JPH04129391U - 建設機械のクローラ幅の伸縮装置 - Google Patents

建設機械のクローラ幅の伸縮装置

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JPH04129391U
JPH04129391U JP3599291U JP3599291U JPH04129391U JP H04129391 U JPH04129391 U JP H04129391U JP 3599291 U JP3599291 U JP 3599291U JP 3599291 U JP3599291 U JP 3599291U JP H04129391 U JPH04129391 U JP H04129391U
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cylinder
retract
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expansion
rod
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JP3599291U
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Inventor
哲郎 吉本
Original Assignee
住友建機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械のクローラ幅を変化させるとき、オ
ペレータが運転席にいたままの状態でクローラ幅を伸縮
操作できるようにする。 【構成】 リトラクトシリンダ16の伸縮を制御するコ
ントロールバルブ22を設け、コントロールバルブ22
の2次圧をリトラクトシリンダ16へ流出入制御する電
磁バルブ26と、戻しばね28によってロッド29を突
出側に付勢した固定用シリンダ18を設ける。コントロ
ールバルブ22を切り替えると、その2次圧によって固
定用シリンダ18のロッド29が収縮し、固定リンク1
7とのロックが外れるとともに、リトラクトシリンダ1
6が伸縮してクローラ幅が変化する。之等の作動はコン
トローラ34の制御によって行われ、クローラ幅の変化
状態はランプ40,41,42に表示される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクローラを備えた建設機械に関するものであり、特に、クローラ幅の 伸縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クローラを備えた移動式クレーンやパワーショベル等の建設機械を輸送する場 合、クローラ幅を作業姿勢の状態から輸送姿勢の状態に縮小する必要がある。従 来は、オペレータがクローラ部位に近づいて固定リンクのロックピンを抜き取り 、運転席に戻ってシリンダ操作を行いクローラ幅を縮小した後、再びクローラ部 位に近づいてロックピンを挿入していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来は、オペレータがロックピンの抜き差しを行っているが、クローラ幅の伸 縮部位にガタがあるとロックピンの抜き差しが困難であり、オペレータはシリン ダの微調整を行うため運転席とクローラ部位との間を数回往復することもあって 、多大な労力を費していた。
【0004】 又、一人が運転席でシリンダ操作を行い、もう一人がクローラ部でロックピン の抜き差しを行うこともあるが、運転席からロックピンの操作作業が視認できず 、クローラに挟まれる危険がある。 そこで、オペレータが運転席にいたままの状態で、クローラ幅の伸縮操作を一 人で行えるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考 案はこの課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、リトラクトシリン ダの伸縮によって左右のクローラ幅を変化させるようにした建設機械に於いて、 リトラクトシリンダの伸縮を制御するコントロールバルブと、該コントロールバ ルブの2次圧をリトラクトシリンダへ流出入制御する電磁バルブと、リトラクト シリンダの伸縮何れかの作動油を選択するシャトルバルブと、戻しばねによって ロッドを突出側へ付勢した固定用シリンダと、該固定用シリンダのロッドが係合 してリトラクトシリンダの伸縮をロックする固定リンクとを配設し、前記固定用 シリンダのロッドの伸縮及びリトラクトシリンダの伸縮を検出するセンサーを設 け、シャトルバルブで選択された作動油を前記固定用シリンダへ導出し、シリン ダのロッドを収縮して固定リンクとのロックを解除し、電磁バルブを切り替えて リトラクトシリンダを作動させる制御手段を設けるとともに、各センサーの検出 値に基づき左右のクローラ幅の変化状態を表示する手段を設けたことを特徴とす る建設機械のクローラ幅の伸縮装置を提供するものである。
【0006】
【作用】
クローラ幅を変化させる場合、オペレータはレバー等を操作してコントロール バルブを伸長側又は伸縮側へ切り替える。コントロールバルブの2次圧はリトラ クトシリンダへ接続される管路を通り、一旦電磁バルブで止められる。コントロ ールバルブの2次圧の一部はシャトルバルブを通り、固定用シリンダに送られる 。固定用シリンダに作動油が入ると、戻しばねの付勢に抗してロッドが収縮し、 固定リンクとの係合が外れてリトラクトシリンダのロックが解除される。固定用 シリンダのロッドの収縮はセンサーで検出され、制御手段の作用によって電磁バ ルブが切り替わり、作動油がリトラクトシリンダへ流入してリトラクトシリンダ が伸長又は収縮する。
【0007】 リトラクトシリンダがストロークエンドまで伸長又は収縮したときは、センサ ーの検出信号が制御手段へ送られ、クローラ幅の変化状態を表示する手段が作動 して、オペレータにクローラ幅が伸長又は収縮したことを知らせる。然るとき、 オペレータはレバー等を操作してコントロールバルブを中立位置へ戻す。固定用 シリンダの作動油はシャトルバルブ及びコントロールバルブを通ってタンクへ戻 り、固定用シリンダのロッドは戻しばねの付勢で再び突出し、固定リンクと係合 してリトラクトシリンダがロックされる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って詳述する。図1は移動式クレーンの正 面図であり、キャビン10や巻上装置11等からなる上部旋回体12の下部に、 ロワーフレーム13やクローラ14等からなる下部走行体15が設けられている 。図2も参照して説明すれば、左右のクローラ14,14間にリトラクトシリン ダ16を架設し、このリトラクトシリンダ16の伸縮によってクローラ幅を変化 させるように形成してある。左右のクローラ14には固定リンク17,17を固 設し、ロワーフレーム13側に取り付けた固定用シリンダ18のロッドを固定リ ンク17の孔19へ係合して、リトラクトシリンダ16の伸縮をロックする。
【0009】 図3は本実施例の油圧回路を示し、タンク20の作動油はポンプ21によって 汲み上げられ、コントロールバルブ22へ送られる。このコントロールバルブ2 2にはレバー23を連結してあり、オペレータの手動によってスプールの位置が 切り替わる。又、リリーフバルブ24を設けて、油圧回路が一定圧以上にならな いように保護する。コントロールバルブ22を設けたアッパー部と、リトラクト シリンダ16を設けたロワー部との接続部にセンタージョイント25を設けて油 圧回路を接続する。
【0010】 リトラクトシリンダ16へ流出入する作動油は電磁バルブ26によって制御さ れるが、作動油の一部はシャトルバルブ27から固定用シリンダ18,18,1 8,18へも導出される。該固定用シリンダ18には戻しばね28を内蔵してあ り、ロッド29を常時突出側へ付勢しているので、ロッド29が固定リンク17 に係合してリトラクトシリンダ16の伸縮をロックしている。
【0011】 リトラクトシリンダ16の収縮側及び伸長側の端部にストロークエンドを検出 するセンサー30及び31を設けると共に、固定用シリンダ18の収縮側及び伸 長側の端部にもストロークエンドを検出するセンサー32及び33を設ける。セ ンサー30は、制御手段たるコントローラ34内に設けたアンド回路35とオア 回路36に接続し、センサー31はアンド回路37とオア回路36に接続する。 又、4つの固定用シリンダ18のセンサー32はアンド回路38に接続し、セン サー33はアンド回路39に接続する。そして、アンド回路38の出力端子を前 記電磁バルブ26のソレノイドに接続し、アンド回路39の出力端子をアンド回 路35及び37に接続する。更に、アッパー部に表示手段たるランプ40,41 ,42を設け、電源43とともにスリップリング44を介して前記コントローラ 34のアンド回路35,37及びオア回路36の出力端子に接続する。
【0012】 而して、移動式クレーンを輸送するためにクローラ幅を収縮する場合は、オペ レータがレバー23を収縮側へ操作してコントロールバルブ22のスプールを2 2aから22bの位置へ切り替える。ポンプ21から吐出された作動油はコント ロールバルブ22で制御され、コントロールバルブ22の2次圧はセンタージョ イント25を通って電磁バルブ26に至る。然し、電磁バルブ26が閉鎖されて いるのでコントロールバルブ22の2次圧は一旦電磁バルブ26で遮断され、該 2次圧の一部はシャトルバルブ27を通って4つの固定用シリンダ18に送られ る。依って、戻しばね28の付勢に抗してロッド29が収縮し、固定リンク17 との係合が外れてリトラクトシリンダ16のロックが解除される。
【0013】 4つの固定用シリンダ18の各ロッド29がストロークエンドまで収縮すると 、夫々のセンサー32が検出信号をコントローラ34内のアンド回路38へ送る 。4つのロッド29がすべてストロークエンドに至ったときはアンド回路38が オンになり、電磁バルブ26が切り替わって作動油がリトラクトシリンダ16へ 流入し、リトラクトシリンダ16のロッドが収縮する。そして、該リトラクトシ リンダ16がストロークエンドまで収縮すると、センサー30の検出信号がコン トローラ34内のアンド回路35及びオア回路36へ送られる。オア回路36が オンになるとアッパー部に設けたランプ41が点灯し、オペレータにリトラクト シリンダ16がストロークエンドに達したことを知らせる。
【0014】 オペレータはランプ41の点灯を確認した後、レバー23を中立位置に戻して コントロールバルブ22のスプールを22bから22aの位置へ切り替える。然 るとき、固定用シリンダ18の作動油はシャトルバルブ27及びコントロールバ ルブ22を通ってタンク20へ戻り、固定用シリンダ18のロッド29は戻しば ね28の付勢で再び突出する。従って、センサー32の検出信号がなくなってア ンド回路38はオフとなり、電磁バルブ26が切り替わってリトラクトシリンダ 16へ流出入する作動油が遮断される。更に、固定用シリンダ18のロッド29 が伸長すれば固定リンク17と係合し、リトラクトシリンダ16は収縮状態でロ ックされる。
【0015】 4つの固定用シリンダ18の各ロッド29がストロークエンドまで伸長すると 、夫々のセンサー33が検出信号をコントローラ34内のアンド回路39へ送る 。4つのロッド29がすべてストロークエンドに至ったときはアンド回路39が オンになり、前記アンド回路35がオンとなってアッパー部に設けたランプ40 が点灯し、オペレータにリトラクトシリンダ16が収縮状態でロックされたこと を知らせる。リトラクトシリンダ16が収縮されても、4つの固定用シリンダ1 8のロッド29がすべて固定リンク17にロックされなければランプ40は点灯 しない。即ち、オペレータはランプ40の点灯により、図1に示した左右のクロ ーラ14,14が収縮状態でロワーフレーム13に固定され、クローラ幅が縮小 されたことをキャビン10にいながら確認することができる。
【0016】 一方、移動式クレーンを作業姿勢にするためにクローラ幅を拡大する場合は、 オペレータがレバー23を伸長側へ操作してコントロールバルブ22のスプール 22cの位置へ切り替える。前述した手順と同様にして、作動油が4つの固定用 シリンダ18に送られ、固定リンク17との係合が外れてリトラクトシリンダ1 6のロックが解除される。電磁バルブ26が切り替わって作動油がリトラクトシ リンダ16へ流入し、リトラクトシリンダ16のロッドが伸長してストロークエ ンドに達すると、アッパー部のランプ41が点灯する。オペレータはランプ41 の点灯を確認した後レバー23を中立位置に戻せば、固定用シリンダ18のロッ ド29が再び突出して、リトラクトシリンダ16は伸長状態でロックされる。然 るとき、アッパー部のランプ42が点灯し、オペレータは左右のクローラ幅が拡 大されたことを確認できる。
【0017】 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、そして、この考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0018】
【考案の効果】
本考案は上記一実施例に詳述したように、オペレータがレバー等でコントロー ルバルブを操作すれば、クローラのロックが自動的に解除されリトラクトシリン ダを伸縮させることができる。従って、オペレータは運転席に座ったままクロー ラ幅の変更操作を為すことができ、労力を軽減できるとともにクローラに挟まれ る危険も回避でき、作業性並びに安全性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動式クレーンの正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】油圧回路図。
【符号の説明】
14 クローラ 16 リトラクトシリンダ 17 固定リンク 18 固定用シリンダ 22 コントロールバルブ 26 電磁バルブ 27 シャトルバルブ 28 戻しばね 29 ロッド 30,31,32,33 センサー 34 コントローラ 40,41,42 ランプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リトラクトシリンダの伸縮によって左右
    のクローラ幅を変化させるようにした建設機械に於い
    て、リトラクトシリンダの伸縮を制御するコントロール
    バルブと、該コントロールバルブの2次圧をリトラクト
    シリンダへ流出入制御する電磁バルブと、リトラクトシ
    リンダの伸縮何れかの作動油を選択するシャトルバルブ
    と、戻しばねによってロッドを突出側へ付勢した固定用
    シリンダと、該固定用シリンダのロッドが係合してリト
    ラクトシリンダの伸縮をロックする固定リンクとを配設
    し、前記固定用シリンダのロッドの伸縮及びリトラクト
    シリンダの伸縮を検出するセンサーを設け、シャトルバ
    ルブで選択された作動油を前記固定用シリンダへ導出
    し、シリンダのロッドを収縮して固定リンクとのロック
    を解除し、電磁バルブを切り替えてリトラクトシリンダ
    を作動させる制御手段を設けるとともに、各センサーの
    検出値に基づき左右のクローラ幅の変化状態を表示する
    手段を設けたことを特徴とする建設機械のクローラ幅の
    伸縮装置。
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