JPH04129191U - スイツチ付消磁装置 - Google Patents

スイツチ付消磁装置

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JPH04129191U
JPH04129191U JP4376591U JP4376591U JPH04129191U JP H04129191 U JPH04129191 U JP H04129191U JP 4376591 U JP4376591 U JP 4376591U JP 4376591 U JP4376591 U JP 4376591U JP H04129191 U JPH04129191 U JP H04129191U
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JP
Japan
Prior art keywords
ptc element
control
degaussing
switch
thermally conductive
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Pending
Application number
JP4376591U
Other languages
English (en)
Inventor
清 井上
昇市 藤本
Original Assignee
ニチコン株式会社
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Publication date
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Priority to JP4376591U priority Critical patent/JPH04129191U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 蛍光灯や電子機器等から発生するノイズをス
イッチ付消磁装置により消去しテレビジョン画面のチラ
ツキ、縞等をなくさせることにある。 【構成】 傍熱用PTC素子と制御用PTC素子とを熱
接合し、制御用PTC素子に熱伝導性金属を当接し、そ
の熱伝導性金属に80℃乃至150℃の熱変形温度を有
するバイメタル金属を固着してなるスイッチ付消磁装置
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカラーディスプレイの消磁装置に係り、消磁後に蛍光灯や電子機器等 から発生するノイズが消磁コイルに流れて画面に縞模様が出ることを防止し、ま た残留電流による画面のチラツキを防止する消磁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の消磁回路としては、実公昭48−19540号公報や実公昭52 −28112号公報等が公知となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来構造のものは、外部に外付部品を必要とするとか、熱感応 素子とPTC素子との熱抵抗が大きく応答速度が遅い、或いはスイッチの接点間 距離の制御が困難であり、応答速度にバラツキを生じ易いという欠点を有してい た。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は傍熱用PTC素子と制御用PTC素子とを有し、制御用PTC素子は 消磁コイルと直列に接続し、消磁コイルと並列に傍熱用PTC素子を接続し、制 御用PTC素子と傍熱用PTC素子とを熱結合し、制御用PTC素子に熱伝導性 金属を当接し、その熱伝導性金属に80℃乃至150℃の熱変形温度を有するバ イメタル金属を固着し、接点を介して消磁コイルに接続したことを特徴とするス イッチ付消磁装置である。
【0005】
【作用】
本考案のスイッチ付消磁装置は制御用PTC素子に熱伝導性金属を当接し、そ の熱伝導性金属に80℃乃至150℃の熱変形温度を有するバイメタル金属を固 着し、接点を介して消磁コイルに接続構成しているので、傍熱用および制御用素 子の自己発熱でバイメタル金属が加熱され消磁コイルに流れる電流が遮断され、 消磁コイルに外来ノイズが流れなくなり、残留電流による画面のチラツキ、ノイ ズによる画面縞を消去することができる。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例について説明する。 傍熱用PTC素子1は直径12mm、厚み2mmでキューリー点140℃の特性を 有し、又制御用PTC素子2は直径14mm厚み2.2mmでキューリー点50℃の 特性を有し、各PTC素子1、2を図1の如く中央端子3に密接させる。 そし て、熱伝導性金属4として巾6×長さ10×厚さ0.5mmの黄銅板を用い、該黄 銅板の先端に巾6×長さ10×厚み0.1mmのバイメタル金属5を溶接する。 尚、バイメタル金属5に即動形を容易にするためバイメタル金属5の中央に凹 部を設けることができ、この凹部の深さは目的の熱変形温度によって適宜決定す る。 更に、熱伝導性金属4には絶縁性支持材6と接点7を取りつけてバイメタルを 構成し、これを制御用PTC素子2の片面に密接させ、バネ端子8とバネ9との 間に保持させ、スイッチ付消磁装置を構成する。 10はケースである。
【0007】 このように構成するスイッチ付消磁装置のバイメタル金属5の熱変形温度は種 々試作し、図2のスイッチ付消磁回路において、PTC素子に取りつけて実験を した結果、バイメタルSW2の動作時間は(OFFになる時間)は図3に示す特 性が得られた。 一方SW2のOFF動作後、テレビジョンの内部温度は略60℃となり、バイ メタルの動作温度80℃未満ではSW2の復帰動作(ON動作)が15分以上要 し、復帰動作上問題となる。またバイメタルの動作温度が150℃を超えると図 3に示す如くOFF動作は1分以上となり、画面のチラツキが出るため好ましく ない。 従ってバイメタルの動作温度は80〜150℃にする必要がある。
【0008】 次に、本考案を図2に基づいてその動作を説明する。 SW1をONした時、バイメタル金属は冷却状態にあり、SW2はON状態と なっており、傍熱用及び制御用PTC素子に電流が流れ、消磁コイルに交番減衰 電流が流れてシャドウマスクが消磁される。 この電流による自己発熱で傍熱用及び制御用PTC素子素子が発熱し、バイメ タル金属が加熱され、接点(SW2)がOFFとなり、消磁コイルに流れる電流 が遮断され、消磁コイルに外来ノイズが流れなくなり、残留電流による画面のチ ラツキやノイズによる画面縞が消去される。SW1がOFFされるまで上記の状 態が継続され、SW2をOFFしたとき、傍熱用及び制御用PTC素子が冷却さ れ、バイメタル金属が冷却されてSW2がON状態に回復し、次のSW1のON に備えることができる。SW2のON−OFF動作はできるだけ短い方が好まし く、そのためバイメタル金属とPTC素子の熱抵抗を小さくする必要があり、O N−OFF時間のバラツキを抑えるためSW2の接点間距離を絶縁性支持材の厚 みで制御することができる。
【0009】 又、ディスプレイ内部温度は動作時約60℃程度となり、SW1をOFFした 際、速やかにSW2がON状態となるため、バイメタルの動作温度は80℃〜1 50℃にする必要がある。
【0010】
【考案の効果】
以上のように本考案は傍熱用PTC素子と制御用PTC素子とを熱接合し、制 御用PTC素子に熱伝導性金属を当接し、その熱伝導性金属に80℃乃至150 ℃の熱変形温度を有するバイメタル金属を固着してなるスイッチ付消磁装置であ るため、テレビジョン画面のチラツキやノイズによる縞が消去でき、実用上極め て有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスイッチ付消磁装置の一実施例の断面
図である。
【図2】本考案に係るスイッチ付消磁回路の一実施例で
ある。
【図3】バイメタルの動作温度一動作時間におけるSW
2のOFF動作特性図である。
【符号の説明】
1.傍熱用PTC素子 2.制御用PTC素子 3.中央端子 4.熱伝導性金属 5.バイメタル金属 6.絶縁性支持材 7.接点 8.バネ端子 9.バネ 10.ケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】傍熱用PTC素子と制御用PTC素子とを
    有し、制御用PTC素子は消磁コイルと直列に接続し、
    消磁コイルと並列に傍熱用PTC素子が接続され、制御
    用PTC素子と傍熱用PTC素子が熱接合した消磁回路
    において、制御用PTC素子に熱伝導性金属を当接し、
    その熱伝導性金属に80℃乃至150℃の熱変形温度を
    有するバイメタル金属を固着し、接点を介して消磁コイ
    ルに接続構成したことを特徴とするスイッチ付消磁装
    置。
JP4376591U 1991-05-14 1991-05-14 スイツチ付消磁装置 Pending JPH04129191U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02305289A (ja) * 1989-05-19 1990-12-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 正特性サーミスタ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02305289A (ja) * 1989-05-19 1990-12-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 正特性サーミスタ装置

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