JPH04130421U - 零相変流器 - Google Patents

零相変流器

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JPH04130421U
JPH04130421U JP4591891U JP4591891U JPH04130421U JP H04130421 U JPH04130421 U JP H04130421U JP 4591891 U JP4591891 U JP 4591891U JP 4591891 U JP4591891 U JP 4591891U JP H04130421 U JPH04130421 U JP H04130421U
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JP
Japan
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current transformer
phase current
secondary winding
zero
parallel
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Pending
Application number
JP4591891U
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English (en)
Inventor
正雄 柴山
直行 渡辺
Original Assignee
株式会社日幸電機製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏電遮断器の零相変流器を小形化して、漏電
遮断器全体の外形寸法を縮小するためのものである。 【構成】 漏電遮断器の零相変流器に於いて、一次導体
11,12が夫々コ字状,逆コ字状に折り曲げ形成され
るとともに,二次巻線9の側面17に並行する一対の平
行部16,19が設けられていて、これ等一対の平行部
16,19と前記二次巻線9の側面17との間にその一
部が挟持され、残余部が前記一次導体11,12の一対
の平行部16,19に沿って延伸して配置されるシール
ド板15,18を備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は零相変流器に関し、特に低圧配電系統に接続され、系統に漏電が発生 した場合に、この漏電を検知して不良系統を電源から遮断する漏電遮断器の零相 変流器であり、その小型縮小化に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来実施されている漏電遮断器のカバーを取り外し内部がみえるように した主要部概略図であり、23はベース,24,25は外部接続用の電源側及び 負荷側端子,26は操作ハンドル,27は可動接触片,28は消弧装置,29は 過電流検出部である。又30は系統の漏洩電流を検出する零相変流器であって図 示しない初透磁率の高いパーマロイ系の巻状鉄心に巻回された二次巻線34と, この二次巻線34を貫通する一次導体31,32,33を有し、一次導体31, 32,33に流れる電流により発生する磁束を鉄心がベクトル合成している。従 って通常時はその合成値が零となり、二次巻線34には電圧を誘起しない。
【0003】 しかるに配線又は負荷機器に漏電が生じると、大地一接地線一配線の経路に漏 洩電流が流れるため、漏洩電流分のみが一次導体に流れず、この電流分に相当す る電圧が二次巻線34に誘起されて漏電遮断器が動作し遮断が行なわれる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような漏電遮断器についても最近取り付けスペースの関係で外形寸法の小 形化が要求されており、この要求に対応する手段としては漏電遮断器の主要部を なす零相変流器の縮小化が考えられ、そのためには図9,10に示す如く零相変 流器35の二次巻線36を貫通する一次導体37,38,39の内、一次導体38 は従来通り直線状にするが、他の一次導体37,39は夫々コ字状及び逆コ字状 にして縮小化を可能にすることが考えられる。しかしこの場合、下記のような問 題点が発生する。
【0005】 即ち上述の如く配線又は負荷機器に漏電がない限り二次巻線36には誘起電圧 を発生しないはずであるが、二次巻線36に対する一次導体37,38,39の 配置を磁気的にみた場合、二次巻線36の中心線に対し一次導体37,38,3 9が平衡して均等に配置されていないため、不平衡磁束に起因する不平衡電圧が 二次巻線36に誘起され、漏電が発生していないにも拘らず漏電遮断器が誤動作 する不都合を生じ、特に一次導体37,38,39に流れる電流がパルス性でそ の値が大である場合程顕著に現れる。
【0006】 このような誤動作を防止するのに、図14に示す如く磁性材料からなる二枚の リング状磁気シールド板45,45で二次巻線41の側面をサンドイッチ状に挟 持し、図13の如き形状にして図11,12の如き零相変流器40を構成するこ ともできる。しかしこれでは不平衡電圧を充分微小な値にするためには、磁気シ ールド板45を極めて厚くする必要があり、その結果零相変流器の縮小化が達成 されない欠点を有する。即ち図15は一次側導体42,43,44に実験的に大 電流を流した状態で二次巻線41に誘起する不平衡電圧を減少させるため、同一 寸法の磁気シールド板を積み重ねた場合の磁気シールドの枚数nを横軸に、不平 衡電圧Vを縦軸にとった場合の特性グラフを示し、例えば磁気シールド板45の 厚さを2倍にしても不平衡電圧は1/2にならず、磁気シールド板を厚くしても 充分なシールド効果が得られない結果を示している。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような点を考慮して、本考案では漏電遮断器の零相変流器の一次導体11 ,12がコ字状、逆コ字状に折り曲げ形成され、又前記一次導体11,12の二 次巻線9の側面17に並行する平行部16,19が設けられていて、これら平行 部16,19と前記二次巻線9の側面17との間にその一部が挟持され、残余部 が前記一次導体11,12の平行部16,19に沿うように延伸して配置される 磁気シールド板15,18を備えるようにしたことを特徴としたものである。
【0008】
【作用】
このようにして本考案の零相変流器によれば、二次巻線の磁気中心線に対する 一次導体の配置が不平衡であったり、一次導体に流れる電流値が大である場合も 二次巻線に誘起される不平衡電圧は極めて微小であるので、零相変流器を小形化 して漏電遮断器全体の外形寸法を縮小して、而も誤動作を防止できる。
【0009】
【実施例】
次に本考案装置について、その実施例で説明する。 図1は本考案に係る零相変流器8を組み込んだ漏電遮断器の内部概略図であり、 図で1はベース,2,3は外部接続用の電源側及び負荷側端子,4は操作ハンド ル,5は可動接触片,6は消弧装置,7は過電流検出部,8は零相変流器である 。図2,図3は零相変流器8の詳細を示すもので、9は図示しないリング状巻状 鉄心に巻装した二次巻線,10は二次巻線9の孔中心部を貫通する直線状の一次 導体である。一次導体10の左右にはコ字状一次導体11と逆コ字状一次導体12 の直線部13,14が配置される。15はコ字状一次導体11を折り曲げ、二次 巻線9に並行するように形成した平行部16と前記二次巻線9の側面17間にそ の一部が挟持され、残余部が前記平行部16に沿い延伸して配置され、コ字状一 次導体11に流れる電流による二次巻線9えの磁気的悪影響を排除し、不平衡電 圧の発生を防止する目的で設けられた磁気シールド板である。
【0010】 更に18も磁気シールド板で、逆コ字状一次導体12を折り曲げ、二次巻線9 の側面17に並行するように形成した平行部19と前記二次巻線9の側面17に その一部が挟持され、残余部が前記平行部19に沿い延伸して配置され、逆コ字 状導体12に流れる電流による二次巻線9えの磁気的悪影響を排除し、前記シー ルド板15と同様、二次巻線9に誘起する不平衡電圧の発生を防止する。尚磁気 シールド板15,18としては図4に示す如く同一形状の角板20を四枚対称し て配置してもよいし、図5,図6に示す如くU字状の切欠部を設けた板21或は コ字状に折り曲げた板22の夫々を二枚対称的に配置してもよい。
【0011】
【考案の効果】
図7は本考案に係る磁気シールド板を配置した零相変流器と従来の磁気シール ド板が無い零相変流器の夫々について、一次導体に実験的に電流を1500Aま で流した場合の夫々の二次巻線に誘起する不平衡電圧を対比して、本考案の効果 をグラフ化したものであり、横軸に電流Aをとり縦軸に不平衡電圧Vをとると、 本考案ではa曲線を描き従来の零相変流器ではb曲線で表され、本考案では一次 導体に大電流が流れた場合も二次巻線に誘起する不平衡電圧は微小値であること がわかる。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる零相変流器8を組み込んだ漏電
遮断器の内部概略図である。
【図2,図3】同図1の零相変流器8の側面図,上面図
である。
【図4〜図6】図1の零相変流器8に含まれる磁気シー
ルド板の異なる実施例斜面図である。
【図7】本考案による零相変流器と従来磁気シールド板
のない零相変流器とを比較した特性グラフである。
【図8】従来の漏電遮断器のカバーを取り外した場合の
主要部概略図である。
【図9,図10】従来の図8とは異なる零相変流器の側
面図,上面図である。
【図11,図12】従来の図8とは更に異なる零相変流
器の側面図,上面図である。
【図13,図14】図11,12に使われる二次巻線の
斜面図,同分解斜面図である。
【図15】図11,12の磁気シールドを含んだ零相変
流器のシールド効果を示すグラフである。
【符号の説明】
8 零相変流器 9 二次巻線 11,12 一次導体 15,18 磁気シールド板 16,19 一次導体11,12の平行部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】零相変流器8の一次導体11,12が夫々
    コ字状,逆コ字状に折り曲げ形成され、又二次巻線9の
    側面17に並行する夫々一対の平行部16,19が設け
    られていて、この夫々一対の平行部16,19と前記二
    次巻線9の側面17との間にその一部が挟持され、残余
    部が前記一次導体11,12の平行部16,19に沿う
    ように延伸して配置される磁気シールド板15,18を
    備えるようにしたことを特徴とする零相変流器。
JP4591891U 1991-05-23 1991-05-23 零相変流器 Pending JPH04130421U (ja)

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JP4591891U JPH04130421U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 零相変流器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205024A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Kawamura Electric Inc 零相変流器
JP2011205025A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Kawamura Electric Inc 零相変流器
JP2011243699A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Kawamura Electric Inc 零相変流器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54148224A (en) * 1978-05-12 1979-11-20 Mitsubishi Electric Corp Zero-phase-sequence current transformer

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