JPH04128039U - プレモールド絶縁体 - Google Patents

プレモールド絶縁体

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Publication number
JPH04128039U
JPH04128039U JP4240391U JP4240391U JPH04128039U JP H04128039 U JPH04128039 U JP H04128039U JP 4240391 U JP4240391 U JP 4240391U JP 4240391 U JP4240391 U JP 4240391U JP H04128039 U JPH04128039 U JP H04128039U
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JP
Japan
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insulating
conductive
insulating portion
molded
insulating part
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Pending
Application number
JP4240391U
Other languages
English (en)
Inventor
博之 飯塚
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴム・プラスチック絶縁電力ケーブルのプレ
ハブ接続部に用いるプレモールド絶縁体において、電気
ストレスがもっとも大きくなる、絶縁性部分が導電性部
分に接合し、かつ電力ケーブルの絶縁層に接する部分と
その近傍、即ち、立ち上がり部の電気ストレスを相対的
に緩和させたプレモールド絶縁体を提供する。 【構成】 絶縁性部分11と導電性部分12からなる電
力ケーブルのプレハブ接続部用プレモールド絶縁体14
において、絶縁性部分11を高比誘電率絶縁性部分15
と低比誘電率絶縁性部分13で構成し、高比誘電率絶縁
性部分15を導電性部分12の立ち上がり部に位置させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ゴム・プラスチック絶縁電力ケーブルのプレハブ接続部に用いるプ レモールド絶縁体に関する。
【0002】
【従来技術】
ゴム・プラスチック絶縁電力ケーブルのプレハブ接続部では、絶縁の主体は図 3に示すように、ケーブル絶縁層5の外周に装着されている絶縁ブロック1とプ レモールド絶縁体4である。この接続部の絶縁特性は、絶縁ブロック1にプレモ ールド絶縁体4が適切な圧力を保って接触されて始めて発揮される。プレモール ド絶縁体4は導電性部分2と絶縁性部分3より形成されている。この接続部の絶 縁特性を維持するため、スプリング6にて押し金具7を押してプレモールド絶縁 体4とケーブル絶縁層5およ絶縁ブロック1との接触界面に一定の圧力を加えて いる。 上述したプレモールド絶縁体4の電位分布を図4に示す。図4からわかるよう に、プレモールド絶縁体4の電気ストレス(電位傾度)が最も強いところは、絶 縁性部分3が導電性部分2と接合し、かつケーブル絶縁層5との界面をなす立ち 上がり部、即ち、A部であり、その強さはケーブル本体の最小電位傾度と等しく なっている。8はケーブル導体である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ゴム・プラスチック絶縁電力ケーブルは高電圧化が進んでおり、一方では、ケ ーブルの絶縁体の厚さを低減する試みがなされている。その結果、最小電位傾度 の値も高くなり、プレモールド絶縁体立ち上がり部の電気ストレスがその耐力を 越えてしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決したプレモールド絶縁体を提供するもので、絶縁性 部分と導電性部分からなる電力ケーブルのプレハブ接続部用プレモールド絶縁体 において、絶縁性部分を高比誘電率絶縁性部分と低比誘電率絶縁性部分で構成し 、高比誘電率絶縁性部分を導電性部分立ち上がり部に位置させたことを特徴とす るものである。
【0005】
【作用】
上述のように、絶縁性部分を高比誘電率絶縁性部分と低比誘電率絶縁性部分で 構成し、高比誘電率絶縁性部分を導電性部分立ち上がり部に位置させると、立ち 上がり部の電気ストレスを相対的に緩和させることができる。
【0006】
【実施例】
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1は本考案にかかるプレモールド絶縁体14の一実施例の部分断面側面図で ある。図中、12は導電性部分、11は絶縁性部分である。絶縁性部分11は相 対的に高い比誘電率εを有する高ε絶縁性部分15と低い比誘電率εを有する低 ε絶縁性部分13とから構成されている。高ε絶縁性部分15の形状は、立ち上 がり部Aから導電性部分12に沿ってプレモールド絶縁体14の外側にまで達し ている。低ε絶縁性部分13はエチレン・プロピレンゴム(ε=3〜4)からな っており、高ε絶縁性部分15は、クロロプレンゴム(ε=7〜10)からなっ ている。なお、高ε絶縁性部分15の材料としては、エチレン・プロピレンゴム に高ε物質、例えば、酸化チタンを混練したものを用いてもよい。 なお、高ε絶縁性部分15の形状は上記実施例に限定されず、例えば、図2に 示すように、立ち上がり部Aからケーブル絶縁層との接合面に沿って伸びていて もよい。また、上記実施例では、絶縁性部分11は低ε絶縁性部分13と高ε絶 縁性部分15の二層から構成されていたが、立ち上がり部から遠ざかるにつれて 比誘電率が減少するように、絶縁性部分を多層の絶縁体で構成してもよい。
【0007】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、絶縁性部分と導電性部分からなる電力ケ ーブルのプレハブ接続部用プレモールド絶縁体において、絶縁性部分を高比誘電 率絶縁性部分と低比誘電率絶縁性部分で構成し、高比誘電率絶縁性部分を導電性 部分立ち上がり部に位置させるため、立ち上がり部の電気ストレスを相対的に緩 和させることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプレモールド絶縁体の一実施例の
部分断面側面図である。
【図2】本考案に係るプレモールド絶縁体の他の実施例
の部分断面側面図である。
【図3】従来のプレモールド絶縁体の説明図である。
【図4】従来のプレモールド絶縁体の電位分布を示す図
である。
【符号の説明】
1 絶縁ブロック 2、12 導電性部分 3、11 絶縁性部分 4、14 プレモールド絶縁体 5 ケーブル絶縁層 6 スプリング 7 押し金具 8 ケーブル導体 13 低ε絶縁性部分 15 高ε絶縁性部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性部分と導電性部分からなる電力ケ
    ーブルのプレハブ接続部用プレモールド絶縁体におい
    て、絶縁性部分を高比誘電率絶縁性部分と低比誘電率絶
    縁性部分で構成し、高比誘電率絶縁性部分を導電性部分
    立ち上がり部に位置させたことを特徴とするプレモール
    ド絶縁体。
JP4240391U 1991-05-09 1991-05-09 プレモールド絶縁体 Pending JPH04128039U (ja)

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JP4240391U JPH04128039U (ja) 1991-05-09 1991-05-09 プレモールド絶縁体

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JPH04128039U true JPH04128039U (ja) 1992-11-20

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ID=31922906

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JP (1) JPH04128039U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0567138U (ja) * 1992-01-31 1993-09-03 昭和電線電纜株式会社 ストレスコーン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0567138U (ja) * 1992-01-31 1993-09-03 昭和電線電纜株式会社 ストレスコーン

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