JPH04130926U - 表示部の構造 - Google Patents
表示部の構造Info
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- JPH04130926U JPH04130926U JP4523391U JP4523391U JPH04130926U JP H04130926 U JPH04130926 U JP H04130926U JP 4523391 U JP4523391 U JP 4523391U JP 4523391 U JP4523391 U JP 4523391U JP H04130926 U JPH04130926 U JP H04130926U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示部の構造において、エレクトロルミネッ
センス照明板に負荷が加わらず、簡単に着脱できるよう
に取り付けることができるようにする。 【構成】 液晶表示装置10が取り付けられた固定板8
に、液晶表示装置10の裏面に対向する照明用開口部1
5aおよびこの照明用開口部15aの周側部における一
方向の側部に液晶表示装置10の裏面側を照明するエレ
クトロルミネッセンス照明板11が挿入する挿入口15
bが設けられた照明板収納部15を形成するとともに、
エレクトロルミネッセンス照明板11の挿入軌跡上に出
没可能に突出して照明板収納部15内に挿入されたエレ
クトロルミネッセンス照明板11の挿入口15b側の端
部11aに接近して対向する弾性片16を形成した。
センス照明板に負荷が加わらず、簡単に着脱できるよう
に取り付けることができるようにする。 【構成】 液晶表示装置10が取り付けられた固定板8
に、液晶表示装置10の裏面に対向する照明用開口部1
5aおよびこの照明用開口部15aの周側部における一
方向の側部に液晶表示装置10の裏面側を照明するエレ
クトロルミネッセンス照明板11が挿入する挿入口15
bが設けられた照明板収納部15を形成するとともに、
エレクトロルミネッセンス照明板11の挿入軌跡上に出
没可能に突出して照明板収納部15内に挿入されたエレ
クトロルミネッセンス照明板11の挿入口15b側の端
部11aに接近して対向する弾性片16を形成した。
Description
【0001】
この考案は電子時計などの小型電子機器に用いられる表示部の構造に関する。
【0002】
目覚まし時計などの置き時計においては、液晶表示装置で時刻などの情報を表
示するものが知られている。この種の時計は、夜間など暗いところで時刻を見る
ことができないため、最近では液晶表示装置の裏面側にバックライト装置として
平板状のエレクトロルミネッセンス照明板を配置し、このエレクトロルミネッセ
ンス照明板で液晶表示装置の裏面側を照明するように構成されている。このよう
な時計における表示部の構造は、液晶表示装置が取り付けられる固定板に液晶表
示装置の裏面に対応する開口部を設け、この固定板の裏面に開口部と対応させて
エレクトロルミネッセンス照明板を両面接着テープにより取り付けている。
【0003】
しかしながら、上述した表示部の構造では、エレクトロルミネッセンス照明板
が両面接着テープにより取り付けられているため、簡単にエレクトロルミネッセ
ンス照明板を交換することができず、保守点検が面倒であるという問題がある。
また、エレクトロルミネッセンス照明板は透明な電極間にエレクトロルミネッセ
ンス層を形成し、電極間に電圧を印加して発光させるものであるから、両面接着
テープにより貼り付けられると、エレクトロルミネッセンス照明板に負荷が加わ
るため照明装置としての信頼性に欠けるという問題もある。
この考案の目的は、エレクトロルミネッセンス照明板に負荷が加わらず、簡単
に着脱できるように取り付けることのできる表示部の構造を提供することである
。
【0004】
この考案は、液晶表示装置が取り付けられた固定板に、液晶表示装置の裏面に
対向する開口部およびこの開口部の周側部における一方向の側部に液晶表示装置
の裏面側を照明するエレクトロルミネッセンス照明板が挿入する挿入口が設けら
れた照明板収納部を形成するとともに、エレクトロルミネッセンス照明板の挿入
軌跡上に出没可能に突出して照明板収納部に挿入されたエレクトロルミネッセン
ス照明板の挿入口側の端部に接近して対向する弾性片を形成したことを特徴とす
る。
【0005】
以下、図1〜図4を参照して、この考案を置き時計に適用した場合の一実施例
について説明する。
図1〜図3において、1は時計ケースである。この時計ケース1は図1に示す
ようにフロントケース2とリアケース3とで構成されている。フロントケース2
の前面(左側面)には凹部4が設けられている。この凹部4の前端部には時計ガ
ラス5が装着されており、底部の中心部には軸挿通孔6が設けられ、この軸挿通
孔6の上下における2箇所には表示用の円形孔7がそれぞれ設けられている。ま
た、凹部4の裏面(右側面)には図2および図3に示すように固定板8がビス9
により取り付けられている。この固定板8の前面側には図1に示すように液晶表
示装置10およびエレクトロルミネッセンス照明板11が上下の表示用の円形孔
7に対応して取り付けられており、裏面にはアナログムーブメント12が取り付
けられている。液晶表示装置10は裏面にハーフミラー17が貼り付けられてお
り、液晶表示装置10はエレクトロルミネッセンス照明板11が駆動されていな
い時には反射型の表示装置となり、エレクトロルミネッセンス照明板11が駆動
された時には透過型の表示装置となる。
【0006】
固定板8は合成樹脂によりほぼ平板状に形成されている。この固定板8の中心
部にはアナログムーブメント12の指針軸12aが挿通する挿通孔13が軸挿通
孔6と対応して形成されており、その上下部には表示収納部14および照明板収
納部15がそれぞれ表示用の円形孔7に対応して形成されているとともに、各照
明板収納部15の近傍に弾性片16が形成されている。表示収納部14は図4(
a)および(b)に示すように平板状の液晶表示装置10を収納する四角形状の
凹部であり、固定板8の前面側(図4(a)および(b)では上面側)に開放さ
れて形成されている。照明板収納部15は平板状のエレクトロルミネッセンス照
明板11をスライド可能に収納する薄い箱形状に形成され、固定板8の裏面(下
面)に表示収納部14と対応して設けられている。すなわち、照明板収納部15
は、図4(a)および(b)に示すように、液晶表示装置10の裏面と対応する
照明用開口部15aおよび左側の側部からエレクトロルミネッセンス照明板11
が挿入する挿入口15bが形成されている。また、弾性片16は固定板8から斜
め下側の挿入口15b側に向けて湾曲して延出された帯板状の弾性変形可能なも
のであり、その先端部16aがエレクトロルミネッセンス照明板11の挿入軌跡
上に出没して照明板収納部15内に収納されたエレクトロルミネッセンス照明板
11の挿入口15b側の端部11aに接近して対応する構造となっている。
【0007】
なお、上下2つの液晶表示装置10のうち、下側の液晶表示装置10は時刻や
日付などの情報を表示し、上側の液晶表示装置10は星座や月齢などの情報を表
示するようになっている。また、各エレクトロルミネッセンス照明板11は照明
板収納部15内に挿入口15bから挿入されて収納され、照明用開口部15aを
通して液晶表示装置10の裏面側を照明する。さらに、アナログムーブメント1
2は固定板8の挿通孔13およびフロントケース2の軸挿通孔6を挿通してフロ
ントケース2の凹部4内に突出した指針軸12aの先端に時針、分針、秒針など
の指針12bが取り付けられ、この指針12bがフロントケース2の凹部4内で
運針するようになっている。
【0008】
このように構成された置き時計の表示部構造では、図4(a)に示すように、
固定板8の弾性片16を下方より押し上げて弾性変形させることにより、弾性片
16の先端部16aをエレクトロルミネッセンス照明板11の挿入軌跡上から離
脱させ、この状態でエレクトロルミネッセンス照明板11を挿入口15bから挿
入することにより、エレクトロルミネッセンス照明板11を照明板収納部15内
に簡単かつ容易に収納することができる。しかも、このようにエレクトロルミネ
ッセンス照明板11が照明板収納部15内に収納されると、図4(b)に示すよ
うに、弾性片16が元の位置に復帰して、弾性片16の先端部16aがエレクト
ロルミネッセンス照明板11の挿入口15b側の端部11aに接近して対向する
ので、照明板収納部15内に収納されたエレクトロルミネッセンス照明板11が
抜け出そうとしても、エレクトロルミネッセンス照明板11の端部11aが弾性
片16の先端部16aに当接するため、エレクトロルミネッセンス照明板11が
勝手に照明板収納部15内から抜け出すことがない。なお、照明板収納部15内
からエレクトロルミネッセンス照明板11を取り出す場合には、弾性片16を上
述と同様に押し上げて弾性片16の先端部16aをエレクトロルミネッセンス照
明板11の挿入軌跡上から離脱させれば、簡単かつ容易にエレクトロルミネッセ
ンス照明板11を取り出すことができ、保守点検が簡単にできる。また、エレク
トロルミネッセンス照明板11は照明板収納部15内に挿入されているだけであ
るから、自由状態で収納されることとなり、従来のような両面接着テープの貼り
付けによる負荷などが加わらないため、照明装置としての信頼性を確保すること
ができる。
【0009】
なお、上述した実施例では置き時計に適用した場合について述べたが、これに
限らず、掛け時計やトラベルウォッチなどの時計にも適用でき、また時計に限ら
ず、液晶表示装置で情報を表示する小型電子機器にも広く適用することができる
。
【0010】
以上説明したように、この考案によれば、固定板に設けられた弾性片を弾性変
形させて弾性片の先端をエレクトロルミネッセンス照明板の挿入軌跡上から離脱
させることにより、照明板収納部の挿入口を通して簡単かつ容易にエレクトロル
ミネッセンス照明板を照明板収納部内に挿脱することができ、保守点検作業が容
易にできるとともに、照明板収納部内にエレクトロルミネッセンス照明板が自由
状態で収納されるので、従来の両面接着テープのような負荷が加わることがなく
、照明装置としての信頼性を確保することができる。
【図1】この考案を置き時計に適用した断面図。
【図2】リアケースおよびアナログムーブメントを取り
外した状態の背面図。
外した状態の背面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】(a)はエレクトロルミネッセンス照明板を照
明板収納部に挿入するときの状態を示す要部拡大断面
図、(b)はエレクトロルミネッセンス照明板を照明板
収納部内に収納した状態を示す要部拡大断面図。
明板収納部に挿入するときの状態を示す要部拡大断面
図、(b)はエレクトロルミネッセンス照明板を照明板
収納部内に収納した状態を示す要部拡大断面図。
8 固定板
10 液晶表示装置
11 エレクトロルミネッセンス照明板
15 照明板収納部
15a 照明用開口部
15b 挿入口
16 弾性片
Claims (1)
- 【請求項1】 液晶表示装置が取り付けられた固定板に
前記液晶表示装置の裏面側を照明するエレクトロルミネ
ッセンス照明板を取り付けてなる表示部の構造におい
て、前記固定板には、前記液晶表示装置の裏面に対向す
る開口部およびこの開口部の周側部における一方向の側
部に前記エレクトロルミネッセンス照明板が挿入する挿
入口を有する照明板収納部が形成されているとともに、
前記エレクトロルミネッセンス照明板の挿入軌跡上に出
没可能に突出して前記照明板収納部に挿入された前記エ
レクトロルミネッセンス照明板の前記挿入口側の端部に
接近して対向する弾性片が形成されていることを特徴と
する表示部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4523391U JP2552330Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 表示部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4523391U JP2552330Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 表示部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130926U true JPH04130926U (ja) | 1992-12-01 |
JP2552330Y2 JP2552330Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=31925159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4523391U Expired - Lifetime JP2552330Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 表示部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552330Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP4523391U patent/JP2552330Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2552330Y2 (ja) | 1997-10-29 |
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