JPH0413314Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案はベランダ、物干場、または出窓等に
使用する囲い、即ちフエンスに関する。

（従来の技術） 従来、ベランダ、物干場、または出窓等のフエ
ンスは木製、鉄製の囲いが設けられている。目的
は、子供、あるいは物の落下を防止する点で所要
高さの枠を設け、棒、杆で間隔を開けて格子状に
固着したものが一般的にある。

（この考案が解決しようとする問題点） フエンスは物の落下を防止する点は主要目的
で、体裁は次の次であるが、この考案においては
体裁が良く、建物、特に鉄骨の高層建築のベラン
ダの使用に適し、更に既設のベランダに使用で
き、組立てられていて、取付けも簡単に形成して
利用の拡大を計らんとするにある。

（問題点を解決するための手段） この考案においては前記したように、体裁の
点、工場で組立て、使用現場では簡単な取付けで
完成し、現場での取付手数を省き、素人にも取付
けができるようにすると共に、開閉板で開閉でき
る点を特徴とするものである。

以下、図面について説明すれば、第１図は使用
状態の説明図で、Ａは本考案の組立フエンスで、
ベランダＢの既成フエンスＣの希望する個所、例
えば建物Ｄの窓Ｅの位置に取付けるもので、取付
位置に合わせて工場で組立て現場では既成のフエ
ンスＣを組立フエンスＡの長さに合わせて取除い
て嵌着するものである。

組立フエンスＡは第２図に示すように、取付縁
枠１に開閉板２を開閉できるように取付けて成る
もので、開閉板２はアルミニウム板に酸化皮膜を
施した金属板、または合成樹脂製板、更には木板
等を使用し第４図に示すように上端には中心と、
これと間隔を開けて２本の突出杆３，３ａを、ま
た下端には巾の中央の中心に位置して突出杆４を
夫々突設し、夫々縁枠１に開動できるように取付
ける。開閉板２の開閉は第３図に示すように、突
出杆３を縁枠１に、また突出杆３ａは可動板５に
開けた透孔５ａに嵌合し、この可動板５を前後の
水平方向に移動させて開閉板２を上下の中心の突
出杆３，４を中心として開閉させる。

次に可動板５の水平方向の前後の移動は一枚の
開閉板２を手で開閉することで全部の可動板２を
同一の方向に開閉できるものである。この操作を
より良くするために第２図に示すように操作板６
を別に形成して取付けた。

この操作板６は第５図に示すように、下端に間
隔を開けて中心と、これと間隔を開けて突出杆６
ｂ，６ａを、また上端の中心に突出杆６ｃを夫々
突設し、支持金具７で上下の縁枠１の何れかに支
着し、これを左右に可動させて開閉板２を開閉で
きるようにする。図面は上方の縁枠１に取付けた
状態を示した。この操作板６は板を採用すればこ
れに装飾、広告を施すことができるが、縁枠にも
形成できる。更に支持金具７との間に抵抗板８を
入れて開閉角度を維持させて自然には開閉板２の
開き角度が変らないようにも形成する。

（作用） この考案は以上のように構成したので工場で組
立て現場では取付けだけで既製のフエンスの部品
的な取扱いもできて大量に安く提供できる。また
体裁も良く通気を助け、また人目を避けるために
出窓をはじめマンシヨン等では１階、２階の低い
階のフエンスに取付けて人目を覆うことにも役立
てることができ、更に安く取扱に便益な等、多く
の利点を持つものである。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は使用の説明図、第２図は操作板の
取付状態を示す正面図、第３図は要部の平面図、
第４図は開閉板の正面図、第５図は操作板の斜視
図を示す。 Ａ……フエンス，Ｂ……ベランダ、Ｃ……既製
フエンス、Ｄ……建物の一部、Ｅ……窓、１……
縁枠、２……開閉板、３，３ａ，４……突出杆、
５……可動板、６……操作板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フエンスＡの開閉板２の上端には、中心と、こ
   れと間隔を開けて突出杆３，３ａと下端中心にも
   突出杆４を夫々突設して縁枠１に可動できるよう
   に取付けると共に、突出杆３ａには水平に前後に
   可動する可動板５を取付け、この可動板５には一
   端その他任意の個所に操作板を取付けて、開閉板
   ２の開閉と開閉角度、並びに開閉状態の維持がで
   きるように構成し、既成のフエンスにも容易に取
   付けができるようにフエンスの部品としての役目
   も果せるように構成して成るフエンス。