JPH04125735U - 目隠し用扉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流し台等の上方空間を隠蔽させてスッキリと
した外観形状を得ることを目的とする。 【構成】 流し台等の上方の空間Ｓ前面を覆うことので
きる扉５は、水平状に固設されたレール４に沿って移動
可能なガイド板６に角度調節可能な蝶番７を介し連結さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、流し台等の上方の空間の前面を覆う目隠し用の扉に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

従来、流し台等の上方には調理用具等を置くための棚部が配置されており、こ の棚部が露出して流し台の上方が繁雑となり、流し台周辺がスッキリしないとい う問題点があった。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、流し台等の上方部を スッキリとさせることのできる目隠し用扉を提供せんことを目的とし、その要旨 は、流し台等の上方の空間前面を覆う目隠し用の扉であって、該扉は、水平状に 固設されたレールに沿って移動可能なガイド板に角度調節可能な蝶番を介し連結 されていることである。

【０００４】

【作用】

レールに沿って移動可能なガイド板に蝶番を介し扉が連結されており、レール に沿って前面側に引き出し、蝶番を介し扉を下方に折り曲げ、流し台等の上方の 空間前面を覆うことができる。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は流し台周辺の側面構成図であり、流し台１の上面はカウンター２となっ ており、このカウンター２の上方には備品を収納可能な収納庫３が壁面に取り付 けられている。 本例においては、この収納庫３の底面下部に水平状にレール４が壁面に固設さ れており、このレール４に目隠し扉５が取り付けられている。

【０００６】 即ち、目隠し扉５は図２に側面図で、また図３に正面図で、図４に平面図で示 すような構造となっており、水平状に２本のレール４，４が所定間隔で固設され 、このレール４，４に沿って前後方向に摺動移動可能にガイド板６がレール４， ４間に横設されている。

【０００７】 このガイド板６には角度蝶番７，７を介し板状の目隠し扉５が連結されている 。角度蝶番７は任意の角度で係止させることができるラチェット構造に形成され たものである。又、目隠し扉５の先端部には角度蝶番８を介し折曲板９が連結さ れている。

【０００８】 図２に示すように、レール４，４に沿ってガイド板６を前方側へ引き出し、角 度蝶番７，７を折り曲げて目隠し扉５を垂下状とし、さらに壁面Ｗ側へ目隠し扉 ５を少し折り曲げることにより、収納庫３の下部でかつ流し台１のカウンター２ の上方の空間Ｓの前面を良好に覆うことができ、通常この空間Ｓには調理用具等 を掛ける棚等が設置されるため、この空間Ｓを前面側より目隠し扉５で覆い隠蔽 させ、スッキリとした流し台の周辺とすることができる。

【０００９】 尚、目隠し扉５は壁面Ｗ側へ傾斜させておけば、流し台１のカウンター２上で 調理等を行う際に何ら邪魔にならず、作業性が良好なものとなる。又、使用しな い時には、目隠し扉５を水平状として、ガイド板６をレール４に沿って後方側へ 摺動させ、収納庫３の底面側へ目隠し扉５を収納させておくことができ、収納状 態において、さらに角度蝶番８を介し折曲板９を垂下状に折り曲げてコンパクト に収納させることができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、流し台等の上方の空間前面を覆う目隠し用の扉であって、該扉は、 レールに沿って移動可能なガイド板に角度調節可能な蝶番を介し連結されている ことにより、レールに沿ってガイド板を引き出して扉を流し台等の上方の空間前 面に配置させ、空間を良好に隠蔽させることができ、流し台等の上方部位をスッ キリとした外観とさせることができる。又、使用しない時にはレールに沿って良 好に収納することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】目隠し扉の設置状態の側面構成図である。

【図２】図１の要部拡大構成図である。

【図３】目隠し扉の正面図である。

【図４】目隠し扉の平面図である。

【符号の説明】

１ 流し台 ３ 収納庫 ４ レール ５ 目隠し扉 ６ ガイド板 ７，８ 角度蝶番 ９ 折曲板 Ｓ 空間

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 流し台等の上方の空間前面を覆う目隠し
   用の扉であって、該扉は、ほぼ水平状に固設されたレー
   ルに沿って移動可能なガイド板に角度調節可能な蝶番を
   介し連結されていることを特徴とする目隠し用扉。