
復調器70から実際の復調信号が出力されてくると、信
号系特性測定装置40は、この復調信号を入力として、
階層ネットワーク構成データ変換手段42aのデータ変
換処理機能に従って、この入力の復調信号に対応する出
力信号を算出して出力していく。この出力処理に従い、
タップ付き遅延線41aに対してパケットのトレーニン
グシーケンスに挿入される検査用の「10」信号が保持
される度毎に、伝送路の持つ遅延歪み値τ及び振幅歪み
値Aが測定されて等化係数値設定装置32に通知される
ことになる。一方、クロック抽出器80は、階層ネット
ワーク構成等化器20aの等化出力を受けて、パケット
の開始を示すフレーム同期クロックとピント位置を示す
ビット同期クロックとを生成して、この生成したクロッ
クを等化係数値設定装置32に出力する処理を行う。
等化係数値設定装置32は、このクロック抽出器80か
らのクロックに従って、信号系特性検出装置40のタッ
プ付き遅延線41aに検査用の「10」信号が保持され
ることを検出すると、信号系特性未定装置40からの出
力信号をサンプリングすることで、測定された伝送路の
遅延歪み値τ及び振幅歪み値Aを得るよう処理する。続
いて、等化係数値設定装置32は、等化係数値管理装置
31を参照することで、その歪みの特性値に対応付けら
れて管理される等化係数値を読み出して、階層ネットワ
ーク構成等化器20aの階層ネットワーク構成等化手段
232,242に設定していく処理を実行する。
このようにして、伝送路の持つ歪み特性値に対応付けら
れる等化係数値が設定されると、階層ネットワーク構成
等化器20aは、上述したように、最適な等化の処理を
実行して、図示しない外部機器に対してその等化信号を
出力していくよう処理することで、伝送路の歪み特性値
が動的に変化するようなことがあっても適応的に等化を
実行していくよう処理することになる。
第13図に、本発明の等化器制御処理方式のシミュレー
ション結果を図示する。このシミュレーションは、信号
系特性測定装置40により測定される遅延歪み値τ及び
振幅歪み(1iAのシミュレーションデータに従って等
化係数値の学習値を選択して、その選択された等化係数
値に従って階層ネットワーク構成等化器20aの等化処
理の誤り率(%)をシミュレーションしたものである。
この第13図のシミュレーション結果と、第12図(a
)のシミュレーション結果(伝送路の歪み状態値に適合
した等化係数値が設定されているとみなせる)との比較
から、誤り率(%)がそれほど劣化しないことが分かる
。これから、本発明の等化器制御処理方式の有効性が確
認された。
以上図示実施例について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではない。例えば、実施例では、第1図で
説明した等化器20として階層ネットワーク構成のもの
を開示したが、タップ付き遅延線とトランスバーサル型
フィルタとからなる従来の等化器であってもよいのであ
る。
また、信号系特性測定装置40の実施例について言うな
らば、第1図で説明した記憶手段41として、タップ付
き遅延線41aを用いるものを開示したが、これに限ら
れることなくリングレジスタやFIFO素子等の記憶素
子を用いるものであってもよい、また、第1図で説明し
たネットワーク構造手段42として、階層ネットワーク
構造を採る階層ネットワーク構成データ変換手段42a
のものを開示したが、これに限られることなく他のネッ
トワーク構造のものであってもよいのである。
そして、実施例では直交変調系から出力される信号波形
を例にして説明したが、位相変調や周波数変調等のその
他の変調系から出力される信号波形であってもよい。ま
た、開示した伝送信号の復調器70も単なる一例に過ぎ
ないものであり、他の種々の復調器構成を採ることが可
能である。また、実施例では■チャネルを利用するもの
を例にして説明したが、Qチャネル、あるいはIチャネ
ルとQチャネルの双方を用いることも可能である。
そして、本発明の適用範囲は、実施例で説明したような
伝送系に限られるものではなく、信号歪みを発生するあ
らゆる信号系に対してそのまま適用できるのである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、動的に一炭化す
る信号系からの信号データの等化処理を高精度で実行で
きるようになる。これから、次世代移動通信システムと
して検討されているディジタル移動通信を実用的なもの
とすることができるようになるのである。しかも、等化
処理の対象となる等化器としてネットワーク構成のデー
タ変換機能を利用するものを用いれば、そのデータ変換
機能の持つ非線形な処理に従って、信号系の持つ非線形
な歪みに対しても高精度で等化処理を実行できるように
なるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成図、 第2図は本発明の一実施例、 第3図は階層ネットワーク構成等化器の一実施例、 第4図は基本ユニットの基本構成図、 第5図は階層ネットワーク構成データ変換手段及び階層
ネットワーク構成等化手段の一実施例、第6図は伝送路
モデルの説明図、 第7図は信号系特性測定装置の構築処理のために用いら
れる学習信号の説明図、 第8′図は伝送信号の説明図、 第9図は信号系特性測定装置のシミュレーション結果の
説明図、 第10図は階層ネットワーク構成等化器の構築処理のた
めに用いられる学習信号の説明図、第11図は階層ネッ
トワーク構成等化器の等化処理の説明図、 第12図及び第13図は階層ネットワーク構成等化器の
シミュレーション結果の説明図、第14図は従来技術の
説明図である。 図中、10は信号系、20は等化器、30は等化係数値
管理設定装置、31は等化係数値管理装置、32は等化
係数値設定装置、40は信号系特性測定装置、41は記
憶手段、42はネットワーク構造手段、43は内部状態
値格納手段、50は学習処理装置、60は学習信号格納
装置である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)信号系から送出されてくる信号データに等化処理
    を施すことで、該信号データの本来のデータ状態を復元
    するよう処理する等化器において、等化器の等化処理を
    規定する等化係数値を信号系の持つ信号歪特性値に対応
    させて複数組用意して管理する等化係数値管理装置(3
    1)と、信号系から送出されてくる信号データの時系列
    データを保持していくことで、該信号データに含まれる
    検査用の検査データを保持する記憶手段(41)と、該
    記憶手段(41)の保持する信号データを入力信号とし
    て、内部状態値の割り付けられるネットワーク構造のデ
    ータ変換機能に従って、該入力信号に対応する出力信号
    を算出して出力するネットワーク構造手段(42)とを
    有し、かつ、該ネットワーク構造手段(42)の内部状
    態値として、該記憶手段(41)が検査データを保持す
    るときに、該ネットワーク構造手段(42)から該検査
    データのデータ状態をもたらす信号歪特性値が出力され
    ることになる値が設定されるよう構成されることで、信
    号系の持つ信号歪特性値を測定する信号系特性測定装置
    (40)とを備え、 該信号系特性測定装置(40)により測定される信号歪
    特性値に従って上記等化係数値管理装置(31)の管理
    する等化係数値の内の1組を選択して、該選択される等
    化係数値に従って等化器の等化処理を制御するよう処理
    してなることを、 特徴とする等化器の制御処理方式。
  2. (2)請求項(1)記載の等化器の制御処理方式におい
    て、 信号系特性測定装置(40)のネットワーク構造手段(
    42)は、複数の処理ユニットのネットワーク構造によ
    り構成され、内部状態値が該処理ユニット間の内部結合
    に割り付けられて、該割り付けられる内部状態値に従っ
    て内部結合先に出力する信号値が変調されることでデー
    タ変換機能を実現するよう構成されてなることを、 特徴とする等化器の制御処理方式。
  3. (3)請求項(1)又は(2)記載の等化器の制御処理
    方式において、 信号系特性測定装置(40)の記憶手段(41)の保持
    する検査データの前に位置する信号のデータ状態が、特
    定のものに規定されるよう構成されてなることを、 特徴とする等化器の制御処理方式。
  4. (4)請求項(1)、(2)又は(3)記載の等化器の
    制御処理方式において、 等化器(20)が、信号系から送出されてくる信号デー
    タの時系列データを保持する記憶手段(21)と、該記
    憶手段(21)の保持する信号データを入力として、複
    数の処理ユニットのネットワーク構造により構成され、
    等化係数値が該処理ユニット間の内部結合に割り付けら
    れて、該割り付けられる等化係数値に従って内部結合先
    に出力する信号値が変調されることで等化処理を実行す
    るネットワーク構造手段(22)とから構成されること
    を、特徴とする等化器の制御処理方式。
JP11547790A 1990-04-26 1990-05-01 等化器の制御処理方式 Pending JPH0413316A (ja)

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DE69120594T DE69120594T2 (de) 1990-04-26 1991-04-24 Wellenformentzerrer mit Neuronalnetzwerk
EP91303700A EP0454445B1 (en) 1990-04-26 1991-04-24 Waveform equalizer using a neural network
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018062021A1 (ja) * 2016-09-27 2019-08-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 音声信号処理装置、音声信号処理方法、および制御プログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018062021A1 (ja) * 2016-09-27 2019-08-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 音声信号処理装置、音声信号処理方法、および制御プログラム

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