JPH04130298A - バーナブルポイズン棒の切断粉回収装置 - Google Patents
バーナブルポイズン棒の切断粉回収装置Info
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- JPH04130298A JPH04130298A JP2252719A JP25271990A JPH04130298A JP H04130298 A JPH04130298 A JP H04130298A JP 2252719 A JP2252719 A JP 2252719A JP 25271990 A JP25271990 A JP 25271990A JP H04130298 A JPH04130298 A JP H04130298A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
- Shearing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、バーナブルポイズン棒を水中で切断する際に
発生する切断粉を回収するための装置に関するものであ
る。
発生する切断粉を回収するための装置に関するものであ
る。
バーナブルポイズン棒は、−次減容処理によりバーナブ
ルポイズン集合体の保持部直下から切離され、長尺の形
状のまま水中保管されるのが一般的である。ところが、
近年、上記集合体の発生本数が大幅に増大していること
から、プール内での保管には限界があり、より適切な減
容処理の開発が求められている。そこで従来は、例えば
実開昭63−68000号公報に示されるように、−次
減容処理されたバーナブルポイズン棒をさらに水中で短
尺に切断する二次減容処理を実行し、これにより保管ス
ペースを大幅に削減することが検討されている。
ルポイズン集合体の保持部直下から切離され、長尺の形
状のまま水中保管されるのが一般的である。ところが、
近年、上記集合体の発生本数が大幅に増大していること
から、プール内での保管には限界があり、より適切な減
容処理の開発が求められている。そこで従来は、例えば
実開昭63−68000号公報に示されるように、−次
減容処理されたバーナブルポイズン棒をさらに水中で短
尺に切断する二次減容処理を実行し、これにより保管ス
ペースを大幅に削減することが検討されている。
上記バーナブルポイズン棒は、金属製の被覆管の中に、
ホウケイ酸ガラス棒、またはホウ素入りアルミニウム+
ペレットを充填したものであるので、このようなバーナ
ブルポイズン棒を通常のギロチン式等の切断装置で横方
向に切断すると、その切断粉としてガラス粉やアルミナ
粉が発生することになる。
ホウケイ酸ガラス棒、またはホウ素入りアルミニウム+
ペレットを充填したものであるので、このようなバーナ
ブルポイズン棒を通常のギロチン式等の切断装置で横方
向に切断すると、その切断粉としてガラス粉やアルミナ
粉が発生することになる。
これらの切断粉は、トリチウムをはじめとする放射性核
種を含んでおり、しかも、1か所の切口あたりで数g発
生し、その粒径は数μmから10mmの広い範囲に及ぶ
。従って、このような切断粉を回収しないでそのまま放
置しておくと、上記切断粉中の小径粉が水中に浮遊する
ことにより、プール水の放射能濃度を高め、さらにプー
ル表面からの線量率を高める一方、大径粉が切断装置下
部やプール底に沈降した状態で多量のトリチウムを放出
することにより、プールの汚染を促進するおそれがある
。また、上記小径粉が切断装置の摺動部に侵入すると、
異常摩耗の原因となる一方、窪みに入り込むと、装置を
気中に引上げる際の除染作業に手間取ることになり、最
悪の場合、切断装置の引上げが不可能になる。
種を含んでおり、しかも、1か所の切口あたりで数g発
生し、その粒径は数μmから10mmの広い範囲に及ぶ
。従って、このような切断粉を回収しないでそのまま放
置しておくと、上記切断粉中の小径粉が水中に浮遊する
ことにより、プール水の放射能濃度を高め、さらにプー
ル表面からの線量率を高める一方、大径粉が切断装置下
部やプール底に沈降した状態で多量のトリチウムを放出
することにより、プールの汚染を促進するおそれがある
。また、上記小径粉が切断装置の摺動部に侵入すると、
異常摩耗の原因となる一方、窪みに入り込むと、装置を
気中に引上げる際の除染作業に手間取ることになり、最
悪の場合、切断装置の引上げが不可能になる。
なお、1981年発行の「火力原子力発電Vo1.32
No、 7JのjlE 645頁rBWR原子力発電所
における除染作業の自動化」には、プール底のように平
面上に溜った粒子をスキージ−等で自動的に回収するよ
うにした装置が記されているが、このような装置では、
切断装置内部に入り込んだ切断粉の除去は困難であり、
また、切断粉によるプール等の汚染を未然に防ぐことは
できない。
No、 7JのjlE 645頁rBWR原子力発電所
における除染作業の自動化」には、プール底のように平
面上に溜った粒子をスキージ−等で自動的に回収するよ
うにした装置が記されているが、このような装置では、
切断装置内部に入り込んだ切断粉の除去は困難であり、
また、切断粉によるプール等の汚染を未然に防ぐことは
できない。
本発明は、このような事情に鑑み、水中でバーナブルポ
イズン棒を切断するに際し、上記バーナブルポイズン棒
から発生する切断粉による汚染を未然に防ぐことができ
る装置を提供することを目的とする。
イズン棒を切断するに際し、上記バーナブルポイズン棒
から発生する切断粉による汚染を未然に防ぐことができ
る装置を提供することを目的とする。
本発明は、バーナブルポイズン棒の水中切断時に発生す
る切断粉を回収するための装置であって、上記バーナブ
ルポイズン棒の切断部を覆う形状に形成されたハウジン
グと、このハウジングにおいて上記切断部の近傍に設け
られ、このハウジング内と連通するフードと、上記ハウ
ジング内から上記フードを通じてハウジング外部に向か
う方向の水流を形成する水流形成手段とを備えたもので
ある(請求項1)。
る切断粉を回収するための装置であって、上記バーナブ
ルポイズン棒の切断部を覆う形状に形成されたハウジン
グと、このハウジングにおいて上記切断部の近傍に設け
られ、このハウジング内と連通するフードと、上記ハウ
ジング内から上記フードを通じてハウジング外部に向か
う方向の水流を形成する水流形成手段とを備えたもので
ある(請求項1)。
さらに、上記ハウジングの底部に同ハウジングの内外を
連通する出口を設ければ、より効果的である(請求項2
)。
連通する出口を設ければ、より効果的である(請求項2
)。
まず、請求項1記載の装置によれば、ハウジング内でバ
ーナブルポイズン棒を切断することにより、発生する切
断粉の移動範囲は上記ハウジング内に限定され、しかも
、これらの切断粉は、水流形成手段で形成された水流に
のって、バーナブルポイズン棒の切断位置近傍に設けら
れたフードからハウジング外部に積極的に吸い出される
。
ーナブルポイズン棒を切断することにより、発生する切
断粉の移動範囲は上記ハウジング内に限定され、しかも
、これらの切断粉は、水流形成手段で形成された水流に
のって、バーナブルポイズン棒の切断位置近傍に設けら
れたフードからハウジング外部に積極的に吸い出される
。
さらに、請求項2記載の装置によれば、ハウジングの出
口の下方に収納容器等をセットしておき、この状態でバ
ーナブルポイズン棒を切断することにより、切断粉のう
ち比較的大径の粒子がバーナブルポイズン棒とともに沈
下し、上記出口から収納容器等に収納される。
口の下方に収納容器等をセットしておき、この状態でバ
ーナブルポイズン棒を切断することにより、切断粉のう
ち比較的大径の粒子がバーナブルポイズン棒とともに沈
下し、上記出口から収納容器等に収納される。
本発明の一実施例を第1図〜第3図に基づいて説明する
。
。
第1図は、本発明の切断粉回収装置を備えたバーナブル
ポイズン棒の減容処理システムを示したものである。
ポイズン棒の減容処理システムを示したものである。
ここに示される切断装置10は、水中に配された固定ブ
ロック11、固定台12、および移動台14を備えてい
る。固定台12は、上記固定ブロック11と対向する位
置に設けられ、その先端側下面には固定刃16が固定さ
れている。この固定台12は、水圧シリンダ18のロッ
ド20に連結され、この水圧シリンダ18の作動によっ
て水平方向、すなわち上記固定ブロック11に対して接
離する方向に移動する。移動台14は、上記固定ブロッ
ク11の下方に設けられ、その先端側上面に移動刃22
が固定されている。この移動台14は、水圧シリンダ2
4のロッド26に連結され、この水圧シリンダ24の作
動で水平方向に移動する。
ロック11、固定台12、および移動台14を備えてい
る。固定台12は、上記固定ブロック11と対向する位
置に設けられ、その先端側下面には固定刃16が固定さ
れている。この固定台12は、水圧シリンダ18のロッ
ド20に連結され、この水圧シリンダ18の作動によっ
て水平方向、すなわち上記固定ブロック11に対して接
離する方向に移動する。移動台14は、上記固定ブロッ
ク11の下方に設けられ、その先端側上面に移動刃22
が固定されている。この移動台14は、水圧シリンダ2
4のロッド26に連結され、この水圧シリンダ24の作
動で水平方向に移動する。
これに対し、切断粉回収装置は、第2図および第3図に
も示されるようなハウジング30を備えている。このハ
ウジング30は、上記切断装置10によるバーナブルポ
イズン棒BPの切断部、すなわち、互いに接近した状態
にある固定刃16および移動刃22に対応する部分を下
方から覆う形状に形成されている。
も示されるようなハウジング30を備えている。このハ
ウジング30は、上記切断装置10によるバーナブルポ
イズン棒BPの切断部、すなわち、互いに接近した状態
にある固定刃16および移動刃22に対応する部分を下
方から覆う形状に形成されている。
このハウジング30の側壁には、このハウジング30内
と連通するフード31.32が上下2段に亘って設けら
れている。上側のフード31は上記切断部の近傍に位置
し、下側のフード32はハウジング30の底部近傍に位
置している。両フード31.32はハウジング30内に
連通し、かつ第1図に示されるような循環ポンプ34お
よびフィルタ36に接続されている。循環ポンプ34は
、ハウジング30内からフード31.32を通ってハウ
ジング30の外部に向かう水流を形成する。
と連通するフード31.32が上下2段に亘って設けら
れている。上側のフード31は上記切断部の近傍に位置
し、下側のフード32はハウジング30の底部近傍に位
置している。両フード31.32はハウジング30内に
連通し、かつ第1図に示されるような循環ポンプ34お
よびフィルタ36に接続されている。循環ポンプ34は
、ハウジング30内からフード31.32を通ってハウ
ジング30の外部に向かう水流を形成する。
この吸引された水はフィルタ36を通ってプール内に返
還される。
還される。
一方、上記ハウジング30、の底部には、このハウジン
グ30の内外を連通ずる搬出口(出口)38が設けられ
、この搬出口38の近傍には、これを開閉する開閉手段
40が設けられている。この開閉手段40は、水圧シリ
ンダ42と、この水圧シリンダ42のロッド44に固定
された開閉板46とからなり、上記水圧シリンダ42の
作動で開閉板46が上記搬出口38を塞ぐ位置と開く位
置との間で移動するように構成されている。
グ30の内外を連通ずる搬出口(出口)38が設けられ
、この搬出口38の近傍には、これを開閉する開閉手段
40が設けられている。この開閉手段40は、水圧シリ
ンダ42と、この水圧シリンダ42のロッド44に固定
された開閉板46とからなり、上記水圧シリンダ42の
作動で開閉板46が上記搬出口38を塞ぐ位置と開く位
置との間で移動するように構成されている。
次に、この減容処理システムの作用を説明する。
まず、固定台12および移動台14を後退させるととも
に(第1図二点鎖線位置)、開閉板46でハウジング3
0の搬出口38を塞ぎ、さらに、その下方に図外の収納
容器をセットしておく。
に(第1図二点鎖線位置)、開閉板46でハウジング3
0の搬出口38を塞ぎ、さらに、その下方に図外の収納
容器をセットしておく。
次いで、被切断物であるバーナブルポイズン棒BPをそ
の下端が上記開閉板46に到達する位置までハウジング
30内に上から挿入し、さらに、固定台12を前進させ
ることにより、この固定台12と固定ブロック11とで
バーナブルポイズン棒BPをクランプする。この状態で
移動台14を前進させることにより、この移動台14の
移動刃22と上記固定台11の固定刃16とでバーナブ
ルポイズン棒BPを切断することができる。
の下端が上記開閉板46に到達する位置までハウジング
30内に上から挿入し、さらに、固定台12を前進させ
ることにより、この固定台12と固定ブロック11とで
バーナブルポイズン棒BPをクランプする。この状態で
移動台14を前進させることにより、この移動台14の
移動刃22と上記固定台11の固定刃16とでバーナブ
ルポイズン棒BPを切断することができる。
このとき、バーナブルポイズン棒BPからは第1図に示
されるような切断粉47が発生するが、この切断粉47
の発生箇所はハウジング30で覆われているので、上記
切断粉47がプール全域に広がるおそれがない。しかも
、循環ポンプ34によって水流が形成されているので、
上記切断粉47のうち軽量の小径粒子は、上記水流に乗
ることによってハウジング30内から積極的に外部へ吸
引され、フィルタ36で回収される。これに対して大径
粒子は、ハウジング30内を沈降するため、上記切断後
に開閉板46を開くことにより、上記大径粒子がバーナ
ブルポイズン棒BPとともに図外の収納容器内に沈降し
、収納される。
されるような切断粉47が発生するが、この切断粉47
の発生箇所はハウジング30で覆われているので、上記
切断粉47がプール全域に広がるおそれがない。しかも
、循環ポンプ34によって水流が形成されているので、
上記切断粉47のうち軽量の小径粒子は、上記水流に乗
ることによってハウジング30内から積極的に外部へ吸
引され、フィルタ36で回収される。これに対して大径
粒子は、ハウジング30内を沈降するため、上記切断後
に開閉板46を開くことにより、上記大径粒子がバーナ
ブルポイズン棒BPとともに図外の収納容器内に沈降し
、収納される。
すなわち、この装置によれば、発生する切断粉47の移
動領域がハウジング30で限定されるとともに、上記切
断粉47のうちの小径粒子が循環ポンプ34によって積
極的に吸い出され、大径粒子は短尺に切断されたバーナ
ブルポイズン棒BPとともに回収される。このため、プ
ールの汚染は未然に防がれ、切断装置への切断粉47の
付着も効果的に抑制される。
動領域がハウジング30で限定されるとともに、上記切
断粉47のうちの小径粒子が循環ポンプ34によって積
極的に吸い出され、大径粒子は短尺に切断されたバーナ
ブルポイズン棒BPとともに回収される。このため、プ
ールの汚染は未然に防がれ、切断装置への切断粉47の
付着も効果的に抑制される。
*実験データ
第4図は、本発明装置による切断粉回収効果を実証する
ための実験装置を示したものであり、箪5図〜第9図は
上記第4図に示されるプール48内に浸漬される模擬切
断粉回収装置を示したものである。
ための実験装置を示したものであり、箪5図〜第9図は
上記第4図に示されるプール48内に浸漬される模擬切
断粉回収装置を示したものである。
この装置のハウジング5.0は、上記実施例のハウジン
グ30と路間等の形状に形成され、その側壁には上下2
段に亘ってフード51.52が設けられている。これら
のフード51.52には循環ポンプ34およびフィルタ
36が接続され、循環ポンプ34で吸引された水はフィ
ルタ36を通過後にプール48内に返還される。上記ハ
ウジング50の上部には、jl!7図に示されるような
平面視略コ字状の模擬切断台54が配設され、ハウジン
グ50内には複数本のバーナブルポイズン棒BPが上下
方向に収納されている。また、ハウジング50の上面に
は第9図にも示されるような試料挿入口56が形成され
ている。
グ30と路間等の形状に形成され、その側壁には上下2
段に亘ってフード51.52が設けられている。これら
のフード51.52には循環ポンプ34およびフィルタ
36が接続され、循環ポンプ34で吸引された水はフィ
ルタ36を通過後にプール48内に返還される。上記ハ
ウジング50の上部には、jl!7図に示されるような
平面視略コ字状の模擬切断台54が配設され、ハウジン
グ50内には複数本のバーナブルポイズン棒BPが上下
方向に収納されている。また、ハウジング50の上面に
は第9図にも示されるような試料挿入口56が形成され
ている。
このような装置により、以下の手順で実験を行った。
■ 循環ポンプ34を作動させて水を循環させる。
■ 試料挿入056から試料を投下する。試料には、粒
径2000μm以下のホウケイ酸ガラス粒子(密度2.
23g/ Cm3)および粒径50Gμn以下のアルミ
ナ粒子(密度3.2g / Cm3) ヲ用イ、さらに
、これらを粒径によって複数のグループに分類し、各グ
ループ毎に実験を行う。投下は等量ずつ複数回に分けて
行い、その時間間隔は約2〜3分とする。なお、この実
験では、水中における粒子の沈降速度の測定に基づき、
ホウケイ酸ガラス粒子については粒径が2000μm以
下のものを、アルミナ粒子についは500μm以下のも
のを浮遊し易い粒子として設定し、試料として用いてい
る。
径2000μm以下のホウケイ酸ガラス粒子(密度2.
23g/ Cm3)および粒径50Gμn以下のアルミ
ナ粒子(密度3.2g / Cm3) ヲ用イ、さらに
、これらを粒径によって複数のグループに分類し、各グ
ループ毎に実験を行う。投下は等量ずつ複数回に分けて
行い、その時間間隔は約2〜3分とする。なお、この実
験では、水中における粒子の沈降速度の測定に基づき、
ホウケイ酸ガラス粒子については粒径が2000μm以
下のものを、アルミナ粒子についは500μm以下のも
のを浮遊し易い粒子として設定し、試料として用いてい
る。
■ 全量投下後は、約5分間水を循環させ、その後に循
環ポンプ34を停止させる。そしてフィルタ36を取外
し、このフィルタ36を十分乾燥させた後に重量を測定
し、使用前後の重量差から回収量を求める。
環ポンプ34を停止させる。そしてフィルタ36を取外
し、このフィルタ36を十分乾燥させた後に重量を測定
し、使用前後の重量差から回収量を求める。
以上の手順による実験を、ガラス粒子については粒径4
4〜74μm% ’ 210〜250μm、 420
〜500μrrr、1410〜2000μmのものにつ
いて、アルミナ粒子については粒径75〜212μm、
212〜500μmのものについて流量を変えて行
ったところ、第10図に示すようなデータを得ることが
できた。
4〜74μm% ’ 210〜250μm、 420
〜500μrrr、1410〜2000μmのものにつ
いて、アルミナ粒子については粒径75〜212μm、
212〜500μmのものについて流量を変えて行
ったところ、第10図に示すようなデータを得ることが
できた。
なお、同図に示される流量を上側のフード51の開口位
置(第7図の点Pの位置)での流速に換算すると、次の
ようになる。
置(第7図の点Pの位置)での流速に換算すると、次の
ようになる。
39(l l / win = 24 cm/ 5ec
3501 / In1n 421 cm/ 5ee28
01 / min −17am/ secこのデータか
ら分かるように、フード51の開口部での流速を21c
m/see以上とすれば、粒径2000μm以下のホウ
ケイ酸ガラス粒子を90%以上回収することができ、上
記流速を24cm/seeとすれば、粒径5[10μm
以下のアルミナ粒、子を90%以上回収することができ
る。
3501 / In1n 421 cm/ 5ee28
01 / min −17am/ secこのデータか
ら分かるように、フード51の開口部での流速を21c
m/see以上とすれば、粒径2000μm以下のホウ
ケイ酸ガラス粒子を90%以上回収することができ、上
記流速を24cm/seeとすれば、粒径5[10μm
以下のアルミナ粒、子を90%以上回収することができ
る。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものでな(、例
として次のような態様をとることも可能である。
として次のような態様をとることも可能である。
(1) 前記実施例において、フード31.32同士
の間隔y(第5図)はバーナブルポイズン棒BPの切断
長さに応じて設定すれはよく、切断長さが短い場合には
、切断部から離れている側のフード32を省略してもよ
い。また、フードの方向も第1図〜第3図に示されるも
のに限定されず、装置の構造に応じて上下左右自在に設
定が可能である。
の間隔y(第5図)はバーナブルポイズン棒BPの切断
長さに応じて設定すれはよく、切断長さが短い場合には
、切断部から離れている側のフード32を省略してもよ
い。また、フードの方向も第1図〜第3図に示されるも
のに限定されず、装置の構造に応じて上下左右自在に設
定が可能である。
(2) 本発明では、バーナブルポイズン棒の切断方
式を問わず、上記ギロチン式のものの他、プラズマ溶断
、ウォータージェット切断等、切断粉が発生する種々の
切断装置について上記効果を得ることができる。
式を問わず、上記ギロチン式のものの他、プラズマ溶断
、ウォータージェット切断等、切断粉が発生する種々の
切断装置について上記効果を得ることができる。
以上のように本発明は、バーナブルポイズン棒の切断部
を覆うハウジングによって切断粉の移動範囲を規制し、
さらに、このハウジングにおいて上記切断部の近傍に設
けられたフードから71ウジング外部に向かう方向の水
流を形成して、この水流により切断粉を積極的にハウジ
ング外に吸引するようにしたものであるので、切断粉の
拡散によるプール等の汚染を未然に防ぎ、また切断装置
に切断粉が付着するのを効果的に抑制することができる
。
を覆うハウジングによって切断粉の移動範囲を規制し、
さらに、このハウジングにおいて上記切断部の近傍に設
けられたフードから71ウジング外部に向かう方向の水
流を形成して、この水流により切断粉を積極的にハウジ
ング外に吸引するようにしたものであるので、切断粉の
拡散によるプール等の汚染を未然に防ぎ、また切断装置
に切断粉が付着するのを効果的に抑制することができる
。
さらに、上記ハウジングの底部に同ハウジングの内外を
連通する出口を設けたものによれば、上記切断粉のうち
、ハウジング内を沈降する比較的大径の粒子を上記出口
から容易に回収することができる効果がある。
連通する出口を設けたものによれば、上記切断粉のうち
、ハウジング内を沈降する比較的大径の粒子を上記出口
から容易に回収することができる効果がある。
第1図は本発明の一実施例におけるバーナブルポイズン
棒の減容処理システムを示す全体構成図、第2図は第1
図のII−II線断面図、第3図は第1図の lll−
III線断面図、第4図は本発明装置の切断粉回収効果
についての実験装置の全体構成図、1115図は同装置
に用いられるハウジングの側面図、第6図は第5図のV
l−Vl線断面図、第7図は第5図ノV11−411線
断面図、第8図は第5図ノv11+−Vlfl線断面図
、第9図は上記ハウジングの試料挿入口を示す平面図、
第10図は上記実験装置による実験結果を示すブラフで
ある。 10・・・切断装置、30・・・ハウジング、31.3
2・・・フード、34・・・循環ポンプ(水流形成手段
)38・・・搬出口(出口)。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼折代 理 人
弁理士 小谷 悦司同 弁理
士 長1) 正向 弁理士 伊藤 孝
夫第 図 第 図 第 図 第 図 第 図
棒の減容処理システムを示す全体構成図、第2図は第1
図のII−II線断面図、第3図は第1図の lll−
III線断面図、第4図は本発明装置の切断粉回収効果
についての実験装置の全体構成図、1115図は同装置
に用いられるハウジングの側面図、第6図は第5図のV
l−Vl線断面図、第7図は第5図ノV11−411線
断面図、第8図は第5図ノv11+−Vlfl線断面図
、第9図は上記ハウジングの試料挿入口を示す平面図、
第10図は上記実験装置による実験結果を示すブラフで
ある。 10・・・切断装置、30・・・ハウジング、31.3
2・・・フード、34・・・循環ポンプ(水流形成手段
)38・・・搬出口(出口)。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼折代 理 人
弁理士 小谷 悦司同 弁理
士 長1) 正向 弁理士 伊藤 孝
夫第 図 第 図 第 図 第 図 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、バーナブルポイズン棒の水中切断時に発生する切断
粉を回収するための装置であって、上記バーナブルポイ
ズン棒の切断部を覆う形状に形成されたハウジングと、
このハウジングにおいて上記切断部の近傍に設けられ、
このハウジング内と連通するフードと、上記ハウジング
内から上記フードを通じてハウジング外部に向かう方向
の水流を形成する水流形成手段とを備えたことを特徴と
するバーナブルポイズン棒の切断粉回収装置。 2、請求項1記載のバーナブルポイズン棒の切断粉回収
装置において、上記ハウジングの底部に同ハウジングの
内外を連通する出口を設けたことを特徴とするバーナブ
ルポイズン棒の切断粉回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252719A JP2849462B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | バーナブルポイズン棒の切断粉回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252719A JP2849462B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | バーナブルポイズン棒の切断粉回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130298A true JPH04130298A (ja) | 1992-05-01 |
JP2849462B2 JP2849462B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=17241308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2252719A Expired - Fee Related JP2849462B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | バーナブルポイズン棒の切断粉回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2849462B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010223923A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Kawasaki Plant Systems Ltd | 使用済制御棒の水中減容システム |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP2252719A patent/JP2849462B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010223923A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Kawasaki Plant Systems Ltd | 使用済制御棒の水中減容システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2849462B2 (ja) | 1999-01-20 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |