JPH04126336A - アパーチュアグリルの製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、カラーテレビの中に用いるシャドウマスクの
製法に関する。

［従来の技術］ シャドウマスクの従来の製法では、薄鋼板上に所定のパ
ターンを持つ穴をフォトエツチング法により作製し、具
体的には化学エツチングによって微細で均一な大判を作
製している。しかし最近の高品位テレビのように、走査
線か多く、電子ビームの乱反射を極力少なくするように
した断面台形形状等のグリッド窓に要求される仕様に対
しては、フォトエツチング法は技術的限界にきている。

このため、丸線材から台形線材を精密線引きし、この精
密台形線材を等ピッチでフレーム上に緊張配列して溶接
固定しようという試みがなされている。

［発明か解決しようとする課題］ 現在、高精度のアパーチャーグリルは精密台形線材をフ
レーム上に緊張整列し、直接電気圧着法でフレームに固
定している。しかし、−本の台形線材に対して＄極から
電流と圧力が同時に加わって、線材自体を溶融して接着
を行うために、−本一本の台形線材の溶着した部分の溶
着面積・断面積等がバラバラであり、その結果、緊張整
列した台形線材の直線性・整列度か乱れてしまう欠点を
生じ、生産歩留まりの向上に困難をきなしていた。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記の欠点を除去するために、固定されるべ
き台形線材に直接加圧溶融を行うのではなく、あらかじ
め所定のピッチで溝きりされた金属合金板を用いて、台
形線材をフレームに位置決し、この上からスポットウェ
ルドなどの電気溶着を適用して、金属合金板を融解・冷
却し、台形線材の整列性を乱すことなく、フレームに台
形線材を固定する。

すなわち、本発明におけるアパーチャグリルの製法では
、カラーテレビのブラウン管に使用されるシャドウマス
ク用フレームを用意し、グリッド用台形線材を複数用意
し、前記フレーム上に前記台形線材を配！する所定の間
隔に対広して講を設けた固着用金属合金板を用意し、前
記フレーム上に各台形線材を置き、各台形線材を緊張さ
せ、各台形線材に前記清か嵌まるようにして前記金属合
金板で台形線材を被覆し、前記金属合金板とフレームの
間に低圧大電流を通電して、前記金属合金板の少なくと
も一部を融解・固化することにより、前記フレームに前
記台形線材を緊張下でフレームに整列固定する。

［作用コ 本方法によれば、台形線材は固着用金属合金板に設けら
れた溝によって正確に位置決めされ、且つ緊張下に１か
れ、台形線材の溶融は行われず、又緊張力以外の外力が
加わることなく固着用金属合金板か融解されるだけなの
で、台形線材そのものには熱変形や加圧変形は起こらず
、金属合金板で押さえられるだけの台形線材には歪も残
らない。

その結果、金属合金板の落着で、台形線材の整列性・直
線性を損なうことなく、フレーム上に台形線材を固定す
ることかでき、良好な高品位テレビ用アパチュアグリル
を作成することができる。

［実施例］ 本発明の実施例を図面の参照により説明する。

グリッド用台形線材の配列を固定すべきフレームの部分
を第１図に図示する。

固着用金属合金板１には、台形線材２を所定のピッチで
配列する為に台形線材２を収容する講１１が形成されて
いる。／１１１１は、ピッチ約０．８ｍｍで数１００本
並ぶ、このピッチは一定間隔ではなく、ブラウン管前面
の曲面に応じてピッチ変動を持っている。

アパーチャグリルのフレーム３はコバール材のように硝
子と触着しやすい材料で、その上に前記所定のピッチで
台形線材２が配列される０台形線材２は、Ｆｅ−Ｎｉ合
金製で、底辺０．５＋ｙｚｒ＋Ｘ　上辺０．２ｍｍｘ　
　厚さＯ，１７ｍｍの形状を持ち、第１図における方向
２１．２２に弱い緊張力か加えられる。

このように緊張下に置かれた台形線材２の上から押さえ
るように固着用金属合金板１か配置される。

従って、台形線材２の整列性は固着用金属合金板１によ
って保たれる。

この状態で、第２図に示すように″Ｓ極４によってパル
ス電流か加える。すると、電極４の下でパルス電流が通
過する部分の金属合金板１が融解し、緊張下の台形線材
２を熱変形させることなく、台形線材２の周りの隙間に
流入し、冷却により固化されることにより、台形線材２
をフレームを固定することになる。

金属合金板ｌとして融点が８００℃〜ｌＯＯ℃の銅−錫
合金が用いられる。

第２図では、第１図の配置て設けられた金属合金板１が
フレームに電気圧着され、冷却により固まった溶着部分
５で台形線材２がしっかりフレーム３に固定されている
。

［発明の効果］ 固着用金属合金板の融点は、台形線材の融点に比べて十
分低く、かつ、フレームの融点が、後の工程であるブラ
ウン管形成中に経験する熱処理温度的５００℃よりは十
分高いものなので、緊張下に置かれた台形線材の配列は
乱されることなくフレーム上に整列固定される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本特許のアパーチュアグリルの製法において
、フレーム上に各台形線材を置き、固着用金部合金板を
台形線材に被せ、金属合金板に形成されている清で台形
線材の所定のピッチの配列を保持しているところを示す
一部破断斜視図。 第２図は、第１図の配置で設けられた金属合金板か電気
圧着され、台形線材か固定された状態を示す断面略図。 図中、参照数字は次の要素を示す。 １・・・被覆用金属合金板、 １１・・・被覆用金属合金板に設けた講、２・・・台形
線材、 ３・・・フレーム、 ４・・・圧着用電極、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）カラーテレビのブラウン管に使用されるシャドウ
   マスク用フレームを用意し、グリッド用台形線材を複数
   用意し、前記フレーム上に前記台形線材を配置する所定
   の間隔に対応して溝を設けた固着用金属合金板を用意し
   、前記フレーム上に各台形線材を置き、各台形線材を緊
   張させ、各台形線材に前記溝が嵌まるようにして前記金
   属合金板で台形線材を被覆し、前記金属合金板とフレー
   ムの間に低圧大電流を通電して、前記金属合金板の少な
   くとも一部を溶解・冷却することにより、台形線材を緊
   張下でフレームに整列固定することを特徴としたアパー
   チャグリルの製法。