JPH04131249U - 吸入式温熱治療器における噴射ノズル - Google Patents

吸入式温熱治療器における噴射ノズル

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JPH04131249U
JPH04131249U JP4674891U JP4674891U JPH04131249U JP H04131249 U JPH04131249 U JP H04131249U JP 4674891 U JP4674891 U JP 4674891U JP 4674891 U JP4674891 U JP 4674891U JP H04131249 U JPH04131249 U JP H04131249U
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JP
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thermotherapy device
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JP4674891U
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JPH0546771Y2 (ja
Inventor
宮本正
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日栄電機産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴射ノズルの上端開口部に水滴化した蒸気が
滞留するのを防止する。 【構成】 噴射ノズル6はその通気孔7の内径を下端部
を大きく、上端部に行くに従い漸次小径とし、且つ前記
通気孔7の上端面を斜面部8に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加熱蒸気を霧化して、鼻孔に噴射する吸入式温熱治療器における噴 射ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鼻孔に蒸気を噴射させる吸入式温熱治療器としては、特公平2−574 31号公報に開示されたものが知られていた。
【0003】 前記鼻孔に蒸気を吸入させる温熱治療器では、噴射ノズル(前記公報では通路 13)の上端の加熱蒸気の噴射面は水平に形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の吸入式温熱治療器の噴射ノズルの上端が水平に形成 されているために、上記が噴射ノズル内を上昇し、上端の開口部より噴射される 際に一部の蒸気が外気と接触して水滴化してしまい、その水滴が噴射ノズル上端 の開口部に滞留して、次々に上昇してくる蒸気により押圧されて水滴がはねると 共に、騒々しく音を発して非常に不快であるという問題点があった。
【0005】 本考案は前記従来問題点を解決することを目的とする吸入式温熱治療器におけ る噴射ノズルを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、吸入式温熱治療器のハウジングの蓋体に密嵌固定された噴射ノズル が、通気孔の内径を下端部を大きく、上端部に行くに従い漸次小径に形成される と共に、前記通気孔の上端面を斜面部に形成されるという手段を採用することに より、上記問題点を解決した。
【0007】
【作用】
上記構成より成る本考案によれば、外気と接触して一部水滴化した蒸気を勢い よく通気孔を介して上方へ噴射して拡散させる。そして仮りに水滴となって通気 孔の上端面に付着しても斜面部に沿って下方へ流下する。
【0008】
【実施例】
本考案の実施の一例を図面に基づいて詳細に説明すると、中間に断熱用の空隙 部1aを設けた二層構造を有する上方を開口した有底の円筒形状のハウジング1 の内側底板1bの中央にステンレス鋼製の熱伝導板2が固定されると共に、該熱 伝導板2の下面に電熱ヒーター3が付設されていて、前記ハウジング1の内部を 水注入室4とする。
【0009】 前記ハウジング1の上方開口部には蓋体5が密嵌して固定され、且つ該蓋体5 の中央部には、前記水注入室4に開口すると共に、噴射口6aを蓋体5上に位置 せしめた噴射ノズル6が貫通固定されている。
【0010】 前記噴射ノズル6は、その通気孔7の内径を下端部を大きく、上端部に行くに 従い漸次小径とし、且つ前記通気孔7の上端面を斜面部8に形成されている。前 記通気孔7の内径が下方を大きく、上方を小さく形成することにより通気孔7を 上昇通過する蒸気の噴射圧力を大きくすると共に、通気孔7の上端面を斜面部8 とすることにより、外気と接触して一部水滴化した蒸気を勢いよく上方へ噴射し て拡散させ、そして仮りに水滴wとなって通気孔7の上端面に付着しても斜面部 8に沿って下方へ流下して、水滴wが通気孔7の上端開口部に滞留するのを阻止 している。
【0011】 前記蓋体5の一方寄りには、前記噴射ノズル6の噴射口6aの上面位置に開口 した導管9を先端に水平状態で保持した逆L字状の送水管10が貫通固定され、 且つ該送水管10の下端縁は前記内側底板1bの近くまで延長されている。
【0012】 前記蓋体5の上方外周縁部には起立壁11が周設されると共に、該起立壁11 には適宜間隔を置いて複数個の空気注入孔12が穿設されており、更に前記起立 壁11の外周面に嵌合して摺接回動できる垂下壁13を上板14の外周縁に垂設 すると共に、前記垂下壁13に前記空気注入孔12と連通する複数個の空気流入 調整孔15を穿設して調整キャップ16が形成され、且つ該調整キャップ16を 起立壁11に嵌合することにより、前記蓋体5と調整キャップ16とにより囲繞 された空気調整室17が形成される。
【0013】 また、前記調整キャップ16の上板14の中央には、前記噴射ノズル6と中心 線が一致すると共に、下面が空気調整室17に開口された案内筒18が立設され 、且つ該案内筒18上には、鼻孔に装着可能で、且つ霧化された蒸気を吸入でき るような形状に、ゴム等の柔軟材により形成された鼻孔吸入具19が載置されて いる。なお、図中20はタイマーである。
【0014】 次に、実施例の作用について説明する。 調整キャップ16と蓋体5を取外して水注入室4内に所定量の水を注入して蓋 体5をハウジング1に嵌合固定し、更に蓋体5の起立壁11に調整キャップ16 を嵌合して吸入の準備が完了する。そして、電熱ヒーター3に通電すると、熱伝 導板2が加熱されることにより、水注入室4内の水が徐々に加熱されて沸騰した 水が蒸気となって上方を小径とした通気孔7を通過して加圧されて噴射ノズル6 から噴射されると、水注入室4内の水に差し込まれた送水管10の先端の導管9 に負圧を生じさせて、加熱された水注入室4内の湯水を送水管10を介して上昇 せしめて導管9から水滴となって流出させ、該水滴を前記噴射ノズル6から噴射 された蒸気と混合して霧化状態で、案内筒18を経て鼻孔吸入具19を介して鼻 孔内に吸入させるのである。
【0015】 その間において、外気に接触して一部の水滴化した蒸気は、通気孔7の上端面 の斜面部8に沿って流下するため、通気孔7の上端開口部に水滴wが滞留するこ とがない。
【0016】 鼻孔内に吸入される前記水滴と蒸気の混合物の温度が高い場合は、調整キャッ プ16を回動させて、該調整キャップ16の空気流入調整孔15と蓋体5の起立 壁11の空気吸入孔12とを合致させて空気調整室17へ外気を流入せしめて、 該外気と前記水滴および蒸気の混合物とを混合せしめて温度を下げる。その温度 の調整は適宜調整キャップ16を回動させて、空気流入調整孔15と空気吸入孔 12とで空気の流入開口を広くしたり、狭くしたりして調整し、空気調整室17 への空気の流入量を調整して行う。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上述のようであるから、上方に行くに従い漸次小径に形成された通気 孔より蒸気が加圧されて噴射されることにより、外気と接触して一部水滴化した 蒸気を勢いよく上方へ噴射して拡散させ、そして仮りに水滴となって通気孔の上 端面に付着しても斜面部に沿って下方へ流下し、水滴が通気孔の上端開口部に滞 留することがなく、従って従来のように水滴がはねたり、騒々しく音を発するこ ともないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸入式温熱治療器の縦断面図である。
【図2】吸入式温熱治療器の噴射ノズル部分の拡大縦断
面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング、 5 蓋体、 6 噴射ノズル、 6
a 噴射口、 7 通気孔、 8 斜面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入式温熱治療器のハウジングの蓋体に
    密嵌固定された噴射ノズルが、通気孔の内径を下端部を
    大きく、上端部に行くに従い漸次小径に形成されると共
    に、前記通気孔の上端面を斜面部に形成されたことを特
    徴とする吸入式温熱治療器における噴射ノズル。
JP4674891U 1991-05-27 1991-05-27 吸入式温熱治療器における噴射ノズル Granted JPH04131249U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4674891U JPH04131249U (ja) 1991-05-27 1991-05-27 吸入式温熱治療器における噴射ノズル

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Publication Number Publication Date
JPH04131249U true JPH04131249U (ja) 1992-12-02
JPH0546771Y2 JPH0546771Y2 (ja) 1993-12-08

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ID=31926118

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101725713B1 (ko) * 2015-11-16 2017-04-11 이상희 카테킨 성분을 함유한 약액용 비강 스프레이 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101725713B1 (ko) * 2015-11-16 2017-04-11 이상희 카테킨 성분을 함유한 약액용 비강 스프레이 장치

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JPH0546771Y2 (ja) 1993-12-08

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