JPH04127899U - デイフユーザーポンプ - Google Patents

デイフユーザーポンプ

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Publication number
JPH04127899U
JPH04127899U JP4383791U JP4383791U JPH04127899U JP H04127899 U JPH04127899 U JP H04127899U JP 4383791 U JP4383791 U JP 4383791U JP 4383791 U JP4383791 U JP 4383791U JP H04127899 U JPH04127899 U JP H04127899U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diffuser
blades
impeller
pump
stall
Prior art date
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Pending
Application number
JP4383791U
Other languages
English (en)
Inventor
義樹 ▲よし▼田
修博 上出
溜 下方
Original Assignee
三菱重工業株式会社
高菱エンジニアリング株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社, 高菱エンジニアリング株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP4383791U priority Critical patent/JPH04127899U/ja
Publication of JPH04127899U publication Critical patent/JPH04127899U/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のディフューザーポンプは低流量域で運
転すると、流れが剥離し、そのためにディフューザー翼
が順次失速する旋回失速が生じ、振動が発生する等の不
具合があるのでこれを解消する。 【構成】 羽根車１の翼の数と、ディフューザー３の翼
の数を共に偶数個とし、主軸２に対して対称の位置にあ
る１組のディフューザー翼の入口角度αA ，αB を他の
ものαO よりも大きくし、流れの剥離が必ずこの１組の
ディフューザー翼から始まるようにし、旋回失速に伴う
圧力不均一による流体力も対称の位置に生ずるようにし
て相互に相殺するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案はディフューザーポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のディフューザーポンプでは図２正面図に示すように主軸２に取り付けら れた羽根車１の外周にはディフューザー３が配置されているが、そのディフュー ザー翼はすべて同じ形状をしており、その入口の羽根角度も同じである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ディフューザーポンプを図３に示す性能曲線の低流量域で運転 すると、その流量域では羽根車の出口における流れの角度が非常に小さくなるた めにディフューザー翼の入口で流れが剥離する（図２参照）。剥離状態の詳細は 図５に示す通りである。この剥離による流れはディフューザー翼を失速させ、つ いで羽根車と同じ回転方向にディフューザー翼を順次失速させる旋回失速を発生 する。 この旋回失速が発生すると、羽根車周りの圧力分布が不均一となり、ポンプの 主軸には図４の矢印Ｘで示すような流体力が発生し、その流体力は矢印Ｙの方向 に回転し、旋回失速の旋回速度に応じた振動が発生する。 本考案はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、低流量域においても 主軸に振動が発生することのないディフューザーポンプを提供することを目的と する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案は渦巻きポンプの羽根車とポンプ出口との間に案内羽根（ディ フューザー翼）を設けたディフューザーポンプにおいて、前記羽根車の翼の数と 、前記ディフューザー翼の数とを偶数個とし、羽根車の軸心に対して対称の位置 にある１組のディフューザー翼の入口角度を他のものよりも大きくしたことを特 徴とする。
【０００５】
【作用】
このような構成によれば、ディフューザーポンプを低流量域で運転すると、流 れの剥離は必ず入口角度の大きな１組のディフューザー翼から始まる。これによ る旋回失速は互いに同じ旋回速度で回るので、羽根車の同方向の圧力分布は１８ ０°対向する方向に不均一が発生するが、これらは互いに相殺されるので羽根車 を支持する主軸に曲げ応力を発生させるような流体力は作用しない。
【０００６】
【実施例】
本考案の一実施例を図面について説明すると、図１はその要部の構成を示す図 である。 上図において、図２と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示し、本考案 に係るディフューザーポンプの羽根車１は主軸２に支持されており、羽根車の周 りにはディフューザー３が配置されている。羽根車の翼の数とディフューザーの 翼の数は共に偶数（例示のものは共に６枚）となっている。 このディフューザーの翼のうち主軸２の軸心に対して対称の位置にある１組み の翼ＡとＢの入口角度αA ，αB は他の翼の入口角度αO に比べて次のようにな っている。 αA ＝αB ＞αO このようにすると、図示のように流れの剥離は必ず翼Ａと翼Ｂの部分から始ま り、これによる旋回失速は羽根車の回転方向に回るがその速度は互いに同一であ るために圧力の不均一のために発生する流体力は互いに相殺され、主軸に曲げ応 力が発生することはない。
【０００７】
【考案の効果】
本考案によれば、渦巻きポンプの羽根車とポンプ出口との間に案内羽根（ディ フューザー翼）を設けたディフューザーポンプにおいて、前記羽根車の翼の数と 、前記ディフューザー翼の数とを偶数個とし、羽根車の軸心に対して対称の位置 にある１組のディフューザー翼の入口角度を他のものよりも大きくしたことによ り、低流量域においても主軸に振動が発生することのないディフューザーポンプ を得るから、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例を示すディフューザーポンプ
の要部の構成を示す正面図である。
【図２】従来のディフューザーポンプの旋回失速の状態
を説明する図である。
【図３】図２のポンプのＨ−Ｑ特性曲線図である。
【図４】図２の従来のディフューザーポンプの旋回失速
による流体力を示す正面図である。
【図５】図２の剥離状態の詳細を示す図である。
【符号の説明】
１ 羽根車 ２ 主軸 ３ ディフューザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 下方 溜 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目８番25号 高菱エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 渦巻きポンプの羽根車とポンプ出口との
    間に案内羽根（ディフューザー翼）を設けたディフュー
    ザーポンプにおいて、前記羽根車の翼の数と、前記ディ
    フューザー翼の数とを偶数個とし、羽根車の軸心に対し
    て対称の位置にある１組のディフューザー翼の入口角度
    を他のものよりも大きくしたことを特徴とするディフュ
    ーザーポンプ。
JP4383791U 1991-05-15 1991-05-15 デイフユーザーポンプ Pending JPH04127899U (ja)

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JP4383791U JPH04127899U (ja) 1991-05-15 1991-05-15 デイフユーザーポンプ

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JP4383791U JPH04127899U (ja) 1991-05-15 1991-05-15 デイフユーザーポンプ

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JPH04127899U true JPH04127899U (ja) 1992-11-20

Family

ID=31924107

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04116299A (ja) * 1990-09-05 1992-04-16 Hitachi Ltd 遠心圧縮機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04116299A (ja) * 1990-09-05 1992-04-16 Hitachi Ltd 遠心圧縮機

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970114