JPH04128260A - 免疫増強剤 - Google Patents

免疫増強剤

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JPH04128260A
JPH04128260A JP2084811A JP8481190A JPH04128260A JP H04128260 A JPH04128260 A JP H04128260A JP 2084811 A JP2084811 A JP 2084811A JP 8481190 A JP8481190 A JP 8481190A JP H04128260 A JPH04128260 A JP H04128260A
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JP
Japan
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compound
acid
formula
reduced pressure
under reduced
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Application number
JP2084811A
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English (en)
Inventor
Takeji Sakasai
逆井 武次
Tsugio Tomiyoshi
冨吉 次男
Keiko Watanabe
恵子 渡邊
Kyuichi Nemoto
根本 久一
Tetsuyuki Saino
哲之 才野
Yoshihisa Umeda
梅田 芳久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Shuzo Co Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Takara Shuzo Co Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明の化合物は免疫増強作用を有し、医薬として期待
できるものである。
〔従来の技術〕
スパガリンはバチラスラテロスポラスの培養F液よシ得
られた抗腫瘍作用及び免疫抑制作用を有する化合物であ
り(%公昭61−23183号、特開昭57−4895
7号、特開昭61−129119号等)、又、数多くの
関連化合物が合成されている(%開昭60−18575
8号、特願昭61−77747号、特開昭60−185
758号参照)。そしてこれらの化合物は制癌剤、ある
いは免疫抑制剤として医薬品への応用が期待されている
〔発明が解決しようとする課題〕
現在免疫増強剤がいくつか開発されているが満足すべき
ものはなく、新しい免疫増強剤が求められている。そこ
で本発明は新規免疫増強剤を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、一般式 〔式中、Xはパラ位に置換基を有するフェニル環または
−(CHz)n−を示し、Yは水素原子又は水酸基又は
ヒドロキシメチル基を示し、nは3または5の整数を示
す。
Rは−(C)12)4−Rh (Rhは−NH2又は−
OH)(CH2)3 R2(R2は−COOH又は−C
HO)(CH2)4 NH−(CH2’)3−OH−(
CH2)4−NH(CH2)2 R2(R2は前記と同
じ)を示す。〕 で表されるスパガリン関連化合物又はその薬理学的に許
容される塩が、免疫増強活性を有することを見いだし本
発明を完成した。
一般式〔I〕で表されるスパガリン関連化合物は酸と塩
を形成するが、塩を形成するための酸としては、非毒性
のものであれば無機酸、有機酸のいずれでもよい。無機
酸としては特に制限はないが、塩酸、硫酸、硝酸、°リ
ン酸などが好ましく、有機酸もとくに制限はないが、酢
酸、プロピオン酸、琥珀酸、フマル酸。
マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、グルタル酸、クエン酸
、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、メタンス
ルホン酸、エチルスルホン酸、プロパンスルホン酸、ア
スパラギン酸、グルタミン酸などが好ましい。
本発明の一般弐rl)で表される化合物のうちその主な
ものは以下の表に示す通りである。
化合物の代表例 Xが−(CH2)3−で、かっYが水素原子である化合
物は既に公知である〔楕円等、ザジャーナルオプアンテ
イバイオティックス、 40. 1303〜1315 
(1987))。その他の化合物は新規化合物である。
一般式CI)の化合物は1次のように合成される。即ち
、−最大 〔式中Xは前記と同じ、Wは保護されたヒドロキシ基又
は保護されたヒドロキシメチル基、PIは水素又は保護
基を示す。P2は水素又は低級アルキル基を示す。〕 で表わされる化合物に一般式 %式% (式中Rは前記と同じ意味を示す。) で表わされる化合物を縮合させることにより得ることが
できる。
例えば、P+=H−h=Hの場合には具体的には下記の
A)の方法により、−最大CI)の化合物を得ることが
できる。またPt =Bocなとの保護基、P2=低級
アルキルの場合はB)の方法により一般式〔I〕の化合
物を得ることができる。
A)−最大 〔式中、Xはパラ位に置換基を有するフェニル環または
−(Cル)nを示し、Wは保護された水酸基又は保護さ
れたヒドロキシメチル基を示し、nは3または5の整数
を示す。〕で表される一般式〔■〕で表される化合物と
各種アミンを脱水縮合させたのち、保護基を除去すれば
よい。
一般式(n)の化合物のうちX=−(CHz)!−で、
W=OCHz Cm Hsである化合物はすでに公知で
あり、文献記載の方法〔ザジャーナルオプアンチバイオ
ティクス、40.1316〜24(1987年)〕によ
って合成することができる。
B)−最大 〔式中、X及びWは前記と同意義を示し。
Bocはアミン基の保護基であるt−ブチルオキシカル
ボニル基を示す。〕 で表わされる一般式〔■〕の化合物と各種アミンを脱メ
タノール縮合後、保護基を除去すればよい。−最大[1
1[)の化合物のうち% X= (CH2)3でW=O
5i(CH3)z t Buである化合物は既に公知で
あり、文献記載の方法〔ザジャーナルオブオルガニツク
ケミストリー 52.1700〜1703(1987)
)によって合成できる。
ここで用いるアミンとしては、1,4−ジアミノブタン
、4−アミノ−1−ブタノール、4−アミノプチルアル
デヒドジエチルアセタール。
4−アミン酪酸エステル、8−アミノ−1−1−ブチル
オキシ−4−【−ブチルオキシカルボニル−4−アザオ
クタン%N−(3,3−ジェトキシ)プロピル−1,4
−ブタンジアミン、8−アミノー4−アザオクタン酸エ
ステル等があげられる。これらのアミンのうち、1,4
−ブタンジアミン、4−アミノ−1−ブタノール、4−
アミノブチルアルデヒドジエチルアセタール、4アミノ
酪酸エステル、N−(3,3−ジェトキシ)プロピル−
1,4−ブタンジアミンは公知化合物であり、文献にし
たがって容易に合成可能である。
A)S R)、における縮合はペプチド化学において一
般的に使用される方法を用いて行なうことができる。即
ち、ジシクロヘキシカルボジイミド、1−エチル−3−
(3’−ジメチルアミノプロピル)−力ルポジイミド等
を用いるカルボジイミド法、クロル炭酸エチル、クロル
炭酸イソブチル等を用いる混合酸無水物法、シアンメチ
ルエステル、ビニルエステル、置換及ヒ未置換フェニル
エステル、チオフェニルエステル、N−ヒドロキシ琥珀
酸イミドエステル等の活性エステル法、アセトキシム、
シクロヘキサノンオキシム等を用いる0−アシルヒドロ
キシルアミン誘導体法、カルボニルジイミダゾール等を
用いるN−アシル化合物法及び1.3−チアゾリン2−
チオンを用いるカルボン酸活性化法等があげられる。
また縮合に用いられる溶媒上しては通常のペプチド結合
形成反応に用いられる溶媒を使用できる。例えばジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエ
ーテル類、酢酸エチルなどのエステル類、アセトン、メ
チルエチルケトンなどのケトン類、塩化メチレン、クロ
ロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセト
ニトリルなどのニトリル類などを単独あるいは水と混ざ
る溶媒の場合は水との混合溶媒として使用できる。
本発明で使用できるアミノ基の保護基としてはベンジル
オキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカル
ボニル基のような置換ベンジルオキシカルボニル基、t
−ブチルオキシカルボニル基b  t−アミルオキシカ
ルボニル基、ホルミル基、トリチル基、o−ニトロフェ
ニルスルフェニル基等が挙げられる。
一方、カルボキシル基の保護基としては、低級アルキル
基% t−ブチル基、ベンジル基、置換ベンジル基など
があげられる。又、水酸基の保護基としてはt−ブチル
基、ベンジル基、を−ブチルジメチルシリル基等があげ
られる。
又%A)、B)で示した保護基を有する化合物からの保
護基の脱離は還元、加水分解、酸分解等の方法によって
行なうことができる。
反応は通常不活性溶媒中で一り0℃〜溶媒の沸点、好ま
しくは一50〜100℃で行なわれる。不活性溶媒とし
ては例えば水、及び親水性の有機溶媒、メタノールエタ
ノールなどの低級アルコール、アセト/、メチルエチル
ケトンなどのケトン類、ジメチルホルムアミド及びジメ
チルアセトアミドなどのアミド類、テトラヒドロフラン
、ジオキサンなどの環状エーテル類、酢酸、トリフルオ
ロ酢酸などの低級脂肪酸、液体アンモニア、液体沸化水
素などである。
保護基を除去した反応液からの一般弐mの新規スパガリ
ン関連化合物の単離は、例えばパラジウム黒での接触還
元により保護基を除去した場合は触媒を濾別し、接液を
減圧濃縮し、残漬をCM−セファデックス(Na)3び
セファデックス’ LH−20を用いる公知の精製法〔
性向等、ザジャーナルオプアンチバイオテイツクス、3
4゜1619 (1981,)参照〕で精製することに
より、またトリフルオロ酢酸により保護基を除去した場
合は反応液を減圧で濃縮し、残さを上述と同様の方法で
精製することにより単離することができる。
上述の精製法により、−最大[1]の新規スパガリン関
連化合物は塩酸塩として得られるが、他の塩に導く場合
は1例えば塩酸塩を水に溶かしその水溶液を強塩基性イ
オン交換樹脂に通し、目的物を含むフラクションを集め
、目的とする酸、それを含む水溶液またはメタノール、
エタノール、アセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのような親水性有機溶媒溶液を加えて中和し、中和液
を減圧乾固するか、有機溶媒を含む場合は有機溶媒を減
圧留去後凍結乾燥することによシ行なうか、または−最
大〔I〕の化合物の塩酸塩に水酸化銀水溶液を加えて塩
酸を中和し、不溶の塩化銀を濾別後備過液に所望の酸を
加えて塩とし、凍結乾燥することにより行なわれる。
上記の方法により得られる化合物は、処理条件により水
和物を有する場合がある。
以上のようにして得られた本発明化合物を医薬として使
用する場合、必要に応じて医薬用担体とともに常法によ
り製剤化し、経口投与または非経口投与すればよい。賦
形剤あるいは担体としては薬理学的に許容されるものが
選ばれ、その種類及び組成は投与経路や投与方法によっ
て異なる。例えば液状担体として水、アルコール類もし
くは大豆油、オリーブ油、ミネラル油等の動植物油、又
は合成油が用いられる。固体担体としてマルトース、シ
ーークロース’fxト(D糖類、アミノ酸類、ヒドロキ
シプロピルセルロスなどのセルa−ス誘導体、ステアリ
ン酸マグネシウムなどの有機酸塩などが使用される。
注射剤の場合は溶解液は生理食塩液、各種緩衝液、グル
コース、イノシトール、マンニトル、ラクトースなどの
糖類溶液、エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ルなどのグリコル類が望ましい。またイノシトール、マ
ンニトール、ラクトース、シー−クロース等の糖類、フ
ェニルアラニン等のアミノ酸等の賦形剤とともに凍袖乾
燥製剤とし、それを投与時に注射用の適当な溶剤、例え
ば滅菌水、生理食塩液、フドウ糖液、電解質溶液、アミ
ノ酸溶液等静脈投与用液体に溶解させて投与することも
できる。
製剤中における本発明化合物の含量は製剤によりことな
るが、通常0.1〜100重量%好ましくは1〜98重
量%である。例えば注射液の場合には、通常0.1〜3
0重量%、好ましくは1〜1oM量チの有効成分を含む
ようにすることが望ましい。
■ 一般式〔■〕の化合物を用いて、温血動物(人も含む)
の免疫を増強する場合は、−最大CI)の化合物の有効
量を、温血動物に投与すれば、よい。それにより、抗体
の産生が増強され、免疫が賦活される。
一般大CI]の化合物を経口投与する場合には通常前記
固体担体もしくは液状担体とともに、錠剤、カプセル剤
、粉剤、顆粒剤、液剤、ドライシロップ剤等の形態で用
いられる。
カプセル、顆粒、粉剤は一般に5〜100重量%、好ま
しくは25〜985〜98重量%分を含む。
投与量は、患者の年齢、体重、症状、治療目的等によシ
決定されるが治療量は一般に、非経口投与で1乃至10
0mg/kg/日、経口投与で5乃至500mg/kg
/日である。
〔作 用〕
次に本発明化合物の生理活性を実験例にょシ示す。
抗体産生増強作用 a)実験方法 CDF 1−5LCマウス(1群5匹)に羊赤血球(5
RBC) ] X 10’ 10.2mJをiv感作す
る。本発明化合物を生理食塩液で各種濃度に希釈し、感
作した翌日から1日1回体重logあた。り 0.1m
l (p、l ml/log/1日)ずつ3日間連続投
与する。
対照群には生理食塩液を投与する。感作稜4日めにマウ
スを層殺し、°ひ細胞中の抗5RBC抗体産生細胞(p
lagLIe−forming−cell、 PFC)
数を測定し、ひ細胞10個あたシのPFC数を算出した
。本発明化合物の効果は対照群のPFC数に対する本発
明の化合物投与群のPFC数の増強率(チ)で表した。
b) 本発明化合物の抗体産生増強効果 以上の試験例から明らかなように、本発明の化合物は優
れた免疫増強活性を有し、感染防止剤もしくは日和見感
染治療薬などの医薬として期待されるものである。
次に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
の範囲は実施例に限定されるものではない。
製剤例1 化合物1の塩酸塩30重量部に対し注射用蒸、留水を加
え、全量を2000部としてこれを溶解技、ミリポアフ
ィルタ−GSタイプを用いて除菌濾過する。この濾液2
gを10m!のバイアル瓶にとり凍結乾燥し、1バイア
ルに化合物1の塩酸塩30mgを含む凍結乾燥注射剤を
得た。
製剤例2 化合物5の塩酸塩50重量部、乳糖600部、結晶セル
ロース330部及ヒヒドロキシグロピルセルロース20
部をよく混和し、ロール型圧縮機(ローラーコンパクタ
−)を用いて圧縮し、破砕して16〜60メツシユの間
に入るように篩過し、顆粒とした。
合成例1 19−グアニジノ−1,11−ジヒド ロキシ−4,9,12−)リアザブカン−10,13〜
ジオン・2塩酸塩(化 合物番号l)の合成 Z −Nl−にψ\キンNへOH イ)1−ヒドロキシ−9−ベンジルオキシカルボニル−
4,9−ジアザノナンの合成 上ノーベンジルオキ7カルボニルー1.4−ブタンジア
ミン・塩酸塩8.8 g (34mmol)にn−フタ
ノール70m1を加えた後 トリエチルアミン8.6 
g (84,5mmol )を加え、さらに3−りoo
プロパツール5.5 g (58,1mmol )を加
え、還流下で一夜反応させた。反応液を減圧で濃縮し、
残渣ラニーチルで2回デカンテーションした後メタノー
ルに溶かし、不溶物を戸別した。F液を減圧濃縮して得
られた結晶をアセトンで2回デカンテーションして、乾
燥し、白色結晶の目的物6.48 g (収率68%)
を得た。
Mp、 116〜120℃ NMR(CD30D) δ= 1.2〜2.1(m、 7H)、 2.7〜3.
4(m、 6H)、 3.4〜3.8(t、 2H,J
=6Hz)、 4.0〜8.0(b、 2H)。
5.0(s、 2H)、 7.23(s、 5H)TL
C(アセトン:17%アンモニア水=15:IV/v) Rf=0.22 0)1−ヒ)’oキシー4−t−ブトキシカルボニル−
9−ベンジルオキシカルボニル−4,9ジアザノナンの
合成 りOc ZNHA/VN−ハ〜へ0l−1 1−ヒドロキシ−9−ベンジルオキシカルボニル−4,
9−ジアザノナン6.48 g (23,1mmol 
)を50%−ジオキサン70m1に溶かす。次にトリエ
チルアミン2.57 g (23,1mmol )を加
え、さらにジ−t−ブチル−ジカーボネート・5.7g
(26,1mmol)を加えて、室温で4.0時間反応
させた。
反応液に、N、N−ジエチル−1,3−プロパンジアミ
ン5mlを加え、室温で0.5時間反応させた。反応液
を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル200m1に溶かし、
蒸留水で3回洗浄した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥剤を沖別稜
、減圧濃縮して油状の目的物6.0 g(収率63.3
%)を得た。
NMR(CD30D ) δ=1.0〜1.9(m、 7H)、  1.45(s
、 91()、 2.9〜3.5(m、6H)、3.3
〜3.7(t、2H,J=6Hz)、  4.0〜8.
0(b、H)、5.0(S、2H)、7.23(S、5
H)TLC(りooホルム:アセトン= lo : 1
 v/v)Rf=0.29 ハ)1−t−ブトキシ−4−t−ブトキシカルボニル−
9−ベンジルオキシカルボニル−4゜9−ジアザノナン
の合成 りoc ZNH””NへハQBut l−ヒドロキシ−4−t−ブトキシカルボニル−9−ベ
ンジルオキシカルボニル−4,9−ジアザノナン6.0
 g (15,77mmol )を塩化メチレン30m
1 トジメチルホルムアミド20m1の混液に溶かし、
濃硫酸0.2ml加えた後、ドライアイス・エタノール
で冷却し、イソブチレンヲ全液量が90m1になるまで
加え耐圧ピン中で一夜。
室温で反応させた。反応液を冷却し、トリエチルアミン
で中和した後減圧で濃縮し、残渣を50%ジオキサン4
0m1に溶かし、トリエチルアミン1.6 g (15
,77mmo+)とジ−t−ブチル−ジカーボネート3
.44 g(15,77mmol)を加え、室温で4時
間反応させた。
反応液にN、N−ジエチル−1,3プロパンジアミン3
mlを加え、室温で1時間反応後、減圧濃縮し、残渣を
酢酸エチル150m1に溶かし、蒸留水、5’%IJン
酸、 5%炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗
浄した。有機層を無水硫酸す) IJウムで乾燥し、乾
燥剤を戸別後、減圧濃縮し、油状物4.5gを得た。
得られた油状物をシリカゲル60(メルク社製)による
カラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−アセ
トン(lO:1v/v)ノ混液で展開し、油状の目的物
1.7g(収率24.7%)を得た。
NMR(CDaOD) δ=1.0〜1.9(m、 6H)、 1.15(s、
 9)1)、 1.43(s。
9H)、 2.8〜3.5(m、 88)、 4.0〜
8.0(b、 H)。
5.0(s、2B)、7.23(s、5H)TLC(り
ooホルム:アセトン= 10 : 1 v/v)Rf
=0.67 二)8−アミノ−1−t−ブトキシ−4−t−ブトキシ
カルボニル−4−アザオクタンの合成 1−t−ブトキシ−4−t−ブトキシカルボニル−9−
ベンジルオキシカルボニル−4,9−ジアザノナン1.
6 g (3,66m1nol )をメタノール25 
mlに溶かし、パラジウム黒0.25gを加えて、室温
、常圧で3時間接触還元を行った。
反応後触媒を戸別し、F液を減圧濃縮すると油状の目的
物1.t g (収率定量的)が得られた。
NMR(CD5OD + D20 ) δ=1.0〜2.1(m、6H)、1.15(S、9H
)、1.43(S。
9H)、2.4〜2.8(b、2H)、2.8〜3.6
(m、6H)ホ)  19− [2,3−ビス(t−ブ
トキシカルボニル)−グアニジノ) −11−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ−4−t−ブトキシカルボニル
−1−t−ブトキシ−4,9,12−トリアザノナテカ
ンー10.13−ジオンの合成8−アミノ−1−t−ブ
トキシ−4−tブトキシカルボニル−4−アザオクタン
1.1 g(3,63mmol )をぺ/ゼン6mlに
溶かし、?−[2゜3−ビス−(t−ブトキシカルボニ
ル)−クアニジノ〕ヘプタノイル−α−1−ブチルジメ
チルシリルオキシグリシンメチルエステル2、Og、(
3,39mmol )を加え、39℃で400時間反応
せた。反応液を減圧で濃縮すると、淡黄色油状3.1g
が得られた。
得られた油状物をシリカゲル60 (メルク社製)によ
るカラムクロマトグラフィーに付し。
クロロホルム−酢酸エチル(4: I V/v )の混
液で展開すると油状の目的物1.3g(収率44.7%
)が得られた。
NMR(CD30D ) δ=0.11 ando、21 (2s、 6H)、 
 0.95(s、 9H)1.0−2.0(m、14H
)、1.2(s、9H)、1.5(s、18H)1.5
4(s、 9H)、 2.0〜2.5(b、 2H)、
 2.’l−3,6(m。
10H)、 4.0〜8.0(b、 4H)、 5.6
6(s、 H)、  IR(KBr ) ν(cm刊)=3325.2930.2860.1?1
5.1685゜1635、1570.1520.141
5.1365.1330.1250゜1160、113
5.1075.1050.835.765TLC(クロ
ロホルム:アセトン−10=1v/v)Rf=0.46 へ)19−グアニジノ−111−ジヒドロキシ−4,9
,12−トリアザデカン−10,13−ジオン・2塩酸
塩の合成 19−C2,3−ビス−(t−プトキ/カルボニル)−
グアニジノ’:1−n−t−ブチル)メチル7リルオキ
シー4−t−ブトキシカルボニル−1−t−プトキ7−
4.9.12−)リアザノナデ力y−10,13−ジオ
ン1.2 g (1,39mmol)を塩化メチレン1
.5mlに溶かし、水冷下トリフルオロ酢酸8mlを加
えて5時間反応させた。
反応液を減圧で濃縮すると油状物2,1gが得られた。
この油状物を蒸留水30m1に溶かし、 CMセファデ
ックス C−25(Na+)210mlを充填したカラ
ムに付し、蒸留水1100mlと0,2M塩化ナトリウ
ム水溶液1100ml  との間のグラジェント溶出法
で溶出し、目的物を含むフラクションを集め減圧で濃縮
乾固し、乾固物に90%エタノールを加えて不溶物の塩
化ナトリウムをp別技濃縮した。残存する少量の塩化ナ
トリウムを除去するために油状物を90%エタノル4m
lに溶かし、セファデックスoLH−2065m1を充
填したカラムに付し、 90%エタノールで溶出した。
目的物を含むフラクションを集め、減圧で濃縮した。得
られた油状物を蒸留水4mlに溶かし、不溶物を戸別後
凍結乾燥し、目的物o、24g(収率37.2%)を得
た。
NMR(D20. external TMS )δ=
 1.5〜2.7 (m、 14)1)、 2.5〜3
.1 (b、 2H)。
3.3〜4.0 (m、 8H)、 4.0〜4.4 
(t、 2H,J=6Hz)。
5.89 (S、 H) IR(KBr) r(cm−’)=3330.2950.2860.16
60.1650゜1530、1455.1060 TLC(n−グロパノール:ビリジン:・水:酢酸=6
:4:3:2v/v) Rf=0.66 合成例419−グアニジノ−11−ヒドロキシ−10,
13−ジオキン−4,9,12−トリアザノナデカン酸
塩酸塩(化合物 番号2)の合成 イ)4.9〜ビスヘンジルオキシ力ルボニ/l、−4゜
9−ジアザノナン酸 Z−NHハlVN”=C0OH N−(2−シアンエチル) −1,4−ブタンジアミ7
12.7g(0,lOmol)を6規定HCI 100
m1に溶解後、10時間加熱還流した。反応液を減圧濃
縮、乾固し、残渣へ蒸留水100m1を加えて溶解した
。水冷下に4規定NaOHを加えてpHを9に調整後、
カルボベンゾキシクロライド37.5 g (0,22
mol)及び4規定NaOHを30分を要して滴下した
。この間、pHは9−10を保った。
更に、 30分反応後、分液ロートに移しエーテルで洗
浄した。水冷しながら、水層に6規定HCIを滴下して
、pHを2とした。酢酸エチルで抽出後、飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。酢酸エチルを
減圧留去し、油状の目的物35.0g(収率81.7%
)を得た。
NMR(CD30D+D20) δ==l、Q −1,
9(l(、br)。
2.2−2.8(2)1. t、 J=7Hz)、  
2.8 3.7(6H,m)。
4.97(2H,s)、  5.0(2H,s)、  
7.22(IOH,s)。
口)4.9−ビスベンジルオキシカルボニル9−ジアザ
ノナン酸 t ブチルエステルZNT(A−A7N〜へ
C00But 4.9−ヒスベンジルオキシカルボニル−4゜9−ジア
ザノナン酸8.9 g (18,67mmol)を塩化
メチレン80m1に溶かし、濃硫酸0.2mlを加えた
後、ドライアイス−アセトンで冷却し、インブチレンを
全液量が170 mlになるまで加え、耐圧ビン中で4
0時間、室温で反応させた。反応液を減圧で濃縮すると
、油状物9.5gが得られた。得られた油状物をシリカ
ゲル60(メルク社製)によるカラムクロマトグラフィ
ーに付シ、ヘキサン−クロロホルム−酢酸エチル(6:
 3 : 2. V/v)の混液で展開すると油状の目
的物4.7 g (収率52チ)が得られた。
NMR(CDCl3 )δ= 1.2−1.7 (4H
,m)、 1.45(9H,s)、 2.45(2H,
t、 J=7Hz)、 2.9−3.7(6H。
m)、5.0(IH,br)、5.04(2H,s)、
5.07(2H,s)。
7.27 (IOH,5) IRylT、、x(film)cm  ’  :  3
350. 2980. 2940. 1725゜170
0.1530,1472,1451,1420,136
5,1250゜1150.700゜ RfO,29(クロロホルム−酢酸エチル、 9:l。
v/y ) 。
ハ)8−アミノ−4−アザオクタン酸 t ブチルエス
テル H2N /VVNv′C00Bu’ 4.9−ヒスベンジルオキシカルボニル−4゜9−ジア
ザノナン酸t−ブチルエステル2.49g(5,14m
mol)をメタノール20m1に溶解し、パラジウム黒
0.3gを加えて、室温にて常圧下、3時間水素気流中
で還元を行った。触媒を濾去後、減圧濃縮し油状の目的
物、1.1tg(収率100%)を得た。
NMR(CDCl5)δ: 1.3−1.8 (4H,
m)、 1.46 (9H。
s )、 2.3−3.0 (8H,m) 。
■l(νmax(film)cm  、2990,29
40,2860,1728゜1575.1467.13
65,1153,845゜二) 11−ベンジルオキシ
−19−グアニジノ10.13−ジオキソ−4,9,1
2−)リアザノナデカン酸t−ブチルエステル・2塩酸
塩7−グアニジノヘプタノイル−α−ベンジルオキシグ
リシン1.5 g (4,28mmoりをメタノ−ルI
 Qml及び1規定HCI 4.28m1 K溶解後、
減圧濃縮して塩酸塩を得た。この塩をジメチルホルムア
ミド24m1に溶解後、水冷下で8−アミノ−4−アザ
オクタン酸t−ブチルエステk 1.11 g (5,
13mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール0
.787 g (5,14mmol)及びN、N−ジシ
ロヘキシル力シルポジイミド115g(s、56mmo
l)を加えた。室温にて一晩反応後蒸留水400m1へ
反応混合物を加えて希釈し、生じた不溶物を濾去した。
濾液なCM−セファディッ[有] クスC−25(Na型) 125mlに吸着後、蒸留水
500m1と1規定塩化ナトリウム50 Qmlの間の
グラジェント法を用いて溶出し、精製した。
目的部分を集め濃縮乾固した。残渣ヘクロロホルムーメ
タノール(2: 1 、 v/v)を加えて、不溶物を
濾去した後、シリカゲル60(メルク社製)カラムクロ
マトグラフィーに付した。
クロロホルム−メタノール(7: 3. v/v)にて
溶出し、減圧濃縮後ガラス状の目的物1.09 g(収
率43.5%)を得た。
NMR(CD30D)  δ二 1.2−1.9 (1
2H,m)、  1.48(91−1,s)、 2.2
8(2H,t、J=61−1z)、 2.5−3.3(
101−1,m)、 4.61(211,s)、 5.
43(11−1,s)、 7.28(51−1,s )
IRvmax(KBr)cm’: 3370,2940
,1722゜1660、1526.1152゜ Hfo、38(クロロホルム−メタノール、7:3、 
v/v )。
ホ)19−グアニジノ−11−ヒドロキシ−10゜13
−ジオキソ−4,9,12−1リアザノナデカン酸・塩
酸塩 11−ベンジルオキノー19−グアニジノ−10゜13
−ジオキソ−4,9,12−トリアザノナデカン酸 t
−ブチルエステル・2塩酸塩0.95g(1,53mm
o+)を水冷下、トリフルオロ酢酸10m1に溶解した
後、室温にて一晩反応した。減圧下にトリフルオロ酢酸
を留去し、残渣を蒸留水10m1に溶解した。 1,2
−ジクロルエタンで洗浄後、l規定NaOHを用いてp
H5,0に調整した。蒸留水を加えて約2tに希釈し、
CMセファデックスC25(Na型)125mlに吸着
後、蒸留水1 t 、!:0.07M塩化ナトリウムl
tO間のグラジェント法で溶出し、精製した。目的部分
を集め、濃縮乾固した。90チエタノールを用いて不溶
物を濾去した後、ダイアイオン0HP 20100m1
で更に脱塩した。蒸留水で目的物を溶出した稜、凍結乾
燥して目的物を149.5cng(22,3%)得た。
NMR(DzO,external TMS)δ: 1
.6−2.3 (1211,m)。
2.70 (21−1,t、 J=6H2)、 3.1
−3.9 (101七 m)、5.80(11−1,s
 )。
I Rνmax (KBr)cm−’ : 3330.
2930.1650.1522゜1386.1070、 合成例519−グアニジノ−11−ヒドロキシ4、9.
12−トリアザノナデカン−110、13−トリオン水
和物2塩酸塩 (化合物番号3)の合成 イ)  19−[2,3ビス(t−ブトキシカルボニル
)グアニジノ)−11−1〜ブチルジメチル/リルオキ
シ−1,1−ジェトキシ−4,9,12−)リアザノナ
デカン−10,13−ジオン 7−(2,3−ビス(t−ブトキシカルボニル)グアニ
ジノヘプタノイル〕−α−1−ブチルジメチルシリルオ
キシグリシンメチルエステル1.57 g (2,67
mmo+ )及びN−(3,3−ジェトキシ)プロピル
−1,4−ブタンジアミン0.64 g (2,93m
mo+)をベンゼン5mlに溶解し、38℃で50時間
加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲル
60(メルク社製)カラムクロマトグラフィーに付した
。クロロホルム−エタノール(95:5〜85:15.
 V/V)で溶出し、油状の目的物1.58g(収率7
6.5チ)を得た。
NMR(CDCl5)δ:0.11and0.21(6
H,2s)、 0.91(91−1,s )、  1.
18 (6H,t、 J=7Hz)、 1.1−2.0
 (14H。
m)、 1.51(18)]、 mm、 2.20(2
)1. t、J=61−1z)、 2.5−2.9(4
H,m)、 3.1−3.8(8H,m)、 4.53
(IH,t、J=5.3l−1z)、 5.65 (I
H,d、 J=9Hz)、 6.7−7.0 (2H,
br)。
8.1−8.4 (IH,br)。
IRvmmx(film)cm−’ :3:33o、 
2930.2860.1719゜1640、1411.
1363.1328.1250.1152.1130゜
1050、838.752 Rfo、43(クロロホルム−メタノール、  4:1
゜V/v)。
19−グアニジノ−11−ヒドロキシ−4,9゜口) 12−トリアザノナデカン−1,10,13−)リオン
水和物・2塩酸塩 19−[2,3−ビス(t−ブトキシカルボニル)グア
ニジノ]−11−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1
,1−ジェトキシ−4,9,12−トリアザノナデカン
−10,13−ジオン1.32 g (1,70mmo
l)を塩化メチレン1mlに溶解し、水冷下トリフルオ
ロ酢酸5mlを滴下した。室温にてr・・ pH4,5に調整した。この水溶液をCM−セファデッ
クスeC−25(Na型)120mlに吸着後、蒸留水
500m1及び0.5 M NaCl 500m1の間
のグラジェント法で溶出し精製1.た。目的物を含む部
分を集め、粒状白鷺炭e)KLH−25020m1に吸
着後蒸留水500m1及び50チアセトニトリル水溶液
の間のグラジェント法で溶出した。坂口試薬陽性フラク
ションを集め、l/lOまで減圧濃縮した。その一部を
取り定量した結果、101mg (収率12.9%)の
目的物を含む事がわかった。
NMR(200MH2,D20. TSP)δ:1.2
7−1.42(4H,m)。
1.49−1.82 (8H,m )、 1.91−2
゜04(2H,m)、2.29(2H,t、J=7.3
Hz)、 3.00−3.40(8H,m)、 5.2
0(0,9H,t、 J=5.5Hz)、 5.44(
IH,s )、 9.69 (0゜IH,S)。
実施例615−ファンジノ−1,フーシヒドロキシー5
,8−ジアザペンタデカン−6,9ジオン塩酸塩(化合
物番号4)の 合成 イ)7−ベンジルオキシ−15−グアニジノ−1−ヒド
ロキシ−5,8−ジアザペンタデカン−6,9ジオン・
塩酸塩 7−グアニジノヘプタノイル−α−ベンジルオキシグリ
シン1.0g(2,85mmol)をメタノール5ml
及び1規定HC12,85m1に溶解後、減圧濃縮して
塩酸塩を得た。この塩をジメチルホルムアミド15 m
lに溶解後、水冷下で4−アミノ−1−ブタノール0.
305 g (3,4,2mmol)、  1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール0.524 g (3,42m
mol)及ヒN、Nl−ジシクロへキシルカルボジイミ
ド0.766 g (3,71mmol )を加えた。
室温にて一晩反応後、蒸留水200m1へ反応混合物を
加えて希釈し、生じた不溶物を濾去した。濾液はCM@ セファデック、x、c−2s(Na型)100mlに吸
着後蒸留水500mlと0.8M塩化ナトリウA300
m1との間のグラジェント法で溶出し、精製した。
板目試薬陽性部分を集め濃縮乾固した。残渣ヘメタノー
ルを加えて不溶物を濾去した後、シリカゲル60(メル
ク社製)によるカラムクロマトグラフィーに付した。ク
ロロホルム−メタノール(3:1.v/v)にて溶出し
、目的の油状物o、92g(収率77.8%)を得た。
NMR(CD30D)δ: 1.1−1.9(12)1
. m)、 2.27(2H。
t、 J=6)(z)、 2.9−3.7(6H,m)
、 4.61(28,s)、5.48(IH,s)、 
7.27(5H,s)。
IRνrnax(film)cm−’  :3330.
 2930. 1660. 1530゜1065、10
22゜ Rf O,50(クロロホルム−メタノール、 2:1
. ”/v)。
口)15−グアニジノ−1,7−シヒドロキシー5゜8
−ジアザペンタデカン−6,9−ジオン・塩酸7−ベン
ジルオキシ−15−グアニジノ−1−ヒドロキシ−5,
8−ジアザペンタデカン−6゜9−ジオy−塩酸塩0.
65 g (1,42mmol)を規定1酢酸20 m
lに溶解し、パラジウム黒0.2gの存在下水素圧10
 kg/cm2にて室温で36時間接触還元を行った。
触媒を濾別後、CM−セファデックス’C−25(Na
型)100mlに吸着後、蒸留水500m1と0.3M
塩化ナトリウム500mlとの間のグラジエンと法で溶
出し精製した。
目的物を含む部分を集め減圧下に濃縮乾固し、残渣へ9
0チエタノールを加えて不溶の塩化ナトリウムを濾別し
た。次いでセファデックス0LH−20100m1を充
填したカラムに付し、90チエタノールで溶出した。目
的物を含む部分を集め、減圧下に濃縮稜、少量の蒸留水
に溶解し、不溶物を濾別した。この水溶液を凍結乾燥し
て、目的物0.497 g (収率95.1%)を得た
NMR(D20. external TMS )δ:
1.7−2.3(12H,m)。
2.79(2H,t、 J =6Hz)、 3.5−3
.9(48,m)、 4.08(2)1. t、 J=
6Hz)、 5.95(IH,s)。
IRνl、1.、(KBr)cm−’ :3320.2
930.2850.1624゜1535、1435.1
355.1260.1240.1096.10?8゜1
042.973゜ 実施例715−グアニジノ−7−ヒドロキシ−6゜9−
ジオキソ−5,8−ジアザペンタデカン酸(化合物番号
5)の合成 イ)7−ベンジルオキシ−15−グアニジ/−6゜9−
ジオキソ−5,8−ジアザペンタデカン酸へ/シルエス
テル・塩酸塩 7−グアニジノヘプタノイル−α−ベンジルオキシグリ
シン1.0 g (2,85mmol )、 4−アミ
ノ酪酸 ベンジルエステル・p−トルエンスルホン酸塩
1.25g(3,4mmol)、 )リエチルアミン0
.48 ml (3,4mmol )、 1−ヒドロキ
シベンゾトリ7ゾール0.54 g(3,4mmol 
)及びN、 N’−ジシクロへキ/ル力ルポジイミド0
.77 g(3,7mmol )を用いて1室温で一晩
 合させた。溶媒を減圧留去し、残渣をンリヵゲル60
(メルク社製)にょるカラムクロマトグラフィーに付し
た。クロロホルム−メタ/ −ル(10: l 〜4 
: 1. v/v) Kて溶出し、結晶性の目的物0.
90g(収率56.1%)を得た。
mpH4116℃(メタノール−アセトンよりM結晶N
MR(CD30D )  δ: 1.1 −19(IO
H,m)、  2.0−2.5(4H,m)、 2.9
−3.4(4H,m)、 4.59(2H,s)、 5
.04(2H。
s)、5.47(IH,s)、7.27(IOH,s)
IRpmax(KBr)Cm ’ :3350.328
0.3180.2930゜1735、3658.252
1.1172.690.562Rf 0.43 (クロ
ロポルム−メタノール、4:Iv/■) 口)15−グアニジノ−7−ヒドロキシ−6,9−ジオ
キソ−5,8−ジアザペンタデカン酸7−ベンジルオキ
シ−15−グアニジノ−6゜9〜ジオキン−5,8−ジ
アザペンタデカン酸ベンジルエステル・塩酸塩0.79
 g(1,41mmc+I )を1規定酢酸10m1及
びジメチルホルムアミド]Omlに溶解し、パラジウム
黒0.3gの存在下、水素圧] Okg/cm2にて室
温で34時間接触還元を行った。触媒を濾別後、 CM
−セファデックスOC−25(Na型)100mlに吸
着後、蒸留水500m1と0.3M塩化ナトリウム50
0m1の間のグラジェント法で溶出し精製した。目的物
を含む部分を集め減圧下に濃縮乾固し、残渣へ90%エ
タノールを加えて不溶の塩化す)lラムを濾別し■ た。次いでダイアイオンIP−20100mlを充填し
たカラムに対し、蒸留水500 ml及び30%アセト
ン水溶液500m1を用いて、グラジェント法で溶出し
た。目的物を含むフシクションを集め、減圧下に濃縮し
た。残渣を少量の蒸留水に溶がし、不溶物を濾別後、凍
結乾燥して、目的物0.280 g (収率57.8%
)を得た。
NMR(D20. external TMS )δ:
1.7 2.9(14H,m)。
3.5−3.9(4H,m) 5.93(IH,s)。
IRpITlaz(KBr)cm−’ :3300.2
920.1650.1542゜1390.1062゜ AgNO3試験;クロルイオンr−) 実施例815−グアニジノ−7−ヒドロキシ−5,8−
ジアザペンタデカン−1,6,9−トリオン塩酸塩(化
合物番号6)の 合成 イ)  15二(2,3−ヒ、<(t−〕)キシカルボ
ニル)グルアユジノ13−フーt−ブチルメシチルシリ
ルオキシ−1,1〜ジェトキシ−5,8−ジアザペンタ
デカ7−6.9−ジオン 7−(2,3−ビス(t−ブトキシカルボニル)グアニ
ジノコヘプタノイツトα−ドブチルジメチルシリルオキ
シグリシンメチルエステル1.80 g(3,06mm
ol)及び4−アミノブチルアルデヒドジエチルアセタ
ール0.542 g(3,36mmol)をベンゼン5
.6mlに溶解し、38℃で51時間加熱攪拌した。溶
媒を減圧留去し、得られた油状物を7リカゲル60(メ
ルク社製)カラムクロマトグラフィーに付した。クロロ
ポルム−酢酸エチル(3: 2. v/v)で溶出し、
油状の目的物を1.39g(収率63.3%)得た。
NMR(CDCl3 )δ:O,I2 and 0.2
2(6H,2s)、 0.92(9H,s)、 1.0
−1.8(12H,m)、 1.19(6H,t、 J
=7Hz)。
1.52(18H,s)、 2.20(2H,t、 J
 =7Hz)、 3.1−:う、8(8H,m)、 4
.45(IH,br s)、 5.66(IH,d、 
J=9Hz)。
6.4−6.8(2H,br)、 8.0 8.7(I
H,br)、 11.37(IH,br s) IRpmax(film)cm ’ :3330.32
90.2980.2940゜1720、1640.14
12.1363.1332.1250.1153゜11
30、1052.840.780.754゜Rfo、4
3(クロロホルム−酢酸エチル、1:1v/v)。
ロ) 15−グアニジノ−7−ヒドロキシ−5,8−ジアザペ
ンタデカン−1,6,9−1リオン・ 塩酸塩 水冷下に、15−〔2,3−ビス(t−ブトキシカルボ
ニル)グアニジノ)−7−t−ブチルジメチルシリルオ
キシ−1,1−ジェトキシ−5,8ジアザペンタデカン
−6,9−ジオン1.39g(1,94mmo+)をト
リフルオロ酢酸10m1に溶解した。その後、室温にて
3.5時間反応し、トリフルオロ酢酸を減圧留去した。
残渣に蒸留水100m1を加えて溶解後、1規定NaO
Hを用いてpHを5.2に調整した。この水溶液をCM
−セファデックス0C25(Na型)125mlに吸着
後、蒸留水500m1及び0.3M塩化ナトリウム50
0m1の間のグラジェント法で溶出した。目的物を含む
部分を集め、粒状白鷺炭0KLH25030m1に吸着
後、蒸留水500m1及び50チアセトニトリル水溶液
の間のグラジェント法で溶出した。
板目試薬陽性部分を集め、 1/10まで減圧濃縮した
。この一部を取り定量した結果、336mg(収率47
.4%)の目的物を含む事がわかった。
NMR(200MHz 、 D20. TSP )δ:
 1.26−1.45(4H,m)。
1.50−1.82(5H,m)、 2.00 J2.
37(3H,m)、 2.31 (2H,t、 J=7
.2Hz)、 3.16(2H,t、 J =6.8H
z)、 3,203.34(I H,m)、 3.53
−3.72(I H,m)、 5.47−5.56(0
,7H,m)、 5.61−5.72(0,3H,m)
、 5.70(0,3H,s)。
5.82(0,7H,s)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはパラ位に置換基を有するフェニル環または
    −(CH_2)n−を示し、Yは水素原子又は水酸基又
    はヒドロキシメチル基 を示し、nは3または5の整数を示す。 Rは−(CH_2)_4−R_1(R_1は−NH_2
    又は−OH)−(CH_2)_3−R_2(R_2は−
    COOH又は−CHO)−(CH_2)_4−NH−(
    CH_2)_3−OH−(CH_2)_4−NH−(C
    H_2)_2−R_2(Rは前記と同じ)を示す。〕 で表されるスパガリン関連化合物又はその薬理学的に許
    容される塩を有効成分とする免疫増強剤。
  2. (2)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはパラ位に置換基を有するフェニル環または
    −(CH_2)_n−を示し、Yは水素原子又は水酸基
    又はヒドロキシメチル基を示し、nは3または5の整数
    を示す。但し、 X=−(CH_2)_3−でかつYが水素原子であるも
    のは除く。 Rは−(CH_2)_4−R_1(R_1は−NH_2
    又は−OH)−(CH_2)_3−R_2(R_2は−
    COOH又は−CHO)−(CH_2)_4−NH−(
    CH_2)_3−OH−(CH_2)_4−NH−(C
    H_2)_2−R_2(R_2は前記と同じ)を示す。 〕 で表されるスパガリン関連化合物又はその薬理学に許容
    される塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008016634A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Shin Etsu Polymer Co Ltd 薄型基板搬送治具

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