JPH04131562U - 浮き上がり防止フイン付ワイパ装置 - Google Patents

浮き上がり防止フイン付ワイパ装置

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JPH04131562U
JPH04131562U JP3855891U JP3855891U JPH04131562U JP H04131562 U JPH04131562 U JP H04131562U JP 3855891 U JP3855891 U JP 3855891U JP 3855891 U JP3855891 U JP 3855891U JP H04131562 U JPH04131562 U JP H04131562U
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lifting
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washer
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士 美 音 也 福
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自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ワイパアーム5に取り付けられて風圧により
ワイパブレード10が浮き上がるのを防止する浮き上が
り防止フィン20に、ウオッシャノズル22を一体で設
ける。 【効果】 浮き上がり防止フィン20のワイパブレード
浮き上がり防止機能を相殺されることなく十分に発揮さ
せることができると共に、ウオッシャノズル22が全く
目立たないので、意匠性も良好なものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車のウインドシールドを払拭するのに利用されるワイ パ装置に係わり、とくに、高速走行時にワイパブレードが浮き上がるのを防止す る浮き上がり防止フィンを有したワイパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記した浮き上がり防止フィン付ワイパ装置としては、例えば、図4お よび図5に示すものがある。
【0003】 この浮き上がり防止フィン付ワイパ装置51は、自動車のウインドシールド5 0を払拭するものであって、図示しないワイパモータと、このワイパモータの出 力により回動するワイパ軸52に取付けられたワイパアーム53と、このワイパ アーム53のリテーナ54の先端にアームステー55を介して取付けたワイパブ レード56を備えており、アームステー55の先端側には、高速走行時にワイパ ブレード56が浮き上がるのを防止する浮き上がり防止フィン57が取付けてあ ると共に、リテーナ54の先端部分には、チューブ58を介して図外のウオッシ ャタンクに接続するウオッシャノズル59が装着してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した浮き上がり防止フィン付ワイパ装置51にあっては、 ウオッシャノズル59をワイパアーム53のリテーナ54に設けているので、高 速走行時には、このウオッシャノズル59が受ける風圧により、ワイパアーム5 3に生じる揚力が増加してしまうことがあり、これによって浮き上がり防止フィ ン57のワイパブレード浮き上がり防止機能がほとんど相殺されてしまう可能性 があるうえ、ウオッシャノズル59が非常に際立ってしまうことから、意匠性の 点において優れているとは言いがたいという問題点があり、この問題点を解決す ることが従来の課題であった。
【0005】
【考案の目的】
この考案は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、浮き上がり防止 フィンのワイパブレード浮き上がり機能を十分に発揮させることができ、加えて 、外観意匠性を良好なものとすることが可能である浮き上がり防止フィン付ワイ パ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わる浮き上がり防止フィン付ワイパ装置は、ワイパブレードまた は前記ワイパブレードを保持するワイパアームに取り付けられる浮き上がり防止 フィンを備え、前記浮き上がり防止フィンに、ウオッシャ液を払拭面に対して噴 射するウオッシャノズルを一体で設けた構成としたことを特徴としており、この ような浮き上がり防止フィン付ワイパ装置の構成を前述した従来の課題を解決す るための手段としている。
【0007】
【考案の作用】
この考案に係わる浮き上がり防止フィン付ワイパ装置では、ウオッシャノズル が浮き上がり防止フィンに一体で設けてあるので、浮き上がり防止フィンのワイ パブレード浮き上がり防止機能が、従来のようにウオッシャノズルによって生じ る揚力で相殺されることなく十分に発揮されることになるうえ、ウオッシャノズ ルが全く目立たない存在となることから、意匠性が向上することとなる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1ないし図3は、この考案に係わる浮き上がり防止フィン付ワイパ装置の一 実施例を示している。
【0010】 図に示す浮き上がり防止フィン付ワイパ装置1は、自動車のウインドシールド 30を払拭するのに用いるもので、ウインドシールド30の下方に設けたワイパ モータ2と、ワイパリンク3を介して伝達されるワイパモータ2の出力で回動す るワイパ軸4に取付けたワイパアーム5と、ワイパアーム5のアームステー6の 先端に取付けたワイパブレード10を備えていると共に、アームステー6の先端 近傍に、高速走行時にワイパブレード10が浮き上がるのを防止する浮き上がり 防止フィン20を備えている。
【0011】 前記ワイパブレード10は、溝形断面を有したレバー11と、両端に有した爪 12a,12aによってブレードラバー13を保持する2個のヨーク12,12 を備えており、レバー11は、その中間部にピン18によって回動可能に設けた ステー連結部14にアームステー6の先端を嵌合することによりアームステー6 に支持されるようにしていると共に、ヨーク12,12は、レバー11の両端に 各々被われた状態で設けたスペーサ15,15を介して支軸16,16まわりに 回動可能に支持されるようにしている。
【0012】 前記浮き上がり防止フィン20は、ワイパブレード10の長手方向に沿った状 態でねじ21,21を介してアームステー6に固定してあり、ウオッシャ液WA をウインドシールド30に対して噴射するウオッシャノズル22と、ウオッシャ チューブ17,17を連結する2個のチューブ連結部23,23とを一体で設け ている。
【0013】 この場合、ウオッシャノズル22は、浮き上がり防止フィン20の長手方向両 側に各々3個ずつ設けてあり、2個のチューブ連結部23,23は、両側の3個 ずつのウオッシャノズル22にそれぞれ別の流路24,24で連通させてある。 そして、この浮き上がり防止フィン20では、図外のウオッシャタンクに接続す るウオッシャチューブ17,17の端部をチューブ連結部23,23に各々連結 することにより、ウオッシャノズル22にウオッシャ液WAを供給し、ワイパブ レード10の揺動範囲のほぼ全域にウオッシャ液WAを噴射することができるよ うになっている。
【0014】 また、この浮き上がり防止フィン付ワイパ装置1は、図示はしないが、ワイパ ブレード10の揺動に対応して常にワイパブレード10の進行側に位置するウオ ッシャノズル22に対してのみウオッシャ液WAを供給するようにしたノズル切 換え機構を備えている。
【0015】 したがって、この浮き上がり防止フィン付ワイパ装置1では、浮き上がり防止 フィン20にウオッシャノズル22を一体で設けているので、ワイパブレード浮 き上がり防止機能を損うことなくウオッシャ液WAをウインドシールド30の至 近距離から噴射することができると共に、ウオッシャノズル22が全く目立たな いので、外観意匠性も良好なものとなり、加えて、ウオッシャノズル22の組付 けや交換などの作業も簡単なものとなる。
【0016】 なお、この実施例では、この考案に係わる浮き上がり防止フィン付ワイパ装置 1を自動車のウインドシールド30の払拭に用いた場合を例示したが、例えば、 航空機のウインドシールドの払拭に利用することも可能である。
【0017】 また、この考案に係わる浮き上がり防止フィン付ワイパ装置の詳細な構成は、 この実施例による浮き上がり防止フィン付ワイパ装置1の構成に限定されるもの ではない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わる浮き上がり防止フィン付ワイパ装 置によれば、浮き上がり防止フィンにウオッシャノズルを一体で設けた構成とし たから、ウインドシールド等の払拭面に対してウオッシャ液を極めて効率良く噴 射することができるだけでなく、従来のように、ウオッシャノズルに生じる揚力 で浮き上がり防止フィンのワイパブレード浮き上がり防止機能が相殺されてしま う恐れがなくなって、その機能を十分に発揮させることができると共に、ウオッ シャノズルが目立たなくなって外観意匠性を良好なものとすることが可能である という非常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる浮き上がり防止フィン付ワイ
パ装置の一実施例を示す全体斜視説明図である。
【図2】図1に示した浮き上がり防止フィン付ワイパ装
置のワイパブレード部分の拡大平面図である。
【図3】図2に示したワイパブレードの側面図である。
【図4】従来の浮き上がり防止フィン付ワイパ装置を示
す外観斜視説明図である。
【図5】図4に示した浮き上がり防止フィン付ワイパ装
置のワイパアーム部分の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 浮き上がり防止フィン付ワイパ装置 5 ワイパアーム 10 ワイパレブレード 20 浮き上がり防止フィン 22 ウオッシャノズル 30 ウインドシールド(払拭面) WA ウオッシャ液

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパブレードまたは前記ワイパブレー
    ドを保持するワイパアームに取り付けられる浮き上がり
    防止フィンを備え、前記浮き上がり防止フィンに、ウオ
    ッシャ液を払拭面に対して噴射するウオッシャノズルを
    一体で設けたことを特徴とする浮き上がり防止フィン付
    ワイパ装置。
JP1991038558U 1991-05-28 1991-05-28 浮き上がり防止フィン付ワイパ装置 Expired - Fee Related JP2551871Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63152759U (ja) * 1987-03-28 1988-10-06
JPH04221254A (ja) * 1990-03-22 1992-08-11 Trico Folberth Ltd ワイパーブレード

Patent Citations (2)

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