JPH04126545A - リポソームの製造法 - Google Patents

リポソームの製造法

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JPH04126545A
JPH04126545A JP24584990A JP24584990A JPH04126545A JP H04126545 A JPH04126545 A JP H04126545A JP 24584990 A JP24584990 A JP 24584990A JP 24584990 A JP24584990 A JP 24584990A JP H04126545 A JPH04126545 A JP H04126545A
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JP
Japan
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solvent
liposome
solid
liposomes
liposome membrane
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Pending
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JP24584990A
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English (en)
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Kazuhiko Ozaki
和彦 尾崎
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • A61K9/1271Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers

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  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リポソームの製造法に関するものであり、詳
しくは、均一で且つ比較的粒径が小さく、しかも、ドラ
ッグキャリアとして使用する場合に、薬物封入率の高い
リポソームの工業的有利な製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
リポソームは、リン脂質を材料として人工的に製造され
た小胞であり、その内部水層やリン脂質二分子膜中に薬
物を取り込むことができるため、ドラッグキャリア等と
して数多く研究されている。
リポソームの製法は、ポルチックスイング法、超音波法
、エタノール法、コール酸除去法など種々知られており
、また、その製法により、層構成を異にし、多重ラメラ
小胞(MLV)、単ラメラ小胞(SUV)等幾つかの種
類がある。MLVは、最も一般的な構造のリポソームで
あり、リン脂質を水溶液中で懸濁する方法により製造さ
れ、数百nm−数μmの粒径を有する。SUVは、ML
Vを超音波処理する方法、エタノールに溶解したリン脂
質を急速に水と混和する方法またはコール酸とリン脂質
の混合溶液からコール酸のみを透析で除去する方法によ
り製造され、数十nmの粒径を有する。
また、上記の他、REV(リバースエバポレーション小
胞)と呼ばれるリポソームもあり、該リポソームは、リ
ン脂質の有機溶媒溶液を水と混和 ′させた後、有機溶
媒を除去し、相の転換を行って製造される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、リポソームをドラッグキャリアとして利
用しようとした場合、従来の方法によるMLVでは、不
均一で且つ粒径が大き過ぎ、しかも、薬物の封入率が低
く、更に、安定性か悪いという欠点かある。また、従来
の方法によるSUVでは、薬物の封入率が低いという欠
点がある。更に、REVは、薬物の封入率は高いが、そ
の製造法は、真空度の微調整を含んだ有機溶媒の留去工
程が必要であり、工業的な多量生産には不向きであると
の問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目
的は、均一で且つ比較的粒径が小さく、しかも、ドラッ
グキャリアとして使用する場合に、薬物封入率の高いリ
ポソームの工業的有利な製造法の提供にある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明の要旨は、リポソーム膜成分物質と両
親媒性の高分子化合物とを揮発性有機溶媒に溶解した後
、溶媒を留去してリポソーム膜成分物質含有固体を得、
次いで、該固体を水性溶媒中にて膨潤、分散させること
を特徴とするリポソームの製造法に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において、リポソーム膜成分物質としては、従来
公知の各種のリン脂質を使用することができ、例えば、
卵黄、大豆またはその他の動植物に由来するホスファチ
ジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスフ
ァチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、スフィ
ンゴミエリンや合成により得られるジパルミトイルホス
ファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリ
ン、シミリストイルホスファチジルコリン等を挙げるこ
とができる。これらのリポソーム膜成分物質は、単一で
使用しても混合物で使用してもよい。
また、本発明においては、上記のリポソーム膜成分物質
に、膜安定化剤として、例えば、コレステロールなどの
ステロール類、ジセチルホスフエート、ホスファチジン
酸ステアリルアミン等の荷電物質、α−トコフェロール
などの抗酸化剤を加えることもできる。
本発明は、前記のリポソーム膜成分物質に両親媒性高分
子化合物を添加して使用することを特徴する。
両親媒性高分子化合物としては、特に制限はないが、好
適なものとしては、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリ
ドン等が挙げられる。
リポソーム膜成分物質と両親媒性高分子化合物との成分
比は、特に限定されないが、好ましくは、リポソーム膜
成分質1重量部に対して両親媒性高分子化合物0.1〜
2重量部の範囲とされる。
先ず、本発明においては、リポソーム膜成分物質と両親
媒性の高分子化合物とを揮発性有機溶媒に溶解した後、
溶媒を留去してり°ポンーム膜成分物質含有固体(フィ
ルム状又は顆粒状)を得る。
上記の揮発性有機溶媒としては、リポソーム膜成分物質
と両親媒性高分子化合物が共に可溶であれば、特に制限
されないが、低沸点のものが好ましい。このような揮発
性有機溶媒としては、例えば、ジエチルエーテルなどの
エーテル類、メチルアルコール、エチルアルコール等の
アルコール類、クロロホルム、塩化メチレン、アセトン
等が挙げられる。
揮発性有機溶媒によるリポソーム膜成分物質及び両親媒
性高分子化合物の溶解は、適当な加熱により容易に行う
ことができる。また、揮発性有機溶媒の除去は、例えば
、ロータリーエバポレーターにより容易に行うことがで
きる。
次いで、本発明においては、上記のリポソーム膜成分物
質含有固体を水性溶媒中にて膨潤、分散させてリポソー
ムを得る。
上記の分散処理においては、温度は、使用するリポソー
ム膜成分物質のゲル−液晶相転移温度以上であることが
好ましい。そして、充分膨潤させせ後、ポルテックスミ
キサー等で分散させる。多量のリポソーム膜成分物質含
有固体を処理する場合は、ホモミキサーなどを用いても
かまわない。
上記の水性溶媒としては、得られるリポソームの用途に
応じ、水、塩化ナトリウム、リン酸−ナトリウム、リン
酸二ナトリウム等の各種塩類水溶液、リン酸塩緩衝液、
クエン酸緩衝液等の各種緩衝液、クルコース、マルトー
ス、マンノース、ソルビトール等の各種糖類水溶液、ア
ルギン酸、グリシン等の各種アミノ酸水溶液を用いるこ
とができる。
そして、薬物保持リポソームを製造する場合には、次の
ようにして行う。
薬物が親油性薬物の場合には、前述の揮発性有機溶媒と
混合し、薬物をリポソーム膜成分物質と共にフィルム状
又は顆粒状の固体にする。
薬物が水溶性薬物の場合には、上記の水性媒体として、
水溶性薬物を含んだ水性溶媒を使用する。
上記の親油性薬物の好適な例としては、インドメタシン
などが挙げられ、水溶性薬物の好適な例としては、アト
レアマイシンなどの抗ガン剤、インターフェロン(α、
β、γ)などの抗ウィルス剤、インシュリン、カルシト
ニン、CRF等のペプチドホルモン剤、リゾチーム、ア
ルカリホスファターゼ等の酵素剤、ゲンタマイシン、ス
トレプトマイシン等のアミノ酸糖体系抗生物質、サリチ
ル酸等の一般薬剤が挙げられる。
なお、水溶性薬物の場合は、その保持率を高めるに、で
きるだけ少量の水性溶媒に薬剤を溶解するのが好ましい
本発明により製造されたリポソームは、そのまま使用し
てもよく、ポリカーボネート製メンブランフィルタ−に
より粒径を制御して使用することも可能である。また、
透析、ゲルろ過、遠心処理等により、保持できなかった
薬物を除去した後に使用することも可能である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明は、その要旨を逸脱しない限り、以下の実施例に制
限されるものではない。
なお、以下の例において、カルセイン内封リポソームは
、該カルセインにより、リポソームの薬物封入率を評価
するためにおこなわれたものであり、リポソームのカル
セイン封入率の測定は、Biochimica et 
Biophysica Acta、 691,332〜
340(19B2)に記載の奥らの方法に準拠して行っ
た。また、平均粒径の測定は、C0ULTERMode
l N4 (:l−ルター社製)によって行った。
実施例I 大豆水添レシチン1000mg、ヒドロキシプロピルセ
ルロース500mgを塩化メチレン507nlに溶解し
、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒の留去を行な
った。
得らねたフィルム状の固体から150mgを秤り採り、
0.1 mg/−の濃度のカルセイン水溶液(pH7,
0)2dを添加し、60℃水浴中で加熱することにより
充分膨潤させた。
次いで、ポルテックスミキサーで分散処理し、カルセイ
ン内封リポソームを製造した。
得られたリポソームの封入率を求めたところ、13.8
%であった。また、粒径を測定したところ、平均粒径2
81nmであった。
比較例1 大豆水添レシチン100mgに0.1mg/−の濃度の
カルセイン水溶液(pf(7,0) 27FI/を添加
し、60℃水浴中で加熱することにより充分膨潤させた
次いで、ポルテックスミキサーで分散処理し、カルセイ
ン内封リポソームを製造した。
得られたリポソームの封入率は8.1%、平均粒径は2
520止であった。
実施例2 シハルミトイルホスファチジルコリン400mg。
コレステロール84mg、ヒドロキシプロピルセルロー
ス145mgを塩化メチレン207nlに溶解し、ロー
タリーエバポレーターを用いて溶媒の留去を行なった。
得られたフィルム状の固体から314mgを秤り採り、
0.1 mg/7rLlの濃度のカルセイン水溶液(p
H7,0)2dを添加し、50℃水浴中で加熱すること
により充分膨潤させた。
次いで、ポルテックスミキサーで分散処理し、カルセイ
ン内封すポンームを製造した。
得られたリポソームの封入率は21.5%、平均粒径は
578nmであった。
比較例2 ジパルミトイルホスファチジルコリン200mgに0.
1mg/7nlの濃度のカルセイン水溶液(pH7,0
)27Illを添加し、50°C水浴中で加熱すること
により充分膨潤させた。
次いで、ポルテックスミキサーで分散処理し、カルセイ
ン内封リポソームを製造した。
得られたリポソームの封入率は12.9%、平均粒径は
2760nmであった。
実施例3 水添大豆レシチン500mg、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース250mgを塩化メチレン/エタノール−
2/8 (V/V)の混合溶媒207nlに溶解し、ロ
ータリーエバポレーターを用いて溶媒の留去を行なった
得られたフィルム状の固体から150mgを秤り採り、
0.1 mg/mJの濃度のカルセイン水溶液(pH7
,0)5−を添加し、60°C水浴中加熱することによ
り充分膨潤させた。
次いで、ボルテッスクミキサーで分散処理し、カルセイ
ン内封リポソームを製造した。
得られたリポソームの封入率は15.6%、平均粒径は
360nmであった。
実施例4 水添大豆レチシン500mg、ステアリルアミン19m
g、ヒドロキシプロピルセルロース250mgを塩化メ
チレン107nlに溶解し、ロータリーエバポレーター
を用いて溶媒の留去を行なった。
得られたフィルム状の固体から150mgを秤り採り、
0.1 mg/7nlの濃度のグルコース水溶液(pH
7,0)27nlを添加し、60℃水浴中で加熱するこ
とにより充分膨潤させた。
次いで、ポルテックスミキサーで分散処理し、グルコー
ス内封リポソームを製造した。
得られたリポソームについて、グルコース定量用キット
(和光純薬社製 グルコースC−テストフコ−)を用い
て封入率および平均粒径を測定したところ、それぞれ、
8.1%、145nmであった。
実施例5 水添大豆レチシン200mg、ヒドロキシプロピルセル
ロース100mg、インドメタシン6mgを塩化メチレ
ン107fLlに溶解し、ロータリーエバポレーターを
用いて溶媒の留去を行なった。
得られたフィルム状の固体から150mgを秤り採り、
蒸留水27nlを添加し、60℃水浴中で加熱すること
により充分膨潤させた。
次いで、ポルテックスミキサーで分散処理し、インドメ
タシン内封リポソームを製造した。
得られたリポソームについて、HPLC(カラムODS
、UV254nm、移動相;メタノール:0.1%りん
酸=7:3)により、封入率および平均粒径を測定した
ところ、それぞれ、54.1%、553nmであった。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によれば、ドラッグキャリアとして
使用するのに好適なリポソームの工業的有利な製造法が
提供され、従って、本発明は、医薬分野に寄与するとこ
ろ大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リポソーム膜成分物質と両親媒性の高分子化合物
    とを揮発性有機溶媒に溶解した後、溶媒を留去してリポ
    ソーム膜成分物質含有固体を得、次いで、該固体を水性
    溶媒中にて膨潤、分散させることを特徴とするリポソー
    ムの製造法。
JP24584990A 1990-09-14 1990-09-14 リポソームの製造法 Pending JPH04126545A (ja)

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JP24584990A JPH04126545A (ja) 1990-09-14 1990-09-14 リポソームの製造法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5445631A (en) * 1993-02-05 1995-08-29 Suntory Limited Fluid delivery system
US8863948B2 (en) 2011-03-28 2014-10-21 Terumo Kabushiki Kaisha Drug storage container

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