JPH04131438A - 水洗便器用ボールタップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は水洗便器用ポールタップに関する。

（従来の技術） 第４図は水洗便器のロータンクの断面図であり、陶製の
箱であるロータンク１００には下から上へ排水弁１０１
、フロートバルブ１０２、オーバフロー管１０３及びポ
ールタップ１０４が組込まれている。

第５図は従来のポールタップの断面図であり、ポールタ
ップ１０４は中空な浮玉１０５にリンク１０６を介して
連結したピストンバルブ１１０と、吐水口１０７と、補
給木管１０８とからなる。

ピストンバルブ１１０は弁座１１１に弁体１１２が下か
ら当接するものである。

吐水口１０７は吐水を水あめ状にして水音を減少させる
べく、メツシュ１０７ａが設けられている。なお、吐水
口１０７は吐水が下方のリンク１０６に当らぬように図
面奥方向へ若干傾斜している。

従って、第４図において、レバー１１３及び釦１１４で
人為的にフロートバルブ１０２が開けられるとロータン
ク１００内の溜水Ｗが排水弁１０１を通って流出し、大
便器の水洗を為す。

水位が低下すると、浮玉１０５が下がりピストンバルブ
１１０が開いて、水道水が第５図の弁座１１１を通り吐
水口１０７から下方へ噴出し、貯留水な形成する。

補給木管１０８はフロートバルブ１０２が閉じた後にも
大便器へ少量の水を補充し、便器底部の溜水を形成する
作用を為す。

第５図において、浮玉１０５が水位とともに上昇し弁体
１１２が弁座１１１に近づくと、ピストンバルブ１１０
の通水量は徐々に減少し、同バルブ１１０の閉止時をも
ってロータンク１００は満水となり、次の水洗の準備が
完了したことになる。

なお、オーバフロー管１０３はピストンバルブ１１．０
がリンク１０Ｂの作動不良などで閉止できなくなった時
に、水道水を便器へバイパスしてロータンク１００から
の溢れを防止するものである。その為に、ピストンバル
ブ１１０の全開開度は第５図のアジャストナツト１１０
ａで弁ストロークを調整するようになっている。

第６図は従来のピストンバルブの通水量を示すグラフで
あフて、オーバフロー管の排水限度内に最大流量が決定
され、通水末期にはピストンバルブ】１０が徐々に閉じ
る為に、１５Ｊ２を貯留するのに６０〜９０秒を要する
。

（発明が解決しようとする課題） 水洗便器では１２〜１５Ｉｌの水を排水弁から速やかに
流すことでトイレットベーパや汚物を排出する。ロータ
ンクが満水になるまで次の排水を待たなければならない
ので、ロータンクの貯留に要する時間が長いことは利用
性を著しく損ねる。

よって、ロータンクの満水に要する時間を短縮する技術
が求められている。

（課題を解決するための手段） 上記要求に応えるべく本発明は、ロータンク内の水位に
応じて上下する第１の浮玉と、この第１の浮玉にリンク
連結したピストンバルブと、このピストンバルブの吐出
側に設けられたスプールバルブと、このスプールバルブ
の弁体を移動させる第２の浮玉と、スプールバルブの吐
出側に設けられた吐水口とから水洗便器用ポールタップ
を構成する。

（作用） 第１・第２の浮玉が下がったロータンク注水時には、ロ
ータンクのオーバフロー管の能力以上に設定されたピス
トンバルブから多量の給水が為される。

水位が上ると第１の浮玉がピストンバルブを閉止し、第
２の浮玉がスプールバルブを閉止する。

よって、万一　一方のバルブが故障しても他方のバルブ
が閉じて、ロータンクからの溢水を防止する。

（実施例） 本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。

第１図は本発明に係るポールタップの断面図であり、ポ
ールタップ１は第１の浮玉２にリンク３を介して連結さ
れたピストンバルブ４と、第２の浮玉５にリンク６で連
結されたスプールバルブ１０と、吐水ロアと補給水管８
とからなる。

第２図はスプールバルブの断面図であり、スプールバル
ブ１０は円筒形弁箱１１と、オリフィス孔１２ａがおい
ているスプール弁体１２と、この弁体１２を押すピスト
ン１３と、このピストン１３にビン連結したリンク６と
からなる。

なお、本発明のピストンバルブ４は従来のピストンバル
ブ１１０に対して全開開度は約２倍になるように、アジ
ャストナツト４ａが調整されている。

以上の構成からなるポールタップの作用を次に述べる。

ロータンクの貯留水を使用すると、その水位が低下して
、第１・第２の浮玉２，５が下がる。

第１図及び第２図に示す通り、ピストンバルブ４は弁座
４ｂと弁体４ｃとのストロークＬは十分に大きくなり、
またスプールバルブ１ｏの弁体のオリフィス孔１２ａは
弁箱１１の通孔１１ａに合致するので、外部の水道水は
弁座４ｂ−オリフィス孔１２ａ→通孔１１ａを通って盛
んに吐水ロアからロータンク１００内部に噴出される。

水位が高まり、第１・第２の浮玉２，５が徐々に上昇す
る。第２図に想像線で示す位置に＄２の浮玉５が上昇す
るとリンク６及びピストン１３で押されたスプール弁体
１２は同左へ移動し、スプール弁体１２の右の弁体１２
ｂが通孔１１ａを蟇いで、吐水ロアからの噴水量を減少
せしめる。

ロータンク１００の満水レベルでは第１の浮玉２がピス
トンバルブ４を閉止し、第２の浮玉５がスプールバルブ
６を閉止する。

なお、スプールバルブ１０が閉じても、その弁体１２の
小孔ｆ２ｃが補給水管８を介してロータンク内部に開放
されているので、ピストンバルブ４〜スプールバルブ１
０間が密封される恐れは無く、この間にバキュームブレ
ーカを介設する必要が無い。

第３図は本発明のポールタップの通水量を示すグラフで
あって、最大流量が倍加している為に、満水所要時間は
従来の約局になることを示す。

本実施例ではピストンバルブ４の最大流量はオーバフロ
ー管１０３の能力を遥かに越えているが、万−第１の浮
玉２及びピストンバルブ４に不具合が生じても、第２の
浮玉５がスプールバルブ１０を閉じるのでロータンクか
らの溢水等の事故は防げる。

（発明の効果） 即ち、本発明は第１・第２の浮玉を備え、双方の浮玉が
同時に故障する確率はごく小さいので、システムの完全
が保て、ピストンバルブの最大流量を倍増して満水所要
時間を半減し、水洗設備の使用性を向上させたことに特
徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るポールタップの断面図、第２図は
スプールバルブの断面図、 第３図は本発明のポールタップの通水量を示すグラ乙 第４図は水洗便器のロータンクの断面図、第５図は従来
のポールタップの断面図、第６図は従来のピストンバル
ブの通水量を示すグラフ。 １・・・ポールタップ　　　２・・・Ｓｌの浮玉４・・
・ピストンバルブ　　５・・・第２の浮玉６・・・リン
ク　　　　　　７・・・吐水口１０・・・スプールバル
ブ １００・・・ロータンク １０３・・・オーバフロー管

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　ロータンク内の水位に応じて上下する第１の浮玉と、
   この第１の浮玉にリンク連結したピストンバルブと、こ
   のピストンバルブの吐出側に設けられたスプールバルブ
   と、このスプールバルブの弁体を移動させる第２の浮玉
   と、スプールバルブの吐出側に設けられた吐水口とから
   なり、 ピストンバルブはその最大流量がロータンクのオーバフ
   ロー管の能力以上に設定され、また、スプールバルブは
   第２の浮玉の上昇により閉止されることを特徴とした水
   洗便器用ボールタップ。