JPH04132938U - 印刷機の湿し水供給ノズル - Google Patents

印刷機の湿し水供給ノズル

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JPH04132938U
JPH04132938U JP3942691U JP3942691U JPH04132938U JP H04132938 U JPH04132938 U JP H04132938U JP 3942691 U JP3942691 U JP 3942691U JP 3942691 U JP3942691 U JP 3942691U JP H04132938 U JPH04132938 U JP H04132938U
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JP
Japan
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dampening water
water
air
dampening
water supply
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Withdrawn
Application number
JP3942691U
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Inventor
健次 鈴木
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 霧化した水滴粒が小さくなり過ぎることによ
り発生していた湿し水のクロムローラ等に対する付着効
率の低下を防止する。 【構成】 湿し水をノズル6の水量調整用ニードル弁5
aを有する湿し水通路7cへ供給する一方,圧力空気を
ノズル6の噴霧用空気噴出口8cに供給して,この圧力
空気により上記湿し水をクロムローラ等へ噴霧状に噴射
するとき,水量調整用ニードル弁5aの弁座5bの内面
に設けた溝15により湿し水の薄膜化を防止して,湿し
水を霧化するときの水滴粒をあまり小さくしない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,新聞オフセツト輪転印刷機等に適用される湿し水供給ノズルに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスプレー式湿し水供給装置を図4により説明すると,1が制御装置,2 が同制御装置1に制御用信号ケーブル12を介して接続した電磁弁,3bがピス トン作動用空気配管,3aが同空気配管3b内に流れるピストン作動用空気,4 がピストン,5aが水量調整用ニードル弁,5bが同ニードル弁5aの弁座,6 がノズル本体,7aが湿し水供給路,7b,7cが上記ノズル本体6内に設けた 湿し水通路であり,同湿し水通路7b,7cが上記湿し水供給路7aに連通し, 上記水量調整用ニードル弁5aが上記湿し水通路7c内に進退可能に設けられて いる。
【0003】 8bが噴霧用空気配管,8cが上記湿し水通路7cの先端部の周りに形成した 噴霧用空気噴出口,8aが同噴霧用空気配管8b→噴霧用空気噴出口8cに流れ る圧力空気,8d,8dが上記湿し水通路7cの上下対称位置に設けた上下の平 坦化用空気噴出口,9が圧力空気供給源から延びた圧力空気供給管,13が空気 清浄器,11が減圧弁であり,上記圧力空気供給管9が空気清浄器13と電磁弁 2と減圧弁11とを介して噴霧用空気配管8aに接続している。
【0004】 上記図4に示すスプレー式湿し水供給装置では,湿し水を湿し水供給路7a→ 湿し水通路7b→湿し水通路7cへ供給し,圧力空気を圧力空気供給源→圧力空 気供給管9→空気清浄器13→電磁弁2→減圧弁11→噴霧用空気配管8b→噴 霧用空気噴出口8cに供給して,この圧力空気により上記湿し水をクロムローラ 等(図示せず)へ噴霧状に噴射する一方,上記噴霧用空気配管8b内を流れる圧 力空気8aの一部を上下の平坦化用空気噴出口8d,8dから噴霧する湿し水へ 噴出して,これを平坦化する。
【0005】 またこのとき,制御装置1により電磁弁2を制御して,圧力空気の一部を圧力 空気供給管9→空気清浄器13→電磁弁2→空気配管3b→水量調整用ニードル 弁5a背後の圧力室に給排し,水量調整用ニードル弁5aを前後進させて(弁座 5bとの間の隙間を調整して),湿し水の吐出量を増減変更するようになってい る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記図4に示す従来のスプレー式湿し水供給装置では,噴霧水量を絞って使用 する場合,水量調整用ニードル弁5aと弁座5bとの間の隙間を小さくするので ,霧化した水滴粒が小さくなり過ぎて,湿し水のクロムローラ等に対する付着効 率が低下するという問題があった。
【0007】 本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり,その目的とする処は,霧化 した水滴粒が小さくなり過ぎることにより発生していた湿し水のクロムローラ等 に対する付着効率の低下を防止できる印刷機の湿し水供給ノズルを提供しようと する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,本考案は,中心部に前後進可能に水量調整用ニ ードル弁を設けた湿し水通路と,同湿し水通路の湿し水噴出口の周囲に形成した 噴霧用空気噴出口と,同噴霧用空気噴出口の上下対向位置に設けた噴霧パターン 制御用空気口とにより構成した印刷機の湿し水供給ノズルにおいて,前記湿し水 通路の先端部の弁座内面に溝を設けている。
【0009】
【作用】
本考案の印刷機の湿し水供給ノズルは前記のように構成されており,湿し水を ノズルの水量調整用ニードル弁を有する湿し水通路へ供給する一方,圧力空気を ノズルの噴霧用空気噴出口に供給して,この圧力空気により上記湿し水をクロム ローラ等へ噴霧状に噴射するとき,水量調整用ニードル弁の弁座の内面に設けた 溝により湿し水の薄膜化を防止して,湿し水を霧化するときの水滴粒をあまり小 さくしない。
【0010】
【実施例】
次に本考案の印刷機の湿し水供給ノズルを図1,2,3に示す一実施例により 説明すると,4がピストン,5aが水量調整用ニードル弁,5bが同ニードル弁 5aの弁座,6がノズル本体,7aが湿し水供給路,7b,7cが上記ノズル本 体6内に設けた湿し水通路であり,同湿し水通路7b,7cが上記湿し水供給路 7aに連通し,上記水量調整用ニードル弁5aが上記湿し水通路7c内に進退可 能に設けられている。
【0011】 8bが噴霧用空気配管,8cが上記湿し水通路7cの先端部の周りに形成した 噴霧用空気噴出口,8d,8dが上記湿し水通路7cの先端部7c1 の上下対称 位置に設けた上下の平坦化用空気噴出口である。 15が本考案で最も特徴とする溝であり,上記弁座5bの内面複数個所に軸方 向に沿って図2のx0 からxiにかけて穿設されている。
【0012】 次に前記図1,2,3に示す印刷機の湿し水供給ノズルの作用を具体的に説明 する。湿し水を湿し水供給路7a→湿し水通路7b→水量調整用ニードル弁5a を有する湿し水通路7cへ供給し,圧力空気を圧力空気供給源→噴霧用空気配管 8b→噴霧用空気噴出口8cに供給して,この圧力空気により上記湿し水をクロ ムローラ等(図示せず)へ噴霧状に噴射する一方,上記噴霧用空気配管8b内を 流れる圧力空気8aの一部を上下の平坦化用空気噴出口8d,8dから噴霧する 湿し水へ噴出して,これを平坦化する。また圧力空気の一部を空気配管3b→水 量調整用ニードル弁5a背後の圧力室に給排し,水量調整用ニードル弁5aを前 後進させて(弁座5bとの間の隙間を調整して),湿し水の吐出量を増減変更す る。
【0013】 このとき,ノズル6から噴霧する湿し水の噴霧量が少なくても,霧滴を小さく し過ぎない。即ち, (1)霧滴が小さくなるのは,水量調整用ニードル弁5aと弁座5bとの間の隙 間が小さくなり,ここを通過する湿し水が薄膜になって,これが霧化するときで あり,10μm程度の微小な水滴粒になる。 (2)この湿し水の微粒化に対して,弁座5bの内面に溝15を軸方向に沿って 穿設しておくと,湿し水の水膜厚さが溝15の深さになり,霧化するときも,水 滴粒はあまり小さくならない。
【0014】
【考案の効果】
本考案の印刷機の湿し水供給ノズルは前記のように湿し水をノズルの水量調整 用ニードル弁を有する湿し水通路へ供給する一方,圧力空気をノズルの噴霧用空 気噴出口に供給して,この圧力空気により上記湿し水をクロムローラ等へ噴霧状 に噴射するとき,水量調整用ニードル弁の弁座の内面に設けた溝により湿し水の 薄膜化を防止して,湿し水を霧化するときの水滴粒をあまり小さくしないので, 霧化した水滴粒が小さくなり過ぎることにより発生していた湿し水のクロムロー ラ等に対する付着効率の低下を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の印刷機の湿し水供給ノズルの一実施例
を示す縦断側面図である。
【図2】図1の矢印A部分の拡大縦断側面図である。
【図3】図2の矢印BーB線に沿う縦断正面図である。
【図4】従来のスプレー式湿し水供給装置を示す系統図
である。
【符号の説明】
5a 水量調整用ニードル弁 5b 弁座 6 ノズル 7c 湿し水通路 8c 噴霧用空気噴出口 8d 噴霧パターン制御用空気口 15 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に前後進可能に水量調整用ニード
    ル弁を設けた湿し水通路と,同湿し水通路の湿し水噴出
    口の周囲に形成した噴霧用空気噴出口と,同噴霧用空気
    噴出口の上下対向位置に設けた噴霧パターン制御用空気
    口とにより構成した印刷機の湿し水供給ノズルにおい
    て,前記湿し水通路の先端部の弁座内面に溝を設けたこ
    とを特徴とする印刷機の湿し水供給ノズル。
JP3942691U 1991-05-29 1991-05-29 印刷機の湿し水供給ノズル Withdrawn JPH04132938U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3942691U JPH04132938U (ja) 1991-05-29 1991-05-29 印刷機の湿し水供給ノズル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3942691U JPH04132938U (ja) 1991-05-29 1991-05-29 印刷機の湿し水供給ノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04132938U true JPH04132938U (ja) 1992-12-10

Family

ID=31920707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3942691U Withdrawn JPH04132938U (ja) 1991-05-29 1991-05-29 印刷機の湿し水供給ノズル

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JP (1) JPH04132938U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521959A (ja) * 2004-02-27 2007-08-09 ゴス インターナショナル アメリカス インコーポレイテッド 噴霧装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950810