JPH04126609A - 航空機用更生バイアスタイヤ - Google Patents

航空機用更生バイアスタイヤ

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JPH04126609A
JPH04126609A JP2248409A JP24840990A JPH04126609A JP H04126609 A JPH04126609 A JP H04126609A JP 2248409 A JP2248409 A JP 2248409A JP 24840990 A JP24840990 A JP 24840990A JP H04126609 A JPH04126609 A JP H04126609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
reinforcing layer
base tire
cords
carcass
Prior art date
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Pending
Application number
JP2248409A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Oshiro
大城 義孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH04126609A publication Critical patent/JPH04126609A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の この発明は、航空機に用いられる更生バイアスタイヤに
関する。
更釆二且I 一般に、航空機に用いられるタイヤは、カーカス層を構
成するカーカスプライのうち4割以上のカーカスプライ
がカットを受けると、該タイヤを廃棄しなければならな
いため、耐カット性が高いことが重要である。また、航
空機用タイヤは離着陸時に重荷重が負荷されながら高速
で走行するため、自動車用のタイヤに比較して摩耗速度
が速く、耐摩耗性が高いことも重要である。
このような耐カット性および耐摩耗性を向上させるには
、カーカス層とトップトレッドとの間にタイヤの赤道面
にほぼ平行に延びるコードが埋設された補強層を介装し
、これにより、内圧充填時における径成長を抑えてカー
カスプライに生じる張力を低減させたり、あるいはトッ
プトレッドの断面外輪郭の曲率半径(クラウンアール)
を大きくすればよいが、このようなコードが埋設されて
いる補強層は、周方向に殆ど伸長できないため、加硫時
におけるグリーンタイヤから製品タイヤへの径成長に追
従できず、この結果、加硫時にタイヤ赤道面にほぼ平行
に延びるコードが切断されてしまい、使用可能なタイヤ
を得ることができなかった。
このため、従来の航空機用タイヤ(更生タイヤを含む)
にあっては、補強層内にタイヤの赤道面に対して20〜
40度の角度で交差する多数本のコードを埋設していた
が     よ     る しかしながら、前述のように補強層に埋設されているコ
ードが赤道面に対して20〜40度の角度で交差してい
ると、内圧充填時にタイヤが大きく径成長するため、カ
ーカスプライに生じる張力が大きくなり、この結果、耐
カット性に限度があるという問題点がある。また、前述
のように内圧充填時における径成長によってタイヤ断面
外輪郭の曲率半径が小さくなるが、このようにタイヤ断
面外輪郭の曲率半径が小さくなると、一定深さだけ摩耗
するまでの摩耗ゴム量が少なくなり、この結果、耐摩耗
性に限度があるという問題点がある。
この発明は、耐カット性および耐摩耗性の良好な航空機
用タイヤを提供することを目的とする。
111藍夫1(互−ea手遣 このような目的を達成するため、発明者は鋭意研究を重
ね、加硫が既に終了している台タイヤ部、即ち、使用済
みタイヤからトップトレッドおよび補強層を研摩により
取り除いたものは、加硫時においても径成長が殆ど生じ
ないため、この台タイヤの半径方向外側であれば、赤道
面にほぼ平行なコードが埋設された補強層を配置するこ
とも可能なことを知見した7 したがって、この発明は、第1に、タイヤ赤道面に対し
て傾斜したコードが埋設され、幅方向両端部が複数のビ
ードの回りに幅方向内側から幅方向外側に向かって折り
返された複数層のカーカス層を有するトロイダル状の加
硫済み台タイヤ部と、台タイヤ部の半径方向外側に加硫
により接着された、コードが埋設された補強層およびト
ップトレッドと、を備え、前記補強層のコードは台タイ
ヤ部の赤道面に対して15度以下の角度で交差している
航空機用更生バイアスタイヤであり、第2に、前記補強
層のコードを、台タイヤ部の赤道面に対して実質上平行
とした航空機用更生バイアスタイヤである。
1月 この発明の航空機用更生バイアスタイヤを製造するには
、まず、使用済みタイヤからトップトレッドおよび補強
層を研摩により取り除いて台タイヤ部とした後、台タイ
ヤ部の赤道面に対して15度以下の角度で交差するコー
ドあるいは実質上平行なコードが埋設された補強層を該
台タイヤ部の半径方向外側に配置し、その後、この補強
層の半径方向外側にトップトレッドを配置する0次に、
補強層およびトップトレッドを加硫により台タイヤ部に
接着して更生バイアスタイヤとするが、この補強層等の
加硫時には加硫が既に終了してし)る台タイヤ部が径成
長するようなことは殆どないので、台タイヤ部の半径方
向外側に該台タイヤ部の赤道面に対して15度以下の角
度で交差するコードあるいは実質上平行なコードが埋設
された補強層を配置しても、加硫時に前記コードが切断
されるようなことはないのである。
また、このようにして製造された更生バイアスタイヤに
は、補強層内に台タイヤ部の赤道面に対して15度以下
の角度で交差するコードあるいは実質上平行なコードが
埋設されているので、内圧充填時におけるタイヤの径成
長が前記周方向に殆ど伸長しないコードにより効果的に
抑制され、これによりカーカスプライに生じる張力も小
さくなって耐カット性が良好となるのである。また、前
述のように内圧充填時における径成長が効果的に抑制さ
れるため、タイヤ断面外輪郭の曲率半径が大きくなり、
この結果、一定深さだけ摩耗するまでの摩耗ゴム量が多
くなって耐摩耗性が良好となるのである。
炙1J 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1.2.3図において、 1は航空機に用いられる更
生バイアスタイヤであり、このタイヤ1はトロイダル状
をした台タイヤ部2を有し、この台タイヤ部2は複数層
、この実施例では3層のカーカス層3を有する。そして
、これらカーカス層3の幅方向両端部は複数本、ここで
は3本のビード4の回りにそれぞれ内側から外側に向か
って折り返されている。また、前記各カーカス層3は複
数枚のカーカスプライ 5を重ね合わせることにより構
成され、各カーカスプライ 5内には台タイヤ部2の赤
道面Eに対して45度から65度の角度Gで傾斜した有
機繊維コード6、例えばナイロンコードが多数本埋設さ
れている。そして、これらのコード6は隣接するカーカ
スプライ 5において互いに交差するよう配置されてい
る。また、前記カーカス層3の軸方向外側にはそれぞれ
サイドトレッド7が配置されている。前述したカーカス
層3、サイドトレッド7は全体として台タイヤ部2を構
成し、この台タイヤ部2はトレッドが摩耗した使用済み
タイヤからトレッドおよび補強層を研摩により取り除い
て構成しているため、加硫が既に終了しているものであ
る。
前記台タイヤ部2の半径方向外側にはタイヤ1のトレッ
ド幅とほぼ等しい幅の補強層1oが配置され、この補強
層10と最外側のカーカス層3との間には前記研摩時に
残した所定厚さのクツションゴム層11が介装されてい
る。前記補強層10は1枚または2枚、この実施例では
2枚の補強ブライ12がら構成され、各補強ブライ12
内には台タイヤ部2の赤道面Eに対して15度以下の角
度で交差あるいは前記赤道面Eに対して実質上平行な、
この実施例では実質上平行(0度の角度)なコード13
が埋設されている。ここで、赤道面Eに対する交差角が
15度を超えていると、内圧充填時においてタイヤ1が
大きく径成長し、耐カット性、耐摩耗性が悪化すること
から、該交差角は15度以下でなければならない、なお
、前記交差角は1層度以下であることが好ましい、その
理由は、前記交差角が1層度を超えていると、前記内圧
充填時における径成長の抑制効果が弱くなるからである
。また、前記コード13はナイロン、アラミド繊維等の
有機繊維から構成されている。さらに、これらコード1
3は第3図に示すように赤道面Eにほぼ沿って直線的に
延びていてもよく、また、第4.5図に示すようにマク
ロ的にみると赤道面Eにほぼ沿って延びているが、ミク
ロ的にはジグザグ状にあるいは波状に屈曲していてもよ
い、そして、各補強ブライ12は、例えば少なくとも1
本のコード13をゴム被覆したゴムストリップを多数回
螺旋状に巻き付けることにより構成してもよく、また、
補強層ブライ12と同一幅で長手方向に延びるコード1
3が埋設された帯状部材を1周分巻き付け、その長手方
向両端同士を突き合わせあるいは重ね合わせ接合するコ
トにより構成してもよい。
17は補強層10の半径方向外側に配置されたトップト
レッドであり、このトップトレッド17の外表面には、
赤道面Eに実質上平行な複数本、この実施例では4本の
主溝18が形成され、これらの主溝18は互いに幅方向
に所定距離離れて配置されている。そして、前述した補
強層10およびトップトレッド17は台タイヤ部2の半
径方向外側に順次貼付けられた後、加硫されることで台
タイヤ部2に加硫接着され、更生バイアスタイヤ1とな
る。この加硫時においては、加硫が既に終了している台
タイヤ部2は殆ど径成長しないので、台タイヤ部2の半
径方向外側に、赤道面Eにほぼ沿って延びるコード13
が埋設された補強層1oを配置しても、加硫時にタイヤ
赤道面Eにほぼ平行に延びる補強層10のコード13が
切断されてしまうことはないのである。
このように更生バイアスタイヤ1には、補強層10内に
台タイヤ部2の赤道面Eに対して15度以下の角度で交
差するコード13あるいは実質上平行なコード13が埋
設されているので、内圧充填時におけるタイヤ1の径成
長が前記周方向に殆ど伸長しないコード13により効果
的に抑制され、これによりカーカスプライ 5に生じる
張力も小さくなって耐カット性が良好となるのである。
また、前述のように内圧充填時におけるタイヤ1の径成
長が効果的に抑制されるため、タイヤ断面外輪郭の曲率
半径(クラウンアール)が大きくなり、この結果、一定
深さだけ摩耗するまでの摩耗ゴム量が多くなって耐摩耗
性が良好となるのである。
次に、試験例を説明する。この試験に当たっては、赤道
面に対して30度の角度で交差するナイロンコードが埋
設された2枚の補強ブライからなる補強層およびトップ
トレッドを台タイヤ部に加硫接着して構成した比較タイ
ヤと、赤道面に実質上平行で直線的に延びるナイロンコ
ードが埋設された1枚の補強ブライからなる補強層およ
びトップトレッドを台タイヤ部に加硫接着して構成した
供試タイヤ1と、赤道面に実質上平行で波状に屈曲した
アラミド繊維コードが埋設された1枚の補強ブライかも
なる補強層およびトップトレッドを台タイヤ部に加硫接
着して構成した供試タイヤ2と、を準備した。ここで、
これらのタイヤのサイズは49X 17 30PRであ
った1次に、これら各タイヤに13.7kg/c+a2
の内圧を充填した後、 21185kgの荷重を作用さ
せながら底面積が78.5ca+2で高さが5cmで半
球状をした突起上に各タイヤを乗り上げさせ、この乗り
上げ時においてトップトレッドが突起を包み込む面積を
測定した。その結果は、比較タイヤにおいては指数10
0であったが、供試タイヤ1では指数71と、供試タイ
ヤ2では指数64となり、耐カット性が向上した。ここ
で、指数100は実際には680.4cllll”であ
った0次に、前記各タイヤに13.7kg/c+++2
の内圧を充填した後、 21185kgの荷重を作用さ
せながらドラム上を時速64kmで10km直進走行さ
せることを 100回繰り返し、走行終了時におけるト
レッドセンター上での摩耗深さを測定した。その結果は
、比較タイヤでは指数100であったが、供試タイヤ1
では指数82と、供試タイヤ2では指数77となり、耐
摩耗性が向上した。ここで、指数100は、実際には6
゜2mmであった。
l豆旦皇1 以上説明したように、この発明によれば、航空機に用い
られる更生バイアスタイヤの耐カット性および耐摩耗性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す子午線断面図、第2
図は第1図のA部拡大断面図、第3図は第1図のB−B
矢視断面図、第4図はコードの延在状態の他の実施例を
示す第3図と同様の断面図、第5図はコードの延在状態
のさらに他の実施例を示す第3図と同様の断面図である
。 l・・・航空機用更生バイアスタイヤ 2・・・台タイヤ部  3・・・カーカス層4・・・ビ
ード    1o・・・補強層13・・・コード   
 17・・・トップトレッド特許出願人  株式会社ブ
リデストン 代理人 弁理士 多 1)敏 雄 第2図 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤ赤道面に対して傾斜したコードが埋設され
    、幅方向両端部が複数のビードの回りに幅方向内側から
    幅方向外側に向かつて折り返された複数層のカーカス層
    を有するトロイダル状の加硫済み台タイヤ部と、台タイ
    ヤ部の半径方向外側に加硫により接着された、コードが
    埋設された補強層およびトップトレッドと、を備え、前
    記補強層のコードは台タイヤ部の赤道面に対して15度
    以下の角度で交差していることを特徴とする航空機用更
    生バイアスタイヤ。
  2. (2)前記補強層のコードは、台タイヤ部の赤道面に対
    して実質上平行である請求項1記載の航空機用更生バイ
    アスタイヤ。
  3. (3)前記補強層のコードは、アラミド繊維から構成さ
    れるとともに、ミクロ的には波状に屈曲している請求項
    1または2記載の航空機用更生バイアスタイヤ。
JP2248409A 1990-09-18 1990-09-18 航空機用更生バイアスタイヤ Pending JPH04126609A (ja)

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JP2248409A JPH04126609A (ja) 1990-09-18 1990-09-18 航空機用更生バイアスタイヤ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0701912A3 (en) * 1994-09-19 1996-08-21 Bridgestone Corp tire
JP2008189238A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Bridgestone Corp 航空機用空気入りバイアスタイヤ及びその製造方法
JP2010167672A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Bridgestone Corp タイヤの更生方法及び更生タイヤ用プレキュアトレッド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0701912A3 (en) * 1994-09-19 1996-08-21 Bridgestone Corp tire
JP2008189238A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Bridgestone Corp 航空機用空気入りバイアスタイヤ及びその製造方法
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