JPH04131620U

JPH04131620U - ヘルメツトの換気装置

Info

Publication number: JPH04131620U
Application number: JP6605091U
Authority: JP
Inventors: 豊治荻原
Original assignee: 有明エンジニアリング株式会社
Priority date: 1991-05-16
Filing date: 1991-05-16
Publication date: 1992-12-03

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案は、ヘルメット着用者の頭部周りに
空気を導入するヘルメットの換気装置を提供する。【構成】帽体（２）と、この帽体（２）の略後方付近
に係設した円筒状ケース（５）と、この円筒状ケース
（５）に内設した小型電動機（６）と、この小型電動機
（６）に対して軸止してなる羽根車（７）と、前記帽体
（２）の外側周辺に係設している小型電動機（６）を作
動する乾電池（８）等を備えていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ヘルメット着用者の頭部周りに空気を導入するヘルメットの換気装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のヘルメット等は、帽体を合成樹脂等の熱不良導体でもつて構成され、そしてスペーサー等を介して帽体の内面には、更に布製の空気の流通性に富む材料よりなる緩衝帯を係設、更には帽体外面頂部付近に小孔を複数個貫設した通気孔を戴置して帽体内部に太陽の直射光線による暖気の滞留を排除するもの等が提供されていたのである。

【０００３】

【考案の解決しょうとする課題】

従来の技術で述べたように、このような構成でなるヘルメットを着用者が戸外で長時間着用するに及べば、帽体内部は暖気変じて熱気となり、遂には思考力を低下せしめ作業現場の事故発生の原因ともなり、日射病等も併発するのである。本考案は、従来のヘルメットのもつこのような構成を改善しょうとする目的でなされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を解決するために、本考案におけるヘルメットの換気装置は、帽体（２）と、この帽体（２）の略後方付近に係設した円筒状ケース（５）に内設した小型電動機（６）と、この小型電動機（６）に対して軸止してなる羽根車（７）と、前記帽体（２）の外側周辺に枢設している前記小型電動機（６）を作動する太陽電池素子、あるいは乾電池（８）等を備えてなるヘルメットの換気装置。

【０００５】

【作用】

上述の如く構成されているから、このヘルメットを着用して、小型電動機を作動すると共にこの小型電動機に軸止してなる羽根車に回転を伝達し、帽体の外縁周より冷外空気を集めて、頭部周辺を流動し帽体内の熱気流を円筒状ケースより排出するので、常に冷外空気との交換がなされるのであって、なお小型電動機の回転方向を変換することによって空気流を逆に利用することもできるのである。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明すると、図１は本考案におけるヘルメット換気装置の縦断面図を示し、図中符号（１）はヘルメット換気装置全体、（２）は帽体であつて、この帽体（２）の内面に係設した柔軟性でなるスペーサー（３）と、更にこのスペーサー（３）の内面に設けた緩衝帯（４）と、また帽体後部付近に係設した円筒状ケース（５）と、そしてこの円筒状ケース（５）に内設した小型電動機（６）と、この小型電動機（６）に対して軸止してなる羽根車（７）と、前記帽体（２）の外側周辺に枢設している前記小型電動機（６）を作動する太陽電池素子、あるいは乾電池（８）等と、前記帽体（２）の頂部に係設されている通気孔（９）と、前記円筒状ケース（５）に対する蓋体（１０）と、そして前記帽体の左右に設けた顎紐（１１）とを示す。

【０００７】また図２は本考案になるヘルメット換気装置のＩＩ−ＩＩ線断面図と、帽体の一部平面図を示すものであって、図中符号（１）はヘルメット換気装置全体、（２）は帽体であつて、この帽体（２）の内面に係設した柔軟性でなるスペーサー（３）と更にこのスペーサー（３）の内面に設けた緩衝帯（４）と、また帽体後部付近に係設した円筒状ケース（５）と、そしてこの円筒状ケース（５）に内設した小型電動機（６）と、この小型電動機（６）に対して軸止してなる羽根車（７）と、前記帽体（２）の外側周辺に枢設している前記小型電動機（６）を作動する太陽電池素子、あるいは乾電池（８）等をを示し、矢印（Ｗ）は空気流を示すものである。

【０００８】上記の如く構成されているから、このヘルメットを着用して小型電動機（６）を作動すると共に、この小型電動機に軸止してなる羽根車（７）に回転を伝達し、帽体（２）の外周縁より冷外空気（Ｗ）を集めて、頭部周辺を流動し、帽体内の熱気流を円筒状ケース（５）より速やかに排出するので常に冷外空気との交換がなされるのであつて、なお前記小型電動機の回転方向を変換することによって、空気流を逆流されることもでき得るのである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、上述の如く構成されているので帽体内の熱気が強制的に排出されるので、帽体内は太陽の直射日光に曝されても速やかに気温の上昇から解放されるので、この冷却効果と相俟って常に快適な状態で作業をなし得るという著しい効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案になるヘルメットの換気装置における縦
断面図

【図２】本考案になるヘルメット換気装置のＩＩ−ＩＩ
断面図と帽体の一部平面図

【符号の説明】

１ヘルメット換気装置２帽体３スペーサー４緩衝帯５円筒状ケース６小型電動機７羽根車８太陽電池素子９通気孔１０蓋体１１顎紐Ｗ空気流

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】帽体（２）と、この帽体（２）の略後方
付近に係設した円筒形ケース（５）と、この円筒状ケー
ス（５）に内設した小型電動機（６）と、この小型電動
機（６）に対して軸止してなる羽根車（７）と、前記帽
体（２）の外側周辺に枢設している前記小型電動機
（６）を作動する太陽電池素子、あるいは乾電池（８）
等を備えていることを特徴とするヘルメットの換気装
置。