JPH04126527A - 中空糸型膜モジュール - Google Patents

中空糸型膜モジュール

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JPH04126527A
JPH04126527A JP24844990A JP24844990A JPH04126527A JP H04126527 A JPH04126527 A JP H04126527A JP 24844990 A JP24844990 A JP 24844990A JP 24844990 A JP24844990 A JP 24844990A JP H04126527 A JPH04126527 A JP H04126527A
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hollow fiber
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hollow fibers
fiber membrane
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Kazuhisa Kumami
和久 熊見
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は中空糸型膜モジュールに関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、一般に、逆浸透性装置、限外ろ過装置あるいは精
密ろ過装置の心臓部である半透膜モジュールは用途に応
じて各種形式のものが用いられている。
その中の1つである中空糸型膜モジュールは、長さ10
0〜2000mm1外径0.02〜3mm程度で数十本
〜数万本の多数の中空糸からなる中空糸束を含んでいる
。そして、コンパクトであるため各分野で広く用いられ
ている。
このような中空糸型膜モジュールの中空糸束の端部およ
び膜モジュール用ケースは、−船釣にエ −ポキシ系接
着剤あるいはウレタン系接着剤によって接着封止されて
いる。特に耐熱性を要求される分野においてはエポキシ
系接着剤が用いられることが多い。
中空糸東端部の接着層においては、通常、中空糸の占め
る体積は非常に大きく、70%程度に達する場合がある
。中空糸型膜モジュールは遠心接着により中空糸束端部
の封止を行プことが多いが、遠心条件をうまく設定すれ
ば、70%程度中空糸を含んだ状態でも接着封止するこ
とが可能である。
これにより、コンパクト性がさらに向上し、また接着剤
の使用量を低下させることができる。さらに、中空糸を
束ねたとき、55〜70%程度の充填率(中空糸束体積
中の中空糸の体積量を%で表したもの)になり、この状
態のまま遠心接着するのが中空糸型膜モジュールの製造
上、比較的簡単である。
(ハ)発明が解決しようとする課題 従来、このような中空糸型膜モジュールは、コンパクト
性がよく、°多くの分野で用いられてきた。
しかしながら、近年、中空糸型膜モジュールの用途の広
がりにつれて、高い耐熱性や高い信頼性が要求されるよ
うになってきた。
たとえば、蒸気滅菌に耐える中空糸型膜モジュールなど
である。このような中空糸型膜モジュールは、装置ごと
蒸気を通し120−130℃にした後、すぐに使用に供
するため水を通すことが要求される。このとき、激しい
熱ショックと水の流れによる中空糸の激しい振動があり
、中空糸型膜モジュールにリークが生じることかある。
中空糸型膜モジュールにおいて比較的リークを生じやす
い部分は中空糸東端部の接着封止部である。たとえば、
ケースと接着封止部との間や、中空糸と接着封止部との
界面付近などがあげられる。
中空糸型膜モジュールにリークが生じると、これを使用
してできた製品に不良が生じる他、製造ラインを停止さ
せなければならず、多大の損失をこうむることになる。
この発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、中
空糸東端部の接着封止部などにリークの生じるおそれの
ない中空糸型膜モジュールを提供することを目的とする
(ニ)課題を解決するための手段および作用この発明は
、多数の中空糸をほぼ同じ長さに束ねてなる中空糸束を
膜モジュール用ケースに装填し、これらの中空糸の両端
部のうち少なくとも一方端部を開口させ、中空糸束とケ
ースとを接着封止した中空糸型獲モジュールにおいて、
中空糸の接着封止部で隣り合う中空糸とうしの最短距離
の平均値Xと中空糸の外径dとの間に、式;X≧0.4
dが成立していることを特徴とする中空糸型膜モジュー
ルである。
すなわち、発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究を重
ねた結果、中空糸型膜モジュールの信頼性を低下させる
リーク、のうち中空糸と接着封止部との界面付近で生じ
るリークの原因の1つが接着剤の中空糸上への、はい上
がりの不均一によるものであることを解明した。この接
着封止部において、中空糸どうしの距離をある一定値以
上とり、不均一な接着剤のはい上がりを防ぐことで、信
頼性の高い中空糸型膜モジュールを完成させた。
この発明において、接着封止部で隣り合う中空糸どうし
の最短距離はすべてが上式を満たすものであるのが好ま
しい。しかし、実際には、隣り合う中空糸どうしの最短
距離の平均値が上式を満たすものであれば、充分な信頼
性を得ることができる。これは、この発明を完成させる
にあたり、確かめられた事実である。
この発明における中空糸の材質はどのようなものでもよ
い。たとえば、ポリアクリロニトリル系樹脂、酢酸セル
ロース系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリイミド系樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリエー
テルサルホン系樹脂、アクリル系樹脂などがあげられる
。特に好ましくは、激しい使用状態でその効力を発揮で
きることから、耐熱性、耐蒸気性の高いポリサルホン系
樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂か用いられる。
この発明において、隣り合う中空糸どうしの最短距離の
平均を測定する場所は、次のいずれかである。すなわち
、第1図に示すように、中空糸4の接着封止部3におい
てリークを起こす可能性のある中空糸4と接着封止部3
との界面部分で中空糸型膜モジュールを直径方向に切っ
た部分1(測定部A)か、または中空糸型膜モジュール
の接着封止部で測定部Aと反対側にあたる中空糸開口部
分2(測定部B)である。ただし、後者の場合、測定部
A(1)と実質的に同様な中空糸4の分散状態にあるこ
とが必要である。
測定方法は以下のようにして行う。すなわち、第3図に
示すように、測定部A(1)または測定部B(2)で、
中空糸束の最外周の中空糸4の中心を直線で結んだ部分
6の内側の面積に占める中空糸4(中空部を含む)の面
積の割合をPとする。
もちろんこの場合、中空糸束から極端に離れて存在する
中空糸7は含まない。また、中空糸4の平均外径をdc
mとし、隣り合う中空糸4どうしの最短距離の平均値を
Xcmとすると、第2図に示すようなモデルに従い、X
cmを求めることができる。
(ホ)実施例 以下、図に示す4つの実施例に基づいて、この発明の詳
細な説明する。なおこの発明は、これらによって限定さ
れるものではない。
なお、以下の耐久性評価は、120℃の蒸気を15分間
通した後、20℃の水を2401/hで15分間通す操
作を1回として、この操作を繰り返した。そして、50
回目、100回目、150回目で中空糸型膜モジュール
の接着封止部における中空糸と接着部との界面からリー
クかあるかないかにより、評価を行った。
実施例1 第1図〜第3図に示すように、内径84mm、外径90
mm、長さ32cmのポリサルホン製ケース5に、内径
800μm、外径d1300μmのポリエーテルサルホ
ン製中空糸4を1790本挿入した。そして、できるだ
け均一に分散させて、耐熱エポキシ接着剤でケース5両
端部および中空糸4相互間を遠心シールし、中空糸型膜
モジュールとした。このとき、0.4d=0.4xO,
13cm=0.052cmである。
この中空糸型膜モジュールにおけるXの値は測定部B(
2)で0.055 cmとなった。したがって、X≧0
.4dを満たしている。このとき、耐久性評価により1
50回目でもリークは見当たらなかった。また、耐久性
試験評価後、測定部A(1)でのXの値を求めたところ
0.053 cmとなり、測定部B(2)と同様、X≧
0.4dを満たしていた。
実施例2 中空糸4の本数を1600本にした以外は実施例1と全
く同様にして中空糸型膜モジュールを作製した(0.4
 d=0.052 am)。Xの値は測定部B(2)で
0.068 cmとなった。したがってX≧0.4dで
ある。耐久性評価の結果、150回目でもリークは見当
たらなかった。また、耐久性試験評価後、測定部A(1
)でのXの値を求めたところ0.066 cmとなり、
測定部B(2)同様、X≧0.4dを満たしていた。
実施例3 中空糸4の本数を1400本にした以外は実施例1と全
く同様にして中空糸型膜モジュールを得た(0.4d=
0.052 cm)。Xの値は測定部B(2)で0.0
80 cmとなった。耐久性評価の結果、150回目で
もリークは見当たらなかった。耐久性試験評価後、測定
部A(1)でのXの値を求めたところ0.078 cm
となり、測定部B(2)同様、X≧0.4dを満たして
いた。
実施例4 実施例Iに使用したケース5に内径1000μm1外径
d1600μmのポリエーテルサルホン製中空糸4を1
150本挿入し、実施例1と全く同様にして中空糸型膜
モジュールを得た。このとき、0.4d=0.4XO,
16cm=0.052cmである。Xの値は測定部B(
2)で0.069Cmとなった。耐久性評価の結果、1
50回目でもリークは見当たらなかった。また、耐久性
試験評価後、測定部A(1)でのXの値を求めたところ
0.068 cmとなり、測定部B(2)同様、X≧0
.4dを満たしていた。
比較例! 中空糸4の本数を2200本にした以外は実施例1と全
く同様にして中空糸型膜モジュールを作製した(d−0
,13cm)。Xの値は測定部B(2)で0.035 
cmとなり、X=0.27dとなった。耐久性評価の結
果、50回目ですでにリークが確認された。また、耐久
性試験評価後、測定部A(1)でのXの値を求めたとこ
ろ0.035cmとなった(X=0.27d)。
比較例2 中空糸4の本数を1400本にした以外は実施例4と全
く同様にして中空糸型膜モジュールを作製した(d=o
、16cm)。Xの値は測定部B(2)で0.045 
cmとなり、X=0.28dとなった。耐久性評価の結
果、50回目ですでにリークが確認された。また、耐久
性試験評価後、測定部A(+)でのXの値を求めたとこ
ろ0.044cmとなり、X=0.28 dとなった。
以上をまとめると、この発明のX≧0.4dという条件
を満たした各実施例の中空糸型膜モジュールは150回
の耐久性試験でもリークは見当たらなかった。一方、こ
の発明の条件を満たさない各比較例のモジュールは50
回目ですでにリークが確認された。
(へ)発明の効果 この発明によれば、中空糸束端部の接着封止部などにリ
ークの生じるおそれがない。
この発明の中空糸型膜モジュールの応用用途はどのよう
な分野でもよい。純水製造、有価物回収、超純水のファ
イナルフィルタ、除菌、除パイロジエン、パーベーパレ
ーション、下水あるいはし尿処理などさまざまである。
この発明は、信頼性の高く望まれる分野、あるいは激し
い使用が望まれる分野、たとえば激しい熱ショックがか
かったり、蒸気滅菌を行ったりする用途には特に有効と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図まではこの発明の実施例を示す。すな
わち、第1図はXを測定する部分(測定部Aおよび測定
部B)を示す中空糸型膜モジュールの断面図、第2図は
隣り合う中空糸においてXときのモデルを示す平面図、
第3図はPを得るときの中空糸束の最外周の中空糸の中
心を直線で結んだ部分と、中空糸束から極端に離れて存
在する中空糸とを示す平面図である。 l・・・・・・測定部A1 2・・・・・・測定部B、 3・・・・・・接着封止部、 4・・・・・・中空糸、 5・・・・・・ケース。 −ど 代理人  弁理士  野 河 信太部−−−第111W 第 21!1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多数の中空糸をほぼ同じ長さに束ねてなる中空糸束
    を膜モジュール用ケースに装填し、これらの中空糸の両
    端部のうち少なくとも一方端部を開口させ、中空糸束と
    ケースとを接着封止した中空糸型膜モジュールにおいて
    、 中空糸の接着封止部で隣り合う中空糸どうしの最短距離
    の平均値Xと中空糸の外径dとの間に、式:X≧0.4
    dが成立していることを特徴とする中空糸型膜モジュー
    ル。 2、中空糸の材質が、ポリエーテルサルホン樹脂または
    ポリサルホン樹脂からなる請求項1記載の中空糸型膜モ
    ジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167367A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Asahi Kasei Chemicals Corp 浄水膜処理装置

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