JPH04129321U - デフレクタパネル付きサンルーフ - Google Patents

デフレクタパネル付きサンルーフ

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JPH04129321U
JPH04129321U JP4557491U JP4557491U JPH04129321U JP H04129321 U JPH04129321 U JP H04129321U JP 4557491 U JP4557491 U JP 4557491U JP 4557491 U JP4557491 U JP 4557491U JP H04129321 U JPH04129321 U JP H04129321U
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JP
Japan
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panel
window opening
deflector
slide
weather strip
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Pending
Application number
JP4557491U
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English (en)
Inventor
功悦 阿部
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーフの加工が容易で、開口面積を広くし
て車室内の換気や採光を十分に確保しスライドパネル開
放時に車室内への風の巻込みを確実に防止する。 【構成】 自動車のルーフ11に形成された単一の窓
開口部13の前側にデフレクタパネル15が、後側にス
ライドパネル12が配設され、スライドパネル12が窓
開口部13の後側部分をスライドして開閉し、デフレク
タパネル15がスライドパネル12の閉止状態で窓開口
部13の前側を塞ぎかつスライドパネル15が後方にス
ライドするに伴って後上がりの傾斜姿勢に保持される。
スライドパネル12の閉止状態でデフレクタパネル15
の前端縁部が第1ウエザストリップ31を介して窓開口
部13の前端縁部に当接しかつデフレクタパネル15の
後端縁部が第2ウエザストリップ32及び第3ウエザス
トリップ33を介してスライドパネル12の前端縁部に
当接するように構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のスライド式サンルーフに関する。更に詳しくはスライドパ ネル開放時の車室内への風の巻込みを防止するデフレクタパネルをスライドパネ ルの前側に備えたデフレクタパネル付きサンルーフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のサンルーフとして、ルーフに形成された窓開口部を自動車の前後方向 にスライドして開閉するスライド式サンルーフが知られている。このサンルーフ ではスライドパネルを後方にスライドして窓開口部を大きく開放した状態で走行 すると、ルーフに沿う空気流が窓開口部から車室内に巻込まれるため、従来より この巻込みを防止するデフレクタパネルを窓開口部の前側に設けたものが提案さ れている(例えば実開昭63−72227)。このサンルーフはスライドパネル が閉止しているときにデフレクタパネルをスライドパネルの下側に格納するため 、デフレクタパネル格納用のスペースがスライドパネルの下側に必要となり車室 内のスペースを狭める欠点があった。 また、スライドパネルの下側に格納されるデフレクタパネルを短リンク等を利 用してルーフ上方に突出させても、その突出量が不足する傾向にあり、風の巻込 みを確実に防止できない問題点があった。
【0003】 これらの点を解決するために、デフレクタパネルがルーフと面一に設けられ、 スライドパネルの下側に格納されないデフレクタパネル非格納式のサンルーフが 提案されている(実開昭59−160415)。図3及び図4に示すようにこの サンルーフではルーフ1にスライドパネル2が開閉する窓開口部3が設けられ、 この窓開口部3とは別にその前側に小開口部4が設けられ、この小開口部4をデ フレクタパネル5がスライドパネル2に連動して開閉するようになっている。デ フレクタパネル5はスライドパネル2の閉止状態で小開口部4を塞ぎ、スライド パネル2が後方にスライドするとスライダ6が連動リンク7を起立させ、図4に 示すようにデフレクタパネル5の後方を押上げて後上がりの傾斜姿勢にするよう になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記デフレクタパネル非格納式のサンルーフでは、デフレクタパネル 用の小開口部4をスライドパネル用の窓開口部3と別に設けるため、その間に仕 切部8が形成され、仕切部8が存在する分だけ窓開口部3の開口面積が狭くなり 、その結果車室内の換気や採光が十分に得られない不具合があった。また、小開 口部4と窓開口部3を設けるルーフ1の加工は複雑で、加工コストが上昇する欠 点もあった。
【0005】 本考案の目的は、ルーフの加工が容易で、開口面積を広くして車室内の換気や 採光を十分に確保でき、スライドパネルの開放時に車室内への風の巻込みを確実 に防止できるデフレクタパネル付きサンルーフを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1及び図2を用 いて説明する。 本考案のデフレクタパネル付きサンルーフは、自動車のルーフ11に単一の窓 開口部13が形成され、窓開口部11の前側にデフレクタパネル15が設けられ 、窓開口部13の後側にスライドパネル12が設けられ、スライドパネル12は 窓開口部13の後側部分をスライドして開閉し、デフレクタパネル15はスライ ドパネル12の閉止状態で窓開口部13の前側を塞ぎかつスライドパネル15が 後方にスライドするに伴って後上がりの傾斜姿勢に保持されるように構成される 。 その特徴あるところは、デフレクタパネル15の前端縁部及び後端縁部に第1 ウエザストリップ31及び第2ウエザストリップ32がそれぞれ設けられ、スラ イドパネル12の前端縁部に第3ウエザストリップ33が設けられ、スライドパ ネル12の閉止状態でデフレクタパネル15の前端縁部が第1ウエザストリップ 31を介して窓開口部13の前端縁部に当接しかつデフレクタパネル15の後端 縁部が第2ウエザストリップ32及び第3ウエザストリップ33を介してスライ ドパネル12の前端縁部に当接するように構成されたことにある。
【0007】
【作用】
スライドパネル12が窓開口部13の後側部分を閉じると、デフレクタパネル 15がスライドパネル12に連動して窓開口部13の前側部分を閉じ、デフレク タパネル15の後端縁部はウエザストリップ32,33を介してスライドパネル 12の前端縁部に当接する。 スライドパネル12が後方にスライドして窓開口部13を開けると、デフレク タパネル15が上方に突出して後上がりの傾斜姿勢になる。
【0008】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1及び図2に示すように、自動車のルーフ11には単一の窓開口部13が形 成される。この窓開口部13の前側にはデフレクタパネル15が、その後側には スライドパネル12がそれぞれ設けられる。スライドパネル12の上面には採光 のための透明な板ガラス12aが取付けられる。両パネル12及び15は閉止時 にはルーフ11と面一になるように構成される。このスライドパネル12は窓開 口部13の後側部分をスライドして開閉し、デフレクタパネル15はスライドパ ネル12の閉止状態で窓開口部13の前側を塞ぎ、スライドパネル12が後方に スライドするに伴って後上がりの傾斜姿勢になるようになっている。
【0009】 具体的には、デフレクタパネル15の両側の内面に長孔16aを有するスライ ダアッパガイド16が固着され、このガイド16の下面にはリンク17の上端が 固着される。このリンク17の下端にはピン軸18が設けられ、このピン軸18 はサンルーフハウジング19に固着されたスライダロアガイド21の長孔21a に摺動可能に係止される。ハウジング19には窓開口部13に相応した開口部1 9aが形成される。スライダアッパガイド16の長孔16aにはアーム22の先 端に設けられたピン軸23が摺動可能に係止される。アーム22はデフレクタパ ネル15を後上がりさせるためのもので、その上部は閉止時のスライドパネル1 2の前端縁部との干渉を避けるために湾曲して形成される。このアーム22はハ ウジング19の両側に傾斜して設けられ、その基端はピン軸24を介してハウジ ング19に枢着される。 ハウジング19の両側上方にはスライドパネル12に連動するアーム押え用ピ ン26が配設される。このピン26は、図1に示すようにスライドパネル12が 閉止時にアーム22の上面に圧接する。アーム22の下面中央部にはリーフスプ リング27の上端が固着され、スプリング27の下端はピン26がアーム22に 圧接時にハウジング19の両側平面部に当接し弾性変形する。スプリング27は ピン26がアーム22から離れると、アーム22を上方に付勢しその傾斜角度を 大きくするようになっている。
【0010】 デフレクタパネル15の前端縁部には第1ウエザストリップ31が、その後端 縁部には第2ウエザストリップ32がそれぞれ設けられる。またスライドパネル 12の前端縁部には第3ウエザストリップ33が設けられる。スライドパネル1 2の閉止状態ではデフレクタパネル15の前端縁部が第1ウエザストリップ31 を介して窓開口部13の前端縁部に当接し、かつデフレクタパネル15の後端縁 部が第2ウエザストリップ32及び第3ウエザストリップ33を介してスライド パネル12の前端縁部に当接するように構成される。また図2に示すように、第 1ウエザストリップ31はデフレクタパネル15が傾斜姿勢になった状態でも窓 開口部13の前端縁部に当接するように構成される。
【0011】 次にこのような構成のサンルーフの動作について説明する。 図1のようにスライドパネル12が開放状態から閉止状態にスライドするとき には、アーム押え用ピン26がアーム22を押下げてスプリング27を弾性変形 させ、同時にアーム22の傾斜角度を小さくする。これによりデフレクタパネル 15はその前端縁部のウエザストリップ31が窓開口部13の前端縁部に当接し 、同時にその後端縁部のウエザストリップ32が前方にスライドしてきたスライ ドパネルの前端縁部のウエザストリップ33に当接する。両パネル12及び15 により窓開口部13は完全に閉止状態になり、両パネルの端縁部から雨水が車室 内に流入しなくなる。
【0012】 また図2に示すようにスライドパネル12が後方にスライドするときには、ア ーム押え用ピン26が後退し、アーム22から離れる。スプリング27の反発弾 性力によりアーム22の傾斜角度が大きくなり、これによりデフレクタパネル1 5が後上がりの傾斜姿勢に保持され、ルーフ11より上方に突出した状態となる 。このデフレクタパネル15の突出量は大きいため、自動車の走行に伴ってルー フ11の表面に流れる空気流30はデフレクタパネル15によって窓開口部13 の上方を流れるようになり、窓開口部13から車室内への流入を確実に防止でき る。 特に、デフレクタパネル15は傾斜状態でもウエザストリップ31が窓開口部 13の前端縁部に当接しているため、高速走行時においてもデフレクタパネル1 5の前端縁部から車室内に空気流が流入しない。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、窓開口部は従来のように仕切部によって 仕切られることがなく、デフレクタパネルの後端縁部がウエザストリップを介し てスライドパネルの前端縁部に直接に接する構造となっているので、窓開口部の 開口面積を広くして車室内の換気や採光を十分に確保することができ、開放感を 十分に味わうことができる。 また、窓開口部からデフレクタパネルが突出するため、デフレクタパネルの突 出量が大きく、スライドパネルの開放時の車室内への風の巻込みを確実に防止す ることができる。特に、デフレクタパネルを従来より小型化しても風の巻込み防 止効果があるため、デフレクタパネルによって車室内の換気、採光効果が減殺さ れることがない。 更に、窓開口部が単一であるため、ルーフの窓開口部用のパネル加工が容易と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例デフレクタパネル付きサンル
ーフの閉止状態の縦断面図。
【図2】その開放状態の縦断面図。
【図3】従来例デフレクタパネル付きサンルーフの閉止
状態の縦断面図。
【図4】その開放状態の縦断面図。
【符号の説明】
11 ルーフ 12 スライドパネル 13 窓開口部 15 デフレクタパネル 31 第1ウエザストリップ 32 第2ウエザストリップ 33 第3ウエザストリップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のルーフ(11)に単一の窓開口部(1
    3)が形成され、前記窓開口部(11)の前側にデフレクタパ
    ネル(15)が設けられ、前記窓開口部(13)の後側にスライ
    ドパネル(12)が設けられ、前記スライドパネル(12)は前
    記窓開口部(13)の後側部分をスライドして開閉し、前記
    デフレクタパネル(15)は前記スライドパネル(12)の閉止
    状態で前記窓開口部(13)の前側を塞ぎかつ前記スライド
    パネル(15)が後方にスライドするに伴って後上がりの傾
    斜姿勢に保持されるように構成されたデフレクタパネル
    付きサンルーフであって、前記デフレクタパネル(15)の
    前端縁部及び後端縁部に第1ウエザストリップ(31)及び
    第2ウエザストリップ(32)がそれぞれ設けられ、前記ス
    ライドパネル(12)の前端縁部に第3ウエザストリップ(3
    3)が設けられ、前記スライドパネル(12)の閉止状態で前
    記デフレクタパネル(15)の前端縁部が前記第1ウエザス
    トリップ(31)を介して前記窓開口部(13)の前端縁部に当
    接しかつ前記デフレクタパネル(15)の後端縁部が前記第
    2ウエザストリップ(32)及び前記第3ウエザストリップ
    (33)を介して前記スライドパネル(12)の前端縁部に当接
    するように構成されたことを特徴とするデフレクタパネ
    ル付きサンルーフ。
JP4557491U 1991-05-21 1991-05-21 デフレクタパネル付きサンルーフ Pending JPH04129321U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200077644A (ko) * 2018-12-20 2020-07-01 주식회사 베바스토코리아홀딩스 차량용 파노라마 선루프의 패브릭 디플렉터 노이즈 저감 및 수납 유도장치

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KR20200077644A (ko) * 2018-12-20 2020-07-01 주식회사 베바스토코리아홀딩스 차량용 파노라마 선루프의 패브릭 디플렉터 노이즈 저감 및 수납 유도장치

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