JPH04126167U - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JPH04126167U
JPH04126167U JP3020991U JP3020991U JPH04126167U JP H04126167 U JPH04126167 U JP H04126167U JP 3020991 U JP3020991 U JP 3020991U JP 3020991 U JP3020991 U JP 3020991U JP H04126167 U JPH04126167 U JP H04126167U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic sensor
molding agent
circuit board
holder
storage case
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Pending
Application number
JP3020991U
Other languages
English (en)
Inventor
和男 牧
清治 竹内
昭一 近藤
Original Assignee
日本精機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気センサや回路基板をモールド剤により確
実にモールドすることができる回転検出装置を提供す
る。 【構成】 回路基板20に、磁気センサ19を収納する枠部
36を有するホルダー21を取り付け固定する。前記枠部36
の内壁37から磁気センサ19の後面側を支持する支持部40
を突設し、この支持部40に磁気センサ19の後面に当接す
る位置決め突起41を突設して、位置決め突起41と内壁37
との間に収納ケース15内に充填されるモールド剤用の通
路部43を設ける。 【効果】 ホルダー21により支持された磁気センサ19の
回りに充填されたモールド剤は、通路部43を通って気泡
等が残ることなく確実に磁気センサ19と回路基板20をモ
ールドすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回転軸に固定されたマグネットと、このマグネットに近接配置された 磁気センサとを備えた回転検出装置に関し、特に前記磁気センサをモールド剤に より保護する回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輌においてはたとえばトランスミッション側の回転を取り出して速度 計などに伝達するためにフレキシブルケーブルが用いられていたが、これは計器 背後のダッシュボード付近に各種の装置が配置されて密集しているためフレキシ ブルケーブルの連結操作が面倒であると共に、フレキシブルケーブルの回転音に よる騒音の問題を有していた。このため、トランスミッションの回転を取り出し てこれを車速パルスに変換する回転検出装置をトランスミッション側に装着し、 この回転検出装置と速度計などとを電気コードで接続する傾向にあり、実開昭5 9−142764号公報等で提案されている。この種の回転検出装置はトランス ミッションの回転が伝達される回転軸に固定したマグネットをケース内に設け、 磁気センサを設けた回路基板を前記マグネットと前記磁気センサとを近接させて 配設し、前記回路基板に設けた電子部品などからなる波形整形回路によりパルス 信号を波形整形して出力するように構成されている。
【0003】 この場合、トランスミッション側に装着される回転検出装置の磁気センサは、 略−30°から+125°までの環境温度変化の中で使用されるとともにトラン スミッション近傍の振動により磁気センサを回路基板と接続する半田付部に剥離 等により断線を生じる虞があり、また磁気センサが露出する構造ではケース内の 湿気によって劣化を起こす虞があるためモールド剤で保護することが実開昭61 −187460号公報等で開示されている。しかし、この場合、ケース内にモー ルド剤を充填する際、他の部品にモールド剤が付着しないような配慮が必要であ るため、組付け作業性が低くなり易く、しかも大量のモールド剤を必要とするの で製造コスト的にも不利であった。この様な不具合を考慮して、磁気センサ及び 回路基板を箱状の収納ケースに収納し、この回路基板に穿設した孔から前記収納 ケース内にモールド剤を充填して、前記磁気センサ及び回路基板をユニット化し 組付性の向上を図り、かつ磁気センサ及び回路基板を前記モールド剤で保護する 回転角センサが実開昭62−199614号公報等で提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術の回転角センサにおいては、回路基板に実装した各種電子部品に より回路基板の孔から充填するモールド剤の充填が妨げられ、さらには回路基板 に直接磁気センサのリード部を接続して該リード部により支持する構造であるた め、回路基板と磁気センサとの間隙にモールド剤の未充填箇所、即ち気泡等が残 り易く、この残った気泡内の湿気により回路基板や磁気センサに劣化等の悪影響 を及ぼすという問題があった。
【0005】 そこで本考案はモールド剤により磁気センサを確実にモールドすることができ る回転検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は回転軸に固定されたマグネットをケース内に設け、このケース内に磁 気センサが設けられた回路基板を収納した収納ケースを前記マグネットと前記磁 気センサとを近接させて配設し、前記収納ケースにモールド剤を充填して前記磁 気センサをモールド剤で保護する回転検出装置において、前記回路基板に前記磁 気センサを収納する枠部を有するホルダーを取り付け固定し、前記枠部の内壁か ら前記磁気センサを支持する支持部を突設するとともに、この支持部に前記磁気 センサに当接する位置決め突起を突設してこの位置決め突起と前記内壁との間に 前記モールド剤用の通路部を設けたものである。
【0007】
【作用】
上記構成により、ホルダーにより支持された磁気センサあるいは回路基板の回 りに充填されたモールド剤は、通路部を通って気泡等が残ることなく確実に磁気 センサをモールドする。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1ないし図8は本考 案の第1実施例を示し、11は上部を開口する略箱状の金属製からなるケースであ り、このケース11の内部には軸受12を介して回転軸13が軸支され、この回転軸13 の下端側にはトランスミッションの回転を伝達する連結軸(図示せず)が連結さ れている。14は前記回転軸13の上端部に固定されたマグネットであり、このマグ ネット14の円周方向にはN極とS極とが複数交互に着磁されている。15は前記ケ ース11内に配置される合成樹脂等からなる収納ケースであり、この収納ケース15 は上部が開口した有底箱状をなすとともにその前面側側壁16には段部17を介して 前記マグネット14に対応した開口部18が形成され、前記収納ケース15内に磁気抵 抗素子等の磁気センサ19を実装した回路基板20が収納され、前記磁気センサ19は 合成樹脂等からなる縦長のホルダー21により支持される。このホルダー21は後面 に突出した溶着ピン22を回路基板20の後面で超音波等により熱溶着して該回路基 板20に取り付け固定されており、前記ホルダー21の両側縁及び下縁には溝部23を 形成し、この溝部23に対応して前記開口部18周縁に凸条部24を形成し、この凸条 部24を前記溝部23に係入して前記ホルダー21を上方から前記開口部18にスライド 固定する。また開口部18の上部前面側には該開口部18の一側と前記段部17前方の 側壁16とを連結する平面略L型の連結腕部25が前記ケース11に一体形成され、こ の連結腕部25の下端には平行な補強鍔部26が形成されている。そして前記連結腕 部25により前記ホルダー21を挿入する際の前記開口部18の変形を防止し、さらに は組み付け作業時等該開口部18から外部に臨む磁気センサ19を外部的接触から保 護している。また前記収納ケース14の前、後面側には取付腕部27がそれぞれ突設 され、これらを挿通したねじ28を前記ケース11に螺着するとともに後面側取付腕 部27の下面から位置決めピン29を下方に突出し、かつこの位置決めピン29を該ケ ース11の位置決め孔30に挿入して位置決め固定する。また、この位置ぎめ孔30は 前記回転軸13中心と前記開口部18中心とを結んだ延長線上にも受けられている。 前記回路基板20には配線コード31が電気的に接続されており、この配線コード31 は、前記収納ケース15の前面側の側壁16の上端に形成した切込溝32を挿通して収 納ケース15外に挿通され、前記ケース11の挿出口33からケース11外に引回され、 この挿出口33箇所に対応して前記配線コード31にはグロメット34が設けられてい る。35は合成樹脂等からなる閉塞部材であり、この断面コ字状の閉塞部材35を前 記切込溝32の側壁16の上部から装着して、配線コード31を挿通した前記切込溝32 の開口部を閉塞する。
【0009】 前記ホルダー21は前記磁気センサ19を収納する枠部36を有し、この枠部36の左 右の内壁37間に前記磁気センサ19のL形リード部19Aを支持するリード支持部材 38を架設し、このリード支持部材38に穿設した前側がテーパ状に拡大形成された 案内孔39を挿通して前記リード部19Aが前記回路基板20の後面にて半田付されて いる。前記ホルダー21の前面と前記磁気センサ19の前面は面一をなし、この磁気 センサ19の後面側に位置して前記内壁37からそれぞれ左右2カ所ずつ平板略U字 形の支持部40を突設し、この支持部40から前記磁気センサ19の後面に当接する断 面台形の位置決め突起41を突設してこの位置決め突起41と前記内壁37との間にモ ールド剤42用の通路部43を形成している。また、前記凸条部24の後面には前記溝 部23後面に圧接する圧入用突起44を縦設している。また、凸条部24に溝部23を合 わせて、回路基板20とともに磁気センサ19を収納したホルダー21を収納ケース15 内に挿入すると、圧入用突起44により溝部23前面に凸条部24の前面が圧接し、収 納ケース15に対して磁気センサ19が正確に位置決めされる。その後前記収納ケー ス15内にモールド剤42を充填して前記磁気センサ19及び回路基板20を前記モール ド剤42に埋設する。この場合、前記収納ケース15の開口部18を図示しないテープ 等により塞ぎ、前記モールド剤42が硬化後このテープを外すものである。また図 中45はねじ46により前記ケース11の上面開口部に固定される蓋体である。そして 、トランスミッションの回転が回転軸13に伝達され、マグネット14の回転による 磁極の変化が磁気センサ19により感知され、この磁気的に取り出されたパルス信 号を外部へと出力するように構成されている。
【0010】 次に前記構成の収納ケース15内へのモールド剤42の充填について説明すると、 モールド剤42は充填に伴い収納ケース15の下部側からその充填面が上昇し、ホル ダー21と磁気センサ19との間にあっては、通路部43を通って気泡等が残ることな く速やかに充填され、収納ケース15とホルダー21との間にあっては溝部23前面と 凸条部24前面とが圧接しモールド剤42の洩れが防止される。
【0011】 このように本実施例においては、回路基板20に磁気センサ19を収納する枠部36 を有するホルダー21を取り付け固定し、枠部36の内壁37から磁気センサ19を支持 する支持部40を突設するとともに、この支持部40に、磁気センサ19に当接する位 置決め突起41を突設してこの位置決め突起41と内壁37との間にモールド剤42用の 通路部43を設けたものであるから、ホルダー21の支持部40と磁気センサ19と間に おいてモールド剤42は通路部43を通って良好に充填され、磁気センサ19のまわり に気泡等が残ることなく確実なモールドを行うことができる。また、凸条部24の 後面に前記溝部23後面に圧接する圧入用突起44を縦設することにより、収納ケー ス15とホルダー21との間からのモールド剤42の洩れが防止されとともに、収納ケ ース15に対して磁気センサ19が正確に位置決めされ、さらにこの収納ケース15を 位置決めする位置決め孔30とマグネット14との同一線上に磁気センサ19が組み込 まれるから、マグネット14と磁気センサ19間の高い寸法精度が得られる。
【0012】 図9は本考案の第2実施例を示し、前記第1実施例と同一部分に同一符号を付 しその詳細な説明を省略して詳述すると、この例では位置決め突起41Aはその先 端が平面丸形をなし、この位置決め突起41Aの先端が磁気センサ19後面に線接触 状態で当接して該磁気センサ19が位置決めされ、また前記位置決め突起41Aとホ ルダー21の内壁37との間にモールド剤42用の通路部43を形成している。またこの 例では、圧入用突起44Aがホルダー21の溝部23の後面に縦設されている。
【0013】 このように本実施例においては、回路基板20に磁気センサ19を収納する枠部36 を有するホルダー21を取り付け固定し、枠部36の内壁37から磁気センサ19を支持 する支持部40を突設するとともに、この支持部40に磁気センサ19に当接する位置 決め突起41Aを突設してこの位置決め突起41Aと内壁37との間にモールド剤42用 の通路部43を設けたものであるから、モールド剤42の充填により、磁気センサ19 回りの確実なモールドができ、またホルダー21に設けた圧入用突起44Aにより、 収納ケース15とホルダー21との間から外部へのモールド剤42の洩れが防止される ともに、マグネット14に対して磁気センサ19が正確に位置決めされる。
【0014】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能である。たとえば位置決め突起41,41Aの形状、寸 法、個数等は適宜選定することができる。また、圧入用突起44は図10に示すよ うに間隔をおいて設けた複数の圧入用突起たる凸部44Bにより構成してもよく、 溝部23に設ける圧入用突起44Aを前記複数の圧入用突起たる凸部44Bにより構成 してもよく、これらの形状、個数等は適宜選定することができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は回転軸に固定されたマグネットをケース内に設け、このケース内に磁 気センサが設けられた回路基板を収納した収納ケースを前記マグネットと前記磁 気センサとを近接させて配設し、前記収納ケースにモールド剤を充填して前記磁 気センサをモールド剤で保護する回転検出装置において、前記回路基板に前記磁 気センサを収納する枠部を有するホルダーを取り付け固定し、前記枠部の内壁か ら前記磁気センサを支持する支持部を突設するとともに、この支持部に前記磁気 センサに当接する位置決め突起を突設してこの位置決め突起と前記内壁との間に 前記モールド剤用の通路部を設けたものであり、モールド剤により磁気センサを 確実にモールドすることができる回転検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す一部を拡大断面にし
た平面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示すホルダーの一部切欠
き斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例を示すホルダーの正面図で
ある。
【図4】本考案の第1実施例を示す図3のE−E線断面
図である。
【図5】本考案の第1実施例を示す図3のF−F線断面
図である。
【図6】本考案の第1実施例を示す要部の拡大斜視図で
ある。
【図7】本考案の第1実施例を示す一部を切欠き断面に
した縦断面図である。
【図8】本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図9】本考案の第2実施例を示す要部の拡大断面図で
ある。
【図10】本考案の変形例を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
11 ケース 13 回転軸 14 マグネット 15 収納ケース 19 磁気センサ 20 回路基板 21 ホルダー 36 枠部 37 内壁 40 支持部 41,41A 位置決め突起 42 モールド剤 43 通路部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に固定されたマグネットをケース
    内に設け、このケース内に磁気センサが設けられた回路
    基板を収納した収納ケースを前記マグネットと前記磁気
    センサとを近接させて配設し、前記収納ケースにモール
    ド剤を充填して前記磁気センサをモールド剤で保護する
    回転検出装置において、前記回路基板に前記磁気センサ
    を収納する枠部を有するホルダーを取り付け固定し、前
    記枠部の内壁から前記磁気センサを支持する支持部を突
    設するとともに、この支持部に前記磁気センサに当接す
    る位置決め突起を突設してこの位置決め突起と前記内壁
    との間に前記モールド剤用の通路部を設けたことを特徴
    とする回転検出装置。
JP3020991U 1991-04-30 1991-04-30 回転検出装置 Pending JPH04126167U (ja)

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