JPH04128353U - 紙テープさん孔装置 - Google Patents
紙テープさん孔装置Info
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- JPH04128353U JPH04128353U JP4140091U JP4140091U JPH04128353U JP H04128353 U JPH04128353 U JP H04128353U JP 4140091 U JP4140091 U JP 4140091U JP 4140091 U JP4140091 U JP 4140091U JP H04128353 U JPH04128353 U JP H04128353U
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Landscapes
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙テープの張力を一定に保って紙テープのス
ムースな走行を可能にする。 【構成】 紙テープリール11と紙テープ挿入口17と
の間で紙テープ16の張力を受けるテンションバー12
の外周に、紙テープ16の表裏面方向に動いて上記張力
変化を吸収するテンションスプリング1を設けた。
ムースな走行を可能にする。 【構成】 紙テープリール11と紙テープ挿入口17と
の間で紙テープ16の張力を受けるテンションバー12
の外周に、紙テープ16の表裏面方向に動いて上記張力
変化を吸収するテンションスプリング1を設けた。
Description
【0001】
本考案は、コンピュータ等でデータ入力用として使用する紙テープに孔を開け
るための紙テープさん孔装置に関する。
【0002】
図4は、従来の紙テープさん孔装置の一例を示す要部外観斜視図である。
図において、この紙テープさん孔装置は、外観的にはテンションバー12,紙
テープリールフレーム13,テープガイドレバー14,パンチカバー15等で構
成されている。そして、紙テープ16は紙テープリール11に巻回された状態で
テープリールフレーム13にセットされ、その引き出された先端側はテンション
バー12の下側を通って紙テープ挿入口17より紙テープさん孔装置内に導かれ
る状態になっている。
一方、この紙テープさん孔装置内には、図5で示すような紙テープ送り機構部
20と、図6で示すようなパンチ機構部40が配設されている。このうち、紙テ
ープ送り機構部20は、フィードロータリマグネット21,スプロケットホィー
ル22,ラッチホィール23,フィードツメ24,フィードレバ25,リンク2
6,スプリング27,リミッタ28,リミッタレバ29,ディテントレバ30等
で構成されている。これに対して、パンチ機構部40は、パンチブロック41,
ストッパ42,セレクタマグネット43,リンク44,パンチレバ45,リミッ
タプレート46,セレクタフィンガ47,リセットレバ48,パンチピン49,
アクチュエータレバ50,パンチロータリマグネット51等で構成されている。
【0003】
次に、このさん孔装置の動作を次に説明する。
まず、紙テープ16は紙テープリール11と共にテープリールフレーム13に
セットされる。そして、紙テープ16の先端側を紙テープリール11より引き出
してテンションバー12の下側に通して、さらにこの先端を紙テープ挿入口17
より紙テープさん孔装置内へ差し込む。次いで、図示せぬ操作基板上の「FEE
D」キーを押下する。すると、図示せぬ制御回路部が起動され、この制御回路部
からの信号で紙テープ送り機構部20内のフィードロータリマグネット21が動
作する。これにより、スプロケットホィール22の外周に設けられているピン2
2aに紙テープ16の側部に設けられている図示せぬフィード孔が噛み合い、ス
プロケットホィール22の回転で紙テープ16がパンチ機構部40側へ送られる
。一方、紙テープ16が送られたパンチ機構部40側では、図示せぬ制御回路部
からの信号でセレクタマグネット43に電圧が付与され、同時にパンチロータリ
マグネット51が動き、セレクタフィンガ47がセレクタマグネット43により
引き付けられて持ち上がる。すると、セレクタフィンガ47の先端がパンチピン
49を押し上げ、紙テープ16にパンチが行われる。
【0004】
しかしながら、上述した従来の紙テープさん孔装置のテンションバー12は単
にピン状に形成されているだけなので、紙テープ16が静止している状態から紙
テープ送り動作への移行時、または紙テープ送り動作状態から動作停止時、ある
いは紙テープ16の走行速度が変化した場合等に発生する張力(テンション)の
変化を十分に吸収することができなかった。このため、その状態変化時に紙テー
プリールの空回りや、紙テープ16のよれ、ちぎれ等の問題が発生していた。
【0005】
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は常に紙テープ
の張力を一定に保って、この紙テープのスムースな走行を可能にする構造とした
紙テープさん孔装置を提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するため本考案に係る紙テープさん孔装置は、紙テープリール
と紙テープ挿入口との間における紙テープの張力を受けるテンションバーの外周
に、前記紙テープの表裏面方向に動いて前記張力の変化を吸収するためのテンシ
ョンスプリングを設けたものである。
【0007】
この構成によれば、紙テープの走行速度が変化した場合や、紙テープが停止ま
たは始動する際に張力の変化が発生すると、この紙テープの表裏方向にテンショ
ンバーに取り付けたテンションスプリングが動いてその変化を吸収し、紙テープ
リールと紙テープ挿入口との間における紙テープの張力を一定に保つ。これによ
り、紙テープのよれや、ちぎれを防止し、スムースな紙テープ走行が行える。
【0008】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本考案に係る紙テープさん孔装置の一実施例を示す要部外観斜視図で
ある。図1において図4と同一符号を付したものは図4と同一のものを示してい
る。
図1において、この紙テープさん孔装置は、図4に示した紙テープさん孔装置
と同様に、外観的にはテンションバー12,テープリールフレーム13,テープ
ガイドレバー14,パンチカバー15等で構成され、内部には図5,図6で示し
た構造と同じ紙テープ送り機構部およびパンチ機構部が設けられている。加えて
、テンションバー12には、この紙テープさん孔装置で最も特徴とするところの
テンションスプリング1が設けられている。このテンションスプリング1は、紙
テープ16が当接されるテンションバー12の外周に弾性板材がゼンマイ状に巻
回され、この紙テープ16の当接力、すなわち紙テープ16の張力に応じて、そ
の当接位置が紙テープ16の表裏面方向に移動可能になっている。
【0009】
そして、紙テープさん孔装置では、紙テープリール11に巻回された紙テープ
16が紙テープリール11と共にテープリールフレーム13にセットされる。そ
して、紙テープ16の先端側を紙テープリール11より引き出してテンションス
プリング1が設けられたテンションバー12の下側を通して、さらにこの先端を
紙テープ挿入口17より紙テープさん孔装置内へ差し込む。次いで、図示せぬ操
作基板上の「FEED」キーを押下する。すると、図4乃至図6で示した従来の
紙テープさん孔装置と同様に、内部の紙テープ送り機構部の案内でパンチ機構部
に送られ、このパンチ機構部でパンチ処理が順次なされる。また、紙テープ16
がテンションバー12の下側を通るときには、テンションスプリング1の当接位
置が紙テープ16の張力によって上下方向、すなわち紙テープ16の表裏方向に
動き、この動きで紙テープ16の張力が緩和され、テープリールフレーム13よ
り引き出された紙テープ16が常に一定の張力を保った状態で紙テープ挿入口1
7側へ順次送り込まれる。この張力が一定に保たれる原理を図3を用いて次に説
明する。
【0010】
まず、図3において、紙テープリール11から紙テープ16を送り出す位置を
符号Aとし、紙テープ16がテンションスプリング1の下側を通って紙テープ挿
入口17側へ引き込まれる地点を符号B、テンションスプリング1と紙テープ1
6との接点をoとする。なお、図3は、紙テープさん孔装置を側面から見て、そ
の点A,点B,点oの各位置を示している。
<張力変化のない場合>
図3(イ) において、紙テープ16が点A側に向けて働く張力(o→b)と、紙
テープ16が点B側に向けて働く張力(o→e)と、テンションスプリング1が
紙テープ16に働く張力(o→c)とは、次式(1) よりつり合いの状態にある。
(o→b)+(o→e)+(o→c)=0 … (1)
また、各張力(o→b),(o→e),(o→c)には、同じ大きさで逆向き
に働く抗力が発生する。図3(イ) 中、力(o→c′)は張力(o→c)の抗力で
ある。
<張力が増大した場合>
次に、点Bに速度Vが加わり、紙テープ16の張力が増大すると、図3(ロ) に
示す状態になる。ここでは、図3(イ) において働いていた張力(o→b),(o
→e)は速度Vにより、図3(ロ) では張力(o→a),(o→f)となる。この
結果、図3(イ) における合成力、すなわち張力(o→c)の抗力(o→c′)と
、図3(ロ) における合成力、すなわち張力(o→p)との間に力(o→o1 )の
差ができることになる。したがって、この新たな力(o→o1 )で紙テープ16
がテンションスプリング1を押し上げ、このときテンションスプリング1には同
じ力の大きさで逆向きに働く弾性力が発生する。よって、この弾性力により、テ
ンションスプリング1と紙テープ16の接点o1 に働く張力(o1 →b1 ),(
o1 →e1 )は図3(イ)における接点oに働く張力(o→b),(o→e)と同
じ力で維持できるようになる。
<張力が減少した場合>
次に、点Bに速度−Vが加わり、紙テープ16がたるんで張力が減少すると、
図3(ハ) に示す状態になる。ここでは、図3(イ) において働いていた張力(o→
b),(o→e)は、速度−Vにより図3(ハ) では張力(o→c),(o→d)
となる。この結果、図3(ハ) における合成力、すなわち張力(o→c)の抗力(
o→c′)と図3(ハ) における合成力(o→Q)との間に力(o→o2 )の差が
できることになる。よって、この差の力(o→o2 )で紙テープ16がたるむ。
そして、テンションスプリング1には速度−Vが加わる前に紙テープ16により
押し上げられていた力と逆方向の弾性力が働き、紙テープ16がたるみの状態に
ある位置までテンションスプリング1が移動する。これにより、このテンション
スプリング1の弾性力でテンションスプリング1と紙テープ16との接点o2 に
働く張力(o2 →b2 ),(o2 →e2 )は図3(イ) の張力(o→b),(o→
e)と同じ力で維持できるようになる。
【0011】
なお、上記実施例では、テンションスプリング1として、テンションバー12
の外周面に弾性板材を巻回した構造のものを開示したが、紙テープ16の張力変
化を吸収できるものであれば、これ以外の構造であっても差し支えないものであ
る。
【0012】
以上説明したとおり、本考案に係る紙テープさん孔装置によれば、紙テープの
走行速度が変化した場合や、紙テープが停止または始動する際に張力の変化が発
生すると、この紙テープの表裏方向にテンションバーに取り付けたテンションス
プリングが動いてその変化を吸収し、紙テープリールと紙テープ挿入口との間に
おける紙テープの張力を一定に保つことができるので、紙テープのよれや、ちぎ
れを防止できる。これにより、スムースな紙テープ走行が行え、信頼性の向上が
期待できる。
【図1】本考案に係る紙テープさん孔装置の一実施例を
示す要部外観斜視図である。
示す要部外観斜視図である。
【図2】図1のT部拡大斜視図である。
【図3】テンションスプリングが張力変化を吸収する原
理を説明するための図である。
理を説明するための図である。
【図4】従来の紙テープさん孔装置の一例を示す要部外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図5】図5に示した同上装置における紙テープ送り機
構部の概略構造図である。
構部の概略構造図である。
【図6】図5に示した同上装置におけるパンチ機構部の
概略構造図である。
概略構造図である。
1 テンションスプリング
11 紙テープリール
12 テンションバー
16 紙テープ
17 紙テープ挿入口
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 小林 秀幸
東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気
工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 紙テープリールと紙テープ挿入口との間
における紙テープの張力を受けるテンションバーを備え
た紙テープさん孔装置において、前記紙テープと摺接す
る前記テンションバーの外周に、前記紙テープの表裏面
方向に動いて前記張力の変化を吸収するためのテンショ
ンスプリングを設けたことを特徴とする紙テープさん孔
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140091U JPH04128353U (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 紙テープさん孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140091U JPH04128353U (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 紙テープさん孔装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128353U true JPH04128353U (ja) | 1992-11-24 |
Family
ID=31922198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4140091U Pending JPH04128353U (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 紙テープさん孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04128353U (ja) |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP4140091U patent/JPH04128353U/ja active Pending
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