JPH04126178U - 電源供給回路の電圧監視回路 - Google Patents

電源供給回路の電圧監視回路

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JPH04126178U
JPH04126178U JP4078691U JP4078691U JPH04126178U JP H04126178 U JPH04126178 U JP H04126178U JP 4078691 U JP4078691 U JP 4078691U JP 4078691 U JP4078691 U JP 4078691U JP H04126178 U JPH04126178 U JP H04126178U
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睦生 嶽山
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安藤電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号12のときの電源供給回路の異常を検出
する。 【構成】 出力電圧Voと電源電圧Vcの間を抵抗5A
と抵抗5Bで分圧して監視電圧の下限電圧を設定し、出
力電圧Voと電源電圧Vdの間を抵抗5Cと抵抗5Dで
分圧して監視電圧の上限電圧を設定し、下限電圧を比較
器7の+入力端子に加え、上限電圧を比較器7の−入力
端子に加え、比較器7の+入力端子に定電圧ダイオード
6Aを接続し、比較器7の−入力端子に定電圧ダイオー
ド6Bを接続し、比較器7の出力をANDゲート8の入
力とし、ANDゲート8は信号12をイネーブルとして
出力する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ICなどの被測定試料(以下、DUTという。)に電源を供給す る電源供給回路の電圧異常を検出する電圧監視回路についてのものである。
【0002】
【従来の技術】
次に、従来技術による電圧監視回路の構成を図2により説明する。図2の1は D/A変換器、2は増幅器、3は電流増幅回路、4はDUT、9と10は電源、 13と14は加算器、15は減衰器、16と17は比較器、18と19はAND ゲートである。信号11は外部制御信号の電源オン信号であり、信号12は外部 制御信号の電源オフ信号である。信号11・12はD/A変換器1に入力され、 D/A変換器1の出力Vaは増幅器2でA倍され、電流増幅回路3で電流増幅さ れ、DUT4に電圧Voとして加えられる。減衰器15は電流増幅器3の出力電 圧Voを1/Aにする。電源9は電圧△Vを出力し、電源10は電圧−△Vを出 力する。
【0003】 加算器13はD/A変換器1の出力Vaと電源9の電圧△Vを入力とし、Va +△Vを出力する。加算器14はD/A変換器1の出力Vaと電源10の電圧− △Vを入力とし、Va−△Vを出力する。比較器16は加算器13の出力(Va +△V)を基準入力とし、減衰器15の出力Vaを比較入力とする。Va>(V a+△V)になると、比較器16は「L」レベルを出力する。比較器17は加算 器14の出力(Va−△V)を基準入力とし、減衰器15の出力Vaを比較入力 とする。Va<(Va−△V)になると、比較器17に「L」レベルを出力する 。
【0004】 比較器16・17の出力はそれぞれANDゲート18・19に入力され、AN Dゲート18・19は信号11をイネーブルとして出力する。したがって、図2 の電源供給回路が電源オンになっている間に、出力電圧VoがVo>A(Va+ △V)またはVo<A(Va−△V)の関係になると、電源供給回路の異常を知 らせる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図2では、D/A変換器1の出力Vaの立上り時間と、出力電圧Voの立上り 時間の違いによる電位差を比較器16・17で検出するので、信号11によりD /A変換器1の出力と出力電圧Voが100%設定値に達している間だけ、電圧 の監視が有効である。電源供給回路は、ICテスタでは信号11の状態に比べて 信号12の状態の方が時間的に長い。
【0006】 この考案は、電源供給回路の出力電圧と電源電圧の間を分圧して上限電圧と下 限電圧を作り、この上限電圧と下限電圧を比較器の入力とし、比較器の入力には スレッショルドレベルを決定し、過大入力を保護する定電圧ダイオードを接続し 、信号12をイネーブルとして出力することにより、信号12のときの電源供給 回路の異常を検出する電圧監視回路の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、この考案では、電源オンの第1の信号11と電源オ フの第2の信号12を入力とするD/A変換器1と、D/A変換器1の出力を増 幅する増幅器2と、増幅器2の出力を入力とする電流増幅器3とで構成され、電 流増幅器3の出力電圧VoをDUT4に供給する電源供給回路に対し、出力電圧 Voと第1の電源電圧Vcの間を第1の抵抗5Aと第2の抵抗5Bで分圧して監 視電圧の下限電圧を設定し、出力電圧Voと第2の電源電圧Vdの間を第3の抵 抗5Cと第4の抵抗5Dで分圧して監視電圧の上限電圧を設定し、下限電圧を比 較器7の+入力端子に加え、上限電圧を比較器7の−入力端子に加え、比較器7 の+入力端子に第1の定電圧ダイオード6Aを接続し、比較器7の−入力端子に 第2の定電圧ダイオード6Bを接続し、比較器7の出力をANDゲート8の入力 とし、ANDゲート8は信号12をイネーブルとして出力する。
【0008】
【作用】
次に、この考案による電圧監視回路の構成を図1により説明する。図1の5A 〜5Dは抵抗、6Aと6Bは定電圧ダイオード、7は比較器、8はANDゲート であり、1〜4は図2と同じものである。電流増幅回路3の出力電圧Voと電源 電圧Vcの間を抵抗5A・5Bで分圧する。また、電流増幅回路3の出力電圧V oと電源電圧Vdの間を抵抗5C・5Dで分圧する。抵抗5A〜5Dの抵抗値を それぞれRa・Rb・Rc・Rdとすれば、比較器7の+端子の入力電圧Veと −端子の入力電圧Vfは、次式で与えられる。電源電圧Vc・Vdは比較器7の 電源電圧として供給される。 Ve={Ra×Vc/(Ra+Rb)}+{Rb×Vo/(Ra+Rb)} …………(1) Vf={Rc×Vd/(Rc+Rd)}+{Rd×Vo/(Rc+Rd)} …………(2)
【0009】 比較器7の+入力には定電圧ダイオード6Aのアノードが接続され、定電圧ダ イオード6Aのカソードは接地に接続される。比較器7の−入力には定電圧ダイ オード6Bのカソードが接続され、定電圧ダイオード6Bのアノードは接地に接 続される。また、定電圧ダイオード6Aのツェナー電圧をVg、順方向電圧をV j、定電圧ダイオード6Bのツェナー電圧をVh、順方向電圧をVkとすると、 比較器7の+入力と−入力は定電圧ダイオード6A・6Bにより次のようにクラ ンプされる。 −Vg<+入力電圧<Vj………………(3) −Vh<−入力電圧<Vk………………(4)
【0010】 これから、電圧Vg・Vhによって出力電圧Voによる比較器7の過大入力を 保護をし、電圧Vj・Vkによって比較器7のスレッショルドレベルを決定する 。比較器7から「L」レベルが出力されるのは+入力<−Vkのときと、−入力 >Vjのときである。この条件を式(1)、式(2) に代入すると、図1の上限電圧 と下限電圧を決定する式が導かれる。 上限電圧={(Rc+Rd)/Rd}×{Vj−Rc×Vd/(Rc +Rd)}……………(5) 下限電圧={(Ra+Rb)/Rb}×{Vk−Ra×Vc/(Ra +Rb)}……………(6) 抵抗5A〜5Dと電圧Vc・Vdで決められる上限電圧、下限電圧に対して、 出力電圧VoをANDゲート8により信号12が出ている間、監視する。
【0011】 次に、図1の数値例を説明する。電源電圧Vc=+15V、電源電圧Vd=−15 V、ツェナー電圧Vg=Vh=12V、順方向電圧Vj=Vk=1Vとすれば、式 (3) 、(4) から比較器7の+入力と−入力は、 −12V<+入力電圧<1V −1V<−入力電圧<12V の範囲にクランプされ、比較器7の電源電圧を越えないように保護される。
【0012】 例えば、信号12がオンのときの出力電圧Voを±2Vの範囲で監視するとき の条件を求める。抵抗Rb=Rd=1kΩとし、式(5) 、(5) に数値を代入して 抵抗Ra、Rcを求めると、Ra=Rc=62.5Ωとなる。これから、信号12が オンのとき、出力電圧Vo<−2V、または出力電圧Vo>+2の場合にAND ゲート8から出力が出てくる。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、電源供給回路の出力電圧と電源電圧の間を分圧して上限電 圧と下限電圧を作り、この上限電圧と下限電圧を比較器の入力とし、比較器の入 力にはスレッショルドレベルを決定し、過大入力を保護する定電圧ダイオードを 接続し、信号12をイネーブルとして出力するので、信号12のときの電源供給 回路の異常を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による電圧監視回路の構成図である。
【図2】従来技術による電圧監視回路の構成図である。
【符号の説明】
1 D/A変換器 2 増幅器 3 電流増幅回路 4 DUT(被測定試料) 5A〜5D 抵抗器 6A・6B 定電圧ダイオード 7 比較器 8 ANDゲート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源オンの第1の信号(11)と電源オフの
    第2の信号(12)を入力とするD/A変換器(1) と、D/
    A変換器(1) の出力を増幅する増幅器(2) と、増幅器
    (2) の出力を入力とする電流増幅器(3) とで構成され、
    電流増幅器(3)の出力電圧Voを被測定資料(4) に供給
    する電源供給回路に対し、出力電圧Voと第1の電源電
    圧Vcの間を第1の抵抗(5A)と第2の抵抗(5B)で分圧し
    て監視電圧の下限電圧を設定し、出力電圧Voと第2の
    電源電圧Vdの間を第3の抵抗(5C)と第4の抵抗(5D)で
    分圧して監視電圧の上限電圧を設定し、下限電圧を比較
    器(7) の+入力端子に加え、上限電圧を比較器(7) の−
    入力端子に加え、比較器(7) の+入力端子に第1の定電
    圧ダイオード(6A)を接続し、比較器(7) の−入力端子に
    第2の定電圧ダイオード(6B)を接続し、比較器(7) の出
    力をANDゲート(8) の入力とし、ANDゲート(8) は
    信号(12)をイネーブルとして出力することを特徴とする
    電源供給回路の電圧監視回路。
JP1991040786U 1991-05-07 1991-05-07 電源供給回路の電圧監視回路 Expired - Lifetime JP2591901Y2 (ja)

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