JPH04128835U - 印刷胴の印圧調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない労力と時間で印圧調整を行ない、操作
性向上を図る。 【構成】 ストッパねじ６０の調整を行なった際に、シ
ャフト７５及びセグメントギヤ７３を介して印圧調整デ
ィスク７２を回動させ、リンク７８及びレバー７９を介
して偏心ピンの調整を行ない、ストッパねじ６０を調整
してゴム胴５３の偏心量を変更した場合、ストッパねじ
６０の調整量に応じて各版胴の偏心ピンが同時に調整さ
れ、ゴム胴５３との印圧を一定に保つ状態に版胴の偏心
量が変更され、少ない労力と時間で印圧調整を行ない、
操作性向上を図る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、印刷胴の印圧を操作性良く調整する印圧調整装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

紙幣やその他の有価証券等を印刷する印刷機の一つとして、一本の集合ゴム胴 の周囲に複数の版胴をサテライト状に配置し、この集合ゴム胴に転接する圧胴又 はゴム胴との間に紙を通し、印圧を加えることで一度に多色刷りするサテライト 型印刷機が知られている。このような形式の印刷では、刷り合わせ狂いが全くな い独特な印刷物を得ることが可能である。

【０００３】 図５にはサテライト型印刷機の概略構成を示してある。印刷機本体のフレーム １には、一対のゴム胴２が軸支されている。各ゴム胴２の周囲には複数本（図示 例では４本）の版胴３がそれぞれサテライト状に配置され、版胴３はゴム胴２に 転接状態となっている。各版胴３には複数のインキ装置４が連結され、インキ装 置４はインキ装置ユニットのフレーム５に組付けられている。インキ装置４によ って印刷インキは版胴３に供給されるようになっている。

【０００４】 図示しない給紙装置から枚葉紙が一対のゴム胴２の間に送り込まれ、両面に印 刷が行なわれた後は図示しない排紙装置に排紙される。

【０００５】 図５に示したサテライト型印刷機では、印刷する枚葉紙の厚みが変わった場合 、ゴム胴２の位置をずらすことで印圧が常に一定になるように調整している。ゴ ム胴２の位置をずらした場合、版胴３とゴム胴２の印圧が変化してしまうので、 ゴム胴２の移動量に応じて各版胴もずらす必要がある。

【０００６】 図６に基づいて版胴３の移動機構を説明する。版胴３ａ，３ｂの両端部は偏心 スリーブ４ａ，４ｂに支持され、偏心スリーブ４ａ，４ｂはフレームに対して回 転自在に嵌合されている。偏心スリーブ４ａ，４ｂには、偏心スリーブ４ａ，４ ｂの旋回中心Ｃ₁ に対して偏心した軸受を介して版胴３ａ，３ｂが回転自在に嵌 合されている。版胴３ａ，３ｂの回転中心Ｃ₂ は、印刷機の稼動時に概ねゴム胴 ２の図示しない回転中心と偏心スリーブ４ａ，４ｂの旋回中心Ｃ₁ とをそれぞれ 結ぶ直線に対し、版胴３ａ，３ｂの回転中心Ｃ₂ と偏心スリーブ４ａ，４ｂの回 転中心Ｃ₁ とをそれぞれ結ぶ直線が直交するように偏心位置が設定されている。

【０００７】 従って、フレームに対し偏心スリーブ４ａ，４ｂをそれぞれ旋回させると、版 胴３ａ，３ｂの回転中心Ｃ₂ は偏心スリーブ４ａ，４ｂの旋回中心Ｃ₁ の周りを 旋回するように変位し、ゴム胴２に対して版胴３ａ，３ｂの退避動作や印圧調整 が可能となる。

【０００８】 偏心スリーブ４ａ，４ｂのフランジ部分には、偏心スリーブ４ａ，４ｂの旋回 中心Ｃ₁ と同軸をなすセクタギヤ１６がそれぞれ一体的に固定され、セクタギヤ １６にそれぞれ噛み合うセクタギヤ部１７を形成したレバー１８が、フレームを 回転自在に貫通する連結軸１９の両端部にそれぞれ一体的に嵌着されている。各 連結軸１９の一方のレバー１８の先端には、フレームに枢着された流体圧シリン ダ２０ａ，２０ｂのピストンロッド２１の先端部がそれぞれピン２２を介して連 結され、流体圧シリンダ２０ａ，２０ｂをそれぞれ作動させることにより、アー ム１８が連結軸１９と共に回動してセクタギヤ部１７及びセクタギヤ１６を介し て各偏心スリーブ４ａ，４ｂが旋回するようになっている。また、流体圧シリン ダ２０ａ，２０ｂのピストンロッド２１の先端とそれぞれ対向するように、版胴 ３ａ，３ｂの回転中心Ｃ₂ と平行にフレームに支持された印圧調整軸２４ａ，２ ４ｂには、ピストンロッド２１の先端にそれぞれ当接する偏心カム２５ａ，２５ ｂが一体的に形成され、偏心カム２５ａ，２５ｂによってゴム胴１２に対する版 胴３ａ，３ｂの転接方向の流体圧シリンダ２０ａ，２０ｂのストロークエンドが 規制されるようになっている。

【０００９】 つまり、印圧調整軸２４ａ，２４ｂを回すことにより、一方のストロークエン ドにおける各ピストンロッド２１と偏心カム２５ａ，２５ｂとの当接位置が変化 し、レバー１８の回動量が規制される結果、ゴム胴２に対する版胴３ａ，３ｂの 印圧をそれぞれ変更できる。

【００１０】

【考案が解決しようとする課題】

上述した印刷機では、ゴム胴２を移動させた際にゴム胴２の移動量に応じて偏 心スリーブ４を回転させて版胴３をずらし、ゴム胴２と版胴３の印圧を一定に保 っている。ところが、一つのゴム胴２に対して四個の版胴３が対接しているので 、全ての版胴３の調整を個別に行なう必要があり、しかも偏心スリーブ４の調整 は操作側と駆動側で行なう必要がある。従って、紙厚が変更になった場合の調整 は、多くの時間と労力を要していた。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための本考案の構成は、一つの第一胴に複数の第二胴が対 接する印刷機において、印刷機のフレームに対して回動自在に嵌合され且つ第一 胴を偏心状態で回動自在に支持する偏心メタルと、印刷機のフレームに対して第 一胴と対向位置に回動自在に嵌合され且つ第二胴を偏心状態でそれぞれ回動自在 に支持する偏心スリーブと、偏心メタルの回動位置を調整可能に規制するメタル ストッパと、それぞれの偏心スリーブの回動位置を調整可能に規制するストッパ と、メタルストッパの調整を行なった際に前記各ストッパの規制位置を同時に変 更して第一胴と第二胴の対接状態を一定に保つ連動機構とを備えたことを特徴と する。

【００１２】

【作用】

偏心メタルを回動させることにより第一胴が偏心し、それに応じて偏心スリー ブを回動させることにより第二胴が偏心して、第一胴と第二胴との間で印圧が加 わる。メタルストッパを調整して第一胴の偏心量を変更した場合、連動機構によ ってメタルストッパの調整量に応じて各ストッパの規制位置が同時に調整され、 第一胴との印圧を一定に保つ状態に第二胴の偏心量が変更される。

【００１３】

【実施例】

図１には本考案の一実施例に係る印圧調整装置を備えた印刷機のゴム胴支持部 の展開断面、図２には図１中のＩＩ−ＩＩ線矢視、図３には版胴支持部の展開断 面、図４には図３中のＩＶ−ＩＶ線矢視を示してある。

【００１４】 図１及び図２に示すように、印刷機本体の操作側及び駆動側のフレーム５１に は偏心メタル５２がそれぞれ旋回可能に嵌合され、偏心メタル５２には旋回中心 に対して偏心した軸受６５を介して第一胴としてのゴム胴５３が回転自在に支持 されている。フレーム５１には偏心メタル旋回用の流体圧シリンダ５４が設けら れ、流体圧シリンダ５４のピストンロッド５５は、レバー５６，５７、調整ロッ ド５８を介して偏心メタル５２に連結されている。流体圧シリンダ５４の駆動に よるピストンロッド５５の伸縮により、レバー５６，５７、調整ロッド５８を介 して偏心メタル５２が旋回し、対接するゴム胴５３同士の間で印圧が加えられ印 刷が行なわれる。偏心メタル５２の旋回量は、フランジ部５２ａがメタルストッ パとしてのストッパ５９に当接することによって規制される。この動作により枚 葉紙の厚みに係らず印圧を常に一定に保つようになっている。

【００１５】 ストッパ５９の構成を説明する。フレーム５１にはストッパねじ６０が設けら れ、ストッパねじ６０は回転することによって軸方向に移動して偏心メタル５２ のフランジ部５２ａに接近離遠動する。操作側及び駆動側のフレーム５１を貫通 して第一ハンドル軸６１が設けられ、操作側のフレーム５１の外側における第一 ハンドル軸６１にはハンドル６２が取付けられている。ストッパねじ６０にはウ オームギヤ６３が固定され、第一ハンドル軸６１にはウオームギヤ６３に噛み合 うウオームギヤ６４が固定されている。つまり、第一ハンドル軸６１を回すこと により、ウオームギヤ６３，６４を介してストッパねじ６０が軸方向に移動し、 偏心メタル５２のフランジ部５２ａの当接位置が変化して、偏心メタル５２の旋 回量、即ちゴム胴５３の偏心位置が変更される。

【００１６】 ゴム胴５３の周囲には、複数本の第二胴としての版胴６６がサテライト状に配 置され、版胴６６はゴム胴５３に転接状態となり、版胴６６には図示しないイン キ装置によって印刷インキが供給されるようになっている。

【００１７】 図３，図４に示すように、操作側及び駆動側のフレーム５１には偏心スリーブ ６７がそれぞれ旋回可能に嵌合され、偏心スリーブ６７には旋回中心に対して偏 心した軸受６８を介して版胴６６が回転自在に支持されている。フレーム５１に はスリーブ旋回用シリンダ（シリンダ）６９が設けられ、シリンダ６９のピスト ンロッド７０は偏心スリーブ６７に連結されている。シリンダ６９の駆動による ピストンロッド７０の伸縮により、偏心スリーブ６７が旋回し、ゴム胴５３と版 胴６６との印圧が調整される。偏心スリーブ６７の旋回中心を挾んでピストンロ ッド７０との連結部（作用点）の反対側には、偏心スリーブ６７の鍔部６７ａに 当接するストッパとしての偏心カム７１が設けられている。鍔部６７ａが偏心カ ム７１のカム部７１ａの外周に当接することで、偏心スリーブ６７の旋回量が規 制され、この結果、ゴム胴５３に対する版胴６６の印圧が調整できる。また、ピ ストンロッド７０の連結部と鍔部６７ａのカム部７１ａへの当接部は、偏心スリ ーブ６７の旋回中心を挾んで反対側に位置しているので、シリンダ６９が駆動し て偏心スリーブ６７が旋回端となった際、図４に示すように、偏心スリーブ６７ には一方向の力Ｆ₁ ，Ｆ₂ 及びその反力Ｆ₃ が作用し、偏心スリーブ６７はフレ ーム５１に対して一方向に押し付けられて隙間が無くなる。

【００１８】 偏心カム７１の構成を説明する。図３に示すように、偏心カム７１はフレーム ５１に嵌合される軸部７１ｂと、フレーム５１の内側に配されて軸部７１ｂに対 して偏心しているカム部７１ａとから構成されている。軸部７１ｂが回転するこ とにより、カム部７１ａの外周面が偏心スリーブ６７の鍔部６７ａに対する位置 が変化し、鍔部６７ａの当接位置、即ち偏心スリーブ６７の回動量が調整される 。

【００１９】 前記ストッパねじ６０の移動と各偏心カム７１の回転は連動して行なわれるよ うになっている。

【００２０】 連動機構について説明する。図１，図２に示すように、偏心メタル５２には印 圧調整ディスク（ディスク）７２が回動自在に支持され、ディスク７２には同心 状のセグメントギヤ７３が固定されている。一方、前記第一ハンドル軸６１には かさ歯車７４が固定されている。フレーム５１には第一ハンドル軸６１の位置か らセグメントギヤ７３の位置まで延びるシャフト７５が回転自在に支持されてい る。シャフト７５の第一ハンドル軸６１側の一端にはかさ歯車７４に噛み合うか さ歯車７６が固定され、シャフト７５のセグメントギヤ７３側の他端にはセグメ ントギヤ７３に噛み合う歯車７７が固定されている。第一ハンドル軸６１の回転 によりかさ歯車７４，７６を介してシャフト７５が回転し、更に歯車７７，セグ メントギヤ７３を介してディスク７２が偏心メタル５２に対して回動する。ディ スク７２には各版胴６６に対応してリンク７８の一端が回動自在に支持され、リ ンク７８の他端は偏心カム７１の軸部７１ｂに固定されているレバー７９に回動 自在に支持されている。ディスク７２の回動により、リンク７８、レバー７９を 介して偏心カム７１がディスク７２の回動量に応じて回転するようになっている 。

【００２１】 つまり、第一ハンドル軸６１を回してストッパねじ６０を移動させた場合、同 時にディスク７２を介して偏心カム７１が回転し、ゴム胴５３の位置に合わせて 版胴６６の位置が変更されてゴム胴５３と版胴６６の印圧が常に一定に保たれる 。尚、各版胴６６の偏心位相はそれぞれ異なっており、ゴム胴５３が偏心した場 合、全ての版胴６６はゴム胴５３に対する印圧が一定に保たれる。

【００２２】 偏心カム７１の手動回転機構を説明する。図３に示すように、フレーム５１に はギヤスリーブ８０が回動自在に支持され、ギヤスリーブ８０には偏心カム７１ の軸部７１ｂが偏心して回動自在に支持されている。操作側及び駆動側のフレー ム５１を貫通して第二ハンドル軸８１が回転自在に設けられ、第二ハンドル軸８ １にはギヤスリーブ８０のギヤ部８０ａに噛み合う歯車８２が固定されている。 第二ハンドル軸８１を回すと、歯車８２、ギヤ部８０ａを介してギヤスリーブ８ ０が回転し、偏心カム７１のカム部７１ａの位置が変更される。ギヤスリーブ８ ０と偏心カム７１は回動自在となっているので、レバー７９側からの入力は第二 ハンドル軸８１側に伝わることがなく、ストッパねじ６０の連動機構側及び第二 ハンドル軸８１側からの入力に対してそれぞれ単独に偏心カム７１の位置を変化 させて版胴６６の位置を調整することができる。

【００２３】 上記構成の印圧調整装置の作用を説明する。

【００２４】 流体圧シリンダ５４の駆動によるピストンロッド５５の伸縮により偏心メタル ５２が旋回し、対接するゴム胴５３同士の間で印圧が加えられて印刷が行なわれ る。偏心メタル５２のフランジ部５２ａがストッパ５９に当接することで偏心メ タル５２の旋回量が規制される。この動作により枚葉紙の厚みに係らず印圧を常 に一定に保つようになっている。流体圧シリンダ５４は、対接するゴム胴５３同 士の着脱（印刷時にはゴム胴５３同士を接触させ、即ち印圧をかけ、非印刷時に はゴム胴５３同士を非接触状態にする、即ち脱にする）を行なうためのものであ り、印圧の調整は、偏心メタル５２の旋回によるものではなく、偏心メタル５２ の旋回量（ストリッパ５９の規制量）によってなされる。これは、後述するシリ ンダ６９についても同様である。

【００２５】 シリンダ６９の駆動によるピストンロッド７０の伸縮により偏心スリーブ６７ が旋回し、版胴６６の偏心位置が動き、版胴６６とゴム胴５３との間で印圧が加 わり、版胴６６の版面に形成された画像がゴム胴５３のブランケット面に転写さ れる。偏心スリーブ６７の鍔部６７ａが偏心カム７１のカム部７１ａに当接する ことで偏心スリーブ６７の旋回量が規制される。この動作により、印圧が加わる 状態での版胴６６の位置が変更になってゴム胴５３との印圧を一定に保つように なっている。

【００２６】 偏心スリーブ６７のみの旋回量の調整を行なう場合、第二ハンドル軸８１を回 すことでギヤスリーブ８０が回転し、偏心カム７１のカム部７１ａの位置が変更 されて偏心スリーブ６７の旋回量の調整が行なえる。

【００２７】 ゴム胴５３の位置を変更する場合、第一ハンドル軸６１を回してストッパねじ ６０を軸方向に移動させ、偏心メタル５２のフランジ部５２ａの当接位置を変化 させてゴム胴５３の偏心位置を変更する。

【００２８】 第一ハンドル軸６１を回すと、かさ歯車７４，７６、歯車７７及びセグメント ギヤ７３を介してディスク７２が回転し、リンク７８及びレバー７９を介して偏 心カム７１が回転する。これにより、偏心スリーブ６７の回動量がストッパねじ ６０の移動に追従して調整され、版胴６６の偏心位置がゴム胴５３の偏心位置の 変更に伴って変更され、ゴム胴５３と版胴６６の印圧は一定に保たれる。

【００２９】 上述した印圧調整装置では、偏心スリーブ６７のピストンロッド７０の連結部 と、偏心スリーブ６７の鍔部６７ａのカム部７１ａへの当接部とは、偏心スリー ブ６７の旋回中心を挾んで反対側に位置しているので、偏心スリーブ６７はフレ ーム５１に対して一方向に押し付けられて隙間がなくなる。このため、版胴６６ にガタつきが生じることがなくなり、印圧を間欠的に受けても版胴６６が移動し ない。

【００３０】 また、第一ハンドル軸６１を回してストッパねじ６０の調整を行なった際、ス トッパねじ６０の調整量に応じて全ての偏心カム７１の調整も連動して同時に行 なえる。このため、ゴム胴５３の位置を変更した際に、版胴６６側は特別な調整 操作を行なうことなく、ゴム胴５３と全ての版胴６６との関係を常に一定に保つ ことができ、簡単な操作で印圧の一定保持が行なえる。

【００３１】 尚、上記一実施例では、第一胴及び第二胴としてゴム胴５３と版胴６６を例に 挙げて説明したが、これに限定されるものではない。また、偏心メタル５２のス トッパ５９として軸方向に移動するストッパねじ６０を示したが、偏心カム等他 の機構のストッパを用いることも可能である。

【００３２】

【考案の効果】

本考案の印圧調整装置は、メタルストッパの調整を行なった際に各ストッパの 規制位置を同時に変更して第一胴と第二胴の対接状態を一定に保つ連動機構を備 えたので、メタルストッパを調整して第一胴の偏心量を変更した場合、連動機構 によってメタルストッパの調整量に応じて各ストッパの規制位置が同時に調整さ れ、第一胴との印圧を一定に保つ状態に第二胴の偏心量が変更される。この結果 、少ない労力と時間で印圧調整が行なえ、操作性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る印圧調整装置を備えた
印刷機のゴム胴支持部の展開断面図。

【図２】図１中のＩＩ−ＩＩ線矢視図。

【図３】版胴支持部の展開断面図。

【図４】図３中のＩＶ−ＩＶ線矢視図。

【図５】サテライト型印刷機の概略構成図。

【図６】従来の印圧調整装置の概略構成図。

【符号の説明】

５１ フレーム ５２ 偏心メタル ５３ ゴム胴 ５４ 流体圧シリンダ ５９ ストッパ ６０ ストッパねじ ６１ 第一ハンドル軸 ６３，６４ ウオームギヤ ６６ 版胴 ６７ 偏心スリーブ ６９ スリーブ旋回用シリンダ（シリンダ） ７０ ピストンロッド ７１ 偏心カム ７１ａ カム部 ７２ 印圧調整ディスク（ディスク） ７３ セグメントギヤ ７４ かさ歯車 ７５ シャフト ７６ かさ歯車 ７７ 歯車 ７８ リンク ７９ レバー ８０ ギヤスリーブ ８１ 第二ハンドル軸 ８２ 歯車

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一つの第一胴に複数の第二胴が対接する
   印刷機において、印刷機のフレームに対して回動自在に
   嵌合され且つ第一胴を偏心状態で回動自在に支持する偏
   心メタルと、印刷機のフレームに対して第一胴と対向位
   置に回動自在に嵌合され且つ第二胴を偏心状態でそれぞ
   れ回動自在に支持する偏心スリーブと、偏心メタルの回
   動位置を調整可能に規制するメタルストッパと、それぞ
   れの偏心スリーブの回動位置を調整可能に規制するスト
   ッパと、メタルストッパの調整を行なった際に前記各ス
   トッパの規制位置を同時に変更して第一胴と第二胴の対
   接状態を一定に保つ連動機構とを備えたことを特徴とす
   る印刷胴の印圧調整装置。