JPH04125936U - 車両用ごみ箱 - Google Patents

車両用ごみ箱

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JPH04125936U
JPH04125936U JP4183791U JP4183791U JPH04125936U JP H04125936 U JPH04125936 U JP H04125936U JP 4183791 U JP4183791 U JP 4183791U JP 4183791 U JP4183791 U JP 4183791U JP H04125936 U JPH04125936 U JP H04125936U
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trash
garbage
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JP4183791U
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吉和 福原
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アルナ工機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投入された弁当の空き箱や飲物の空き缶等の
残りものの汁等がごみ箱内面に付着したり溜ったり外部
へ流出することがなく、極めて衛生的であると共に、掃
除が簡単容易に行える車両用ごみ箱を提供することを目
的とする。 【構成】 車両客室内における座席2の袖部2aと客室
側壁3との間に設置されるごみ箱1であって、前面側に
開口部11を有する箱形ケーシング5と、前板6、後板
7、左右側板8,9及び底板10により形成されていて
ケーシング5内にその前面開口部11より出し入れ自在
に収容されるごみ箱本体12と、ごみ箱本体12の前板
6に設けられた開閉自在のごみ投入口13と、ごみ箱本
体12の左右側板8,9内面所要部に取付けられてい
て、ごみ箱本体12内に収容されるごみ袋14の口を広
げた状態でその口縁部14aの相対向する2箇所を保持
する1対の袋保持具15,15と、からなることを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄道車両の客室に設置されるごみ箱に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】
鉄道車両における所謂優等車の客室、特に個室には、その部屋または座席専用 のごみ箱が設置されている。従来この種のごみ箱は、外観上、優等車の客室にふ さわしく豪華に形成されているが、実質上はごみ投入口を備えた単なるごみ箱本 体からなるものであって、その投入口よりごみを直接ごみ箱本体内に投入するよ うになっている。
【0003】 このようなごみ箱に弁当の空き箱や飲物の空き缶等が投入されると、食べ残し の汁や飲み残しの飲料等がこぼれてごみ箱の内面に付着したり底部に溜まったり 、更にはごみ箱の外に洩れ出ることがあり、衛生上好ましいものではなく、異臭 発生の原因ともなっていた。また、このようなごみ箱では掃除が面倒で、列車の 折り返し運用の際の短い間合いでの掃除は大変な作業となっていた。
【0004】 本考案は、上記のような事情に鑑み、投入された飲食物の残りものの汁等がご み箱内面に付着したり溜ったり外部へ流出することがなく、極めて衛生的である と共に、掃除が簡単容易に行える車両用ごみ箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の車両用ごみ箱は、車両客室内における座席の袖部と客室側壁との間に 設置されるごみ箱であって、前面側に開口部を有する箱形ケーシングと、前板、 後板、左右側板及び底板により形成されていて前記ケーシング内にその前面開口 部より出し入れ自在に収容されるごみ箱本体と、ごみ箱本体の前板に設けられた 開閉自在のごみ投入口と、前記ごみ箱本体の左右側板内面所要部に取付けられて いて、ごみ箱本体内に収容されるごみ袋の口を広げた状態でその口縁部の相対向 する2箇所を保持する1対の袋保持具と、からなることを特徴とする。
【0006】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は鉄道車両の優等車の個室に 設置されたごみ箱1を示したもので、このごみ箱1は、座席2の袖部2aと、客 室内の仕切り側壁3との間の比較的狭い空間部に設置されている。4は個室の出 入口引戸を示す。
【0007】 上記ごみ箱1の構造について図1〜図4を参照して詳細に説明すれば、ごみ箱 1は、奥行きが深く左右横幅の狭い箱形のケーシング5と、前板6、後板7、左 右側板8,9及び底板10により形成されていて、ケーシング5内にその前面開 口部11より出し入れ自在に収納されたごみ箱本体12と、このごみ箱本体12 の前板6に設けられた開閉自在のごみ投入口13と、ごみ箱本体12の左右側板 8,9の内面所要部に取付けられていて、ごみ箱本体12に収容されるごみ袋1 4の口を広げた状態でその口縁部14aの相対向する2箇所を保持する1対の袋 保持具15,15と、からなるものである。ごみ袋14としては例えばポリエチ レン製のものが使用される。
【0008】 上記ケーシング5は、前板16、後板(図示せず)、左右側板17,18、上 枠板19、下枠板20及び天板21からなり、前板16に前記前面開口部11が 開口形成されている。また上枠板19の下面及び下枠板20の上面にはごみ箱本 体の上下両端部が前後方向摺動自在に嵌合される断面コ字状のガイド部材23, 24がそれぞれ固着してある。各板16〜20はアルミニウム合金等の金属板で 形成され、また天板21は例えば人造大理石のような高級化粧材により形成され ている。
【0009】 ごみ箱本体12はアルミニウム合金等の金属板で形成されたもので、上記のよ うに上下両端部がガイド部材23,24に嵌合された状態でケーシング5内に出 し入れ自在に収納される。また、ごみ箱本体12の前板6は、その縦横の寸法が ケーシング5の前板16に設けられた前面開口部11よりも大きく形成されてい て、ごみ箱本体12がケーシング5内に収納されたときその前面開口部11を隠 すようになっている(図1及び図2参照)。この前板6のごみ投入口13に開閉 蓋22が取付けてある。尚、25はごみ箱本体出し入れ操作用の手掛け、26は ごみ箱本体12をケーシング5内の収納位置に保持するための、例えばローラー キャッチよりなるロック手段である。
【0010】 各袋保持具15は、図2〜図4を参照して明らかなように、ごみ箱本体12の 左右各側板8,9内面に例えばリベット27で鋲着される金属板製の座板28と 、この座板28の一側端部にコイルばね29を介して枢着された挟持腕30とか らなり、挟持腕30はその先端部がコイルばね29の付勢力により常時座板28 の他側端部に圧接された状態となっている。また、この挟持腕30の先端部には 開放操作用の把手30aが設けてある。
【0011】 また、ごみ箱本体12の前板6に取付けてある開閉蓋22は、図1及び図2で 明らかなように、ごみ投入口13の外側に配置される蓋本体31と、この蓋本体 31の内面側に一体突設されて、ごみ投入口13の内方に突入される断面上向き コ字状の投入ガイド板32とからなり、蓋本体31の下端部が上記前板6に枢着 されていて、図2の実線図示位置(閉鎖位置)と仮想線図示位置(開放位置)と の間で揺動自在となっている。図2中33はこの開閉蓋22を仮想線図示のよう な開放位置に制限するストッパで、投入ガイド板32に設けてある。34は開閉 操作用の手掛けである。
【0012】 以上説明したような構成を有するごみ箱1の使用にあたっては、先ずごみ箱本 体12をケーシング5から引き出し、このごみ箱本体12内にごみ袋14を収容 して、その口縁部14aを袋保持具15により保持し、図2に示すような状態と する。この場合、ごみ箱本体12内に収容したごみ袋14の口を広げると共に、 その口縁部14aを外側に折り返し、その折り返し縁部の相対向する2箇所を、 それぞれ図4のように袋保持具15の挟持腕30先端部と座板28とで圧接挟持 する。挟持腕30は把手30aの部分を引っ張ることにより座板28に対し容易 に開放させることができる。またこの場合、ごみ袋14は口縁部14aがごみ箱 本体12内で袋保持具15により保持されるため、口縁部14aがごみ箱1の外 側にはみ出ることがなく、外観上の体裁を損なうことがない。
【0013】 しかして、ごみを投入する際には、開閉蓋22を図2の実線で示される閉鎖位 置から仮想線で示される開放位置まで傾動させて、ごみ投入口13を開放する。 斯かる状態で、ごみを、開閉蓋22の投入ガイド板32を通じてごみ投入口13 より投入する。こうして投入されたごみは、そのままごみ袋14に収容される。 したがって、ビールやジュースの空き缶が投入された場合でも、空き缶からこぼ れた飲料等の残りがごみ箱本体12の内面や底面に付着したり溜まることがなく 、全てごみ袋14内に収められることになる。
【0014】 ごみを出す場合には、ごみ箱本体12を引出し、各袋保持具15を開放操作し て、ごみ袋14の口縁部14aを開放し、この袋14ごとごみ箱本体12から取 り出す。そして新しいごみ袋14をごみ箱本体12内に収容して、前記同様に袋 保持具15により保持する。
【0015】
【考案の作用及び効果】
本考案の車両用ごみ箱によれば、その使用に先立ち、ごみ箱本体をケーシング から引出して、その中にごみ袋を収容し、ごみ袋の口を広げた状態でその口縁部 を袋保持具により保持しておく。しかして、ごみ投入口を開放した状態でごみを 投入すると、投入されたごみは、そのままごみ袋内に収められる。また、ごみを 出す場合には、ごみ箱本体を引き出して、袋保持具によるごみ袋の保持を開放し た後、ケーシングから袋ごと取り出す。
【0016】 したがって、弁当の空き箱や飲物の空き缶等が投入された場合に、食べ残しや 飲み残しの汁等液状物がごみ箱本体の内面や底面に付着したり溜まったり、ある いは溜まった液状物がごみ箱の外に流出するようなことが全くなく、極めて衛生 的であり、しかもごみの取り出し及び清掃が簡単且つ容易で、列車の折り返し運 用の際等の短い間合いでもそれらの作業を楽に行うことができる。
【0017】 また、各袋保持具として、前記ごみ箱本体の各側板内面に固着された座板と、 先端部が座板に常時圧接するように当該座板にばねを介して枢着された挟持腕と からなるものを使用すれば、構造が簡単でコストが安くつく上、装着が簡単でご み袋の交換作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用ごみ箱の実施例を示す外観
斜視図である。
【図2】同上の車両用ごみ箱を前後方向に沿って断面し
た縦断面図である。
【図3】同上の車両用ごみ箱を左右方向に沿って断面し
た縦断面図である。
【図4】図2のX−X線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ごみ箱 2 車両客室の座席 2a 座席の袖部 3 客室側壁 5 ケーシング 6 ごみ箱本体の前板 7 ごみ箱本体の後板 8 ごみ箱本体の側板 9 ごみ箱本体の側板 10 ごみ箱本体の底板 11 ケーシングの前面開口部 12 ごみ箱本体 13 ごみ投入口 14 ごみ袋 14a ごみ袋の口縁部 15 袋保持具 22 開閉蓋 28 袋保持具の座板 29 袋保持具のばね 30 袋保持具の挟持腕

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両客室内における座席の袖部と客室側
    壁との間に設置されるごみ箱であって、前面側に開口部
    を有する箱形ケーシングと、前板、後板、左右側板及び
    底板により形成されていて前記ケーシング内にその前面
    開口部より出し入れ自在に収納されるごみ箱本体と、ご
    み箱本体の前板に設けられた開閉自在のごみ投入口と、
    前記ごみ箱本体の左右側板内面所要部に取付けられてい
    て、ごみ箱本体内に収容されるごみ袋の口を広げた状態
    でその口縁部の相対向する2箇所を保持する1対の袋保
    持具と、からなる車両用ごみ箱。
  2. 【請求項2】 前記各袋保持具は、前記ごみ箱本体の各
    側板内面に固着された座板と、先端部が座板に常時圧接
    するように当該座板にばねを介して枢着された挟持腕と
    からなる請求項1の車両用ごみ箱。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5631935U (ja) * 1979-08-21 1981-03-28
JPH0234332U (ja) * 1988-08-31 1990-03-05

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5631935U (ja) * 1979-08-21 1981-03-28
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