JPH04129297U - 気密材挿入機 - Google Patents
気密材挿入機Info
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Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来形材の条溝へ気密材を挿入する気密材挿
入機は一つの形材の条溝に対して一組のローラ対を備え
たものがあり、更に位置決め、かしめ、切断を自動で行
う全自動の装置がある。処がこれらの気密材挿入機は一
種類の気密材しか扱えない。本考案は多種類の気密材挿
入が可能で安価な気密材挿入機を提供する。 【構成】 形材の長手方向挿入側に複数のローラ2を回
転自在に、流体圧シリンダ35に取付ける。各ローラ2
を通じてローラ対となるローラ軸23を軸受27にて支
持し、ローラ軸23に駆動装置29,31,32,28
を連結する。
入機は一つの形材の条溝に対して一組のローラ対を備え
たものがあり、更に位置決め、かしめ、切断を自動で行
う全自動の装置がある。処がこれらの気密材挿入機は一
種類の気密材しか扱えない。本考案は多種類の気密材挿
入が可能で安価な気密材挿入機を提供する。 【構成】 形材の長手方向挿入側に複数のローラ2を回
転自在に、流体圧シリンダ35に取付ける。各ローラ2
を通じてローラ対となるローラ軸23を軸受27にて支
持し、ローラ軸23に駆動装置29,31,32,28
を連結する。
Description
【0001】
本考案は押出し形材の条溝へ気密材を挿入するために用いられる気密材挿入機
に関する。
【0002】
アルミニウム窓、戸等の開口枠、障子には気密材が多用されている。これら、
気密材のサッシバーへの取付けは一部突条に係止するものがあるが大部分は条溝
に取付ける。気密材の取付けられる条溝は断面は口部がせまく奥部がせまく、典
型的な形状はT溝である。
【0003】
気密材を形材の条溝へ取付けるには条溝端部から、気密材を挿入し、条溝の長
手方向に気密材の取付部を滑らせて挿入する方法と、条溝口部外側に気密材の取
付部を沿わせて、気密材の弾力に抗して気密材取付部を圧縮して条溝口部から条
溝中へ押込み、条溝の奥部で該取付部が拡大することにより気密材が条溝から外
れないようにする方法がある。これら各々の気密材取付方法では形材の条溝断面
、気密材の取付部形状により何れかが適することになることが多いが、一方積極
的にこれらの何れかの取付方法に適するように形材及び気密材の断面を設計する
こともある。
【0004】
上記気密材の形材への取付作業は手作業か、一部、機械器具を用いるものが殆
どである。
【0005】
機械器具を用いるものは形材の条溝端部から形材の条溝内へ気密材を挿入する
場合に、挿入側入口側にローラ対を備え、ローラ対の近接対向又は圧接する周面
間に気密材を挿入するものである。この場合、挿入後の気密材の切断、形材への
固定は工具を用いて手作業となる。
【0006】
従来の形材への気密材の取付けは手作業又は一部のみ機械器具を用いるもので
あり、自動化されていない。そのため、窓、出入口等のサッシの開口枠、障子を
組立てる際に、形材へ気密材を取付けるのに時間がかかる。形材の条溝から気密
材を挿入するため手の力で挿入するので挿入する際に気密材に加わる力が一定し
ないので形材の条溝へ納まった状態では条溝の長手方向の位置で所々に特に圧縮
が強くされた部分が生じ、気密材のひれ部分の長手方向の一様性に影響を与える
。
【0007】
このような点から、形材への気密材取付けの時間短縮、取付けの正確さに対す
る強い要請があり、これらの要請を如何に解決すべきかということを課題の解決
を与えるものとして本考案者は先に特願平2−340821号に係わる発明を提
案している。
【0008】
上記本考案者が提案した先発明の気密材挿入機は気密材を挿入される条溝を備
えた押出し形材を支持する機台上に備えた形材受と、形材受に支持した形材の長
手方向の一方の延長上に設けられ、形材の端部条溝部のかしめ手段、気密材の切
断手段及び往復動自在で駆動装置に連結され、形材の端面への当接部を備えた位
置決め戻し手段を機台上に備えた気密材挿入側の位置決め端末加工装置と、形材
受に支持した形材の長手方向の他方の延長上に設けられ、形材の端部条溝部のか
しめ手段、及び形材の端面への当接部材を往復動自在に設けられて、当接部材を
駆動装置に結合され、機台上に備えた反気密材挿入側の位置決め端末加工装置と
、形材の長手方向に関し、気密材挿入側位置決め端末加工装置の外側に配設され
、互いに当接又は近接して少なくとも一方のローラが回転駆動手段に連結され、
その対向周面間に気密材を通過させて、気密材を形材の条溝へ送る送りローラ対
と、送りローラ対に近い側に位置した状態における気密挿入側の位置決め端末加
工装置の形材の端面への当接部との間に配設された気密材の案内部材とこれらの
内の可動部材を制御する制御装置とを有するものであり、これによって自動で気
密材の挿入が極めて早く、正確に行われる効果がある。然し乍ら、従来の気密材
挿入機はこのように気密材の形材への挿入長を自動位置決めし、挿入後の切断、
気密材を固定するための形材のかしめを自動で行う全自動のもの、或は気密材の
形材への送り込みのみローラ対で行うようにしたものを問わず、一対のローラに
て気密材を送り込む構造であり、機械一台で、一種類の気密材しか挿入できず、
多種類の気密材を挿入するためには、その台数分の機械が必要であり、材料のロ
ットが大きいなら、有効な機械であったが、多品種少量生産の傾向が強まる中、
機械稼動率が低くなり、問題となっている。
【0009】
本考案は多種類の気密材を形材へ挿入できる安価な気密材挿入機を提供するこ
とを提案するものである。
【0010】
本考案は気密材挿入側の外側で形材の長手方向に交叉方向に配された複数の回
転自在なローラを有し、前記各ローラに当接又は近接して一本の共通のローラ軸
が回転駆動手段に連結され、その対向周面間に気密材を通過させて、気密材を形
材の条溝へ送る送りローラ対と、各送りローラの前後に夫々配設され、送りロー
ラ対の共通接線上に直線状の案内を備えた気密材の案内部材と、前記各ローラを
夫々個別にローラ軸に対して進退する往復動装置を有する気密材挿入機である。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。図1,2,3は本考案の全体
を示す三面図であって図1は正面図、図2は平面図、図3は側面図である。自在
キャスタ26付の架台25上には上面全面が一平面の台座22が固定されている
。台座22上には気密材送り装置A,B,C,D,Eが配設されている。気密材
送り装置Eは左右対称に気密材を送り込むためのもので一対となっている。台座
22の長手方向両端部には軸受27が固定されている。両軸受27にはローラ軸
23の両端部が支持され、ローラ軸23の一端は軸受27を挿通した端部にプー
リ28が固定されている。架台25の側面に固定されたモータ取付板24に固定
されたモータ29の軸端にはプーリ31が固定され、プーリ28,31間にはベ
ルト32が巻掛けてある。
【0012】
図4は図2のZ−Z拡大矢視図である。気密材送り装置A〜Eは何れも同構成
であり、図4においてローラ軸23に接触又は近接可能なローラ2は支持具34
に固定した固定軸33に回転自在に取付けられている。支持具34を固定したロ
ーラ受金具3を先端に取付けられたピストンロッドを有する流体圧シリンダ35
は台座22に立設した逆L型のスタンド1に固定されている。台座22上に固定
した固定台4a,4bはローラ軸23の両側に配設されている。固定台4a上に
は挿入側気密材受5が固定され、固定台4b上には送り出し側気密材受7が固定
されている。両気密材受5,7上には左右対称に気密材ガイド8,9が固定され
ている。(図5参照)
図2のX−X拡大矢視図の図5に示すように気密材受7の上面は一平面で、そ
の上に当接する気密材ガイド8,9の左右の対向部により、気密材を案内する気
密材案内条溝36が形成されている。この条溝36の底面は気密材受5,7の上
面であり、気密材案内条溝36の底面はローラ2とローラ軸23の幅方向中央を
とおる共通接線の方向である。ローラ2がローラ軸23と接触又は接近する状態
において、ローラ2と気密材ガイド8,9が干渉しないように気密材ガイド8,
9は切欠いてある。
【0013】
以上において各気密材送り装置の挿入側には異なる形状の気密材を捲回した巻
取りドラム(図示されない)が夫々配され、各巻取りドラムからくり出された気
密材は挿入側の気密材案内条溝36を挿通して、送り出し側の気密材ガイド8,
9の出口側で切断されている。この気密材ガイド8,9の出口側には夫々形材の
気密材を挿入する条溝と気密材カイド7が一直線上になるように形材受け(図示
されない)を台座22上に取り付ける
図示されないが各形材送り装置の流体圧シリンダ35は各個に夫々操作可能と
してあり、非作用時はローラ2が上昇位置にあるようにピストンロッドを引っ込
んでいる。
【0014】
次に作用を説明する。モータ29は常時回転しておいてもよいし、ローラ2の
下降を検知して回転するようにしてもよい。形材は台座22上のその形材に対応
する形材受けにて一端を支持して端部を気密ガイド8,9と、気密材受け7の垂
直面となった端面37に接近して設けた形材受けのストッパに突き当て、他端を
形材の気密材を挿入する条溝が気密材案内溝36と一直線上にあるように支持脚
で支える。これによって形材の気密材を送り込む側の端面と気密材ガイド8,9
側の端面37間には薄刃のカッタを挿入する隙間ができるようになっている。図
示されない押ボタンを押すとシリンダ35は下向きに付勢されてローラ2は下降
する。少なくともローラ2が気密材カイド8,9中を挿通する気密材に接するま
でにはローラ軸23は図4において反時計回りに回転しているが気密材と接する
るだけでローラ軸23と気密材間には圧接力は働かず気密材は停止している。
【0015】
ローラ2が下降して気密材をローラ軸23に向って圧することにより、ローラ
軸23との摩擦力により気密材は図4において左方へ送られ形材の条溝へ挿入さ
れる。ローラ2は従動回転する。所要長さ形材に気密材が挿入されると図示され
ない押ボタンから指を離すと、流体圧シリンダ35は上昇方向へ付勢され、ロー
ラ2は上昇するので気密材は停止する。そこで気密材ガイド8,9側端面37と
形材端面間の隙間にカッタを挿入して気密材を切断し、気密材入りの形材を取外
す。
【0016】
各気密材送り装置について同様であるから、本装置においては5種類の気密材
を各種型材に挿入出来る。尚気密材送り装置Eは同一気密材を左右対称にして挿
入するようにしてあるので一つの形材の気密材用の左右対称な条溝があれば形材
を裏返すことなく、挿入できる。
【0017】
形材へ気密材を挿入切断後は形材の端部をかしめ気密材を固定する。この気密
材挿入、気密材切断、形材のかしめは本考案者が先に提案した気密材挿入、切断
、かしめを自動で行なう気密材挿入機によっても行うことができる。気密材挿入
機を本考案の装置とすることにより、切断、かしめ装置を一台とし多種類の形材
に対応できる。図6はかかる場合の模式図であり、切断、かしめ装置40と本装
置の気密材挿入機41を示している。例えば、切断かしめ装置40と直交する図
示矢印イの方向へ気密材挿入機41を手動又は自動割出し可能とする。又は逆に
気密材挿入機41を固定しておいて、気密材挿入機41に沿って切断し、かしめ
装置40を割出し移動するようにしてもよい。
【0018】
本考案は複数のローラに対して、一本のローラ軸により、各々ローラ対を対設
したため、
(1) 多種類の気密材が一台の機械で挿入可能となり機械稼動率が向上する。
(2) 機械設置面積が減少する。
(3) 駆動側のローラは一本の軸となり、その支持軸受も少なくてすみ、駆動
モータも一つですみ、多数の気密材挿入機を用いるのに比べてきわめて部品が少
なく設備コストが減少する。
(4) 多種の気密材を送ることができ、且つ気密材を送ることのみにて構成で
きるので、1台の気密材切断、形材のかしめを行う機械と組合せ用い或は一体的
にして多種の気密材を割出しして挿入可能とできるので応用範囲が広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2のZ−Z矢視拡大図である。
【図5】図2のX−X矢視拡大図である。
【図6】本考案の応用例を示す模式図である。
2・・ローラ 5・・挿入側気密材受 7・・送り出し
側気密材受 8,9・・気密材ガイド 23・・ローラ
軸 35・・流体圧シリンダ
側気密材受 8,9・・気密材ガイド 23・・ローラ
軸 35・・流体圧シリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 気密材挿入側の外側で形材の長手方向に
交叉方向に配された複数の回転自在なローラを有し、前
記各ローラに当接又は近接して一本の共通のローラ軸が
回転駆動手段に連結され、その対向周面間に気密材を通
過させて、気密材を形材の条溝へ送る送りローラ対と、
各送りローラの前後に夫々配設され、送りローラ対の共
通接線上に直線状の案内を備えた気密材の案内部材と、
前記各ローラを夫々個別にローラ軸に対して進退する往
復動装置を有する気密材挿入機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4563491U JP2550639Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 気密材挿入機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4563491U JP2550639Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 気密材挿入機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129297U true JPH04129297U (ja) | 1992-11-25 |
JP2550639Y2 JP2550639Y2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=31925455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4563491U Expired - Lifetime JP2550639Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 気密材挿入機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550639Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015105472A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | Ykk株式会社 | 建具用線材の挿入装置 |
-
1991
- 1991-05-20 JP JP4563491U patent/JP2550639Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015105472A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | Ykk株式会社 | 建具用線材の挿入装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2550639Y2 (ja) | 1997-10-15 |
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